頑張れ!ヲ級ちゃん!!   作:マグロトロ

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今回は提督目線です、流石に無言で進むのはやばい
つまりヲ級が喋らない()


EP-05「鎮守府」

南1号作戦が成功し、鎮守府では鎮守府前海域の奪還が成功した祝杯が上げられていた。

 

提「良くやったぞお前達、海域奪還はお前達が居なくては行えなかった!」」

 

提「上から支給される資材も増加するだろう…今日は飲め、好きなだけ食え!俺の奢りだ!」

 

歓声が湧き上がる。彼女達もこの戦いで士気が上がったのは事実であり、深海棲艦という存在への対応も分かり始めた。

奴ら(深海棲艦)は正真正銘の“化け物”だ、加賀曰く死ぬ事を恐れず、仲間を失う事すら厭わないらしい。生物として大切な部分が欠如していると言っても過言では無い。

 

俺は恐ろしかった、数多の命をいとも簡単に葬って来た化け物と彼女達を戦わせる事が。

誰かを失ってしまうんじゃないかってずっと恐れてたんだ、それでも彼女達はやってくれた、帰ってきてくれた。

 

深海棲艦と戦う事になるなんて俺が提督業を始める前、妖精が見えると発覚しスカウトされるまで思いもしなかった。

 

ここまで来れたのは、間違えなく彼女達のお陰だろう。だからこそこれからも俺は進まなきゃならない、もう怖気付いてなんて居られないんだ

 

加「提督、今よろしいですか?」

 

提「あぁ、問題無いが……どうしたんだ?」

 

加「少しお話が。工廠までお越し頂けますでしょうか?」

 

一人食事を終えた加賀が真剣な表情でこちらに問いかける、次海域奪還作戦の事だろうか。

…いや、入渠も済ませず、事務処理を行なっていた彼女の言葉に何かが引っかかる。それに、無料で飲み食い出来るというのに彼女の食事量(補給量)はいつもより心無しか少なく見えた。

 

……自分よりも優先しないと行けない事があったのだろうか。

 

 

 

◆工廠

 

ヲ「ヲッヲ!!ヲーヲー!!」ガタガタ

 

提「なんだ…これは?」

 

可憐な少女の様に見えるソレには頭部に大きく、禍々しい化け物の様なものが被さっており、発せられる言葉は人間や艦娘とは大きく異なり、ノイズが混じり聞き取れない様な異音。

その目は赤く染まり、人知を超えた者だと言う事が俺でも良くわかる。

鎖で椅子に拘束されたそれは必死に鎖を解こうともがいているが加賀がキツく閉めたのだろうか。解ける様子は無い。

 

加「深海棲艦…“正規空母”ヲ級です。本日の作戦で無力化、鹵獲しました」

 

提「これが、深海棲艦…?」ビクッ

 

俺が知っている深海棲艦は鋼で出来た大きな魚の様な化け物だった筈だ。

確かに頭部に接続されている黒い化け物にはかつて見た魚のような意匠が施されてはいるがその下の体は艦娘と言われても驚かないほど、精巧で美麗な容姿をしている。

 

ヲ「ヲヲッ!ヲッヲー!」エッヘン

 

明「……空母ヲ級のデータ収集をしていましたが、驚く結果ばかりで正直ゾッとしていますよ」

 

明石曰くヲ級の解析で得たデータは今までの深海棲艦理論を大きく覆す物だったらしい。

それは艦娘や深海棲艦、それに妖精という存在に対しての答えとまでは行かないが、ヒントになる様な。

 

提「俺は見た目だけでビビっちまったけどなぁ」

 

加「…私も驚いています、攻撃もせず降伏する深海棲艦は初めて見ましたから」

 

ヲ「ヲヲッヲ!?ヲヲヲ!?ヲーヲヲッ!!」

 

提「深海棲艦とは死んででも我々を滅ぼそうとする存在じゃ無いのか?」

 

加「…私もそう思っていました、しかしこのヲ級は一度も攻撃せず、降伏してきたんです」

 

加「…もしかすると我々の認識は甘かったのかも知れません」

 

提「……というかコレはどうするんだ?解体処分?」スパナ

 

ヲ「ヲヲッ!?」ビクッ

 

明「それがですね提督、加賀さんに連れてきて貰った理由にも繋がるんですが……」

 

明「大本営からの通達です。『空母ヲ級より深海棲艦の情報を可能な限り引き出せ』との事ですよ」

 

提「………は?」

 

いやいや無理無理。

深海棲艦から情報を引き出せ、いやどうやって?言語も通じない相手からどうやって聞き出すんだ?

それに加賀曰く正規空母。目の前で艦載機を発艦されたら蜂の巣確定だ。

 

明「提督、ご安心を。そんな時の為に開発しておきました!その名も翻訳メーカー!」デデーン‼︎

 

明「ある艦娘が動物とお話したいって言ってたのを聞いて制作してた機械のプロトタイプです!ちょうど二つあるのでコレを提督とヲ級に装着すれば会話が出来ますよ!」

 

提「いや艦載機の心配は拭えてないんですけど」(震え)

 

加「ご安心を、ヲ級の頭部のカタパルトの奥で4機の艦攻が錆びて固まっていました。それに私が居ます、不審な行動が見受けられましたらすぐにヲ級の活動を停止させますので」

 

明「いやぁ活動停止させちゃうと怒られそうだけどね…」

 

心配事は多いが覚悟を決めなければならない様だ。

皆も頑張ってくれたんだ、俺も頑張らないと行けないからな…

 

提「装着!」スチャ

 

ヲ「ヲッヲー!ヲヲヲッ!」スチャ

 

加賀と明石は息を飲む。

もしかしたら大きく戦況が変わる様な情報を提督が得られるかもしれない。

そんな期待を胸に秘め、提督である彼が動くまでその緊張は続いた。

 

………その流れを変えたのは提督の言葉だった。

 

提「……こいつ、マジで深海棲艦なの?」




自分でヲ級のセリフを入れてみよう

ヲ級ちゃんに対して提督達は何を求めますか?(2月1日まで)

  • ガチバトルしてほしい
  • 艦娘と仲良くしてほしい
  • 姫様番外編やってほしい
  • ル級となんかしてほしい
  • ヲ級のゲーム実況して
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