全てを美少女にしちゃう女神の俺が失われたアレを取り戻すまで   作:一二三 四五八

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皆様、本作をご評価頂き、誠にありがとうございます。
今回は毎度ながらの感謝回でございます。
エ◯スが苦手な方は読み飛ばしを推奨。
続けてノーマル回を投稿しますので。


56)300pt感謝回「娼婦さんの顔を洗うだけの話」

「主様、どこか気になる所はありんすか。

「いやないけど。……すごく気持ちいい。」

「それはようござりんす♪

ではこちら側も……、と。」

 

はい神威です。

現在オレはウチノの家にある自分の寝室のベットの上に横たわり、ゼノヴィアさんから洗顔マッサージとやらを受けています。ジェルっぽい粘り気のあるいい匂いのオイルをいっぱい手に塗りこんだ彼女の指と手で自分の顔を丁寧にむにゅむにゅとされていくのが、予想以上に気持ちよくて寝ちゃいそうだったり。

 

なんでこんな事になってるかというと、どうにもオレのそういう事に無頓着な話をミラ母さん経由で仕入れてきたゼノヴィアさんが、涙目ながらにその手入れを自分がしたいと申し出てくれたわけでして。

 

って言ってもなぁ。オレ女神だから老廃物も出ないらしいし、洗顔なんてして変な子生み出してもアレだから最悪【栄光の手】か清潔魔術でよくないって言ったらね。そのまま泣かれちゃいまして。絶対ダメだって。

 

それからはなすがままですよ。

 

そんでなんかオレこれから定期的にみんなに顔とか色々なトコを手入れされる事になりまして。ありがたいんだけど人としてどうかなと、そんな事を思うこの頃です。

どうでもいいじゃんそんなの。ねぇ?

 

《指摘。その言葉は世の女性の前では口に出さないほうがよろしいかと。》

 

……そうする。でもほんとに気持ちいいや。人の手で丁寧にワシワシされるのって結構好きかも。始めての感覚ですよ。

《あなたの世界では散髪の際に理容師などが髪などを洗ってくれると聞きますが。》

 

ああ、そういうトコなぁ。オレがいくとこの顔の怖さで大体理容師さんがパニックになって頭洗うトコまで行き着かないのよ。だから髪は自分で切ってた。適当に。

《……そうですか。ならその分まで今日からしっかりお世話されるといいですよ。》

 

そーするー……。

《ええ。》

 

 

ふふ、これだけ気持ちよさそうにされるとやりがいがありんすね。

肌磨きの艶油を手につけてフェイスラインを指先で小さく揉みほぐしながら適度に油を揉み込んでいきますと、とたんに主様のお顔が解れふわりと力が抜けまして。

 

さらにすりすりと手の腹を使って刷り込むと、お気に召したのかその唇がふうわりお開きになって、主様が無意識に時折ワッチの手にその麗しい頬を子猫様の如くに擦り付けてきなっさる。

その度にワッチの心にはゾクゾクりと愛しさの先の衝動が奔るんでありんすよ。

 

なんてお可愛らしい主様でござんしょう。

ああ、こんな事が許されるなんてワッチは果報者でありんすね

 

小顔の形に、目の窪み方から眉毛のその一本一本、すらっとしたその鼻筋に春花の化身たる麗しい唇様まで、その全てがもう芸術品で、こんなにお気を許された御姿であってもその神々しさが微塵も揺らがぬこの御方は、まさに女の理想そのもの。

 

そのご尊顔のお手入れの様をお聞きした際には、そのあまりの無体ななさりように思わず小娘のようにその場で崩れてしまいんしたが、これからはワッチやミラ様がきちんとこの至高の美をお磨きし、お守りしていきんしょう。

ああ、それにしても。

 

「……ぅん。……ふぅ…。」

 

ワッチが手を振るう度にふるふると蠱惑的に震える桜のお口様の隙間から、時折に溢れる吐息の艶と、閉じられては開くその音、そして小さく下唇の上でちろちろとお踊りなさるその可愛らしい舌先を見ていると、どうにもワッチの真芯がちくりと疼いちまっていけません。

 

「主様。ちょいと失礼するでありんすよ?」

 

ああそんな果実を前にしちまうと、どうにもいたずら心が疼きんす。

 

自分のソレを押さえきれなくなったワッチは、とうとう主様のその唇さまを指で挟んで、そっとそれをくにくにと揉み込んでしまいます。ああ、いけねぇ。

つい指が勝手に動きんした。許しておくんなんし主様よ

 

「ふぇ、しょこもするんだぁ。フフ、おもしりょい♪」

「ええ、少し辛抱しておくんなましね?」

「ふぁぁい。」

 

ああ、主様がおしゃべりするたんびに唇様が小さくワッチの指をはぐはぐとやって、時折舌先様がお遊びなされる。やわらかな桜色をくにゅりとする度、なんとも云えねぇ心地になっちまう。ワッチがそんなご禁制の花びらへと触れていると、主様がワッチにお言葉を下さったんでありんせんか。

 

「ゼノふィアさんこみぇんね、たまにシタあたっひゃうの。汚くないかひぃら?」

「そんな事、あるわけありませんよ。むしろイリス様こそお嫌じゃありんせんか?」

「しぇんしぇん。ふふ、ゼノふィアさんの指、あみゃくておひしいもの♪」

 

そう無防備に可愛らしく笑う主様のお顔にワッチのお脳はやられちまって、もう

たまらなくなっちまう 

 

ああ、主様ぁ、やめておくんなんし?

ワッチそんな事言われちまったもう。必死に振り切れそうになっちまうモンを理性で押さえたんでありんすが、どうにも堪えきれなくて。

 

「……ふふ、このお指を気に入って下さったんでありんすか?」

 

ついつい主様のお口様の中に指し指1つひょいと滑りこませてしまいんした。そうすると主様は最初こそ驚きになられましたが、笑って遊びにお付き合い下さいまして、

 

「ふふ、ここみゃでまっしゃーじしちゃうのね?」

 

ぺろりとワッチの指腹に舌を踊らせながらお口様をもごもごと、お遣りになったんでありんす。ああもう。本当にこの御方は

 

「……ええ、はいお終いでありんすよ。後はお顔の香油を拭ってお耳を少し磨きますから、どうかもう少し辛抱なさっておくんなんし?」

「ふぁい。ありがとぉ、ゼノヴィアさん……。」

 

これ以上はワッチが自分の女をとても押さえきれんせん。

どうにもこうにもワッチはこの御方にゃあ生涯叶わねぇようでござりんす。

指し指1つ甘噛しながらワッチの胸は夢心地。……それは禁断の蜜味でありんした。

 

 

「はい主様。お疲れさまでありんす。」

「ありがとぉゼノヴィアさん。すっごく気持ちよかったわ!」

「ふふ、どういたしまして。ああ主様。一段と麗しくなられましたよ……。」

 

なんか色々凄かった……

耳の中までゼノヴィアさんの細い指でくちゅくちゅとやられた時にはなんというか不思議な感覚だったが、終わってみるとすごくさっぱり。いつもよりなんか顔周りがふわっとしてる感じがする。

《バフとして貴方に魅力強化(小)がかかっています。ふむ、確かに日頃の手入れは効果がありますね。継続を強く推奨。》

 

うーん。毎日は面倒だけどたまにやってもらうのはいいかも。自分じゃ無理だな。

《貴方のその頑な美に対する興味のなさ、ある意味驚嘆に値しますね。》

だって元男だもの。興味ねぇよんな事。

《そういう一面が貴方の強面をいっそうそう見せていたのでは?》

否定できん!

 

しかしあれだな。オレばっかやって貰うのもなんか悪い気がするな。

《では是非彼女にお返しするべきですね。

実際に貴方がてずから彼女をマッサージすると言えば彼女はきっと喜びますよ。》

 

いや、そうは言ってもオレがこの手で直接触るわけにもいかんだろ。流石に手袋とかつけたままじゃあれだしよ。それに実際どうやるべきか、オレよくわからんし。

《……ならば直接彼女に尋ねてみては?

なにいざとなれば心配いりませんよ。ステラは当然美少女として、美容も嗜みますから。いつも通りステラは貴方をサポートします。》

 

うーん。そっかぁ。

ならま、ちょっと聞いてみるか。

 

 

「じゃあ、横になってね?」

「はいぃ、お願いするでありんすぅ。」

 

ひぁあ、ひぁぁぁっ♪

ワッチ今主様のベットに横になってるでありんすっ!

 

主様の御手はご自身で何かを掴むわけにはまいりませんから、ワッチが主様の御手に香油を垂らして差し上げると、今主様はその綺麗な御手でその香油を温めるようにくちゅくちゅとおやりになっています。

 

粘り気のある香油と戯れる主様の御手は、なんとも甘美な御姿でありんしょうか。そんな様子を見ていると自然とワッチの腹の奥がジュンとして、胸がきゅっと締め付けられてしまいんす

 

「じゃ、いくわよ?」

「ええっ、どうぞっ。」

 

はぁいけねぇ。

これじゃ初心な生娘以下でありんせんか。そんなワッチに微笑みかけながら主様の御手がワッチの顔にせまります。

 

そのお綺麗なお指様がくちゅりとワッチの顔に触れただけで、ワッチの躰はもう飛び跳ねる位に嬉しくなっちまう。

 

「……大丈夫かしら?」

「っ、ええ。どうぞお続きをおくんなんし

「そう。じゃあゆっくりいくわね。」

 

あ、主様のお指がワッチの顔に沈み込んで。

 

そこからアツいモンがワッチにとくとくと注がれていく。ゆるゆるとお指の先が蠢いてワッチをソレをおほぐしになられると、堪らずくんと躰がしなる。

 

くちくちと。

ワッチをさらにおほぐしになられれば、そこからとくんとくんと、更に愛しさが染み渡りんす。

 

ああ。ああ。

 

ワッチは今、一体何を弄られていたんでありんすか?

胸か、腰か、女の真芯か。

それとももっとその奥の、お脳の奥に閉じこもる悦楽浄土の肉片(にくひら)かしら。ほぐされる度に華開く、女の悦びソレそのものでありんしょうか?

お顔ということはありえますまい。

 

「……ん…、……ふ……ぅ…。」

 

ワッチは今、一体何を擦り込まれているんでありんしたか?

アツいアツゥい蕩けの魔毒か、ワッチの女を煮詰めちまった淫らのトロか、それともワッチを一等狂わせる、御女神様の愛情の蜜でありましょうか。

香油という事はありえますまい。

 

「……あ……ぃ、……は…………ん…」

 

ああ、全部、全部蕩けちまって。

もう何が何やら。くるくると、狂る狂ると、ワッチが廻って、熔かされる。女の艶と、悦の悶えを止めるだけで手一杯。

ああ、愛とは、恋とは。

 

なんと甘美で、耐え難いモノでありんしょうか

 

ぴゅくりぴゅくりと。

トロが溢れたワッチの園のお粗相は、もはやどうにもなりんせん。上春女の嗜みの、清潔魔術が込められた下のモノを使ってなくば等にワッチは主様の寝台を、たちまち愛にて汚していたでありんしょう。

 

「……く……ぁ……う…………ん…」

 

悶えの示さんとする己の躰を押さえつけ、ワッチは艶女の意地を見せます。弓なりに弾けんとする女を押さえ、打ち上げられた白魚のごとく踊らんとする悦楽に耐え、静かに主様の寝台を手掴みし、秘密の悦びを只々悶え押さえんした。

 

「じゃあ次は、こうだったかしら。

 

そんなワッチに主様は容赦しません。

 

今度は御手の腹を使ってずちゅりずちゅりと、ワッチのソレをお遣りになります。細い指を一緒に動かしながらずちゅりずちゅり。くちゅり、くちゅりと。

 

「あ……ぁ………ん………ぅ…」

 

ワッチのソレの凸凹を丁寧にナゾリながら、つちゅつちゅ、くちゅり、くちゅくちゅと、主様の御手が撫で回す度に、ワッチの口はだらしなく開き、舌先が物欲しそうに伸びだして。

 

艶を抑える為にソレを閉じては、開いてを繰り返す様は、ワッチがまるで人でなく、まな板の上、天神様の御元で跳ねる事しかできやしない、哀れな生き物にでもなっちまったかのようで。

 

「……あぁっ……ちゅ……ふぅ……ちゅ……」

 

それが主様とワッチの在り方を思い出させてくれなんす。

ああ、ああ、そんなに、ワッチに分からせないでおくんなまし。もうワッチは主様だけ。主様だけしかいりんせんから。丁寧に、丁寧に、ワッチを蕩かすのはもう。もう。堪忍しておくんなまし

 

「ふふ、気持ちいいかしら?」

「……はい…っ…この上……なく……っ…」

 

こんなの知っちまったらもうワッチ主様以外じゃダメになりんす

主様にお声をかけられた事を女の悦びで伝えようとするワッチの淫らを押さえつけ、どうにかワッチは主様にお返事を返します。その刹那。

 

「そう、よかった。じゃあ次は……」

「……あ………っ…………」

 

主様のお指様がワッチの唇を優しく挟み込み、こりゅこりゅ、くちゅくちゅとイジメていきます。その度にワッチの躰に灼きつくような主様の愛が迸り、お指を噛まぬように必死に耐えるワッチの口先は更にそんなお指様をぷちゅりと食んで。

 

「…っ………っん!………ぅ……っ……」

 

快楽に踊るワッチの舌が主様のお指様に触れる度に、ワッチの躰に電流が奔るんでありんす

 

でも止められなくて、ワッチはもうなすすべなく、あますとこなく主様の指に蹂躙されてしまいんす。そうしてなんどもなんども天国をみちまったワッチの躰はもう、何時弾けてもおかしくない益荒男張りの戦弓の有り様で。

掴んだシーツのいやらしジワはその深みを増すばかり。

 

「ふふ♪」

「………っ………、………っ………ぁ……」

 

せ、世界がシロいのぉ。

もう、ワッチはもう。

そんな中、満足そうに笑う主様の顔を見てワッチは全部わかっちまった。主様は全部端っからお見通しなんでありんすと。

 

ああ、ああ、ごめんなさい主様。ワッチもう主様にイタズラしようなんざ金輪際おもいんせんから。だから、もう、もう。ワッチもうこれ以上は戻れなくなってしまいんす。

これからは主様のおっしゃるお言いつけは、全部、ぜえんぶ護ってみせますからぁ。汚らしいワッチにどうか、どうかお情けを下さいましぃ

 

「ご、……っえんなしゃい、ぬしっ、……しゃま、わっちっ、……わっちぃ……」

「大丈夫よ。ゼノヴィアさんは汚くないもの♪」

 

ああ、やっぱりぜんぶ気づいていらっしゃる。以前、主様の前でワッチは自分が子猫のようだなんて思ったことがありんしたが、それは大きな間違いでござりんした。

 

ワッチは子犬でありんした

それも主様の手のひらで飼われるような小さな小さな雌犬だってんでありんす。これからは主様のおっしゃる事全部聞いて、くぅんと鳴いて、お情けさえ頂ければ、もうワッチそれで何もいりんせん。

 

ワッチは今、主様とワッチの立場を改めて、理解しんした

 

「ふふ、ワタシの指はおいしいかしら?」

「……っふぁぁい……一等っ……甘くて……っ、蕩け……そうでっ……ありんす

 

もうトロトロに。ワッチの花弁は為すすべもなく。

 

主様に全部蕩かされてしまいんした。遊び女のイジだけで躰を支えて、もう頭の中もマッチロくって。こんなのワッチ知りんせんした。浄土の先のその先にこんな所があるんでありんすね。

 

くぅん、主様にはとても叶いんせん

 

「そうじゃあ、てりゃ♪」

「っっっっっっ

 

そん時でした。

主様のお指様がワッチの中へと滑り込んで、ワッチの粘膜をずりっとお遣りになり、ぐちゅぐちゅりと、ワッチの中でお暴れ始めたのです。

 

同時にワッチがそれまで堪えてきた大弓のソレが一気に弾け、ワッチを今までにない高みへと撃ち出します。ワッチの口が大きく開かれ、喉奥から大きな艶が飛び出そうとした所を、どうにかワッチは堪えんした。

 

与えられた豊楽の凄まじさに流石にワッチも朦朧としんしたが、主様は放心なんか許しんせん。

 

「……っ……ひんっ……ぁっ………っ………あぅっ……!!」

 

主様のお指様がワッチにそれを許しんせん

休まず止まらずワッチの粘膜の上をじゅつじゅつとされちまうと、その度に主様からお熱い愛が流れ込んできて、ワッチの女を苛め抜きます。

 

あっという間に口から溢れ出さんとする卑しいヨダレを巻き込んだ香油の泡が舌の上にでき、ワッチの粘膜は与えられ続ける豊楽から逃れる為に暴れまわりますが、それが返ってお指様を絡め取ってしまうんす。

 

その度に甘い、あまぁいお露のお味がワッチの深い部分に伝わり、ワッチは天国と常世を行ったり来たり。こ、こんなの始めてでありんすぇ。

ちかちか、ぜんぶ、ぜんぶが、ちかちかでありんすぇ

 

「……っ………ぁっ…………っ……っぁぁぁあ!!」

「あ、ごめんなさいね。痛かった?」

「……っいぇ……と…っても……いいっ……おてっ…まえでっ……。」

「そう。じゃこれでお終い。最後は耳の方だけど、大丈夫かしら。」

 

ああ、ダメで、ありんす。

ぬししゃまが、お耳までイジメてしてくださるって。わっちじゅんびしないとぉ。

ちかちかきえない、けど、ぬししゃまのお言葉は、ぜったいで、ありんすからぁ。

せーけつまじゅつを使って、主さまのお手におかんろ様をぉ

 

「……はい……よろしくぉ…おねがいします……」

「じゃ、これで最後だからもう少し頑張ってね?」

「…はぁい……」

 

主様の両手がワッチのヒダをくちゅりと掴む。

その溝の1つ1つを丁寧にお指様でもってくちゅくちゅとされちまうと、たちまちお脳の奥の淫らを感じる肉片を直接くちゅくちゅされてるような感覚に襲われちまう。

 

「……っ………ぃ………はぁ……」

 

くちくち、くちゅ、きちゅきちゅという淫靡な音が直接にワッチを響き渡り、頭の底からワッチが誰のモンなんか理解させられちまいんす。

 

右ヒダと左のやわらかいぷっくらした部分。あるいはその逆。そうと思えば入り口のクリっとしたトコをコリコリされて、もう一方でお穴目掛けてずちゅりと音がする。

 

「……っぁ………ぁあ………はぁっ……」

 

お穴でソイツをかき回すように動かされた瞬間、主様の愛がワッチの穴から一等深い最奥へと最短距離で突き抜けて、も1つ側のお穴も同時に責められりゃ。

ワッチには為すすべなんざござりんせん

 

「……っ………っぁ………っ!………っ……」

 

子犬は最後の意地で悦の声を抑え込んで、またもや何度も何度も極楽浄土をいったりきたり。もうワッチには皮1つで意識を保っているだけでござりんした。

世界はとっくに霞んじまって、頭の奥はお空の彼方。

お星様まで突き抜けちまった。ちかちかと、ちかちかと、無数の火花が弾けて消えんす

 

ワッチは小刻みに、震えるように1つずつお星さまをお迎えするわけでありんすえ。もうなんもかんもわかりんせん。ぬししゃまいがい、なんも、なんもわかりんせん

 

「じゃあ、これで、お終いっと。」

「……っ……っっあぁっっ………ぁ………っ

 

な、なんとか、たえ、ましたぁ。

 

ぬししゃま。わっちいわれたとおり、がんばりましたぁ

ああ……いけない。

さいごにおあと、かたづけて。

おれいいうまでが、ワッチのつとめで、ありんす……。

 

「……ぬしさま…ありがとぉ……ございます……」

「ちゃんと出来てたかしら?」

「……ええ、ワッチこんなに、きもちいいの、はじめてで、ありんす

 

「それはいいすぎでしょお?」

「いいえ、ぬしさまのおてが、いちばんでありんす

「そう、ならよかった。でも大丈夫かしら。何かふわふわしているけれど。」

 

からだの自由が、まだききんせん

小さいお星さまがまだ、おのうの中に、いっぱい、いらっしゃいますから。夢見心地でありんすえ。

まぶたが重くてしかたありんせん……。

 

「ええ。ぬしさまのおてが、きもちよすぎて、わっち、すこしねむけが、きちまったんで、ありんすよ。」

「そっか。ふふ。なら、ワタシの膝でよければ貸してあげるから、ちょっと眠っていったら?」

 

ああ、ぬしさまは、おやさしいなぁ。

 

わぁい。くてん。

 

「ぬしさまぁ、ありがとぉ、ございます

「ふふ。じゃあ眠るまで、頭撫でてあげるわね? ゼノヴィアさん。いつも色々ホントにありがとうね。」

「ひゃふぅ、ぬしさまぁ

 

ああっ、そんあぁ。もう、もう、かんにんしておくんなんしぃ これいじょうされたら、わっちもぉ、わっちもぉっ(ぷつん)

 

 

「あ、寝ちゃったか。ふふ、こういうの悪くねぇなあ。」

《……。》

 

マッサージの後にすぐオレの膝枕で寝ちまったゼノヴィアさんの頭を優しく撫でながら、俺は1人呟いた。

しっかし前から思ってたんだけど。

 

「なぁステラ、なんでこの人俺の手で触れられて平気なの?」

《まぁ本職のそちらの女性ですからね。快楽に高い耐性があるのでは? いわゆる個人差というものです(しれっと)》

「ふぅん。そういう事もあるんだなぁ。」

《世の中不思議だらけですよ。(小声で)貴方とか。》

 

髪の毛サラサラしてこの人撫でるのって気持ちいいんだよなぁ。なんか癖になる。こういうの見るとやっぱそういう手入れって大事なんだろうなぁ。なんか蕩けそうな幸せそうな顔してくれてら。いい夢でも見てんのかねぇ。

 

「あ、なんかいった?」

《いいえ別に。しかしステラも前から感じていたのですが、貴方も前から彼女を撫でたりする事はあまり嫌がりませんよね。少し疑問です。》

「ああ、それなぁ。ま、この人ってこうやって撫でられたりしてる時、普段はぴっとした美人さんなのに、本当に気持ち良さげな顔見せて、なんか可愛くなるからさ。そんなに嬉しがられたらついついこう撫でたりしたくなるわけよ。」

《なるほど。そういうわけですか。》

 

だってこの人撫でたりしてるとホントわかりやすく嬉しそうにしてくれるんだもの。ワカバとコイシの次くらいに。普段とのギャップとかもあってね。ついこう手を伸ばしちゃうんですよ。なんか自分にだけ懐いてる気高いお猫様か、お犬様って感じで。今もこんなにトロトロにだらんとなってるし。

そんな時な。

 

「……あぁっ、ぬししゃまぁっ、ダメェ、かんにんしてっ、くれなんしぃ。わっちはぁっ、わっちはもぉ、あはぁぁぁぁっっっっっっっ

「うおっ、エロっ。ど、どういう夢みてんだこの人!!」

 

そんな反応に困る寝言をそのお姉さんが、漏らしたんですよ。オレの膝の上で、すっごく悩ましくて艶っぽぉい感じで仰け反りながら。

ああ、びっくりしたぁ。

 

《まぁそういう職業の女性ですからねぇ。(しれっ)》

「お、おう。……ま、寝てる間にあんま触りすぎんのもなんだし、このまま少しここで寝て貰おうかね?」

《それがいいと思いますよ?》

 

(無自覚、無知は時に何よりも残酷になりうるという事がよくわかりました。ふむ。ゼノヴィアの忠誠度の強化を確認。彼女にはこのスタンスの接触が効率的ですね。彼女の齎す情報は非常に有用だ。今後とも上手く誘導して行きましょうか。)

 

とりあえず手袋してから枕の上に寝かせてやって、後布団かけてと。

 

「おやすみなさいゼノヴィアさん。いい夢見て下さいね?」

 

そう言って最後に1つ頭を撫でてオレは寝室を後にした。そりゃいつも好きでもない男の相手なんざしてたら色々ストレスも溜まるよなぁ。これからも出来る限り、優しくしてやりてぇもんだと、そんな事を思いながら。

 

 

「ふふ、ぬしさまぁっ、わっちは、とうだいいちの、しあわせものでありんすえ

 

 

『薄めを開き、1人幸せを噛みしめる者。夜の華の強かさなど、誰も知らない。』

 

 




閲覧ありがとうございます。

さて私的には出来るとは思っていなかった300pt感謝回です。
改めてここまで皆様のご愛読、お礼申し上げます。
ありがとうございましたm(_ _)m

続けてノーマル回をお楽しみ下さい。

アンケートファイナル:作者の作風について

  • 真面目な話もっと書こうぜ
  • もっとテンポ早めようぜ
  • もっと勘違い全面に出すべき
  • コメディとかギャグ増やそうぜ
  • テンション押さえてもっと読みやすくしれ

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