ネコ   作:ミーちゃん

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学校が始まるので、そろそろ更新が難しくなってきたこの頃。
卒論かぁ〜ドラえもんじゃダメかな?


誤字報告感謝。誤字修正しました。


17話 具象化鏡、エレベータープレート、その他

〆月△日

 

 今日は、半日修行した後に現実世界の寝床で休憩していたら面白いものを見た。

 

 のび太たちが暗いどんよりとした空気をまとったと思えば光出したり、突然ゴマを擦り始めたスネ夫に呼応するかのように天狗のような状態になっていくジャイアン。

 なぜこんな不思議な状態になっているのか、犯人であろうのび太かドラえもんに聞いてみたところ『具象化鏡』という道具のせいだった。具象化鏡は「暗い人」や「時の流れ」などの言葉の上の表現を本当に見えるようにする道具らしい。面白いが、あまり使い道はなさそうな道具だと思った。

 

 だが実際は、使い方次第では危険になる道具だった。

 のび太の気分がひどく落ち込んでいる時に相応強い表現が具象化され、危うい場面があったのだ。

 「絶望のどん底」が似合いそうな雰囲気には落とし穴、自分のゆく道が「茨の道」だとのび太が言った時には薔薇が出現し痛みも伴っていた。「胸が張り裂けそうな悲しみ」を口にした時は、本当にのび太の胸が張り裂けそうになっていたから、流石に焦ったな。まぁ、のび太の先生が来てくれたおかげで張り裂けることはなかったが、代わりに昇天しそうになっていた。

 

 どんな道具も使いようというわけだな。

 

 

 

〆月✥日

 

 今日は修行を休みにして散歩をしていた。

 途中でハプニングが生じたが、それも無事解決できた。

 ハプニングというのは、のび太の家の近くを歩いていた時に偶然聞いたのだが、のび太のママが家の鍵を失くしてしまったのだ。ドラえもんとのび太が鍵屋に走っていき、のび太のママは家の玄関の前で待機していた。気になったからしばらく待っていたのだが、一時間経ってもドラえもんたちは戻ってこず、千里眼で確認したら『エレベーター・プレート』なる道具で遊んでいたので、吾輩がドラえもん達の代わりに念動力で鍵を開けた。このまま放っておいたら、ドラえもん達はのび太のママが玄関で待っていることを忘れるだろうと思ったからな。

 

『エレベーター・プレート』は、プレートに人を乗せたままエレベーターのように建物の階数の位置に上下し、空中に止まった場合はプレートに乗っていた者だけ空中を歩行することもできる道具のようだ。のび太達はタケコプターのように空を飛ぶのではなく、空を歩くという体験が面白かったのだろう。まぁ、それで重要な頼み事を忘れて遊ぶのは良くないが。

 

 

 

 

〆月❇︎日

 

 今日は美夜子さん達との約束を守るため魔法世界に行き、美夜子さんを現実世界につれてきた。満月牧師は、やることがあるとのことで美夜子さんだけになったのだ。

 

 車や飛行機などに驚く美夜子さんを案内しながら街を歩くと、買い物途中のドラえもんとのび太と出会った。とても驚いていたな。しばらくドラえもん達と会話した後は、一緒に街を案内してから公園などでドラえもんの道具を使って遊んでいた。箒を使わずタケコプターで空を飛んだり、『フエルミラー』という道具で全員分(吾輩も欲しいと頼んだ)に増やした魔法の絨毯で競争をしたりだな。

 …………今更だが、この街の住民はこのような場面を見ても驚くだけで、携帯で動画を撮ったりネットに上げたりすることをしないのは何故だろうか? 民度が高いのか? でも、日記に書いてないだけで二日に一度はポイ捨てや強盗、誘拐が起きているからな。そのうち米花町の犯罪率に追いつきそうだ。

 

 

 

 

〆月✳︎日

 

 今日は、空き地に『フエール銀行』という道具をドラえもんが置いていったのでそれを利用してみた。……と言っても、偶然拾った十円玉を預金しただけだが。

 

 ドラえもん曰く、フエール銀行に預金すると一時間ごとに一割の割合で利子が増えてくそうだ。つまり、吾輩が預金した十円は一日で約百円に、一週間では約9000万円になるということだ。一ヶ月預けた場合は大体100穣円くらいになる。京や垓よりも数字は上だ。確実に人間が一生使い切ることのできない金額だろうな。猫である吾輩は余計に使い切れないだろう。まぁ、ないよりはあったほうがいいので、預けられる間は預けて、必要になった時に下ろすか。

 

 フエール銀行が空き地に置かれて二時間ほど経った時に、のび太が裸になってやってきたのは驚いたな。しずかちゃんもその場にいたから、吾輩がのび太に屈折させた光のシールドを大事な所に当てなければ、のび太の立場は危ういことになっていただろう。

 フエール銀行の貸し出し機能を使ったはいいものの、すぐに借りた金を返さなかったせいで、利子として着ていた服が消えていったようだ。

 金の貸し借りは慎重にせねばな。

 

 

 

 

 

〆月◆日

 

 驚いた。のび太が世界一頭が良くお利口なパラレルがあったとは。

 

 何があったのかしっかりと経緯を書き残しておかなくてはな。

 

 夜中に、のび太が家の窓から短冊を釣竿の先に垂らして何かを祈っていたから、何を祈っているのか気になって転移し、のび太に話を聞いてみたのだ。

 すると、「みんなが自分のことをバカと呼ぶから、利口になるように祈っていた」という。

 その行動自体が既に……と思ったが、言いはしなかった。吾輩は空気を読める猫なのだ。後からドラえもんがやってきて、先程と同じことを説明し、吾輩と同じことを思ったのかドラえもんは呆れていた。加えて、七夕が関係する星の名前すらのび太は知らなかったようで「七夕様ってどの星のこと?」などとドラえもんに聞いていたな。

 丁寧にドラえもんが説明するも理解できず「向かいの家の屋根から上に数えて何番目とかで教えて」と無理難題な発言をしていた。これには、流石のドラえもんものび太を馬鹿にしていたが、それによってのび太は号泣。

 

 馬鹿でもわかるように『天球儀』という道具を出し、それを使ってのび太に彦星と織姫星の説明をしだしたドラえもん。

 その間、吾輩は何をしていたかと言うと、天球儀をのび太と一緒に眺めていた。天球儀は本物をマイクロコピーしたもので、生物のいる星にはナノロボットを置いて完全再現しており、ある意味本物の宇宙ということらしい。

 相変わらずドラえもんの出す道具は凄まじいな。のび太と一緒に宇宙をドラえもんが出した『天体けんび鏡』を使って天球儀の中を覗き、ドラえもんの説明を聞いていたのだが、この時にのび太が途中で地球にとても酷似した星を見つけたのだ。ただし、あべこべだったが。

 ドラえもんはとても驚いていて、数秒すると「行ってみよう」と言ってポケットから宇宙船らしきものを取り出した。吾輩たちはその宇宙船に乗って天球儀の中に入り、のび太が見つけた星へと向かった。

 

 のび太が見つけた星は、吾輩たちが住んでいる地球そっくりではあるが、大体のものがあべこべになっていた。

 横断歩道や道路の信号は赤が進めになっていて、家の表札や店の文字、ネズミと猫の関係性、のび太達に該当する人物の見た目はそのままに性別などがあべこべになっていた。ただ、あべこべになっていると言っても、空気や昼夜の概念は変わらなかったのは良かったな。空気があべこべになってヨウ素や二酸化窒素、オゾンが多くなっていたら致命的だからな。

 あべこべになっていたのび太達は、性別だけでなく性格もあべこべになっていた。風呂好きのしずかちゃんは風呂に入らない男の子に、ジャイアンは気が弱く走って転ぶ程運動能力もあべこべになり、スネ夫との立場もあべこべだった。

 

 正直、見た目は変わらず「〜だぜ」口調のしずかちゃんは男の子と言うよりも男の娘という感じで良かった。実に良かった。

 

 あべこべのび太は天才や利口などと呼ばれていたが、この星のジャイアンは歌上手で料理上手になっている可能性があるのか。

 のび太的にはガッカリだろうが、吾輩にとっては実に面白いものだった。この記録はぜひ残さなければと思ったので、きちんと経緯を書き記しておく。

 

 

 

 

 

〆月●日

 

 朝起きたら、世界がおかしなことになっていた。

 道端やお店の中、ましてや運転中に皆が皆眠ろうとしていた。 

 

 魔法世界の時と同じように、ドラえもんかのび太のどちらかが何かしたと思い、のび太の家に突撃したら、案の定のび太が原因だった。

 もしもボックスを使って「眠れば眠るほど偉いという世界になったら」と願ったらしい。眠るのが得意なのび太は、この世界においては「偉い!」「凄い!」と持て囃されていたようだ。なんて世界を願っているんだと思ったよ。より眠ることが何においても重要視されるのなら、人々は働かず、何も食べず運動もしなくなる。そうなるとこの世界はあっという間に滅んでしまうからな。

 実際に影響も出たようで、普段は夜中でも空いている店は店員が皆寝ているせいで空いておらず、挙げ句の果てにはのび太の家に居眠り運転のダンプカーが突っ込んだ。吾輩がたまたま起きていたから、中にいたのび太達が引かれる前に念動力でダンプカーを止めることができたが、寝ていたらどうなっていたことか。

 

 のび太には、早々に元の世界に戻してもらった。

 

 

 

 

 

〆月◉日

 

 今日は、のび太がドラミから面白い道具を借りていたので、使わせてもらった。

 

 『ハツメイカー』という道具で、専用の材料箱が必要になるらしいが、欲しい道具をハツメイカーに注文すると希望した道具の作り方を記した設計図が出てきて、それをもとに組み立てればドラえもんやドラミの持つ道具と同様のものが作れるようなのだ。

 

 のび太は、ハツメイカーに「いじめっ子にいじめられたり親に叱られた時に素早く逃げられる道具」をリクエストして『ゴキブリぼう』を、しずかちゃんの頼みを聞いて『オールシーズン花だん』を、スネ夫とジャイアンの頼みを聞いて『ファイタースーツ』を制作していた。

 のび太の手によって制作された道具の性能は注文通りで、吾輩も是非作ってみたいものがあったから、のび太に頼んだのだ。ただ、吾輩の望む道具は秘密裏に作りたかったから「ハツメイカー専用の材料箱と一緒になったハツメイカーが欲しい」と注文して、新たなハツメイカーの設計図を手に入れた。

 

 設計図通りに新たなハツメイカーを組み立て、できたハツメイカーと共に鏡の世界に移動し、吾輩の望むものをハツメイカーにリクエストした。…………クククク、これで神に一矢報いる可能性のある道具を制作できるわ!

 

 

 

 

 

 




そろそろマトモなタイトルに直した方が良いのか悩んでいます。小説のあらすじくらいは書いておくべきか。

映画編の日常と戦闘描写についてなのだ

  • 戦闘シーンは省略するのだ
  • そのままでよいのだ
  • 戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
  • 早く新しい挿絵を追加するのだ
  • モンハンと人間以外にも変身するのだ
  • 冥との絡みを増やすべきなのだ
  • クロはもっと無双RTAしてよいのだ
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