双子マスターカルデアにジオウが来たようです。 作:木綿豆腐
この回は深夜テンションで仕上げたから支離滅裂なのであります
「え…エミヤ、それ、本当に言ってる?」
カルデアの召喚ルームにて。
俺は、一推しサーヴァントであるエミヤと二人で来ていた。
いや、正確にはエミヤに呼び出されたいうべきか。
「ああそうだ。我が愛しのマスターよ。今日に限り、10連召喚を許可する」
俺がルームに入った時はすでにエミヤが待機していて、開口一番に
『10連して良いぞ』
と言い放たれた。
「う、嬉しいけど…どういう風の吹き回し?」
そう、普段から節約家でカルデアの備品の修理や掃除、食材の管理から調理までお手の物。
そんなカルデアのママは無駄に石を使ってはならないと常々口にしてきたのに、今日、いきなり解禁令がでやがりました。…ここまで急だと怪しくって警戒してしまうだろう。
「む、それはどちらの"嬉しい"だ?10連か?それとも私のマスターに対する呼び名か?」
え、そこ着目しちゃいます?
「えぇぇっと……どちらも、デス」
正直、愛しいとか言われても…嬉しいけど、困惑が勝るっていうか…。
でも正直に答えて機嫌損ねたくないしなぁ…。
「……割合は?」
…目がマジだ。
これ嘘ついたらoutだよね。
タイガー道場行きは勘弁だ。
「…7:3」
「ふむ、やはり10連は見送りに」
えええええええええええええええ!!?
それはマジ勘弁!いや、本当おあずけはダメだ!
…くそぅ!仕方ない!
なりふり構っていられないし、俺のカルデアで鍛えられた
「嘘嘘!100%だよ!エミヤの気持ちはすっごく嬉しいデス!」
やべっ、最後棒読みぽっいかもしれねぇ!
「そうか!それなら仕方ないな!」
チョロいぞエミヤ!?
こんな一般ピーポーに騙されないで!
いややっぱり騙されてて!俺10連引きたいの!
…っと、そういえば自己紹介がまだだったな。
俺の名前は純一郎。
カルデアの最後のマスターであり、平行世界のマスター達のお手伝いさんをやらしてもらっている。
なにせ…俺んとこのサーヴァントは少数にも関わらず気合とガッツがすんごいからめちゃんこ強い。
だからこんな特異点攻略中に余裕がある。
偶然知った平行世界のお手伝いができてしまう。
あと俺のマスター適正が高いのか、それとも何か概念的なのが働いているのか、最初からレベルMAXで召喚されるサーヴァントが何体かいる。
エミヤもその一人だ。
「なあ愛しのマスター。10連を引かせる条件、と言ってはなんだが、今日、君の部屋で料理を作らせてもらえないだろうか」
「えっ……因みになに使うんだ?食材」
……そのレベルMAXで召喚されるサーヴァントの共通点2つあり、1つは『男』である事。
もう一つは…。
「フッ…食材などいらないさ。…何せ、必要なのは君を食べる(性的に)ための下準備(穴をほぐす)だけだからな」
俺に、並々ならぬ性欲を向けるもの。
……紹介に補足させてもらおう。
俺は、何故か男サーヴァントにケツを狙われる運命に囚われた一般人マスターである。
………なんでさ。
まぁ勤勉な観測者の皆さんなら、この俺がそんな頭のイッちまった英霊をのらりくらりと躱していくような語り草だと察しているだろう。
そんな方々に1つお知らせがある。
–––––俺は非処女だ。
–––––既に掘られたあとなんだよ(事後)
はじめては
しぬかとおもった。
だからもう開き直って楽しむことにした…と、いうわけでもない。
…一度……乱交みたいになったことがあり…サーヴァントほど体力がない俺は…気絶して…しまいまいましてね…?
それ以来みんな自粛してくれているんだけど…今日のエミヤみたいに爆発寸前なんだ。
だから、何か、この状況で俺のケツを狙わない女性サーヴァントの切り札が欲しいのだよ。
……まあそのためにエミヤにケツを捧げるという犠牲は必要みたいだけどネ(白目)
「ワカッタ。イイヨ」
「本当か…!そうか……!!」
くぅ〜よしっ!
と喜んでいるエミヤを尻目に俺は死んだ目でガチャを回す。れでぃごー。
この召喚は初めてくるサーヴァント(または概念礼装)の場合のみこのルームに現れる。
それ以外は倉庫や応接間に飛ばされて、宝具強化やマナプリズム化、QP化される。
今回もその例にもれず7回目光を放つがこのルームにはなにも現れなかった。
そして8回目……どうやら、神は俺を見放さなかったらしい。
3つのリングが虹色に発光。星5確定演出!
(どうかっ…!どうか女性サーヴァントでありますようにっ…!!)
さぁ!お仕事ですよ神さま!
俺の願い聞き届けてください!
「サーヴァント『アーチャー』真名は【ゲイツ】救いを求める声に応じ参上した。…悪はどこにいる」
召喚されたのは男!神は死んだ!
しかもステータスレベルMAX!神は神でも疫病神であったかチクショー!
…あれ?でもその割には俺に獣の様な視線は向けてこないな。
「……そいつか」
【ゲイツリバイブ!剛列!】
【ゲイツリバイブ!疾風!】
ふあっ!?
ちょ、宝具かなそれ!?
「や、まってまって!もしかしてエミヤのこと言ってる!?」
「…ならどいつだ。俺が呼ばれたということは、滅ぼすべき魔王でもいるのだろう」
「いやまぁいるにはいるんだけどさぁ!」
第4特異点の最後に出てきたソロモンとか言うやつとかね!魔神柱出してきたけど割と余裕で突破したのを見て少し面食らってたお陰であまり脅威的な印象残んなかったけど!!
「悪は滅ぼす。それが俺の決めた道。例え相手が一番の友であってもだ。…サーヴァントになる前のような甘さは捨てたつもりだが、万が一迷いが見えたのなら令呪を使ってでも俺を動かしてくれ」
やばい。なにがやばいってうちのメンツとの温度差がやばい。
多分この人生前、自分の使命を友達より優先させて倒しちゃって、それで英雄になったパターンだ。
うちのメンツにもいるかもしれないけど、普段のムーブ見ているとこの人の覚悟との差が浮き彫りになってて、やばい(語彙喪失)
「悪…か…」
あっ!正直怒涛の展開で忘れたけど、エミヤちょっと傷ついてるよ!
め、メンタルケアは必要か!?
「そういうプレイも…ありか…」
要らなさそうだなこのヤロー!!
心象風景風俗と化してそうだなこのヤロー!!!
仮面ライダーが性欲塗れはいかんでしょ!
という概念から生まれた仮面ライダーゲイツは性欲かわりに覚悟が増大し【オーマジオウを倒し、その後も悪を滅ぼし続けた救世主ゲイツ】の世界線が生み出されて今回召喚された。
アーチャーなのはジカンザックスに弓モードがあるから。
あとバイクより走った方が速いし、疾風×2だとハイパークロックアップみたいになるから(独自設定)
ボツにした会話
エミヤを見て「……もう一度聞くが、そいつか?」
「貞操を狙う悪という意味ならうちのメンツ殆ど悪だなぁ…!で、でも味方で心強い人たちなんだ!羽目を外しすぎることあるけど!」
「そういう奴らほど、覚醒した時が怖いものだ。言っとくが体験談だぞ?」
覚醒してこの状況なんだよなぁ!!