後、すいませんが文字数は少ないです。
更新大変お待たせしました。
食事を終え、狼をそれぞれの膝に乗せて撫で回して休憩をしている。
「さてと、此れから街の外に出て鉱山に向かおうと思うんだが此処はどこにあるんだ?ただ東の地区に有るだけけだと聞いたんだが」
そう言いながら食後のデザートをちゃっかり頼んで食べているアリスに依頼書を渡す。
「此処は国お抱えの鉄鉱山ですね」
「鉄っていうことは近くに町が有るのか?」
「いえ、刑務所があります。岩山を削って造った天然の要塞刑務所です」
「刑務所か成る程ね。そこの実務で囚人達が採った鉱石を国が売ってるのか」
「私も母から話を聞いただけなのですがこの刑務所の囚人達は所長と軽い奴隷契約を結んでいるので暴動は当然起きないためかろくな兵士は居らず、特に其処まで重い罪を犯した訳ではなく刑期を待つらしいので囚人達も脱走する気は無いそうです」
「じゃあ、この魔物の発生とは何なんだ?」
「特に詳しく書いてないですね」
三バカ共め、魔物の大量発生=経験値の大量獲得だけで見るとしたらアイツ等は喜んで飛び込むはずなのに避けた理由がこの不明だな。レベルに対して見合って無いだけだったら道中上げればいいからな。
「取り敢えず分かった、さて此処からは歩いて行くぞ」
「徒歩ですか、近くの村までの定期馬車が有りますが」
「コイツらも要るからな、小さいとはいえ魔物に変わりはない」
膝の上に居る雪花の頭の上に手を置いたら、邪魔らしく頭を振るって払われた。
「了解しました」
「さてと、休憩は終わりだ。行くぞ」
「はい」
食事の出費はかなり痛かった。
「さてと荷物、金も多分良しだ」
「出発ですね」
「「バウッ!」」
街門を出て道なりに歩いていくと見たことのある後ろ姿を見かける。
「よう、尚文」
俺の掛け声に対して振り向く、少し前までの良青年だったのがやさぐれた感じになってしまっていた。
「……何だ、充鷹」
「はぁ、全く随分と変わったな」
「お前らのせいでな!」
「吼えるなよ召喚されて意気揚々と世界を救う勇者様気分だったからな、当然ちゃ当然か。…一応言っとくが俺は武器屋で忠告はしたからな。でもってあのクソみたいな演劇では俺に関しては何も言ってないし…王とかの態度や人々の視線、んでもって教会だ。色々ヒントが有った筈だぞ」
「グッ……」
「はぁ、ホレ」
多少の金を何となく買っといていた銭袋に入れて投げ渡した。手前に落ちる袋を掴もうとせず、落ちた袋を睨み俺を睨む。
「要らん!」
俺はズカズカと尚文に近付き落ちた金を拾いそれを胸に押し付ける。
「受け取れアホ!無駄な意地を張らずに地べた這いずってでも生きろ!でもってあの馬鹿共を見返して逆に這いずらせてやれ!」
「……」
唇を噛み締めて何も言わない。
「じゃあ、俺達は行くから」
「すいません、失礼いたします」
それ以上は関わるつもり無いので尚文の横を通り歩き出す。
「この金は必ず返す」
「あっそ」
通り際に小さく言われた。
少し通り過ぎてからマップを見るとようやく街の方に歩き出したようだ。
「宜しかったのですか?」
アリスが尚文を心配して話しかける。
「さぁなだが、アイツも男だ。何とかなるだろう」
「そうですか」
それ以上は何も話し掛けることなく陽が暮れるまで歩き出す。