インフィニット・ストラトス~アイズ・オブ・ソウル~ 作:真神牙
投稿が遅くなったのはGジェネと風邪のせいです
「一夏、対戦表は見たかい?」
「ああ、よりにもよってお前とラウラが組むのか……」
僕と一夏が話し合ってたところにラウラがやってくる
「貴様、織斑一夏と友情ごっこでもして3対1にでもする気か?」
「まさか、やるからには全力で戦うさ、とはいえ専用機は使用禁止を受けてね、打鉄に乗るのは許してくれよ」
「ふん……」
ラウラは興味もなくこの場を去った
「だがまずは一回戦だぞ一夏、ここで勝たねば戦うこともできんのだからな」
ちなみに僕たちはシード枠……というより不参加になったセシリア・鈴ペアと対決なので不戦勝扱いである
「
「たしか3組の子じゃないかい?」
「そうですよ」
そう言いながら近づいたのはどこか幼さを感じる二人の少女だ
「世界初の男性操縦者と戦えるなんて光栄です。私は切絵、緑川 切絵です」
「私が紫山 調之……」
「今日は全力を出し切って戦うですよ!」
「あぁこちらこそ」
【まもなく第一試合を始めます。出場選手はピットに待機してください】
「時間ですね、行きましょう調之」
「ん……わかったよきりちゃん」
「俺たちも行こうぜ箒」
「あぁ」
そういって四人はアリーナのピットに向かった
「ふむ……」
『何か気になるのか?』
「あぁ、ラウラについてね」
『ほう?』
「彼女が向かった先は鈴とセシリアがいる保健室……後を付けた方がいいだろ?」
廊下を歩きながらモニターで第一試合の様子を見る、切絵と調之という少女たちはどちらもラファール・リヴァイヴに乗っているようだ
「きりちゃん、おねがい」
「任せろです!」
ラファール同士の弾幕が一夏と箒を襲う
ラファールは武器種の多さが特徴だが彼女たちは動きやすく取り回しの良いサブマシンガンやハンドガンによる撹乱しながらの波状攻撃を主としている
「あの子たち、なかなかコンビネーションが良いね」
『その分単体の動きはぎこちない。個々の熟練度で言えば一夏と箒の方が分があるだろう』
「なによりあの弾幕の戦法は僕がラファールに乗って弾幕STGと同じ要領だ、一度見た戦術は一夏ならなんとかするだろうしね……っと、付いたようだね」
保健室から見えない角で伺う、ラウラは保健室の前で立ったままジッとしていた
「……」
(あの感じ、追い打ちに来た……という訳ではないようだ)
むしろ逆、謝りに来た……と見える
「ふむ……」
我ながららしくない行動だとは思う、だが考えるより先に行動に出てしまった
「謝りたいなら入ればいい」
「!?後をついてきたのか」
「少々君が気になってね、どうしたんだい?その様子だと鈴たちを追い打ちに来たのではないだろう?」
「……ただ気になっただけだ」
「ほう?」
「なぜあの時私に憐れみを見せたのかそれが気になっただけだ」
「憐れみ?」
鈴がなぜラウラに憐れみをみせたのだろうか
「あの時私は奴らを挑発した『織斑一夏は弱者だ、強者足り得ぬ弱者をなぜ慕う』とな、そうしたら奴……中国の代表候補生はこう言ったのだ」
【アンタ……千冬さんを強者だから慕ってるの?だとしたら可哀想ね、アンタ千冬さんの事を何も見てないんだから】
鈴はそういったようだ、その言葉に乗せられラウラと鈴たちは戦ったらしい
「私にはわからん、教官殿はこの世で最強の強者だ、それを慕うのが当然のはずなのにどうしてアイツは私を憐れんだのだ」
少しの沈黙の後僕は大笑いした
「なぜ笑う!?」
「すまない、少し鈴の事を侮っていただけさ」
あの子は意外と本質を見ているようだ、なるほどそう来たか
「君は強者になりたいのかい?」
「そうだ、人は強者でなければならない、そして弱者は蔑まれ排他される」
なるほど、彼女はおそらくそういう経験があったのだろう、出来損ないと言われて蔑まれてきたそしてそれが彼女のゆがみとなった原因だ
「君は織斑千冬をどういう存在だと思う?」
「愚問だな、教官殿はこの世で一番の存在だ」
「そうか、では
「それは……」
ラウラは言い淀んだ、それもそのはず、彼女の中には織斑千冬がどう思いどう考えるか、その部分が欠けている。故に彼女は
「君にとって織斑千冬は
「き、貴様はどうなんだ!貴様は教官殿の何がわかる!?」
「ん?わからないよ、だけど僕は森近霖之助だ、織斑千冬じゃない、だからわからなくていいのさ」
「な……」
「君だってそうだろう?君はラウラだ、織斑千冬じゃない」
一瞬の沈黙の後にモニターに放送が流れる
【第一試合決着!勝者は織斑一夏君と篠ノ之箒さんです!】
どうやら一夏たちは勝ったらしい、他の試合が終わった後僕とラウラが彼らと戦うことになった
「あぁ……やっとみつけましたよ」
恰幅の良い男がこちらにやってくる、IS学園に男性は少なく尚且つ面識がないためラウラの関係者だと思われる
「……シロヒか」
「えぇ、ISの調整に来ましてね……っとあなたは確か世界で二番目の男性操縦者、森近____なんたらでしたっけ?」
「霖之助です、ラウラとはタッグですね」
「これはこれは私はゲイリー、ゲイリー・シロヒと言うものです失礼ですがISの専用機は国家機密、少し席を外してもらっても?」
「あぁ、ちょうど一夏が勝ったところだからね祝いの言葉でも言いに行くよ」
踵を返しアリーナのピットに向かう
「ラウラ、また第二試合で会おう」
「……あぁ、また」
そういったラウラは少し柔らかい顔で別れを告げた
森近霖之助と別れた後私は専用機用の整備室に向かった
「私は教官じゃない……か」
なぜだろう、不思議と嫌な気持ちではなかった
「変わりましたなぁ、先ほどの男のおかげですか」
「……かもしれんな」
「そうですか、それは良かった」
「おかげでわざわざ用意しておいたシステムが無駄にならずにすみましたよ」
「……?シロヒなにを____っぐぁ!」
頭が痛い
痛い
イタイ
「いやなに、うちのクライアントさんきっての頼みでね、あんたに新VTシステム【グンナル】のテストしてほしいってさ、そしたら丁度使用機会が来たっての、こいつは僥倖だったぜ」
イタイ
ナゼイタイ
「通常のVTはあんたの規定の感情の高ぶりが一定値を超えりゃ発動するシステムであり、かの高尚なお方ブリュンヒルデと謳われた織斑千冬の動きをトレースする、しかしこの新型VTはその先、
ナゼイタイ
ソウダ、アイツノセイダ
「そうそう、そういう表情してる方が似合ってるぜ、被検体R-0013よぉ」
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ターゲット<オリムラ・イチカ>ノハイジョヲモクテキトスル
「さぁあんたの大事な教官殿を汚した憎き男を排除する聖戦……やってくれますね?」
「……無論だ」
ワタシハ、ソノタメニココニイル
「____あぁ……機嫌取りも楽じゃねぇな」
一人の男がぼやくと二人の少女が近づいてきた
「……その様子だとまたろくでもない事をやってたですね」
「お?どうだったよ、まぁ負けたんだったか」
「……アレに乗ってたら勝ってた」
「贅沢なしですよ、今アレを使うのはミッションに支障がでるです」
「ま、今回の所はこのくらいで、あんたらは次のお祭りを見学でもしてるんだな」
コツコツと男が消えていく
「……私アイツ嫌い」
「我慢するですよ、私たちの目的のためにはああいう男も利用するしかないです」
「わかってるよ。きりちゃん」
「……私たちから全てを奪った元凶に復讐するためにも今は雌伏の時です」
ザルバ「一人一人がもつ譲れない思い
それは時にとても厄介な物に変わるものさ
次回『暴走』
心が滅びる時、白は黒に染まる」