全てを美少女にしちゃう女神の俺が失われたアレを取り戻すまで 作:一二三 四五八
うぅーむ。
《どうされたのですか?》
いやよ。今スグしてぇワケじゃねんだけどよ。
オレ、アレよ。アレする時も、そのこの手ってずっとこのままなわけじゃん?
《? 発言の定義は明確にして下さい。
当機には質門の意味が分かりかねます。》
ああ、もうっ!!
だからよっ、トイレっつーか、アレだよっ、アレっ。
アレして、アレふく時とか、どうすんだって話だっ!
《ああ、排泄行為の事をおっしゃっていたのですね。
お小水とお通じ。砕けて言えばおしっことうんこ問題ですか。》
んな直截に女の子がそんな言葉使っちゃいけませんっ!
《貴方は女性に対し少し夢を見過ぎではないかと。まぁいいでしょう。
結論からいうとその心配は不要ですよ?》
あ、なんでだよ。
生きもんなんだから喰ったら出さにゃならんだろがい。
つかそろそろどっちか催してもおかしくねんだよ、オレ?
《まぁ貴方の体感時間は前世から引き継いでいますからね。
こちらに来てからも5時間近く。確かになにかしら催しても自然でしょうね。》
んだろ?
でもよ、やっぱアレやってその。ケツ拭く紙持つ時なんかもその、この手って働いちまうじゃん。そしたらオレ、ケツ拭けねぇじゃん。そりゃダメだろ。
この年で誰かに介護して貰うなんざイヤなんだよ、オレはっ。
なんかいい方法ないんかよっ!
《定義補正1。そもそもこの世界でトイレットペーパーは一般的ではありません。多くの場合柔らかい草葉や、水でそれを濯ぐことによってそれを処理します。》
お、おう。そうなんか?
《普段からふんだんに紙を浪費できる文明レベルの貴方達とは異なりますからね。まぁ冒険者などの多くは生活魔術を覚えてそれに対応していますが。》
なんだそりゃ?
《日常的に火をつけたり、少し水を出す程度の誰でもお金を出すか、習熟度の高いものに教われば覚えられる貴方の世界の便利小物みたいな魔術郡です。
その中に清潔魔術という物があります。それをかけた対象が不潔であると見なした小規模の汚れを消し去ることができる、入浴の代わりなどにもなる魔法ですよ。》
おお、なんだそれスッゲっ!
なんだよ、文明がどうたら言ってたけど魔術超すげぇジャン
おっし。それ早く覚えんと。ドコで覚えれんだソレっ。
みんなソレ、まずソレ覚えようぜっ、決めたっ!
《多くの街の魔術ギルドで普通に販売されていますが、必要ないのでは?》
なんでだよっ、めっちゃいるわっ!
《定義補正2。前提条件において1つお尋ねします。貴方は今現在そのどちらかを催していますか?》
いや、さっきもいったけどよ。別に今は大丈夫だって。
でもそりゃ今だけの話だろうがっ!
《否定。多分ずっとそのままの状態であるのかと。貴方が自分の身体を一切掴む事がなかった場合は異なりますが。》
は、な、なんだそりゃ?
《この世界において、排泄を我慢する行為はれっきとしたバットステータスの一部ですから。具体的に便意と尿意ですね。ですから貴方の手で解消できます。
よかったですね。触れた瞬間生活魔術の応用で、身体の中からすっきりです。》
お、はぁっっっ、なんだそりゃぁぁぁぁぁっっっっっ!!
《他にも病気や毒などはもちろん、極度の飢えは飢餓、極度の汚れは不潔、極度の精神依存性はメンヘラと、これらもバットステータスですので解消可能です。
そして解消後、健康的な肉体状態が付加されますね。
狼たちも飢えを解消されて健康体になっていたでしょう?》
む、無茶苦茶すぎんだろっっ、ソレぇっっっっ!!
な、なんでそんなことになってんだよっ?
《あなたが言い出した無茶を天部の方々がさんざん話し合った果てに自棄になり、もうコレ全部のバットステータス消せるってことでいいんじゃないと判断なされた結果です。》
お、おう。オレ、そんなとんでもねぇこと言ってたか?
言ってたかもなぁ……。
《貴方が自身に【栄光の手】を使い続ける限り、あなたは排泄の心配は愚か、老化の影響も受けませんから。本来は職業・神や女神の権限である【完全状態維持】を最初から持っているようなものですね。
それに。》
おう。なんだよ?
《貴方の世界の言葉では確か、美少女はうんこなんてしないものなのでしょう?》
んな極端な
閲覧ありがとうございます。
いやぁ結構な死活問題だったもんで、こんな設定になりました。
全力で困難から逃げていくスタイル(白目)
10話アンケートはここまでです。
皆様アンケートへの協力ありがとうございます。
エンディングアンケート:第1章は
-
わりと楽しめたような気がする
-
シリアス展開はいらなくね?
-
鬱描写は勘弁しろ。望んでない。
-
いいから美少女量産しとけや。
-
じゃからエロ少なかろうて、あん?