「万が一にもヤントゥネンに踏み込まれるわけにはいかない
ベヘモスの注意をこちらにひきつけ進路をそらせ!」
「そういうことならまかせとけってんだ!ジャンジャジャーン!さあさあよってらっしゃい!みてらっしゃい!
このボスボロットにビビらねえなら かかってこい!だーわさ!!」
ググ・・・ グオオオオ!!!
ベヘモスの目がボスボロットをとらえた
「おっとっと 鬼さんこちら!手のなる方へ 屁のなる方へ ぷっぷくぷのぷー!」
ボスボロットの挑発に乗ったかのようにベヘモスが動く!
その巨体が森の木々をなぎ倒しながらボスボロットに迫る!!
「全員抜杖!足元を狙え!!法撃開始!!!」
カルダトア9機の挟撃による『
ベへモスの足元に炸裂!その超重量が災いし地面に巨体の半身が埋まった!
さらに周囲の木々に着火!ベヘモスが炎に包まれた!
「おお!こりゃきまったか 亀の丸焼きのできあがりってか!!」
「あ!ああ!ああああ!この丸みを帯びたフォルム!
特徴的すぎる愛嬌のある顔!
本当にホン!モノ!」
ボスボロットの中のボスよりも興奮した声が
ボスボロットの外から聞こえた
「な!?なんだあ?」
銀色の妖精のような風貌の子供がボスボロットの口元に飛びついてきた
コンコン!
「口に強化ガラスがあって 入れませんが・・・
やっぱり口の中には畳敷きのコックピット!
パイロットは・・・宇宙服?」
宇宙でのアクシズ落下を止めようとしていたため
ボスは
「おお!!こんなところにカワイ子ちゃん!今窓をあけるわよん!」
ガララ!!
「そんなとこにいちゃあぶねえぜ!こっちに入んな!!」
「えーーと ボスさんでしょうか?
お招きいただきありがとうございます!
僕の名はエルネスティ・エチェバルリア!
あのスーパーロボット・ボスボロットに入れて感激です!!」
「俺様のことをしってんのか?おっと宇宙服着てちゃ俺様の二枚目の顔が見えねえか よっと」
ヘルメットを外し素顔を見せたボスにエルネスティの瞳が一段と輝く
「うわあ!憧れのロボットが!パイロットが!!
僕の!目の前に!!」
「お!そうか!?いっししし
サインでも書いてやりていけど
今はでっけえ亀とケンカの真っ最中だ
荒っぽくなるからこれかぶってろよカワイ子ちゃん」
ボスが投げてよこした宇宙服のヘルメットを受け取ったエルネスティが
「えっと 僕こうみえても・・・」
グオオオオ!!!
炎に巻かれていたべへモスの咆哮が響き渡る
それは断末魔の叫びではない
大地を砕かんばかりに揺るがす激怒の咆哮だった!
暴れ回るべへモスの前に新たなシルエットナイトがあらわれた
「お!?援軍か あれがやっとんねん騎士団ってやつらか?」
「いえ あちらはヤントゥネン騎士団ではなく
僕の先輩達のシルエットナイトです」
「白い
こちらはバルゲリー砦所属隊長のカーンだ!
そこのサロドレア!いったいどこの所属だ!」
隊長機のカーンの声に 駆けつけた白騎士がこたえた
「こちらはライヒアラ騎操士学園 騎士学科 高等部
エドガー・C・ブランシュであります!
クロケの森で演習中の後輩たちの避難のために!
べへモスの足止めに参りました!!」
エドガー機
「学生だと!!??
・・・その意気やよし
だが相手は師団級魔獣 ここはあまりに危険だ!
諸君らは後輩の護衛に戻りたまえ
ここは我らとヤントゥネン騎士団に任せるんだ!!」
「お言葉ですがカーン隊長!
このデカブツは穴にはまって手も脚もでない状態ではないですか!
ならばここは仕留めるためにも一機でも多い方が得策かと
ご覧ください!カルバリン!!」
「まてよディー!このウスノロは俺の獲物だぜ!くらえカルバリン!!」
「よせ!ディートリヒ!ゲパード!!調子に乗るな!」
圧倒的な巨体のべへモスに威圧感にのまれまいと
エドガーの制止も届かず他の学生達は気を吐き
戦術級魔法による法撃を開始した
ドドド!!
法撃に包まれたべへモスが首を巡らせ新手の学生機に
いまいましげな視線を送る
「あの体勢は!?」
「いけねえ!!嬢ちゃん!そいつをかぶって伏せてろ!!
舌をかむなよ!!!」
「いえ僕は・・・うわ!?」
べへモスが口を開けて大きく息を吸い込み・・・
学生機2機への必殺の
ボスボロットが割り込んだ!
「「うわああああああああああああ!」」
「どっひゃああああああああ!!」
「ディートリヒ!ゲパード!!」
ベヒモスの
後ろにいた学生機は余波でひっくり返っていたが無事だった
ボスボロットに取付けていたディストーションブロックのおかげで
コックピットは無事だったが今の防御で完全に両腕が破壊された
「やべえ これじゃもうダルマだな!」
「友人を救っていただき感謝します!!
ディートリヒ!ゲパード!逃げろ!!!」
「ひえええええ!!」
「・・・・・・・・・・」
エドガーの声が届いたのかゲパード機は一目散に逃げ出したが
ディートリヒ機
「どうしたってんだあの紅いのは?
とっとと、うごかねえか!」
「あれはディートリヒ先輩のグゥエールですね
見たところに損傷はないようですが・・・
ボスさん ボスボロットは腕がないようですが
お困りですか?」
「そりゃあ どうやってもパンチがだせねえからな」
「では及ばずながら 僕が手を貸しましょう 先輩を『説得』してきます!」
「そいつあ って おい!?」
エルネスティはヘルメットをかぶったまま
ボスボロットを飛び出し仰向けに倒れているグゥエールに飛びついた
ガチン!プシュー
「なんだグゥエールの操縦席が開いている?誰か入ったぞ!」
「返事をしてディー!」
・・・・・・
グゥエールのナイトランナー ディートリヒは茫然自失としていた
ベヘモスと目が合い その口が開いたときから
完全に圧倒されていた
ふと幼いときに読んだ絵本を思い出していた
強大な魔獣に敢然と立ち向かう騎士の物語
それに憧れたかつての自分を思い出しながら
死を感じていた
「うわああああああああああああ!」
そのとき目前にあらわれたのは騎士ではなく
どこか子供のおもちゃのような巨人だった
その顔は笑っていた
かつて読んだ別の絵本を思い出す
子供の遊んでいた人形が意志をもち友達となり
最後はその子供を守って動かなくなる そんな話だった
ガチン!プシュー
頭上で音がしてグゥエールの操縦席が開いていく
意識が飛んでいたディートリヒは反応もできずにいた
「先輩 修羅場の真っ只中ですので少しグゥエールをお借りしますね」
エルネスティに座席からどかされ 目の前で想像を絶するようなやり方で
グゥエールの操縦を奪われていくのをただ見ていた
「さあて ここからがプログラマーの腕の見せ所です!」
ーーーーーー
「学生諸君! 今のブレスが直撃すれば命がない!
倒れているあの機体を担いで早く逃げろ!
これは命令だ!!」
「わかりました ヘルヴィ手を貸してくれ!」
「わかったわ!」
ヘルヴィ機のトランドオーケスとアールカンバーが
グゥエールを抱えようとしたところで・・・
ブオン!
グゥエールが突如立ち上がった
「ふふふ あっ ははは あ!あははは!!乗っている!ロボットに!僕は今乗っている!憧れのロボットの前で!僕がロボットに乗っている!!」
「ディー?」
「動けるなら下がるぞディー!」
「これがべへモス・・・ これが戦!闘!いいえ!これが僕の!スーパー!ロボット大戦です!!」
紅の騎士の中で悦びの声があがった
あけましておめでとうございます
少し更新が止まってましたがもうちょっとがんばります
マジンガーZのアニメ見てるとネタは結構でるので あとは書く時間さえあれば・・・