9人の少女と1人の少年の繋がれる絆vol.2(完結)   作:コーヒー豆の妖精あーにゃん

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第9話 皆へ(穂乃果視点)

とある日の放課後

 

穂乃果「私たちに荷物?」

絵里「ええ。それも、海未から。」

穂乃果「!」

にこ「早くあけましょ。」

絵里「ええ。」

 

絵里ちゃんが開けると、

そこには、10枚のDVDとそれぞれに手紙が入っていた。

 

穂乃果「海未ちゃん、」

希「こんな無茶な事。」

真姫「とりあえず、見て見ない?」

花陽「そうだね。」

 

ことり「うん、」

 

ことりちゃんは、「皆さんへ」と書かれたDVDを入れると

そこには、

 

 

海未『お久しぶりです。事情も説明せずいなくなった事を申し訳なく思っています。』

 

 

海未ちゃんは、酸素マスクを付けて前にあった時よりも

更に痩せていた。

 

6人「!!」

希「」

穂乃果「」

 

 

海未『私の姿に驚いていると思います。私は、今、癌と戦っています。いつ死んでしまうかもわからないそんな状態です。』

 

 

絵里「早く言ってほしかったわ。」

 

絵里ちゃんは、呟いていた。

 

 

海未『皆さんへのビデオレターでメッセージを言っているので、ここでは先に聞いてもらいたものがあります。』

 

 

聞いてもらいたもの?

 

穂乃果「これ、」

 

私は、あるものを見つけました。

 

 

海未『聞いてください。「これから」』

 

 

海未ちゃんは、アカペラで歌い始めました。

 

 

海未『いつも通り待ってるよ

あの場所で待ってるよ

約束はないけれど

きっと伝わる』

 

 

私達に夢を託している。

海未ちゃんは、もう分かっているから

 

 

海未『いつも通り待ってたら

あの場所で待ってたら

かけてくる笑顔で 息を弾ませ』

 

 

花陽「海未ちゃん、」ポロポロ

凛「かよちん、」ポロポロ

 

凛ちゃんは、優しく花陽ちゃんを抱きしめていた。

 

 

海未『毎日があっという間に

流れるからせめて今を

大事にしたいんだ 今は 戻らない』

 

 

にこ「何よ、まだ、!」ポロポロ

真姫「にこちゃん、」ポロポロ

 

 

海未『季節は巡る 変わっていく何もかも』

 

 

絵里「………」ツー

希「えりち、」

 

 

海未『自然な事さ でも心は

少し 寂しがってしまうよ』

 

 

ことり「海未ちゃん、嫌だよ、」ポロポロ

穂乃果「うぅ…くっ…」ポロポロ

 

私は、なんで海未ちゃんの事を守れなかったの

なんで海未ちゃんなの

 

 

海未『君は思いを どこまで追いかけるのだろう

一緒にいると決めた出会いから

だいぶ遠い所へ来た』

 

 

皆は海未ちゃんの歌声を聞いて泣いていた。

それは、歌っている海未ちゃんもだった。

 

 

海未『ああ きっと君も同じ気持ち』

 

 

海未ちゃん、私は、一緒に本選で歌って踊りたかったよ。

でも、叶わないなんて、

 

絵里「まだ諦めないで海未」

花陽「そうです、私達ともっと」

真姫「歌うんでしょ」

凛「踊るんでしょ」

ことり「私達は、待ってるから」

希「そうや。いつまでもずっと、」

にこ「だから生きなさい!」

穂乃果「生きて一緒に」

 

でも、

 

海未『ああ きっと皆同じ気持ち』

 

 

その歌詞で歌は終わった。

 

 

海未『4人で始まった物語はいつしか10人の物語になりました。そして今、私の思いは、あなた達8人に本選で最高の演技をしてもらう事です。』

 

 

違うよ。

 

穂乃果「海未ちゃんと竜生君がいてくれたから。だからここまで来れたんだよ!」

 

私は、叫んでいた。

 

穂乃果「だから2人も!」

 

 

海未『陰ながら応援しています。皆さんありがとう。

そして、ごめんなさい。』

 

ビデオレターは、それで終わった。

 

穂乃果「うぅぅぅぁぁぁああああ!」

 

私が、声を上げて泣くと

 

皆も

 

絵里「うぅ、うみぃ、」

真姫「なんでなのよ、うぅ、」

希「うぅぅぅ!」

ことり「海未ちゃぁぁぁああああん!」

花陽「うぅ、海未ちゃん、」

凛「うぅぅぅぁぁ!」

にこ「うぅぅぅぁぁぁああああ!」

 

声を上げて泣いた。

 

その翌日

私達は、学校を欠席した。




次回からは、
それぞれのビデオレターについてやります。

その中の歌は決めておきます。

その歌についてもおいおいしていきますので。

では今回はこの辺で
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