ネコ   作:ミーちゃん

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ワクチンの副作用エグくない……?

疲労に頭痛に筋肉痛に発熱に吐き気とクワトロコンボでした。




誤字報告感謝。誤字修正しました。


14話 ネコと黒き竜

「こ、ここは一体!? 誰だお前たちは!?」

 

「落ち着くんだブルスス!」

 

「その声、そのお顔、その匂い、まさか……王子!? よくぞご無事で……」

 

 

 吾輩の空間転移によって『かべかけ犬小屋』の中に現れたブルススという男。大柄な体で、額に十字傷がある。

 今より数時間前に行った作戦会議にて出た、ペコの「ブルススがいれば百人力だ」という意見を取り入れたため、吾輩がこの国の収容所に入れられていたブルススを空間転移で連れてきたのだ。ペコから特徴を聞きながら千里眼で見通せば、さほど時間もかからず安全にブルススを救出できた。

 

 ちなみに、吾輩たちが今いるこの『かべかけ犬小屋』はドラえもんの出した道具だ。見た目は、犬小屋の絵が描かれた壁紙だが、絵の入り口から中に入ることができるのだ。中は想像より広く、ドラえもん達五人とペコ、チッポ、ブルスス、吾輩が入っていても少し余裕があるくらいだ。

 

 

「王子、この方々は一体何者ですか?」

 

「僕と一緒に外の世界から来てくれた、勇敢なる方々です」

 

「なんと、外の世界から!? ありがたや、バウワンコ一世の予言は真であったか!」

 

「予言?」

 

「王家に伝わる古い古い言い伝えのことです。『国乱れる時 五人の外国人と黒き竜来たりて 巨神の心を動かさん』という内容です」

 

「五人の外国人?」

 

「ボクらのことかな?」

 

「でもよ、黒き竜ってやつはいないぜ?」

 

「うーん、現実に竜がいるわけないし、何かの例えなのかな……?」

 

 

 予言の黒き竜……おそらく、吾輩のことなのかもしれん。魔法を使って姿を変えれば黒竜になることは可能だからな。

 しかし、こうなることを予言していたというバウワンコ一世は一体何者なのだろうか? もしかしたら、吾輩以上の性能の千里眼を持っていたのかもしれんな。

 だとすれば吾輩も、もっと修業すれば未来をも見通せるようになるのだろうか。しかし、千里眼を鍛える方法はわからんからなぁ。ひたすら千里眼を酷使するくらいか? だが、それは普段からずっと千里眼を使っているから既に行っているようなもの。とりあえず、かつて見通せなかったものを見通せるように戻ったら修業してみるか。

 

 

「それに、巨神の心というのも一体……?」

 

「わかりません。ですが、巨神の内部は空洞になっていると聞いています。入ってみれば何かわかるかもしれません」

 

「なるほど」

 

「クロの空間転移で直接内部に入れないの?」

 

 

 のび太からの質問が飛んでくる。

 

 うむ、吾輩も最初は巨神像の内部に直接飛ばせたら安全だし楽になると思ったのだが、なぜか魔法世界の時と同じように千里眼で内部が覗けなかったのだ。巨神像には魔法がかかっているのだろうか。

 

 

『すまないが、吾輩の千里眼でも内部を覗くことができなかった。故に、直接内部に転移させることはできない』

 

「そうなの?」

 

「なら、夜の闇に紛れて森を進むほかありませんね」

 

『いや、それはやめておけ。直接内部には無理だが、その手前に転移させることはできる。夜の闇に紛れて森を進むよりも安全だし、何より奴らを完璧に出し抜けるだろう』

 

「確かに! それなら安全だよ!」

 

 

グウゥ〜〜〜!

 

 

 作戦会議をしていると、突然、お腹のなる音が聞こえる。音の出所はのび太のようで、お腹に手を当てていた。

 

 

「ご、ごめん。お腹空いちゃって」

 

「そういえば私達、長いこと何も食べてないわ」

 

「お腹が空いて死んじゃいそうだよ〜!」

 

「う〜ん」

 

『吾輩が保有している食糧を分けよう。調理したものはないが、何もないよりはマシだろう』

 

 

 この場の全員にそう伝えて、蔵から鏡の世界で調達した食糧を取り出す。ハムやパン類、様々な種類の缶詰やビスケット、カップラーメンなどを取り出し、ラーメンや水分補給に使う水を用意した。ジャイアンとのび太は迷わずカップラーメンを選び、ペコやブルスス、チッポたちはパン類、しずかとスネ夫とドラえもんは缶詰とビスケット、吾輩はハムを選んだ。

 

 

「ふぅ、ここに来てラーメンが食えるとは思わなかったぜ」

 

「ありがとう、クロ」

 

「助かりました」

 

『うむ』

 

「でも、この食糧はどこから?」

 

「確かに……」

 

『鏡の世界で手に入れたのだ。鏡の世界には生きた動物は存在しないからな、誰のものでもない食糧や物が多くある』

 

「そうなんだ。もしかして、前に僕が貸した入り込み鏡で?」

 

『うむ。それに、今の吾輩は入り込み鏡なしでも魔法で鏡の世界に行けるようになっている』

 

「魔法?」

 

「魔法ってあの?」

 

『まぁ、おおよそお前たちの想像している通りだ。並行世界の運営や身体能力の強化、姿を変える魔法などもあってな、昨日お前たちを襲った龍は吾輩が変身した姿なのだ。すまなかったな』

 

「あれクロだったの!?」

 

「クロさんは、ドラえもんさんのように不思議なことができるのですね」

 

 

 吾輩の魔法について説明した後は、作戦会議を再開して話し合い、今日の夜に吾輩の空間転移を用いて巨神像の前に移動することになった。全員が巨神像に入るわけにはいかないので、巨神の心を動かすまでの時間稼ぎは吾輩が行うこととなった。もしかすれば、大臣たちも予言を知っていて吾輩たちの行動を予測して待ち伏せをしている場合もあるだろうが、その時は転移で飛ばせばいいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 夜、バウワンコの王城の玉座にて—

 

 

「なんということだっ! あれだけの兵を動員しておきながら手掛かり一つ掴めんとは」

 

「天に登ったか地に潜ったか、奴らも中々やりますなぁ…………」

 

「何を悠長なことを言っておる!」

 

 

 この国を支配するダブランダーと隻眼のサベール隊長、古代兵器の復活に尽力したコス博士が話し合っていた。

 多くの兵を用いてもペコたちの手掛かりを掴めず焦っているダブランダーは、どこか余裕を感じさせるサベールに対し怒号を浴びせる。そして、焦りで苛立っているダブランダーにコス博士が声を掛けた。

 

 

「まぁ、お静まりくださいダブランダー様」

 

「なんだ」

 

「おそらく奴らは、夜の闇に紛れて巨神像を目指すものと思われます」

 

「どうしてそんなことが言える」

 

「王家に伝わる古い予言があるのです。『国乱れる時 五人の外国人と黒き竜来たりて 巨神の心を動かさん』この予言を頼りに奴らは行動するでしょう。巨神像は森に囲まれていますので、見つかりにくい森の中を進もうとするはずです。森の中に兵士を配置し巨神像の前に待ち構えておくのが良いでしょう」

 

 

 悪どい笑みを浮かべたコス博士は、ダブランダーに予言の内容と作戦を伝えた。

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ふむ、巨神像の前で兵士達と大臣が待ち構えているな。それに、森の中にも複数の兵士と謎の車がいる』

 

「う〜ん、クロが懸念していた通りになったね」

 

「大丈夫! クロの空間転移なら待ち構えてる兵士達と入れ替えることもできるもんね」

 

『ああ。問題ない』

 

 

 

『我が望みを叶えよ』

 

 

 呪文を唱えて姿を変えた吾輩は、全員を巨神像の足元に転移させ、同時にその近くに展開していた兵士たちと大臣を森側に転移させた。巨神像の内部に直接送り込みたかったが、なぜか千里眼で内部を覗くことができなかった。

 

 

『作戦通りに我輩が時間を稼ぐ。その間に巨神像の心を動かしてくれ』

 

「わかった! クロも頑張って!」

 

「気をつけて!」

 

「ああ」

 

 

 ドラえもん達が巨神像の足元にある入り口に向かい走ったのを見て、吾輩も転移させた兵士たちを見る。兵士たちは森の方から急いで走っており、もう少しでここまでたどり着くだろう。

 

 

 尾の刺を剥き出しにし、いつでも動けるように頭を低くして後ろ足に力を入れておき、鋭刃翼を前に出して構える。

 

 

 そうしたタイミングで森から黒い鎧を着た兵士を筆頭に他の兵士たちや大臣も出てきた。

 

 

「グアアアアアアアアァッ!!」

 

「な、なんだアレは!?」

 

「まさか、予言の黒き竜なのか!?」

 

 

 兵士たちと大臣への挨拶がわりと、未だ入り口でもたもたしているドラえもん達へ「急げ」という意味を込めて、咆哮した。

 

 

 

映画編の日常と戦闘描写についてなのだ

  • 戦闘シーンは省略するのだ
  • そのままでよいのだ
  • 戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
  • 早く新しい挿絵を追加するのだ
  • モンハンと人間以外にも変身するのだ
  • 冥との絡みを増やすべきなのだ
  • クロはもっと無双RTAしてよいのだ
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