ああ、休みが欲しい・・・・・・
「「「「「しゃべった〜!!」」」」」
『騒々しい。それに、そこの青いタヌキが話せているのだから、猫が話せても不思議はないだろう?』
「な、なるほど〜!」
「た、確かに…!」
「ボクはタヌキじゃな〜い! みんなも納得しないでよ!」
「「「「ご、ごめん・・・」」」」
『タヌキではないのか?』
「違〜う! ボクは22世紀の猫型ロボットだよ!」
『ロボットだと?』
100年違うだけで、技術はここまで変わるのか。
吾輩が人間だった頃のロボットといえば、ASIMOや先行者だった。漫画やアニメでも、ガンダムやマジンガーZみたいに機械のイメージが強いロボットだった。人と同じように考え、話し、飲食を行い、眠ることもできるロボットか…………人間の定義があやふやになりそうだな。
「君は一体何者なの?」
『先程も言った通り、吾輩はネコである。名前はない。ただし、吾輩は人間で言う超能力が使える』
「「「「「超能力!?」」」」」
『うむ。念動力や千里眼、空間転移、今使用しているテレパシーもそうだな』
「っ! そういえば、さっきから口は動いてない」
『今頃気づいたか、まぁいい。吾輩が協力すれば、歩きより早く日本につけるぞ。どうだ?』
「そうか、空間移動ができるならここから日本に行くことだってできる」
『いや、ここからでは無理だ。吾輩の移動可能範囲は大体3900キロ程度なのでな』
「そうなんだ…」
「それでも、歩いて行くよりは断然いいよ!」
「でも、どうして僕たちに協力してくれるの?」
『それは、お前たちが危うくて見ていられなくなったからだ。あとは、そこのドラえもんの出す不思議な道具にも興味があった』
のび太、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんの4人を順に見て、最後にドラえもんを見ながら話す。タケコプターやキャンピングカプセル、桃太郎印のきびだんご等、規格外な道具を出すあのポケットにはとても興味がそそられる。もしかしたら、あの神に一矢報いることができる道具か吾輩を強化することができる道具が入っているかもしれん。
是非欲しい……交渉したらくれないだろうか。
「そうなんだ」
「どうする?」
「協力してくれるって向こうから言うならいいじゃないか! 歩いて日本に行くよりかは絶対にいいし、恐竜ハンター達からも逃げられる!」
スネ夫が他の4人に向かって賛成の意を示すと同時に理由を話す。
千里眼で見える最大距離を転移し続ければ、少なくても十数回、多くても二十回前後で日本に着くだろう。そして、念動力があれば、肉食恐竜も恐竜ハンターたちが使う銃もたいして怖くはない。さらに、テレパシーで離れたところからでも会話が可能。そのような存在が協力すると言っているのに断る理由はないだろうな。、のび太、しずか、ジャイアン、ドラえもんらの4人も、その理由を聞いてうなずいた。
『ふむ。どうやら、吾輩の協力は受け入れてもらえそうだな』
「うん。これからよろしくね」
『ああ、こちらこそよろしく頼む』
「それで、あなたの名前は何ていうの?」
『今の吾輩に名前などない。名付けるものもおらず、自分で名を考えるのも面倒でな。それに、この時代で生きていくのに名前など必要なかったからな』
「でも、名前がないと呼ぶときに不便だし・・・」
『なんなら、お前たちが吾輩の名前を考えてみるか?』
「いいの?」
『構わん。よほど気に入らん限りは受け入れる』
ダークフレイムマスターとか中二病的な名前は断固として拒否させてもらうがな。
人間と違って社会的な死はないだろうって? そんなの関係なしに、恥ずかしいし死にたくなるからダメだ。ポチとか豆太郎くらいならギリギリ許容範囲だ。猫につけるような名前ではないと思うがな。
「じゃあ、黒猫だからクロにしようよ!」
「安直・・・」
「呼びやすくていいと思うわ」
「オレも別にいいと思うぜ」
「なら、今日から君はクロだ! 改めてよろしくね、クロ」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ククククッ……。ようやくピー助を見つけることができた。本来ならタイムホール内で捕まえているはずだったんだがな、あのタヌキ型ロボットのせいで取り逃してしまった。
まぁいい。ピー助は未だ子供たちと一緒にいるが、今の子供たちにとれる選択肢は少ない。ケツァルコアトルスから命を助けた恩と、取引の対価として大量のおもちゃと元の時代への帰還。普通なら首長竜一匹渡して元の時代に帰るはずだが、ここまで来た子供たちはその選択をとらないだろう。となると、残された選択肢は……
「おっと、合図が来たか。この合図は……なるほど、逃げたか。ああ、たまには恐竜以外のものを狩ってもいいかもしれない。人間狩りか、ククククッ…………。せっかくだ、オーナーにも参加してもらうか」
オーナーの元へ向かい、報告と準備を進める。オーナーも人間狩りには乗り気だった。さて、子供たちはどこまで逃げ切れるかな・・・・・・?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「すごーい! タケコプターもないのに空を飛んでる!」
「それもかなりの速度が出てるのに、風の抵抗がない」
「ふふふ、まるで魔法みたいだわ」
「「すげー!」」
吾輩は、のび太たちを念動力で浮遊させて飛行している。今は、ちょうどジャングルに入ったところだ。
昨日の夜、吾輩の名前が決まった後、作戦会議を行ったのだが……最初に出たのはひたすら空間転移で日本まで移動して元の時代に戻るという提案だった。だが、あの恐竜ハンターたちもタイムマシンを持っている以上、元の時代に戻ってもまた狙われるだけだ。故に、最終的に恐竜ハンターたちを排除する作戦になった。といっても主に行動するのは吾輩なのだが。
のび太たちが行動を起こせば、奴らも動くだろう。監視していないはずがないからな。つまり、のび太たちを囮にして奴らをおびき寄せ、吾輩が奴らを一網打尽するということが作戦内容だ。
「見つけたぞー!! 」
後ろの方から男の声がエンジン音と共にやってきた。もう追いついてくるとは少々意外だ。
ダダダと炸裂音がし、大きい弾のようなものがのび太たちを狙う。
「粘着弾だ!」
「きゃああああ!」
粘着弾がのび太たちを襲うが、その粘着弾が当たることはない。なぜなら、粘着弾が当たる前に、吾輩が弾いているからだ。それに、もう粘着弾は撃たせない。
「む!? 銃が・・・・・・!?」
「なんだ!? 操縦が効かない!」
「いや、それだけじゃない。体も動かない・・・・・・!」
既に、恐竜ハンターたちの飛行機、銃、その体を念動力で捕まえた。もはや、恐竜ハンターたちは吾輩の
『お前たちの記憶、読ませてもらうぞ』
超能力を使って、彼らの記憶を読む。サイコメトリーみたいなものだと思ってくれていい。
昨日の作戦会議の後、吾輩はドラえもんと超能力について話し合った。ドラえもんは未来から来た猫型ロボット、吾輩よりも先の未来から来たなら超能力についても吾輩よりも詳しいだろうとと考えたのだ。案の定、吾輩よりも知識は豊富だった。おかげで、以前よりも超能力の扱い方や種類について知り、記憶を読むことができるようになったのだ。もちろん、記憶を読むことの他にも色々できるようになったが、今は使わない。
映像フィルムを見るかのように彼らの記憶を読み、彼らのアジト、人数、武器、捕まえた恐竜たちについて知ることができた。どうやら、そこまで大きい組織ではないらしい。人数も武器も道具もそう多くはない。捕らえられた恐竜たちは、空間転移で逃せばいいだろう。
これらの情報を取得できた以上、こいつらに用はない。念動力で気絶させる。
「すごい、もう倒しちゃった・・・・・・!」
『この程度であれば造作もない。後は、彼奴らのアジトへと赴き潰すだけよ』
さっさと終わらせよう。
映画編の日常と戦闘描写についてなのだ
-
戦闘シーンは省略するのだ
-
そのままでよいのだ
-
戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
-
早く新しい挿絵を追加するのだ
-
モンハンと人間以外にも変身するのだ
-
冥との絡みを増やすべきなのだ
-
クロはもっと無双RTAしてよいのだ