キショォォォォォォ!!!!
ガァァァァァァ!!!!
ダニエル・K・イノウエ国際空港で対峙したガメラとレギオンはお互いに吠えると、レギオンは飛んで、ガメラは走って向かって行った。
レギオンはガメラの顔に飛び掛かり、ガメラはそれを振り払おうともがいた。
サラトガ
「ガメラ、巨大レギオン、国際空港にて交戦状態に入りました」
「戦闘機編隊は?」
「巨大レギオンのマイクロ波により全機撃墜されました」
「マイクロ波を攻撃手段としても使えるのか……」
「駆逐艦に対艦ミサイルを用意させろ」
「しかし、空港のターミナルにはまだ民間人が居ます。今攻撃すれば巻き添えにする可能性が」
ステンツ提督は随伴の駆逐艦にミサイル攻撃をさせようと命令したが、即座に部下が意見を申し立てた。
「八方塞がりか……」
アメリカ軍は民間人を巻き添えを懸念して、ガメラとレギオンの戦いを静観するしかなかった。
ガァァァァァァ!
ガッ!
ブン!
ガメラは纏わり付いてたレギオンを振り払り、レギオンは滑走路に叩き付けられた。
ガァァァァァァ!!!!
キヨォォォ!
ガメラはレギオン目掛けて火球を発射したがレギオンは寸前で飛び立ち、火球は滑走路を直撃し爆発した。
ガッ
バジジジジジ!!!!
ガァァァァァァ!!!!
レギオンは再びガメラに纏り付くと胴体脇の爪から青白い稲妻状のマイクロ波をガメラに浴びせ、ガメラから煙が上がった。
ガァァァァァァ
ドサッ
マイクロ波を浴びせられたガメラは手足を地面に着いた。
「大丈夫ですか!?」
その頃、レギオンに破壊された列車では、乗客達が駆け付けたレスキュー隊に救出されていた。
「この子を」
「わかりました。さぁこっちへ」
ニックもヨシキを先に救出してもらい、自分も救出された。
ガァァァァァァ!!!!
キヨォォォォォォ!!!!
救出された乗客達は空港で戦ってるガメラとレギオンを見た。
戦況はガメラが劣勢を強いられていた。
「………っ」
ニックは出来ることならガメラを援護したいと思ったが、今は拳銃すら持っておらず、ただ見ているしか出来なかった。
ガァァァァァァ……ガァァァァァァ!!!!
ガッ!!
ガメラは立ち上がるとレギオンを掴んで駐機していた旅客機に叩き付け、レギオンは飛行機の爆発に巻き込まれた。
グゥゥガギギ!!キヨォォォォォォ!!!!
バジジジジジ!!!
ガァァァァァァ!!!!
レギオンは再びガメラに向かってマイクロ波を照射した。
ガァァァァァァ!!!!
マイクロ波を浴たガメラはよろけて、滑走路から海に出た。
キヨォォォォォォ!!!!
レギオンも海に出たガメラを追って飛行した。
サラトガ
「ガメラ、巨大レギオン、真珠湾に出ました」
「全艦砲撃用意。目標、ガメラ及び巨大レギオン」
ステンツ提督はガメラとレギオンが空港から離れると艦隊に砲撃準備をさせた。
「待ってください!ガメラまで攻撃するんですか!?」
メグミはガメラも攻撃すると聞き、ステンツ提督に反論した。
「無論だ。既にガメラ上陸によってかなりの被害が出ている。ガメラも純分脅威になりえる」
ステンツ提督が言った通り、ホノルルにはレギオンだけではなくガメラによっても人的被害が発生しており、攻撃理由としては充分だった。
「ですが!」
「我々の任務は、アメリカ合衆国と人民をあらゆる脅威から守る事だ」
「全艦、砲撃準備完了」
「話は終わりだ。全艦撃ち方始め」
「撃ち方始め!」
「撃ち方始め!」
ハンプトン大佐から準備完了を報告されたステンツ提督は攻撃命令を下し、ハンプトン大佐、通信手の順で攻撃命令を全ての艦船に伝えた。
ドン!!!!ドン!!!!ドン!!!!ドン!!!!
艦隊の全ての駆逐艦と巡洋艦が船首の主砲を発砲し、 発射された砲弾は真珠湾に居るガメラとレギオンに向かって真っ直ぐ飛翔した。
ドーーン!!!!
ガァァァァァァァァァァ!!!!
キヨォォォォォォ!!!!
砲弾はガメラとレギオンに命中し、二方は悲鳴を上げた。
サラトガ
「全弾命中。しかし目標は健在」
「第二次攻撃開始」
「了解。第二次攻撃開始!」
ドン!!!!ドン!!!!ドン!!!!ドン!!!!ドン!!!!ドン!!!!
ドーン!!!!ドーン!!!!ドーン!!!!ドーン!!!!ドーン!!!!
再びガメラとレギオンに向かって砲撃が開始された。
キヨォォォォォォ!!!!
ビュン!
攻撃を受けたレギオンは分が悪いと判断したのか、東に向かって飛び去った。
ガァァァァァァァァァァ!!!!
ゴォーーーー!!!!
ガメラも飛行形態に変形し、レギオンを追って飛び去った。
サラトガ
「ガメラ、巨大レギオン、ホノルルより離れます」
「巨大レギオン、レーダーから消失。見失いました」
「逃げられたか………ガメラを追跡しろ」
「了解」
レギオンを見失なったステンツ提督はレーダーに映るガメラを追うよう命令した。
翌朝
ホノルル
夜が明け、壊滅的被害を受けたホノルルでは市警や消防局、州軍による被災者の救助活動が行われ、人々は救護テントで身元確認の手続きを行ってた。
「すみません、この子迷子なんですが」
「これに名前を記入して下さい」
ニックはヨシキを連れて救護テントを訪れたが、忙しいのか係員にあしらうように名簿を渡されたニックは名前を記入しようとした。
「えーっと、君名前は……!」
ニックはヨシキの名前を記入しようとフルネームを聞こうとした矢先にヨシキが居ないことに気付き、辺りを見回した。
「ヨシキ!」
「パパ!ママ!」
しかし、直ぐに両親と再会したヨシキを見つけたニックは、これ以上自分が関わる必要が無いと判断しその場を離れようとした。
「お兄ちゃん!」
「?」
「ありがとう!」
ヨシキは立ち去ろとしたニックにお礼を言い、両親もニックに頭を下げていた。
ニックも会釈をしてその場を離れた。
その場を後にしたニックは陸軍の歩兵部隊が移動しているのに気付いた。
「すまない。第82空挺師団のニック・モートン大尉だ。君達は陸軍か?」
「はい、第25歩兵師団のアレン上等兵です」
ニックは身分証を見せながら、歩兵の一人アレン上等兵に声をかけた。
「陸軍にも出動命令が出てのか?」
「はい、東に向かうよう命令されました」
「では怪獣は東に?」
「えぇ、狩りの始まりです」
キィーーー!!!
ゴォーーーー!!!!
オアフ島から空軍の輸送機や戦闘機、海兵隊のヘリ、海軍の艦船がガメラとレギオンを追って、続々と東へ出発して行った。