ネコ   作:ミーちゃん

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やっと実習が終わりました。
長いようで短かったです。

まぁ、この後もやることはたくさんあるというね。
地獄かな?


今回は、視点の入れ替わりが激しいので読みづらいかもしれないです。


誤字報告感謝。誤字修正しました(2022年11月29日)


31話 煉黒と戦いの終わり

  突然メトロポリスに現れた煉黒龍、その正体は魔法を用いて煉黒龍に変身したクロだ。最近、このような場面で変身の魔法を多用している気がするが、猫のままだと舐められたりして脅威に思うまで時間がかかる上に便利なので仕方ないのだ。是非もなし。

 

「グオオオオオオオオオオオオ!!」

 

「「「ギャア!?」」」

 

「「「ヒー!?」」」

 

 口からパイロキネシスで発生させた火炎を玉のようにして放出し、道路に並んだ複数の戦車を道路ごと融解させる。また、空中にいる飛行機から放たれる弾丸や電撃は硬く分厚い甲殻や鱗が防ぎ、翼から炎を纏った火山弾を放って飛行機を破壊し撃墜する。

 クロが統率のとれた軍隊を相手にするのはこれで二度目になるが、変身先の生物が強すぎるのかまるで相手にならない。一度目のバウワンコでは、そもそも相手の文明レベルが低かったが故に舐めプしたせいで傷を負ったが、それでも苦戦を強いられたわけではない。二度目の今も、弾丸や電撃、ミサイルなどが身体に直撃しているが鱗や甲殻に阻まれてダメージはほとんどない。あの世界のモンスターがいかに規格外なのかが分かる。

 

「グルルルルル……」

 

 ドラえもん達とジャイアン達には行動を完了したらそれぞれ合図をしてもらう手筈になっている。その合図が確認できるまでは、町で暴れて気を引き続けねばと考えるクロ。

 尻尾で後ろから迫ってきた特殊なデザインをした大型の戦車を叩き潰し、建物の中から撃ってくる兵士型ロボットを建物ごと爪で切り裂く。向かってくる敵を排除しながらメトロポリスの町を徘徊し、合図を待つのであった。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 メトロポリスの中央通りに煉黒龍に変身したクロが現れ騒がしくなった頃、中央通りから離れた場所でそれぞれ隠れていた二組の人影が動き出す。

 一組はドラえもんとのび太。タケコプターを使い、空から飛行機に見つからないようにナポギストラーのいる王宮の方へと向かう。

 もう一組はジャイアンとスネ夫だ。タンマウォッチで時間を止めてから、二人はドラえもんたちと同じ様にタケコプターで空を飛び、収容所へと向かった。

 

「よおし、ここへ降りよう」

 

 ドラえもんとのび太がタケコプターで王宮の上空に到着し、王宮にある最上階の窓の一つから侵入を図った。王宮へ侵入した二人は、見張りや警備が一人もいない廊下を走り抜ける。

 

「見張りが一人もいない……」

 

「変身したクロに気を取られて、みんな街へ出動してるんだよ」

 

 廊下の角を曲がり、一番奥にある扉の前にたどり着いた二人は扉を開き、部屋の正面奥の王座に座っていたナポギストラーと相対する。そして、扉を開いて正面から堂々とやってきた二人に気づいたナポギストラーは、二人へ問いかけた。

 

「ソコヘ来タノハ誰ダ!!」

 

「地球のロボット、ドラえもん!」

 

「そして地球少年、野比のび太!」

 

 ナポギストラーの問に対して自己紹介で返す二人。しかし、地球のロボットならまだ分かるが地球少年……地球人じゃダメだったのか? こう……なんというか……語呂が悪くない?

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 ドラえもんとのび太がナポギストラーと対面している一方、止まった時の中を動いていたジャイアンとスネ夫は、チャモチャ星の人々が収容されている人間収容所に辿り着いていた。

 収容所内部に侵入し、中にまだ生きている人々が収容されていることを確認した二人は、警備を閉じ込めて動けなくした後、時間の停止を解除した。

 

「君達は一体……?」

 

 時間の停止を解除したため、収容されていた人々からは前触れもなくいきなり二人が現れたように見えたのだろう。立派な髭を生やした男が代表して問いを投げかける。

 

「俺はジャイアン!」

 

「僕はスネ夫! サピオ達と一緒に地球から助けにきました!」

 

「地球……それにサピオが……?」

 

「あなた……?」

 

 二人が自己紹介を行い、スネ夫が続けて軽く経緯を説明する。それを聞いて動揺する男性と傍にいた女性。二人は、よくよく見てみればサピオに似た顔をしていた。

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

「これほど言ってもわからないの!?」

 

「どうしても人間を滅ぼしてしまうつもり?」

 

「クドイ! 人間ナドナンノ役ニモタタナイ最低ナ生物ダ!!」

 

 ナポギストラーと対面したドラえもんとのび太は、いきなりウイルスを仕掛けるのではなく、言葉での説得を試していた。だが、二人の言葉に対してナポギストラーは頑なに意見を変えようとはせず、説得は無駄に終わってしまった。

 

「よーし、それなら最後の手段だ!」

 

「フンッ、オ前タチダケデ何ヲスル気ダ?」

 

「『必中ゴムパチンコ』!」

 

 言葉での説得を諦めたドラえもんが取り出したのは、必中ゴムパチンコ。その名の通り、狙った的に必ず当てることができる……必中のゴムパチンコだ。と言っても、途中で弾かれたり放たれた弾をどうにかすればその限りではない。

 ドラえもんは、取り出した必中ゴムパチンコにガリオン・ブリーキンの秘密兵器とミニドラをセットし、ナポギストラーへと構えた。

 

「ワッハッハ、子供ノ玩具デハナイカ!」

 

「ていッ!」

 

 ドラえもんがミニドラごと秘密兵器を、ナポギストラーが笑いで口を開いたタイミングを狙って放つ。

 

「ワッハッハ……ッ! ナ、何カ口ノ中へ……?」

 

「気にしない気にしない」

 

 笑ってる最中に口の中に何か入ったのを感じたナポギストラー。気にしないとドラえもんに言われているが、無理があるだろう。

 

「ハァ……ハァ……ハックション!!」

 

「おっと!」

 

「キーキー!」

 

「しっかりプログラムしてきた? よしよし、よくやった」

 

 ナポギストラーがくしゃみをすると、口の中からミニドラが飛んでくる。飛んできたミニドラをキャッチしたドラえもんは、ミニドラがウイルスデータをプログラムできたかを確認した。

 

「あとは、効き目が現れるのを待つだけだ」

 

「引きあげよう」

 

 口の中に手を突っ込んで確認しているナポギストラーを尻目に、のび太とドラえもんは窓の方からタケコプターで外へと逃げ出し、合図を出してから集合場所へと向かう。

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

 

「えー!? サピオの父さんと母さん!?」

 

 人間収容所にてジャイアンとスネ夫が出会ったサピオに似た二人は、なんとサピオの両親だった。サピオの父であるガリオン・ブリーキンと母のブリーキン夫人だ。

 

「まさか、サピオが戻ってきているとは……」

 

「それも、遠い地球からお友達の力を借りて……」

 

 一方、サピオの両親も二人から詳しく伝えられた経緯に驚いていた。サピオが宇宙を旅していくつもの星の民に協力を仰いでいたことや、地球から助っ人に来てくれた勇敢な仲間のこと、地下室に置いてあった研究成果も回収済みであり、それをナポギストラーにプログラムしようとしていることなどを聞いたのだ。驚かない方が難しい。

 詳しい経緯を聞いたサピオの両親は、共に収容されている王や他の人々に簡潔に伝わりやすく現状とやるべきことを述べた。元々かなり上の地位にいて、ナポギストラーの反乱にいち早く感づいていたというのもあってか、人々はガリオンとブリーキン夫人の言葉をすぐに信じ、行動に移った。

 

 ガリオンとブリーキン夫人が他の人々に説明している間にジャイアンとスネ夫の二人は既にゲートを起動させていた。ゲートの通信機能を用いてブリキン島にいる冥達に合図を送り、ゲートを設置して使用可能状態にしているのだ。ゲートの高さが収容所の天井にギリギリ届かない程度の高さだったのは良かったかもしれない。もし、天井がもっと低かったら外に設置しなければならなかったからだ。

 

「この扉を通れば、ブリキン島に行くことができます!」

 

「ブリキン島にはサピオにしずかちゃん、冥さんがいるから安全だぜ!」

 

「「「「「おお……!!」」」」」

 

 起動したゲートはブリキン島のゲートと繋がり、開かれた扉の先にはブリキン島が見えた。よく見れば、奥の方で避難所らしき場所があり、その手前でサピオ達が手を振っているように見える。

 

「「サピオ!!」」

 

「父さん!!」

 

 ゲートを一番に通り、向こう側にいたサピオを抱きしめるサピオの両親。抱きしめられたサピオは同じように両親を抱きしめ、涙を流す。半年もの間、両親と離れ離れになりながらナポギストラーの追手から逃げ続けていたのだ、無事に再会できたのは奇跡と言えるだろう。その奇跡に感謝しながら、三人は互いの無事を喜び涙を流していた。

 

 そして、ガリオンとブリーキン夫人が躊躇なくゲートを通って行ったのを見て、他の人々も次々とゲートを通ってブリキン島へとやってくる。

 

「皆さん、収容所を出たばかりで大変心苦しいですが、安全の為こちらの避難所に避難してください」

 

「中には美味しい食べ物や飲み物がたくさんありますし、お風呂もありますよ!」

 

 ゲートを通ってきた人々へ冥としずかちゃんが避難所への誘導を行う。一部の女性達はしずかちゃんのお風呂という単語を聞いてすごい形相で避難所へと入っていった。その姿を見た男性達は若干引き気味になりながらも、美味しい食べ物や飲み物があると聞いて疑い半分期待半分で避難所へと入っていく。

 ジャイアンとスネ夫は収容所の中にいる人が他にいないかタンマウォッチで時を止めながら見て周り、有用されていた最後の一人がゲートを通っていったのを確認すると、ゲートを閉じて合図を送り集合場所へと向かい出す。

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 メトロポリスの中央通り。そこでは建物は崩れ、戦車や装甲車は融解し、数多の撃墜された飛行機の残骸が町の至る所に存在し、火災が発生している。

 そんな惨状にした張本人たるクロは、変身を解いてステルス状態で集合場所に隠れていた、別行動をしていた二組の合図を確認したため、陽動の必要がなくなったのだ。

 

「おーい!」

 

「クロ、大丈夫だった?」 

 

『ああ、問題ない』

 

 クロが千里眼で王宮にいるナポギストラーとその他のロボットの様子を確認し続けていると、空からドラえもんとのび太が降りてきてクロの方へと駆け寄ってきた。怪我がないか心配するのび太に、傷一つない身体を見せるクロ。まぁ、例え怪我をしてもすぐに治るため、結果的にはどちらも傷一つない状態になる。今回は、変身先の生物が強かったため無傷で済んでいたが。

 

「よう! こっちも終わったぜ!!」

 

「収容所にいる人は全員ブリキン島に避難したよ!」

 

 二人と会話していると、突然ジャイアンとスネ夫がこの場に現れた。まるで瞬間移動、あるいは空間転移でもしたかのようだったが、単純に時間停止を解除しただけだろう。

 クロはジャイアンから預けていたタンマウォッチを返してもらい、蔵に戻す。ゲートの方は、ナポギストラーと他のロボットの様子次第で再び使うことになるので、まだスネ夫に預けておくことにした。

 

『これはッ……!!』

 

 千里眼で様子を確認していたクロが驚いた声を出す。そんなクロの様子に、ナポギストラー達がどうなっているのか気になった四人はクロにどうなっているのかを問いかける。

 うーむ、こんな狂気的な場面をドラえもんはともかく小学生三人に見せてもいいものかどうか…………

 そう思いながらも、四人のしつこい追求に負けたクロはサイコメトリーの応用で四人と視界を共有し、千里眼で見ている景色を見せたのだった。

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

イートマキマキ、イートマキマキ……。

 

ヒーテヒーテ、トントントン。

 

イートマキマキ、イートマキマキ

 

ヒーテヒーテ、トントントン

 

イートマキマキ、イートマキマキ

 

イートマキマキ、イートマキマキ

 

イートマキマキ、イートマキマキ…………

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 次々とナポギストラー率いるロボット達が糸巻きの歌を歌い出していた。空を飛んでいた飛行機は墜落していき、ロボットが乗る戦車などは暴走し、あろうことか同じように歌っているナポギストラーを轢いてしまっていた。最終的にはオーバーヒートのような状態になり、激しいスパークが頭部から流れた後はピクリとも動かなくなった。

 なんというか、勝手に機能が停止していく様を想像していたので、この現状はかなり狂気を感じる。特に、糸巻きの歌が狂気を感じる後押しをしている気がする。

 

「なんだかすごいことになってるね」

 

「ロボット達が歌を歌って壊れていく……」

 

 ガリオン・ブリーキン、そもそもチャモチャ星でも糸巻きの歌は地球と全く同じだったのかとか色々言いたいことはあるが、一番はなぜウイルスに糸巻きの歌を歌うようプログラムしているのかだな。反乱を止めるための研究成果に遊びの要素とか要らないと思うのだが、もしかして歌は必要なものだったりするのだろうか?

 

 全く、わけがわからないよ…………

 




 今回から、説明しようかなーと思った単語を抜き出しておこうと思います。

【ドラえもん のび太とブリキの迷宮】
 人類とロボットの主従関係が逆転してしまった世界を描いた作品とされている。かねてから『ドラえもん』の物語について「ドラえもんが便利な道具でのび太を甘やかしている」という批判があり、原作の序盤でも道具に依存するのび太に対してドラえもんが「(道具に頼ってばかりいると)自分の力では何もできないダメ人間になってしまうぞ」と叱責するシーンがある。こういったことから、本作の舞台であるチャモチャ星をもう一つのドラえもん世界として捉え、便利な道具に頼り切った人類の行く末を描くことで、そのような批判への回答の一つを示しているとの見方もあるらしい。

【煉黒龍 グラン・ミラオス】
 モンスターハンター3tryGで初出演した禁忌の古龍。3tryGの港クエストの実質的ラスボスでもある。ドンドルマで火薬をムシャムシャしていたゴグマジオスを軽く抜き去り、ラオシャンロンに迫るほどの大きさ。設定や見た目、武器などが中二的で多くの少年の心を鷲掴みにした。同じ火山系統のゾラ・マグダラオスよりもスリムでカッコイイ。あと、最後の三文字がラオスで共通している。

【ゲート】
 クロが作り出したオリジナルの道具。自衛隊とは何の関係もない。

【通り抜けフープ】
 収容所の内部に侵入する際に大活躍していたが、描写はカットされてしまった。

【ナポギストラー】
 反逆を起こした張本人。サピオが地球を離れた途端、チャモチャ星に帰ってくることを予測するなど頭はかなり回るはずなのだが、王宮の警備を残さず町に回したり、侵入者である二人に隙を晒しまくった挙句ウイルスをプログラムされてしまう。人間を油断ならない厄介な存在として警戒していたはずなのに、どこか抜けたロボット。

【糸巻きの歌】
 原作で狂気を感じさせた場面に使用された。映画版でも普通に怖い。

【ガリオン・ブリーキン】
 サピオの父親であり、ブリキン島の所有者。公爵(侯爵)かつ科学者であり、人間がロボットに頼り続け衰えることを危惧していた。また、ナポギストラーが反逆を企てていることをいち早く見抜き、ラビリンスの中央ホールに研究室を設置。1年間の研究および対策を練った末、妻であるブリーキン夫人と共にブリキン島を発つも、首都へ向かう途中でロボット軍に捕らえられてしまう。しかし、研究室でナポギストラー達を自滅させるウイルス入りCD(映画版ではフロッピーディスク)を作ってサピオに残し、これが勝利の鍵となった。なぜ糸巻きの歌をウイルスに仕込んだのか。

映画編の日常と戦闘描写についてなのだ

  • 戦闘シーンは省略するのだ
  • そのままでよいのだ
  • 戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
  • 早く新しい挿絵を追加するのだ
  • モンハンと人間以外にも変身するのだ
  • 冥との絡みを増やすべきなのだ
  • クロはもっと無双RTAしてよいのだ
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