ナイツ&マジック&B   作:ウジョー

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友情

「お初にお目にかかりやす

生まれは日本 光子力研究所より

ロンドベル隊に出向中のボスボロットのパイロット

ボス と申します」

 

「わしがフレメヴィーラ王国国王、

アンブロシウス・タホヴォ・フレメヴィーラである

ほう、日本とは聞かぬ国の名だが・・・まあいい

此度は我が国の窮地を救った客人としてその方を招いたのだ、

むやみに堅苦しくても話しにくかろう、

この場は楽にするがよい」

 

「そいつはありがてい

なんせこんなしゃべりかた3分ももたねえもんで

イッシシシ」

 

国王の側近たちは驚愕を隠せなかった

べへモス討伐に際し騎士団とともに大きな功を上げながら

その正体は不明 乗っていた幻晶騎士(シルエットナイト)はまったくの規格外品

謎だらけの存在に国王自身が興味を持ち

城の会議室のような部屋で二人の側近のみを連れ

ボス一人を招き入れた

 

「わしを前にさして緊張しておらぬようだが

わしのような王族と会ったことがあるのかのう?」

 

「ロンドベルで女王様とかお姫様とかといっしょに戦ってたもんで

みんなとんでもねえ美人ばっかりでおれさま張り切っちゃってもう!」

 

「それはそれは豪気なことよ」

 

国王が笑顔で応えるなか側近たちは顔が青くなっていく

他国の見知らぬ王族の活躍を聞きつけ

若いころから無茶を続け 既に隠居が近い齢になってなお衰えぬ

国王の覇気にさらに火が付くことを恐れたのだ

 

「ところでボス、といったな

君は見たところドワーフのようだが

あのシルエットナイトはドワーフでも操れるものなのかね?」

 

国王アンブロシウスの探るような問いに

 

「ドワーフってのはよくわからねえが

ボスボロットはわりと簡単な操縦法になってっから

乗って歩かせるだけなら誰でもできるぜ

まあ一番うまく使いこなせるのはおれさまだがよ へっへっへ」

 

お調子者のように能天気に答えるボス

その顔に裏表をまるで感じさせないが

側近も含め国王側は警戒を解くことはなかった

そして・・・ところどころお互いに話が通じないところもあったが

いよいよ本題に入っていった

 

「・・・なるほど

ところで先の陸皇事変 べへモス討伐の件で君に国王として褒賞、

いや礼をしたいと思っておった 何が欲しい、申してみよ」

 

アンブロシウスの顔にはにこやかながら 人の悪そうな笑みを浮かべていた

その回答から未知の少年 ボスのことを少しでも探ろうと

生まれながらの王族として百戦錬磨の眼力が光っていた

そんなことを知ってか知らずかまるで出前でも頼むかのように

 

「そんじゃあ 壊れちまったボスボロットの修理の為に

人手と資材を都合してくんねえかな?

適当な量のスクラップとかでいいからよ」

 

   !?

 

国王と側近たちの表情が凍り付いた

大都市壊滅規模の巨大な魔獣による危機を

奇跡的にも人的被害なしで切り抜けた大事件の功労者が望むこととは

到底釣り合わない願いである

 

しかし ここで両者にはことの認識に大きなズレがあった

ボスにとってはべへモスはたしかに難敵ではあったが

自らがくぐり抜けた先の大戦ではそれ以上の強敵が次々とあらわれ

それらをボスボロットに乗り つい最近まで仲間達ともに戦ってきたのだ

その温度差が部屋の空気を更におかしなものにした

 

「それについてはこちらでも手配するつもりであった

なにしろ先に褒賞を授けるはずであったバルゲリー砦の騎士達や

エルネスティらは何よりもそなたの身の保障を求めたのだ

その程度の便宜をはかるのは当然のことだ」

 

「ありゃあ そうだったのか そいつはもったいねえ

って いっても ・・・ほかにほしいものっていえば

あっ! そうだ はぐれちまったおれの仲間が探してるはずだ!

もし そっちをたずねることがあったらおれに知らせてほしいんだわさ

アンテナを一本おったてるだけでも違うからその許可ももらいてえ」

 

「アンテナ? 詳しい話を聞かせてもらえるか?」

 

アンブロシウスの目が輝く 警戒し探るような気配が減り

子供のような好奇心を抑えきれなくなってきた

それからもしばらく会話は続き 謁見は無事に終わった

 

 

・・・

 

 

ボスとアンブロシウスの謁見後

後ろで控えていた側近たちが愚痴をこぼしていた

 

「・・・まったく 陛下にも困ったものだ

結局あの怪しい男の要望をそのまま受け入れてしまった」

 

「ですが 彼の要望自体は大したことはありません

それに彼が他国のスパイという可能性は限りなく低いでしょう」

 

「たしかに・・・

連絡をとる方法をあれほど明け透けに話すスパイがいるとは思えんが

あの男の話は荒唐無稽なものばかりでとても信用できるものではない!」

 

「空よりも高いところでべへモスよりも強大な敵味方が争う戦場にいたなどと

たとえその場しのぎの作り話としても明らかに常軌を逸しておりましたが

それだけに陛下の関心も高かったのでしょう」

 

「あのエルネスティ・エチェバルリアもべへモス討伐の褒賞に

あの男と謎のシルエットナイトをライヒアラ騎操士学園で預かり

その扱い一切に関わることを願うという奇妙なものだった

あのような得体の知れない存在を国として受け入れるべきではないのだ!」

 

「そうかもしれませぬが 彼らの功績は無視できるものではなく

最大の功労者であるバルゲリー砦の全員が彼の無事を願い

陛下自身が身の保障を約束したのですから仕方ありません」

 

「そのような約束をすること自体が問題だと言うているのだ!

そうじゃ!貴公の子らが学園に在籍しておるらしいではないか」

 

「ええ 確かに」

 

「さらに情報を集めた方がよかろう

何かよからぬ動きがあればすぐに報告させるのだ」

 

「・・・そのように」

 

「私からも人をだそう

これを放置するのは

べへモス以上の危険やもしれぬからな」

 

そのつぶやきがだれかに届くことはなかったが

その言葉が決して大げさではなかったことを

彼らはいずれ知ることになる

 

   ・・・・・・

 

「と いうわけで ボスさんとボスボロットは

僕達が通うライヒアラ騎操士学園で預かることになりました」

 

「おう あんがとよ 世話になるぜ」

 

王都カンカネンからライヒアラ学園街への道中

搬送されているボスボロットの頭部である操縦席の中で

ちゃぶ台を挟んでボスとエルネスティは話し合っていた

というより ボロットの中でのんびりしていたボスのところへ

エルネスティが押しかけてきたのだが・・・

 

「ん~~ 感激です!

あの光子力研究所のテクノロジーとボスさんたちの努力の結晶ボスボロット!

その存在はロボット界のパイオニアにして神秘のメカニック!

そして畳にちゃぶ台!

ここにはロボットの夢と日本人の魂の故郷が揃っています!

ボスさん!僕をボスさんの子分にしてください!」

 

「子分?」

 

「舎弟、家来、弟分、弟子、なんでもいいです

ボスさんがこのフレメヴィーラでボスボロットと共に生活できるように

万事整えてみせます!」

 

「子分にするのはいいぜ おれさまのことは敬愛をこめてボスとよべ!」

 

「OKボス!僕のことはエルと呼んでください」

 

「それはいいとして エルはずいぶんおれやボロットのことに詳しいな

王様たちは全然知らなかったみたいだったのによう」

 

「そうですね 僕のことをすんなり子分にしてくれたことですし

ボスには僕の秘密を明かしましょう

これはまだ両親やアディ達にも直接言ったことはないんですが・・・

僕には前世の記憶があります

前世での名前は倉田 翼、 日本人です」

 

「ほーん 同郷か

ありゃ ってことは ここってショウ達が召喚されたっていう

バ、バ バーサン・ネルとかいう異世界か?」

 

「バイストンウェルですね

ここではその呼称は聞いたことはありませんが可能性はあります

僕達にとってここセッテルンド大陸より外は完全に未開の土地ですから

もしくは似たような異世界かもしれません

ちなみに僕が転生した理由やボスさんを日本に帰す方法はまったくわかりません」

 

「なるほどなあ まあそれはいいだわさ

ところでエル 日本人だったときはいくつだったんだ?」

 

「僕の生前の記憶では28歳 プログラマーでプラモデラーでした」

 

「ありゃりゃ年上かよ 翼さんって 呼んだ方がいいか?」

 

「いえいえ 僕はもうエルネスティ・エチェバルリア12歳ですから

あくまで子分としてエルと呼んでください」

 

「そっか おれさまは死んだわけじゃねえみてえだから

ショウ達みたいに召喚されたのか うっかり入っちまったのか

まあなるようになるだわさ!

そんじゃよろしくな エル!」

 

「ええ あらためましてよろしくお願いします ボス!

そしてようこそフレメヴィーラ王国へ!」

 

こうしてボスにとってバルゲリー砦の騎士達に続き新たな友を得た

ロボットのこと 大戦のこと 日本のこと

そしてシルエットナイトやエルネスティの夢のこと

ライヒアラ学園街までの道中に話が尽きることはなかった

 

 

 

 

 

 

せっかくのエイプリルフールなのでウソ予告でもひとつ

 

ようやくついたライヒアラ騎操士学園

 

「ヘルヴィ アディ ノーラ ステファニア 

整備を手伝ってくれるドワーフにもカワイ子ちゃんがいるのに

ボロットにいっしょに乗ってるのはエル(男)だけかよ・・・」

 

「こらー!ボスさん!一番かわいいエル君を独り占めしないで!!」

 

そんなボスに運命の出会いが!?

 

「いいとこ見せちゃるわよ~!」

 

次回 ナイツ&マジック&B 

気合! でるか必殺 大雪山おろし!!!

 

「いや それ おれさまの技じゃねえよ!!」

 

 

 

ボス パイロット情報

 

地形適応 空C 陸S 海C 宇宙C

 

精神コマンド 自爆 ド根性 脱力 挑発 熱血 ???

 

サブパイロットに子分(男性)が乗ると友情補正 命中・回避 人数×30%

サブパイロットに女性が乗ると片思い補正 攻撃・防御 人数×30%

 

ボスボロット ユニット情報

地形適応

空C 陸A 海C 宇宙C

 

武器

補給装置

ボロットパンチ

スペシャルボロットパンチ

スベシャルDXボロットパンチ

全て射程1

 

強化パーツ

ミノフスキークラフト

V-UPユニット(U)

V-UPユニット(W)

ディストーションブロック




久しぶりの更新ですが・・・あまり内容進んでません
書きたいことはまだまだいっぱいあるのですがまた次の機会に

季節と年度の変わり目にコロナ第4波 体調にはくれぐれもお気を付けください
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