ネコ   作:ミーちゃん

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最近、YouTubeでドラえもん雑学をあげている人の動画を見て、そういえばのび太の世界に主人公と同じ名前の泥棒猫「クロ」がいたなぁと思い出しました。

ドラえもん達をきちんと表現できているのかわからない。

誤字報告感謝。2022年9月30日に修正しました。


11話 鋼龍に、ネコはなる!

 クロが猛獣をなんとかすると言って消えた後、ドラえもんとのび太が話していた。

 

「結局、クロはどうやるんだろう?」

 

「さぁ、少なくともボクがやろうとした手段は取らないと思うよ?」

 

「うーん、わかんないや」

 

 クロがどうやって猛獣を呼ぶのかのび太とドラえもんが考えてみていたその時、先頭を歩いていたジャイアンとペコの前に何かが空から降りてきた。

 

「グオオオオオオオオオオ!!」

 

「きゃああああ!?」

 

「な、なんだコイツ!?」

 

「ド、ド、ドラゴン!?」

 

 それは、黒銀色の外殻を持つ古龍……クシャルダオラだった。正確にはクシャルダオラに姿を変えたクロなのだが、今ののび太たちがそれを知る由もない。クロはジャイアンとペコの前に降り立つと、思わず耳を塞いでしまうような咆哮して走り出した。

 

「逃げろー!!」

 

 ドラえもんの声をきっかけにして、全員が走ってくるクロから逃げる。しかし、先頭にいたジャイアンは逃げきれず、途中でクロの前足によって押さえつけられた。同じく先頭にいたペコは、ジャイアンを押さえつけているクロに向かって吠えている。

 押さえつけられたジャイアンは、それでも逃げようともがくがジャイアンを押さえつけている足はびくともしない。ちなみに、クロは姿が鋼鉄の強度とその性質を持つ鱗や甲殻に覆われているので、力を入れると簡単に怪我をしてしまうため優しく押さえつけている。

 

「たけしさん!」

 

「ドラえもん、ジャイアンが!」

 

「わかってる! 食らえ『桃太郎印のきびだんご』!」

 

 桃太郎印のきびだんごを取り出したドラえもんが、クロの口元に向かってきびだんごを投げる。だが、クロはそれを横に避けて尻尾でドラえもんに跳ね返した。

 跳ね返されたきびだんごはドラえもんの顔面に直撃。その後、ベチャッと地面に落ちた。

 

「きびだんごを食べないなんて……」

 

「ええい! これはどうだ『スモールライト』!」

 

 次にドラえもんが取り出した道具は『スモールライト』。スモールライトから放たれる光を浴びたモノは、大きさが縮んでしまうのだ。ドラえもんは、スモールライトをクロに向けてスイッチを入れる。すると、スモールライトから光が放たれる。しかし、クロはその光が特殊な効果を持っているのだと判断して、空中に逃れることで回避した。

 

 クロが空中に逃げたおかげで、ジャイアンを押さえつけていた力がなくなり、ジャイアンがのび太たちのところまで逃げてくる。

 

「また避けた!」

 

「ジャイアン大丈夫!?」

 

「ああ、助かった」

 

「またドラゴンがこっちに来てるよ!」

 

「『空気砲』! ドカン!!」

 

 新たに取り出した道具『空気砲』は、空気の衝撃波を発射することができる。空気砲をクロに向けたドラえもんは、ドカンという言葉と共に空気の衝撃波を発射する。

 

「グオッ!?」

 

 クロは見えない攻撃である空気の衝撃波を避けることはできず、まともに受けてしまう。それも、かなりの威力で、鋼鉄の強度と性質の鱗と甲殻に覆われた姿のクロを数メートル程吹き飛ばした。途中で念動力を発動して止まることができたが、次々と空気の衝撃波が発射されてくる。ドラえもんがのび太たちにも空気砲を渡して撃っているのだ。

 

 連続で発射されてくる空気の衝撃波に対して、クロは大気を操作して風のブレス(偽)を放つ。もちろん、のび太達には当たらないようにしていたが、風のブレス(偽)は空気砲から放たれた衝撃波を容易に貫いて、ジャングルの木を吹き飛ばした。

 

「きゃあ!?」

 

「しずかちゃん!?」

 

「大丈夫、驚いただけ…………」

 

「良かった」

 

「どうすんだよドラえもん、空気砲じゃあのドラゴンの攻撃に勝てないよ!」

 

「なら、『タケコプター』『ショックガン』『ひらりマント』『スーパー手ぶくろ』!」

 

 さらに、ドラえもんが新しく出した道具は『ショックガン』に『ひらりマント』、『スーパー手ぶくろ』だ。

 ショックガンは銃の見た目をした道具で、先端から放たれる光線は生物を気絶させることができ、ひらりマントは、目の前に迫ってくる物に対して使用すると闘牛士のマントのようにどんな標的でも回避したり跳ね返したりできる。スーパー手ぶくろは、ゴム手袋を象った道具ではめると怪力を発揮できるのだ。

 

 スネ夫がショックガンを装備し、のび太はひらりマント、しずかちゃんはスーパー手ぶくろ、ジャイアンとドラえもんは空気砲を装備して、ペコを含めた全員がタケコプターで空を飛んだ。このまま下にいても、上から遠距離攻撃を相手も出せるなら的になるだけだと判断して、ドラえもんが渡した。

 

「えいっ!」

 

「「ドカン!!」」

 

「ひらりっ!」

 

 クロは、スネ夫の持つショックガンから発射される光線を避け、ドラえもんとジャイアンが発射した空気砲の衝撃波を風のブレス(偽)を放って貫く。衝撃波を貫いた風のブレス(偽)はドラえもんとジャイアンの方向に進むが、ドラえもん達は動かず風のブレス(偽)の進路上にひらりマントを持ったのび太が割って入る。そして、そのままひらりマントで風のブレス(偽)をクロへと跳ね返した。

 

「っ!?」

 

「捕まえたわ」

 

 当然のように跳ね返されたブレスを避けたクロだったが、いつの間にか懐に近づいていたしずかちゃんに尻尾を掴まれた。

 今のクロは、千里眼を使用していなかったため見逃してしまった。なぜ千里眼を使用していなかったのか。それは、クロが猫になって初めてまともにダメージを負った驚きと痛みで千里眼を解除してしまったからだ。クロは普段から危険を事前に排除していたが故に戦闘経験が少なく、痛みを負うこともほとんどなかった。

 

「えいっ!!」

 

 しずかちゃんは尻尾を掴んだままジャイアントスリングをするかのように回り始め、勢いがついたところで尻尾を離し、クロを下のジャングルへと振り投げた。

 投げられたクロは超能力を使う暇もなくジャングルに墜ち、ジャングルはクロが墜ちた衝撃で木々が吹き飛び土煙が上がって数メートル程のクレーターができた。

 

「しずかちゃん凄い!」

 

「あのドラゴンを吹っ飛ばしちゃった!」

 

「倒したのかしら?」

 

「煙が邪魔でわからないや」

 

さらなるダメージに耐えかねたクロは、土煙が上がって見えていないのを確認して空間転移で離れたところに逃れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

痛い

 

 身体中がとても痛い。鋼鉄の強度と性質を持つクシャルダオラの姿になったのに、なぜこうも簡単にダメージが入るのか。

 食べたものを従えるきびだんご、衝撃波を放つ道具に、謎の効果を出すライト、攻撃を跳ね返すマント、ビームを放つ銃、恐ろしい怪力を発する手袋。やはり、ドラえもんの道具は規格外なものばかりだ。世界を創り出したり、時間移動が可能な道具もあるから、時間を止める道具とかもありそうだな。

 

 少し経って痛みが引いてきたので体を見てみると、しずかちゃんに投げられた時にできた傷がようやく治り始めていた。あのまま続けていたら、吾輩の方が危なかっただろうな。傷が治ってから、ドラえもん達の所に姿を戻して再び転移する。

 

「あ、クロ!」

 

「どこ行ってたのさ! ドラゴンが出てきて大変だったんだよ!?」

 

『そうか、すまなかったな。吾輩は少し用事を思い出して、一旦離れていたのだ。まさか、吾輩が離れてる間にドラゴンに襲われるとは思わなんだ。お前達が戦ったドラゴンは、吾輩が空間転移ではるか遠くに移動させたし、今後はなるべく離れないようにするから安心するといい』

 

「良かった、それなら安心できるよ」

 

「頼むよ、本当に危なかったんだからね?」

 

「少し疲れちゃったわ」

 

「オレも……さすがに疲れちまった」

 

 まぁ、いきなり襲われて戦闘になったら疲れるだろう。むしろ、少し疲れたくらいで済んでいるしずかちゃんはちょっとおかしい気もするな。

 

「だいぶ日も沈んできたし、今日はここまでにして明日また来よう」

 

「そうだね」

 

「ワンッ」

 

 ドラえもんがポケットからどこでもドアを出し、ドアを通って日本に帰る。皆が家に帰っていくのを見守ってから、吾輩は鏡の世界に移動した。

 

『傷つけないようにしていたとはいえ、あのような醜態を晒すとは。もっと精進せねばならんな』

 

 今日のことを反省して、肉弾戦闘の修業を忘れないうちにしよう。痛みで超能力や千里眼を解除してしまうなど、戦場ではありえないからな。

 

 

 

 

 




【桃太郎印のきびだんご】
 きびだんごを食べさせた動物と友達になることができる。なお、『おしり印のきびだんご』という紛らわしい道具もあるらしい。

【スモールライト】
 ドラえもんにおいて、かなりの使用率を誇る道具。丸い電灯から放たれる光を浴びると、浴びた時間に比例して小さくなっていく。小さい状態でもう一度光を浴びると、元に戻ることもできる。

【空気砲】
 手や足に付けてドカン!と言うと、空気の砲弾を放つ道具。改造すれば、連結させて威力を上げることが可能。

【タケコプター】
 ドラえもんにおいて、使用率が高い傾向にある道具。ひみつ道具の代名詞。空を自由に飛びたいな〜……というセリフが有名。

【ひらりマント】
 あらゆる攻撃をヒラリと跳ね返すマント。ただし、冷凍ビームのような属性がついた攻撃の場合、跳ね返しきれないことがある。

【ショックガン】
 銃のような形状で、銃口にあたる部分から対象を気絶させる光線を放つ道具。ハリー・ポッターの世界にあると大活躍しそう。
ハリー・ポッター「ステューピファイ!」

【スーパー手ぶくろ】
 手袋の形状をしたひみつ道具。装着した者の腕力を引き上げてくれる。その強化は、小学5年生の女の子が成体ゴリラをぶん投げられる程。




原作と違い、ジャイアンだけが狙われてるわけでもなく活躍もできていないわけではないので、拗ねることはありませんでした。


正直、ペコの存在感が薄いです。バ、バウワンコに入ったら活躍するから(震え声)

映画編の日常と戦闘描写についてなのだ

  • 戦闘シーンは省略するのだ
  • そのままでよいのだ
  • 戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
  • 早く新しい挿絵を追加するのだ
  • モンハンと人間以外にも変身するのだ
  • 冥との絡みを増やすべきなのだ
  • クロはもっと無双RTAしてよいのだ
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