ネコ   作:ミーちゃん

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 3回目ワクチンの副作用が強すぎな件。一度に複数もの副作用が強力になって襲ってくるのはキツすぎる。


リメイクされた小宇宙戦争が気になりますが、コロナが怖くて映画を見に行けない……ビデオが出るかアマプラに追加されるまで待とうかな。

誤字報告感謝!
誤字修正しました。


27話 さらば地球よ

 ドラえもんが連れ去られ、島が空へ飛び上がるという問題が発生し、クロを頼るためにホテルへと向かいながら、置きっぱなしにしていた門を探すのび太達。

 島はどんどん高度を上げており、ほんの数分前まで遠かった雲が今やすぐ近くの距離まで昇っている。

 早く門を見つけてクロの元に行かねば、地球から連れて行かれる可能性すらあるためさっさと見つけたいが、中々見つからない。島が飛び上がったことで昼間とは砂浜の様子がまるで異なっており、さらに現在は太陽も沈んでいるために、より門が見つけづらい状況となっていた。

 

 

「あったわ!!」

 

 

 しずかちゃんが放置され、開けっぱなしになっていた門を見つけた。島が飛び上がる際、大きい地震と勘違いするくらいの揺れが発生していたが、倒れていなかったのは幸いといえるだろう。もし、揺れにより開けっ放しの門が倒れてその衝撃で壊れようものなら、大変なことになっただろうから。

 

 

「なんだあれ……?」

 

「ピンク色のウサギ? 顔がアホっぽいな」

 

「ホテルのウサギだ!!」

 

 

 五人が発見した門の所へ向かっていると、同じように門へと近づいていく生物をのび太が発見する。

 ピンク色のウサギのような何か。のび太達はウサギだと言っているが、その見た目はウサギと言うには少し奇妙だ。尻尾がついておらず、胴が短いのか手足が頭についているようにも見える。例えるならウサ耳がついたカービィのような体躯だろう。

 

 

「あ〜!! 食べちゃった!!」

 

「そんなッ……!」

 

「トランクを返せ!!」

 

 

 ホテルのウサギはのび太達よりも先に門へと辿り着き、開けっ放しだった門を閉じると、それを食べてしまった。正確には、飲み込んだと言うべきか。体のサイズに対してどう見ても大きい門が収納されているトランクを飲み込むウサギ…………やっぱり似非カービィでは?

 そんな似非カービィなウサギを取り押さえ、飲み込んだトランクを出させようとするのび太とジャイアン。しかし、ウサギは体を捻らせて二人の拘束から逃れ、ホテルの方へとピョンピョンと飛び跳ねながら逃げていく。

 

 

「うわっ! 離して〜!!」

 

「捕まえましたよ。さぁ、トランクを……門を吐き出してください」

 

 

 飛び跳ねながら逃げていたウサギは、タケコプターのフルスピードで追いかけるのび太達をホテルに着く直前で振り切ることに成功したが、次の瞬間、ジェットで飛んできた冥によって捕らえられた。ウサギは見た目の割にモフモフでかなり弾力性があり、冥は思わず捕らえたウサギをむぎゅむぎゅと押したり撫でたりしてしまう。

 

 

「やめて! 乱暴しないでッ!」

 

 

 のび太達が遅れてウサギをむぎゅううう!している冥に追いついた頃、カプセルのような見た目をした近未来的な乗り物に入った少年と執事を模したかのようなブリキの人形が、ホテルの方から声を上げてやってきた。

 

 

「君は……?」

 

「僕はサピオ・ブリーキン。隣の執事はブリキン。お願い、タップを離してください」

 

「でもよ、こいつがトランクを呑み込んじまったんだ」

 

「ボクらが帰るのに必要なのに!」

 

「それには理由があるのです……」

 

「理由?」

 

 

 カプセルのような乗り物に入った少年……サピオが語った理由とは、のび太達5人が自分達と共にチャモチャ星の人類を救ってもらうためにナポギストラー1世の反乱軍と戦ってもらうというものだった。しかも、飛び上がったこの島は宇宙ロケットだったようで、既にチャモチャ星へと向かっているらしい。

 

 

「戦ってもらうってそんな……」

 

「勝手なこと決めないで!」

 

「何か勘違いしてるんじゃない?」

 

「私以外は全員小学生なのですよ?」

 

「大丈夫! 君達なら戦えます!」

 

 

 何の根拠があってサピオ達は武器もない小学生四人とメイドが軍隊と戦えると思ったのだろうかと、冥は不審に思う。サピオはカプセルから降りて、のび太たちを説得しようとしているが、既に出発している時点で説得できるとは思っていないだろう。どう考えても強制的に連れて行こうとしているのだから。というか、島ごと宇宙に飛び立つということは、この島には宇宙空間でも空気や重力を保つ術があるのだろうか?

 

 

「嫌だ! 地球に帰して!」

 

「トランクを返せ! この野郎!」

 

「わわっ!?」

 

「タップ! うわっ!?」

 

「サピオ様!! ……無理をなさるからです、カプセルにお入りください」

 

 

 スネ夫とジャイアンがウサギ……タップへと襲いかかり、口へと手を突っ込んでトランクを吐き出させようとする。二人の暴挙を止めようとサピオが動き出すが、その際に足がよろけて倒れてしまった。倒れたサピオを執事風の人形が手伝って起き上がらせるが、サピオの息が荒くなっており、動ける状態ではないと判断したのか、カプセルの中に戻そうとする。すると、執事の言葉に反応するようにカプセルの側面から二本の細い棒が飛び出し、執事が支えるサピをの両脇を掴んで持ち上げ、カプセル内部の座席へとサピオを戻した。それを見たジャイアン達は捕まえていたタップを解放する。

 

 

「大丈夫?」

 

「大丈夫、チャモチャ星人はカプセルに入らないと何もできないのです。自由に動き回れる君たちが羨ましい……」

 

「どうしてぼくらを選んだの?」

 

「僕たちは味方を求めて宇宙を探し回っていました。人間などの生命体が住んでいる星は地球以外にもいくつかありましたが、あまりにも進化が遅れていたり、高い文明を持っていても性格が悪かったりしたのです。そこでやっと見つけたのが、反乱軍に立ち向かっていった君達なんです。お願いです、チャモチャ星の人々を助けてください!」

 

「何卒、よろしくお願い申し上げます!!」

 

「申し上げます!」

 

 

 サピオ達の服やカプセル、宇宙ロケット、動くブリキの人形からサピオ達の星は文明がかなり進んでいることがわかる。その星の反乱軍を相手にする以上、文明が遅れていると話にならない。文明が進んでいても性格が悪かったりしたというのも仕方ないのかもしれない。人間とは元来傲慢な生き物であり、自分より下のものを哀れむか蔑むかのどちらかを行うことが多いのだから。

 

 

「ようし!! いっちょやってみるか!!」

 

「えー!? 冥さんやクロがいるとはいえ、僕らは小学生なんだよ? ドラえもんの道具もなしに無理だよ…………なぁ、のび太もそう思うだろ?」

 

「いや、やるしかないよ! だって、ドラえもんはあいつらに攫われたんだよ? ドラえもんを助けるためにも、ぼくはやるよ!!」

 

「そ、そんな〜」

 

「のび太さん……」

 

「ありがとう!! 本当にありがとう!!」

 

 

 サピオ達の懇願を聞いて、助けることを決意するのび太とジャイアン。しずかちゃんはのび太の言葉を聞いて助けることに賛成し、冥はのび太達を守らなければならないため二人が決意した時点で賛成しており、スネ夫は自分以外のみんなが助けると決めてしまい渋々助けることに賛成した。

 

 

「あっ! そういえば、クロを探すの忘れてた!」

 

「そういえばっ……!」

 

「クロとは……?」

 

 

 五人が助力してくれる事に喜んだサピオ達は疲れているであろう五人をホテルの中へと案内し、食事にしようとするが、途中でのび太が元々ホテルに向かっていた理由を思い出す。

 島が飛び上がったことや攫われたドラえもんを追いかける方法をクロが持っている可能性が高く、ホテルの地下室を探索すると言っていたクロに頼るためホテルに向かっていたのだ。その事情をホテルの持ち主であろうサピオたちに話す五人。

 

 

「ええっ!! 地下室に行ったんですか!? あそこには、僕の御先祖が趣味で作った大迷宮が存在しているのですが……」

 

「大迷宮?」

 

「そういえば、クロ様も迷宮が存在したと言っていました……」

 

「もし、そのクロさんが大迷宮の内部に入ってしまっていたら、探すのは大変難しくなります」

 

「どうして?」

 

「何言ってんだよのび太、迷宮なんだから当然だろ?」

 

「いえ、それもあるのですが……。あの大迷宮は全長が184キロもあり、右へ左へ、上へ下へ曲がりくねって一度迷うと引き返す道も分からなくなってしまうのです。これまで何百人も挑戦したことがあるそうですが、クリアできた人は誰一人いないとされてる。半年もの間彷徨い続けてロボットに救助された人もいたみたいなんです」

 

「そんなっ……」

 

 

 半年もの間彷徨い続けた人がいたということは、もしかしたら中で死んでいる人もいるかもしれないということだ。恐ろし過ぎる。なぜそんなものを宇宙ロケットの内部に作ってしまったのか。趣味で宇宙ロケットの内部に大迷宮を作るご先祖は、一度常識を学び直してみるべきかもしれない。

 

 

「じゃあもう、クロは…………」

 

『吾輩がどうかしたか?』

 

「えっ」

 

「「「「「クロ/クロ様!?!?」」」」」

 

『騒々しいな……』

 

 

大迷宮の話を聞いて、もしかしたらクロが中で迷って出れなくなっているかもしれないと考えていた五人は、いきなりクロがその場に現れテレパシーを使用してきたことに戸惑い、驚いた。そしてクロは、五人から何故大層驚いたのかを聞き、呆れてため息を吐いた。

 

 

『ただの猫ならまだしも、吾輩は超能力があるのだぞ? まして、迷宮を探索するのに何の対策もしないと思うのか? というか、千里眼で探索すると言っておいただろう』

 

「仰る通りです、申し訳ございません…………」

 

『いや、別に責めてるわけではないのだが……』

 

 

 クロは空間転移や未来視、透視、サイコメトリー、テレパシー、念動力、パイロキネシス、電子操作など様々な超能力が使える。加えて、千里眼や不老不死、蔵などの特殊な力も神から与えられている。蔵の中には、クロが鏡の世界で手に入れた大量の食料や飲料、本、道具、乗り物、武器などが入っている。例え超能力が使えず迷宮の中で迷ったとしても、不老不死のため死ぬことはないし時間をかければ迷宮を脱出することも可能なのだ。

 

 

「とにかく、クロが無事で良かったよ」

 

『心配をかけてしまったようだな。冥もすまなかったな』

 

「いえ…………」

 

 

 五人が自身のことを心配していた事を知り、心配をかけたことを謝るクロ。そしてクロは、五人からサピオ達のこと、この島のこと、ドラえもんのことを聞く。

 

 

『ふむ、なるほど……事情はわかった。そういうことならば、吾輩も助力しよう。大迷宮で面白いものを見つけたしな』

 

「「「ありがとうございます!!」」」

 

 

 五人と共にチャモチャ星の人々を救うこととドラえもんを救い出すことを決めたクロ。しかし、テレパシーではああいったが、自分がいれば連れ去られることは阻止できたかもしれないと思い悔やんでいたのだった…………。

 

 

 

 

 

 




三人称視点で書いてるつもりだけど、きちんと書けているか心配。書けていないかも。

ドラえもんの映画がアマプラで全部観れるようになっていて、いろんな作品を見直してたら他の映画の内容も書きたくなってしまった。なお、どうオチをつけるかは考えていない模様。鉄人兵団とか夢幻三剣士とかどないせーっちゅうねん。

映画編の日常と戦闘描写についてなのだ

  • 戦闘シーンは省略するのだ
  • そのままでよいのだ
  • 戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
  • 早く新しい挿絵を追加するのだ
  • モンハンと人間以外にも変身するのだ
  • 冥との絡みを増やすべきなのだ
  • クロはもっと無双RTAしてよいのだ
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