ネコ   作:ミーちゃん

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気が向いたので更新。


2話 ネコは出会う

 昨日のことだ。

 吾輩、海の近くで家を作りたいがために海を探していたら、海で遊んでいる4人の少年少女と首長竜、二足歩行する青いタヌキを見つけてしまった。

 

 今は、青いタヌキ含めて4人とも空を飛んで移動している。竹トンボのような物を頭につけて空を飛んでいる。あの形状では、髪もしくは頭の皮が持っていかれそうなものだが・・・・・・特に問題はないらしい。不思議な道具だ。不思議な道具といえば、首長竜を小さくしたライトのような道具や空飛ぶ絨毯のような形状の乗り物もあったな。乗り物の方は壊れていたが、どのような機能があったのだろうか。おそらくタイムマシンの類だとは思うが、壊れているのが惜しいな。

 少年少女の服装は少し古い感じがするものの、明らかに近代以降の物だ。特に、一緒にいる青いタヌキ。お腹についてるポケットから竹トンボもどきを出したり、壊れた乗り物を仕舞っていた。少年少女よりもあのタヌキが怪しい。挙動とか色とか。

 

 4人と一匹は海岸線を縦に移動している。このままだと、吾輩の千里眼でも捉えられない距離に出るだろう。仕方ない。家を作る予定だったが、あれらは気になる。特に道具。超能力を駆使してついていくとしよう。

 

 まずは、彼らの少し後ろの位置にテレポートする。空中に投げ出されるが、吾輩自身を念動力で浮遊し、移動していく彼らの跡をついていく。もちろん、光をねじ曲げて不可視化するのを忘れない。光をねじ曲げてしまうと吾輩も見えなくなるが、千里眼を用いれば問題ない。

 

「ピー、ピピー!」

 

「っ! こら、ピー助。落っこちゃうぞ」

 

「ピッピー!」

 

「えぇ、外が見たいの? もう……仕方ないなぁ」

 

ふむ、あの首長竜はピー助というのか。吾輩に反応したわけではないよな? 一応、不可視化しているから見えていないはずだ。こちらは風下だから匂いもしないはず。……偶然か?

 

「わお! 見てよジャイアン、トリケラトプスだ!」

 

「すげー」

 

 ジャイアンと呼ばれた子供とリーゼントのような髪型の子供がトリケラトプスの群れに興味を示した。トリケラトプスの群れに近づいていく。……危険だな。

 案の定、二人は襲われそうになっていた。超能力でトリケラトプスの動きを止めたおかげで難を逃れていたが、あの子供らが危険なことをするたびに吾輩は手を出さないといけないのだろうか。あの青いタヌキが何かしてくれればいいのだが、あの二人には注意するだけだった。目の前で子供が死なれても困るし、不思議な道具を出す青いタヌキのこともある。致し方なし。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

□月○日

 一日中、こっそりついて行っていたが、終始気づかれることはなかった。明日もこの方法でついていくとしよう。

 子供の好奇心ゆえか何度も危ない目にあっていた。その度に超能力で助けたのは言うまでもない。浅瀬とはいえ、なんの武器も持たずに水着で海に潜った時は冷や冷やしたな。肉食の水棲生物が子供らの近くを通りそうなら、念動力バリアを貼って遠ざけていた。

 

 それと、青いタヌキがまた不思議な道具を出していた。いや、ドラえもんと呼ばれていたし、今後はドラえもんと呼ぼう。ドラえもんが腹のポケットから取り出した道具は、鍋のような形をしたものとピンのようなものの二つだった。

 鍋のような形をした道具は、木の実と海で獲った魚や貝を一緒に入れると、ソーセージに加工していた。なるほど、調理器というよりは加工機なのだろう。だが、加工した後の量がおかしい。入れた量の倍くらいはあった。

 もう一つの方は、ピンの先端部分を地面に刺すと、瞬く間に巨大化した。確か、『キャンピングカプセル』とか言っていたな。キャンピングカプセルの内部は1、2人が十分宿泊できる広さで、冷暖房、ベッド、トイレ、シャワーが備えられていた。出入りは球体部分から出る簡易エレベーターで行っていて、外から出入りする時には支柱にあるボタンを押すことでこのエレベーターが下りてくるようだ。…………素晴らしい。その道具、是非欲しい(|)

 

□月△日

 今日も彼らは海岸線を縦に進んでいた。

 ただし、昨日と違い徒歩がほとんどだった。『タケコプター』とやらは、消耗が激しいのだろうか。

 

 食料は昨日のソーセージを利用していた。一日では消費しきれない量だったし、当然か。吾輩もいくつか拝借させてもらった。危険な時には助けるので大目に見て欲しい。存外美味かった。

 

 夜はやはりキャンピングカプセルを用いていたので、今日はこっそり侵入して寝心地を試させてもらった。む? 不法侵入は犯罪? な〜に、バレなきゃ問題ない。 そもそも、今の吾輩は猫だから人間の法律など適用されないし。でも、そのうち人間に戻りたいな。

 

○月□日

 今日もほとんど徒歩だったが、その途中で恐ろしいものを見た。

 『桃太郎印のきびだんご』という道具? 食べ物? を使ってオルニトミムスを一時的に支配下に置いていた。一時的とはいえ、食べさせた相手を従えることができるというのは恐ろしい。

 名称から考えると、効果があるのは動物のみのはずだが、今の吾輩は猫なのでヤバイ。事故でも食べないようにしなければ。ドラえもんは「友達になったから言うことを聞いてくれるよ!」などと言っていたが、普通は友達だからって言うことを聞くとは限らんぞ。

 

 それと、冷や冷やさせられた出来事もあったな。火口湖らしき場所でしずかちゃんと呼ばれる少女がティラノサウルスに襲われそうになった。一応、直前で離れたところにティラノサウルスをテレポートしたが、のび太と呼ばれる少年とドラえもん、ピー助とやらが勇敢にも盾になろうとした時は驚いた。あの少年少女たちはかなり絆が強いようだ。

 

○月○日

 今日は『タケコプター』の調子が悪いようで、墜落しそうなことが何度かあった。しかも、運悪くケツァルコアトルスの巣に入ってしまい、ケツァルコアトルスの群れに襲われてしまっていた。

 少年少女たちをテレポートで逃がそうとしたら、見た目が完全に不審者な奴が現れて、ケツァルコアトルスを撃ち殺してしまった。目と鼻と口だけを露出した黒マスクを被って、どう見ても不審者だった。どうやらドラえもんとのび太、ピー助とこの不審者は面識があるようだ。

 

 ドラえもんの話を聞くと、恐竜ハンターという未来の犯罪者らしい。過去に渡って恐竜を殺したり捕まえたりするのは犯罪らしいが、首長竜を持っている少年少女らは問題ないのだろうか。不思議だ。

 

 恐竜ハンターは大量のおもちゃを置いて、どっか行ってしまった。彼らもタイムマシンを持っているのなら、彼らについて行った方が良かっただろうか? いや、どう考えてもないな。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

「ピー助を渡して、現代に送ってもらおうよ!」

 

「そんなのピー助ちゃんが可哀想じゃない!」

 

「そうだよ、なんためにここまで来たのさ!」

 

「家に帰るためだよ!」

 

「違うわ! ピー助ちゃんを返してあげるためよ!!」

 

「違う違う!」

 

ピー助を巡って争う子供たち。現実的に判断して、歩きで日本まで行くのは不可能と考えるスネ夫と、単純にピー助を渡したくないしずかちゃんとのび太。

 

「ジャイアンもなんか言ってやってよ!」

 

「スネ夫……オレは、日本まで歩いてもいいぜ」

 

「ウソ!?」

 

「のび太、オレが落ちそうになった時にお前、オレの手を離さなかっただろ?」

 

「ジャイアン…………ありがとう!」

 

 命を助けられたから、最後まで手を離さなかったからこそ、ほぼ不可能なことにも賛成したのか。友情・・・・・・いや、恩義か? 最初は悪ガキだと思っていたが、意外と義理堅いじゃないか。

 ふむ、本格的に吾輩が手を貸してもいいかもしれない。どのような素性なのか性格なのかいまいち把握できていなかったが、このような義理堅い性格の者がいるのなら、大丈夫だろう。

 

『吾輩が手を貸そう』

 

「「「「「うん? / え?」」」」」

 

「今の・・・・・・ドラえもん?」

 

「ち、違うよ! ボクじゃない」

 

「じゃあ、誰が?」

 

『吾輩だ』

 

透明化を解いて、五人の前に姿を現す。

 

「「「「「猫?」」」」」

 

『そう、吾輩はネコである』

 

「し・・・」

 

「しゃ・・・」

 

 

 

 

 

「「「「「しゃべった〜!?」」」」」

 

 

 

 

 

 

 




【キャンピングカプセル】
 ピン状のものと、複数人用、巣箱型など種類が豊富なキャンプハウス。今回のは、地面に突き刺すと巨大化するタイプの一人用(ピン状)。窓、ベッド、トイレ、シャワーなど最低限の設備が整っている。

映画編の日常と戦闘描写についてなのだ

  • 戦闘シーンは省略するのだ
  • そのままでよいのだ
  • 戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
  • 早く新しい挿絵を追加するのだ
  • モンハンと人間以外にも変身するのだ
  • 冥との絡みを増やすべきなのだ
  • クロはもっと無双RTAしてよいのだ
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