全てを美少女にしちゃう女神の俺が失われたアレを取り戻すまで   作:一二三 四五八

15 / 62
第5話裏から今後の展開についてのアンケートを設置しています。
できましたらお読みになられた後、ポチッと押して下さると助かります。



15) 第7話 増える狼とオレタチは(2)

オレたちは必死に街を目指してミンナで走り出すっ!

狼達もそれを邪魔すべく一斉に動き始めた。

ソイツラに近づかれる前に、剣さんがオレに何かを投げてよこす。

 

「主どの、素手では何とも心もとない。拙者の脇差(差副)をお使いなされっ!

それとそこの薄着、拙者の小柄を二振りとも貸してやる。失くすなよ?」

「ありがてぇっ!!」

 

さすがに素手ってのは辛かったからな。これでオレもちったあマシにやれるぜ?

小悪魔ちゃんも武器を受け取り、続けて地面の一部を指差してワカバに言った。

 

「わぉ、サンクスブシドーちゃん♪

あ、ワカバちゃん、あそこお願いっっ!!」

せーれーさんお願(ぷらんつ)い、くささんみんな転ばせ(はんず)て》」

 

するとトタンに横から呼び出してきた狼の一団が草木に足を絡まれてすっ転ぶっ!

おお、これが魔法ってやつなんかっっ!!

 

「おお、なんかすげぇな?」

「くさきさんにお願いするのっっ!!」

 

目の前まですっ転んで来た狼を、一閃。

剣さんが剣を使って素早く薙ぎ払う。オレもついでに近くに転んできたヤツに蹴りをぶち込む。流石に彼女みてぇに走りながら剣で仕留める自信はねぇな。

 

「得意は足止めと撹乱か。薄着の指示も存外悪うない。」

「えへへ、これでも斥候(スカウト)でして。アタシワカバちゃん係ってことで!」

「頼んだぜっっ!!」

 

ホント頼むぜ?

しかし魔法ってのはすげぇな。結構な数の狼たちが草に足とられて速度を落としてやがる。見た目地味だけどすげぇ便利。今一番必要な力だぜ。

 

「コイシちゃんはワタクシみたいに硬くなれるのねぇ?」

「なれる。」

「じゃあ大変だけどみんなの為に頑張りましょうねぇ?

「みんな守る。」

「あらあらうふふ。じゃあ頼りにしちゃうわぁ。」

 

そんでその場にそぐわないふわっとした空気を出してる2人はさっきからオレ達の一番後ろについて後方から狼の的になってくれている。

 

正直コイシにシンガリなんて任せんのは嫌で嫌でしょうがなかったが、本人がやるって聞かなかったし。なにより硬化すっとホント石みてぇに硬くなっから仕方なく任せた。

んだけどなぁ?

 

「えい」

 

すんげぇやる気ねぇ掛け声と共に次々とすっ飛んでいく狼。これがホントに強ぇのよ。でもあんま攻撃当てるのは得意じゃねぇみてぇだ。

主に噛み付いた狼をぶっ飛ばしとる感じ。

 

鎧さんは上手い、かな。

なんか狼がみんな彼女に吸い込まれるように狙いをつけたり、急に狙いを変えたりしてる。んで必要な時にみんなのカバーに回ってくれるから安心感がスゲェ。

 

ま、なによりすげぇのが。

 

「はっ、どうしたどうした子犬ども!! それでは足りぬ、足りぬよなぁっっ!!」

 

現在ヒートアップ中の剣さんなんだよなぁ。

 

今も近づいて一匹斬り殺し、同時に寄ってきてたヤツを左手で貫いて、左側面から跳んできたヤツを足刀で斬り捨て、そのままの動きで抜いた剣を前から来るヤツにぶん投げ仕留め走り出し、回収ついでの大薙で周囲全部を斬り飛ばしやがった。

 

しまいにゃ死体や首を蹴り飛ばし、敵の足止め己の盾と、ルール無用の暴れっぷりだ。止まる気配がまるでねぇ。どういうわけか両の手足でもまるで剣みてぇに敵を斬り裂けるもんだから、とにかく動いて、とにかく殺す。台風みてぇな戦い方だ。

 

綺麗な空色の着物なんてあっという間に見る影もねぇよ。

今じゃ立派に斑の桜を咲かせてやがる。んでずっと愉しそうに嗤ってるんだぜ? ぜってぇ敵にゃあ回したくねぇっ!!

 

正直オレぁ結構あらくれモンどもと関わってきたつもりだけど、このヒトはなんか桁が違う。まさに壊し殺す為に生まれてきたような純粋な暴力だ。んでも自分への大きな被害以外は一切無視するもんだから、ちょこちょこ鎧さんが面倒みてんな。

 

ともかくな。みんなすげぇんだオレ以外。

オレなんて偶に飛びかかってくる狼必死に蹴り飛ばしたり、ビビりながらも脇差で斬りつけるだけだ。正直みんなに申し訳がねぇ。

 

こんだけミンナ頑張ってくれてんのに正直全然余裕がねぇ。魔法ってのも無限じゃねぇんだろ? 剣さんもちょっとずつ怪我が増えてる。

でも狼たちゃ一向に途切れやしねぇ。だったらいつか息切れすんぞっっ!!

 

オレになんか他にできることがありゃあいんだが。

あん、できっこと? なぁんかオレ大事なことなんか忘れてねぇか?

あぁっ!!

オレまだ職業選んでねぇじゃねぇか!?

 

トッサにオレがステータスを開こうとした時。

 

ソイツはオレ達の前に現れた。

暴風みてえな風と黒い瘴気を纏った、明らかに格が違う蒼く煌めく大きな狼。

 

「進化個体ぃ? す、天狼(スターウルフ)がなんでこんな場所にっ!!」

 

鎧さんがそう叫んだ時。

ソイツがオレたちの視界からかき消えた。

 




NEXTSTAGE
「そしてオレはアレになるっ!!」

閲覧ありがとうございます。

なお主人公パーティですが、鎧さん剣さんはさすがに初期レベルじゃなかったり。
歴史や経験のあるアイテムほど、初期レベルが高くなるそうですよ?
鎧さんは年月の割に経験はそれほどでなく。剣さんは単純に経験が凄いらしい。

今後の展開について質門です。

  • このままなんでもありでイケ
  • コメディ多めにしようぜ
  • とりあえずサブ視点増やせよ?
  • エロスこそが必要!
  • 展開遅いぞなにやっての!?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。