極限の希望(笑)をくれてやる!   作:ちきんなんばん

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二作品同時に出すとかバカなの?死ぬの?とか言われても否定できません。俺ェ…。


転生者と転生者

「漸く……漸く……完成した……。」

 

とある貧困国の地下に存在する誰も立ち入ることのない研究室にて、赤い機体を見上げる老いた科学者は歓喜とも悲痛ともとれる声を上げた。その体は既に限界を迎えようとしている。

 

「は、はは…は…。やっぱり、篠ノ之束って、桁違いだ……。"ココ"まで来るのに生涯の全てを費やしてしまったよ……。」

 

事の始まりは転生して、この世に生を受けてからだ。

私はとあるゲームでこの機体の存在を知った。ある人物の名言(?)を借りるなら、「この気持ち、まさしく愛だ!」といったところだろう。

私は男としての浪漫を求めた。あの機体をいつか、いつの日か一から作り上げたい。前世から私は研究と開発を続けた。しかし、前世では完成どころか、開発すら碌に進んでいない状態で死んでしまった。

 

しかし神と名乗る男に、転生できると言われて、私は歓喜した。またあの夢を目指せると。加えて、行く世界はISときた。女性専用のパワードスーツというものだが、それでも、そういうものが作られるという世界でなら可能性がある筈だと。

そうして私は研究に没頭した。

 

 

「材料を掻き集め、コアと機体を作るだけが、私の精一杯だった……。コイツが動く様を、空を駆ける姿を、一度でいいから……見てみたかったなぁ……。」

 

しかし私は男。たとえ起動したとしても動かすだけの体力が私にはない。

 

だが、まぁいい。コイツが空を飛んでくれると分かっただけで……。そう思った矢先、突然ロックされた扉が開く。一体誰だと思って振り向こうとした。

 

 

「あのガンダムじゃん!!うそ、マジ?超やっべ!」

 

若く、可愛らしい少女の声だ。何処から入って来たのは知らないし、なんだか女の子らしくない叫び方だったがそれだけなら別に驚くに値しない。しかし、今彼女は何と言った?

 

"ガンダム"

 

聞き間違いなどあり得ない。しかし、この世界にガンダムという作品群は存在しない。

 

ならば、彼女は同郷の者だというのか。

 

ならば託したい。この機体を。

どこの馬の骨とも知れない者に使われて壊されるより、僅かにでも知識がある者に使われた方が、このガンダムも嬉しい筈だ。

 

振り向くと、そこにいたのは銀色だろうと思われる長い髪と、とても可愛らしい容姿の少女が立っていた。薄れ切った記憶の片隅に、このような少女が居たような気がする。

だが、そんなことは今はどうでもいい。

 

「君……」

 

「ひょあ!?す、すいません!今すぐ出て行きますんで警察沙汰は勘弁してください!」

 

「君に、この機体を託したい…!」

 

「はいぃ?!」

 

少女は動揺して目をあっちこっちに向けている。それも仕方のないことだろう。

 

 

「唐突でわけがわからないかもしれないが、君にしか頼めない…後生の頼みだ…!」

 

少女が何か言っているが耳が聞こえなくなってきた。少女はすぐさま赤いガンダムへと手を翳すと、機体が彼女の姿を覆っていく。

 

動く。

 

私の、長年追い続けた夢が。

 

希望が。

 

その姿を見て緊張の糸が切れたのだろう。

 

そうして、私の意識は途切れていった。

 

湧き上がる、歓喜と共に。

 

 

 

 

******

 

 

どもども、この度ISの世界に転生したオリ主です。

いやー、転生する際に神様にも会ったんだけど、ふざけてるね。男のままIS動かせたら人体実験されるから女にするね☆とかぬかしやがったんですよ。冗談じゃないといろいろ反抗した結果がこれですよ。

銀髪、優しそうな表情、そして大きなおっぱい(重要)。

ガンダムEXAに出てくるホロアクターのセシア・アウェアの姿だ。

昔は色々と葛藤があったけど、今はもう慣れたよ。住めば都って言うしね。え、違う?細かいことは気にするなし。

 

まあ、IS動かせるわけだし?いいやと思っていたんだけど、重大な問題が発生しました。

 

俺の住む国って、貧乏な上に治安悪いなんだよね。

 

バリバリの日本人だった俺にとっては苦痛なわけですよ!一日パン一個とか冗談じゃないよ!あと毎日のようにテロ起こるから一時期トラウマになったわ!

 

そんな国でISなんて乗れるわけなんて無いわけで、今日も今日とて使えるもの拾いですよ。まあ、家族を養えるのは俺だけだからね。身体能力は神様の補正でそこそこ高いから、それを活かしております。

 

「ふぅ……。」

 

ま、こんなものだろう。いつもの換金所的な所へ行くとしますか。別に賢者モードにはなってないよ。

 

 

 

††††††††

 

 

「ククク、嬢ちゃん、俺らと遊ぼうぜ。」

 

はい、そんなこんなでピンチです。いつも髪をわざと長く残してボサボサにして隠しているんだけど、見た目が美少女なわけで、こうやって顔がバレると、ゲスい男に襲われるとかよくあるんだよね。俺って精神は男のままだからヤられると完全に┌(┌ ^o^)┐なわけですよ。

 

いつもならほんの数人だから逃げ切れたんだけど、今回は人が多過ぎる。女の子(笑)に20人がかりとかお前ら人間じゃねぇ!

 

「やめて!私に乱暴する気でしょ!エ□同人みたいに!エ□同人みたいに!」

 

伏せられてない?だから細かいことは気にするなと(ry

 

「なに言ってんのかわかんねぇが、大体そういうことさ。」

 

なめられたもんだぜ……。ふっ…伊達に修羅場を潜ってきたわけじゃないんだ。

 

ここは、逃げるんだよォーッ!

 

華麗なシライ/キムヒフンを決めつつ全力で逃亡する。

 

「なんか無駄に身体能力高いな!追え!」

 

「白か、イイ!」

 

「なんだあのでっかいモノ♀」

 

律儀にツッコミとかボケしてくれる暴漢ってなんかシュールだなぁ。そんなことを考えながら俺は何時ものスニーキングミッションポイントへ向かう。

 

別にぱんつ見られても恥ずかしくないです。だって心は男の子だもん。

 

 

 

 

††††††††

 

 

 

 

やつらから逃げる前に言っておくッ!

おれは理不尽ってものをほんのちょっぴりだが体験した。

い…いや… 体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……

あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!

 

"おれは奴らから逃げるために走っていたら隠し扉に飲み込まれた"

な、何を言っているのかわからねーと思うが……え、長い?じゃあこれくらいにしておくよ。

 

俺がいつも隠れる場所って立て壊し予定になってるちっさい建物なんだよね。隠れられる場所多いんだ。

後方を確認し過ぎて前を見てなかったんだ。その結果壁にぶち当たったらそこが隠し扉だったわけですハイ。

てなわけで興味本位で探索しております。

なんか内装がえらくメカメカしいんだけど。至る所にコードやよくわからん機材が置いてある。勝手に触ると感電でもしそうだ。とりあえず先へ進む。

 

すると、厳重すぎる扉が目の前に立ちはだかった。どうしたもんか……。そう思い、近くにあった何かしらの入力機械を見てみる。

 

~~~~~~

 

しねしねこうせん とは、ポケットモンスターシリーズ に とうじょう する わざマシン28 の なか に はいって いる わざ である?

 

はい

いいえ

 

~~~~~~

 

( ^ω^)……。

 

懐かしっ!超懐かしい!え、なに?この世界にもポケモンあるの?!

 

ま、まぁ、これの答えは簡単だ。まず名前が8文字以上の技って存在しなかったはず。だが、くっ……!静まれ、俺の右手……!あの頃はレベル上げにワザと間違えたが、今はそんな必要はないんだ!や、やめろっ!モウヤメルンダッ!

 

~~~~~~

 

 

はい←

いいえ

 

 

 

ばか はずれです・・・・・・

 

~~~~~~

 

や、やっちまった……。簡単に開くはずだったのn「ロックを解除しました。」わけがわからないよ。

 

どうやらこれを作った人もレベル上げしてたんだろうね。ポケモンやってたらそうなるよね。仕方ないね。

 

そうしてよくわからないけど開いた扉の中へと進もうと目を向けた時だった。

 

 

赤と白でカラーリングされた体

 

額の部分にあるV字アンテナ

 

棒のようなものが接続されている背中の四角い物体。

 

そんな、ゲーセンの中で見たことあるのに似たような形のロボットがそこにはいた。

 

え、ちょっ、フルスキンとかじゃないけど、これってもしかして……。

 

「あのガンダムじゃん!!うそ、マジ?超やっべ!」

 

うおー!いいねぇ!超乗りたいんだけど!そんな感じでワクワクしてたら背後からめっちゃ低い声が聞こえてきた。

 

「君……」

 

怖っ!なにこの人妖怪?!ぬるりと背後に現れたんだけど!

 

「ひょあ!?す、すいません!今すぐ出て行きますんで警察沙汰は勘弁してください!」

 

しかし爺さんは俺の話を聞いていないのか、俺の肩をガッと掴んできた。

らめぇええぇえぇぇ!怖すぎておもらししちゃうのぉおぉおお!!

 

だけどこの妖怪爺さんから出てきた言葉は全く予想してなかった言葉だった。

 

「君に、この機体を託したい…!」

 

「はいぃ?!」

 

え、なんで?今の会話の何処に託す要素があったの?お爺ちゃん、頭大丈夫?

 

「唐突でわけがわからないかもしれないが、君にしか頼めない…後生の頼みだ…!」

 

な、なんかえらく必死だなぁ。ま、まぁ、貰えるものはもらっておいて損はないよね?ISってめっちゃくちゃ高価だったよね?

 

「コッチか?!」

 

「あのガキは上玉だ、絶対逃がすんじゃねぇぞ!」

 

「そんなことよりオ◯ニーだ!」

 

「おっぱいぷるんぷるん!」

 

フォウ?!つ、つけてきたのか!諦めの悪い変態共め!くそっ、初陣が変態共なんて最悪だし、死なないように加減するのも面倒だよ!ちくせう!

 

俺はすぐさま目の前のISに手を翳すと、大量の情報が頭に入ってくるのと同時に体に装備されていく。

 

 

 

『本機の名称と搭乗者の登録を声認識でお願いします』

 

機体名?そんなもの決まってるだろう!

 

 

 

「俺の名前は、セシア・アウェア!

お前は、"エクストリームガンダムtypeセシア"だ!」

 

 

 

『登録完了。エクストリームガンダムtypeセシア、起動します。』

 

 

 

 

「見つけ…何ッ?!ISだと?!」

 

「マジかよ!やべぇぞ!」

 

「いかんいかん危ない危ない」

 

理論上にのみ存在する(筈の)極限のガンダムの力、見せてやるぜぇ!!

 

 

俺はすぐさま背中のランドセルに搭載されたビームサーベルを二本抜き取って変態共の間をビームサーベルを振るいながら駆け抜ける。殺人的な加速だ!

 

なんということでしょう。彼らの薄汚い服が全て切り裂かれているではありませんか!

殺すのではない、社会的に殺すのだよ!フヒャハハハハハハ!死ぬがいい!

 

「またつまらぬものを斬ってしまった」

 

さぁ、セシア・アウェアはクールに去るぜ!

 

 

 

こうして、468機目のISが、世界の表舞台へと登場することとなった。

 

まあ、気楽にいきましょうや。

 

 

ちなみに後日、全裸の男達が警察に捕まったことがテレビでちょっと話題になったのは余談である。




エクストリームガンダムtypeセシアは頭の装甲がVアンテナのみで、後はフル装甲な感じです。
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