多分風太郎がオリヒロに惹かれていくと思いますね。
五つ子は平常運転で...
『風太郎君やだやだ!離れたくない!』
これはいつの記憶だろう。というか俺の記憶なのか?
『安心しろすぐに会えるから。だから泣くな』
そう言って俺の目の前にいる女の子は泣き止んだ。
『グスッ...泣いてないもん!』
女の子は涙を吹いていった。
『それでこそ__だ』
『風太郎そろそろ行くぞ』
親父がそう言って俺は親父の元に行く。
『わりぃ、もう行くわ』
『ッ!?なら、約束して!』
『約束?』
『そう!いつか私をお嫁さんに貰うって!』
『いいぜ!』
そう言うと女の子はパアッと笑顔を見せた。
というか何かヤバイ約束をしたような気がする...
『じゃあ、指切り元万しよ!』
『わかった』
女の子と指切りしたあと俺は親父の元へと走っていった。去り際に女の子がいつまでも手を振っているのが見えた...
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「なんだった今の夢は」
目が覚めた。
俺は上杉風太郎。
今は高校三年生で学年トップ。しかも同級生である中野家五つ子姉妹の家庭教師をしてる。なんやかんやで姉妹たちから好意を受けてしまう。
「それにしても変な夢だったな」
洗面所に行き顔を洗う。
あの夢は何故か他人事とは思えないほどだった。
あれは...幼稚園の頃の夢?いや、忘れよう。早く朝飯食べて学校に行こ。
朝投稿するとまぁ、当たり前の光景が目の前には広がっている。
「フータロー君おっはー」
「フー君おはよー」
「フータローおはよう」
「上杉さんおっはよーございまーす!」
「上杉君おはようございます」
「ああ、おはよう」
コイツらが先ほど言っていた俺が家庭教師している生徒の中野家五つ子。
「フータロー君今度映画観に行かない?」
コイツは長女の中野一花。
アシンメトリー調のショートヘアと右耳に填めたピアスが特徴的な女の子。たまに姉妹の変装をしたりする。
今は女優業をしている。
「フー君今日バイトよね?」
次女の中野二乃。
ボブカットヘアに黒いリボンで結ったツーサイドが特徴な女の子だ。
以前は俺を嫌っていたがどういう経緯か好意を持たれる。しかしそれゆえにブレーキが利かなくななり暴走機関車と化する。
「フータローここ教えて」
三女の中野三玖。
右目が隠れる斜め分けセミロングとヘッドホンが特徴的な女の子。
口少ないクールだがたまに俺のことで二乃と張り合う時がある。
「上杉さん見てください!このリボン可愛いと思いませんか?」
四女の中野四葉。
ボブカットでウサギ調のリボンが特徴的。
俺の家庭教師に一番貢献してくれてる子でこの中で運動神経は抜群だがお人好しすぎて頼まれたことは断れない。
「上杉君食べ物ありませんか?」
五女の中野五月。
若干癖のあるロングヘアーに、頭頂部から生えたアホ毛と星柄のヘアピンが特徴的。
大喰らいで一食でご飯何杯かはおかわりもするぐらい。以前にも家の妹であるらいは特性カレーをおかわりした。許せん。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴ったと同時に先生が入ってきた。
「席に着いてください」
皆一斉に席に着く。
「今日は転入生が来てます」
教室中がざわつく。
まぁ、俺に関係しなければいいけどな。
「では、入ってきてください」
ガラッと教室の扉が開き一人の女子生徒が入ってくる。
ポニーテールの髪型に人形のように整った顔立ちに陶器のようになめならかな肌、スラッと伸びた足は美しさそれとどこかしら無邪気さを感じさせる。
「どうも武村結衣です!よろしくお願いいたします!」
武村結衣...武村結衣...どこか聞いたことあるような覚えが...
すると俺と目があったのか俺の方に歩みよってきたと思ったら...
「フータローちゃーん!」
「えっ...」
いきなり抱きついてきて座っていた椅子もろとも倒れてしまった。
「いきなり何すんだ!?」
しかもフータローちゃんって...
ほら、皆も唖然としてるよ。
すると一人の女子生徒が口を開いた。
「あのー」
「何?」
「上杉君とはどういうご関係で...」
「えーっとね...」
すると次の発言で俺はクラス中を敵に回すこととなる。
「お嫁さん!」
こうして俺の日常は崩れ去った。
それと五つ子の目線がすんごい恐い。