だが、就職とか論文とか諸々含めた現実が入ることは許可しないィィィィィィーーーッ!!
○月✕日
チャモチャ星の問題を解決したので地球に戻ってきた。
一応、経緯を書いておく。ナポギストラー率いるロボット軍団が機能停止したのを確認した吾輩達は、ブリキン島に避難していた人達をメトロポリスにゲートを通じて呼び寄せた。
メトロポリスにやってきた人達は、倒れ伏し、壊れ果てたロボット達を見て喜んだり驚いていたりしていた。王様らしき人物は、中央通りが崩壊して火の海になっているのを見て口から魂が抜けかけていたな。念動力で身体に戻したが……魂魄にも干渉できるとは思わなかった。
その後は吾輩と冥、ドラえもん達の7名で町の復興を手伝ったな。天候操作で雨を降らして火を消し、町のあちこちにある瓦礫やロボット達を一箇所に集め、吾輩の蔵に入れて処分した。これらの作業を終わらせるのに2日はかかったが、王様やガリオン・ブリーキン、サピオらは喜んでいた。そして、残りは吾輩達がいなくても大丈夫だと判断し、地球へと戻ることにしたのだ。
ドラえもんの四次元ポケットが地球ののび太の家にあるスペアポケットと繋がっているらしく、帰りはポケットの中を通ってきた。四次元ポケットの中を通ったのは二度目だが、おかげで吾輩の超能力の幅が広がり、出力が増したのは驚いたな。具体的には、魔法を使わずとも次元の移動ができるようになり、出力は街一つ浮かび上がらせボールにできるくらいだ。以前は、高層ビルを数本持ち上げるので限界だったというのに、驚くべき成長具合だろう。
明日は、迷宮の奥で発見したアレについて詳しく見る予定だ。上手くいけば、拠点作成の役に立つはずだ。
○月▲日
今日は予定通り、迷宮の奥で発見したアレを確認した。そう……ブリキン島の設計図および各種設備の説明書だ。
設計図と説明書によると、どうやらブリキン島は元々あった島を改造したのではなく、1から全て作られたもののようだ。確かに、ブリキン島の動植物は全て本物ではなかったが、まさか島そのものが手作りだったとは……サピオの先祖はちょっと頭がおかしいかもしれない。趣味で人が死ぬレベルの迷宮を作るくらいだし。
宇宙船としての機能や人工空気、人工重力などはそのまま流用できるが、バリアは少し手を加えた方がいいかもしれない。破られるようなバリアでは拠点防衛の役に立たないからな。吾輩が改造した安全膜を応用すれば、大丈夫だろう。念の為、魔法による防衛機構もつけておくべきか……?
あとは、海の中でも問題なく活動できるようにしたいな。陸海空宇の全てに対応可能な拠点が望ましい。チャモチャ星の騒動で、宇宙にまで対応可能になったが、海中はまだ未知の領域だからな。ブリキン島のように参考になりそうなものが、まだこの星にあるといいのだが。
今度、海中を探索してみるか。
○月■日
今日は、冥のメンテナンスを行った。定期的に行わないと、今回みたいな大きな騒動の時に困るからな。
メンテナンスはさほど難しくない。全身をスキャンして内部に異常がないかを確認し、異常が無ければそれで終わり。異常があれば、眠らせた後に身体を開いて問題の部分を調整する、そんな感じだ。まぁ、全身のスキャンにかなり時間がかかるから、メンテナンスを受ける側は暇で苦痛に感じてしまうのが難点か。ドラえもんも定期検診は嫌がってるみたいだし。
ちなみに、冥は全身のスキャンを行なっている間は録画していたテレビ番組やアニメを視聴していた。テレビ番組の方は笑えたりして面白かったが、アニメの方は吾輩的には面白いと思えるものはなかったな。冥は終始微笑んでいたが。あと、タイムテレビで少し先の年代のアニメなどを調べてみたのだが、吾輩が知っているアニメが一つもなかった。これは一体なぜなのか。もしかして、吾輩の前世の世界ではないのか? 似ているだけで、違う世界のなのかもしれない。……いや、これは今すぐに結論は出せないな。
○月●日
今日は、久々に魔法世界に行ってきた。
美夜子さんと満月牧師の所へ行き、向こうの様々な魔法を学んできた。物体浮遊術を基本として物体縮小、空間拡張、守護魔法、魔法陣などいろいろだ。何かの拍子に超能力が使えなくなるかもしれないから、その時の代わりになりそうな魔法を習得できたのは良かった。
魔法を教えてくれたお礼として、美夜子さんの家の護りを強化した。魔法を使う敵を相手に、弓矢を持った動く石像だけでは心許ないと前から思っていたのだ。美夜子さんに許可を取り、習った魔法を用いて動く石竜を作った。モデルはグラビモスにしたからかなり大きい上に、なんと熱線まで放つことができる。…………魔法ってすごい。
石竜……グラビモス君を見た美夜子さんと満月牧師は目を白黒させてかなり驚いていたな。確かに見た目は厳ついが、そこまで驚くことだろうか? そう思って質問してみたところ、習得したてで完璧に作り上げられていたことがとても驚いたらしい。まぁ、吾輩はただの猫ではないからな。舐めてもらっては困る。
グラビモス君をプレゼントした後は元の世界に戻り、冥に学んだ魔法を教えた。
○月γ日
美味しいどら焼きが手に入ったので、ドラえもんと一緒にのび太の家で食べていたら、のび太がやらかした。
最近、子供たちの間で漫画やアニメの主人公が描かれた商品が流行っており、スネ夫とジャイアン、しずかちゃんもその流行に乗っているらしい。のび太は母親の教育方針で一人だけその流行に乗れないために羨ましがり、嘘をついてしまったようだった。吾輩がどら焼きを食べている間、のび太はドラえもんに正論を言われていたが、途中からドラえもんの話を無視していた。そして、貯金箱から全財産を取り出してのび太は出かけてしまった。ドラえもんは、のび太がいないことに気づくと何処に行ったのかを吾輩に聞いてきたので、正直に答えた。すると、残りのどら焼きをすごい勢いで食べてから、のび太を追いかけていったのだ。
一人残された吾輩は、家の屋根に移って軽く睡眠をとっていた。だが、しばらくすると庭の方が騒がしくなって目が覚めた。音の正体を確かめると、庭の壁に壁紙が貼られており、その中から騒がしい音が鳴っていた。おそらく、ドラえもんの道具だろうとあたりをつけた吾輩は、壁紙の中へと入ったのだ。
壁紙の中では、のび太が何か道具から大量に物を生産していた。何の道具だろうと思っていると、入り口の方からドラえもんも入ってきて、のび太が何をしているのかを知ると怒っていた。ドラえもん曰く、あの道具は『キャラクター商品注文機』というもので、道具にあるレンズに写った被写体の商品を注文することができるらしい。しかし、あくまで注文するだけなので、無料ではない。きちんと注文した分だけ代金を払わなければならないそうだ。その説明を聞いても、のび太はみんなに売れば大丈夫だと言って生産をやめなかった。かなりの量の商品を注文したのび太は、空き地で注文した品を販売していたが誰も購入していなかった。のび太の商品を見に来ていた子供達の反応を見る限り、商品を売る人物のせいで商品の信用が下がっていたように思う。すなわち、のび太の信用度が低いということだな。…………是非もなし。
流石に、小学生で借金を背負うのは可哀想だったので、以前フエール銀行に入れておいた吾輩の貯金を下ろして代わりに支払ってあげた。
○月α日
冥と散歩をしていたら、のび太とドラえもんに大量のぬいぐるみを押し付けられた。動物から人工物まで様々な種類のぬいぐるみがあって、一体何をしてこんなに作ったのか疑問に思ったので聞いてみた。そしたら、元々はぬいぐるみ好きのしずかちゃんにプレゼントするためだったそうだ。だが、『ぬいぐるみオーブン』と『ぬいぐるみコートとつめもの』というひみつ道具を使って作るのに興に乗ってしまったらしい。案の定、いろんなものを作りすぎて家に置く場所がなくなってしまい、肝心のしずかちゃんにも断られてしまったと。加えて、倉庫くらいの大きさはある家のぬいぐるみを作って、その中に他のぬいぐるみを入れ、しずかちゃんにプレゼントしたがそれでも断られてしまった。それで、どうしようかと考えていたところに吾輩達がやってきてしまったということだった。
とりあえず、押しつけられたぬいぐるみは、いくつか冥が欲しがっていたのでそれ以外を蔵にしまった。クジラやウサギ、フクロウ、カンガルーなどのぬいぐるみを欲しがっていたのでそのままプレゼントしたが、冥はどこに置いておくつもりなのだろうか?
○月β日
今日は、のび太に『動物変身恩返しグスリ』をかけられた。経緯をここに書いておく。
昼頃、空き地で吾輩が超能力について冥と悩んでいると、のび太がやってきて「何か困っていることはない?」と聞いてきたのだ。困っていると言うよりは悩んでいるのだが、この悩みをのび太に伝えても解決するとは思えなかった。だから、困っていることはないと答えようと思っていたら、冥が勝手に答えてしまったのだ。冥が話してしまった悩みを聞いたのび太は、超能力について書かれた本を買ってみれば良いという意外にもまともな解決策を出してくれたのだ。本を買えばいいということが全く思いつかなかったから、のび太の案はまともな解決策と言えるだろう。
「どう? 困ってることは解決した?」とのび太が聞いてきたので、おかげで解決したぞと伝えたら、動物変身恩返しグスリをかけられたのだ。完全に油断していたから、思いっきり浴びてしまった。加えて、あの時はかけられた液体が動物変身恩返しグスリだとは知らなかったから、いきなり液体をかけてきたのび太に憤慨してその場を立ち去った。
その後、何故かのび太に恩返しをしないといけないと思うようになって、気がついたら人間の女性になってのび太の家まで来ていた。この時点で、吾輩はようやくドラえもんのひみつ道具を悪用されたことに気づいたのだ。ちなみに、道具の名前は後からドラえもんに聞いた。
人間の女性となった吾輩を見て、ドラえもんと液体をかけた張本人であるのび太も驚いていた。とりあえず、散らかっていたのび太の部屋を片付けることで恩返しをしたが、その後のび太に仕置きしておいた。
しかし、吾輩はオスなのになぜ女性になったのだろうか。『動物変身恩返しグスリ』は元の性別など関係なく女性にするのか……?
【ブリキン島の設計図】
その名の通り設計図。ホテルや大迷宮も含めた全ての施設・設備の設計図である。大迷宮の最奥にある宝箱の中に入っていた。原作では、大迷宮の中間地点にガリオンの研究室があるせいで、ドラえもん達がそれ以上進むことがなかったため、作者が勝手に作り出した。でも、趣味で大迷宮を作るなら報酬とかお宝くらいは用意してそうだと思う。
【グラビモス君】
モンスターハンターシリーズに登場する鎧竜。それをモデルにして作られた動く石像。1分の1スケールで作ったため、家と同じくらいの大きさになっている。先輩の石像が時々背中に登っているらしい。
【キャラクター商品注文機】
前面についてるレンズにキャラクターをうつし、「プラモデル」や「ゲーム」などの商品名が書かれたボタンを押すと、レンズにうつったキャラクターが描かれた商品が出てくるひみつ道具。現代で使用する場合は、気をつけないと様々な権利関係で逮捕されるだろう。原作では、のび太が自身の商品を注文して販売していたが、誰も買わなかった。
のび太の鉛筆……字が下手に書けそう
のび太のノート……成績が下がりそう
のび太の超合金やプラモ……そんなカッコ悪いものただでもいらないや!!
というのが、のび太の商品のコメントだった。…………是非もないネ!
【ぬいぐるみオーブン】
『ぬいぐるみコートとつめもの』とセットのひみつ道具。フリーサイズぬいぐるみカメラ等と違って、この道具で作られたぬいぐるみの中に質量保存の法則を無視して入ることはできない。タンマウォッチがないと、使用時に窒息の恐れがある道具でもある。
【動物変身恩返しグスリ】
鶴の恩返しをモチーフとした液体のひみつ道具。動物を助けた後にこの薬をかけると、やがて動物が人間に変身して現れて恩返しをしてくれる。恩返しが終わると、元の動物の姿に戻って薬の効力が切れる。原作では、薬をかけられた動物の性別が判明していないため定かではないが、元の性別に関わらず人間の女性に変身するものと考えられる。動物のメスにしか使用できないとかそういう描写はないし。
【挿絵表示】
作者が描いた、動物変身恩返しグスリによって変身したクロ。下手クソなので、自分のイメージを壊したくないという方はスルーでお願いします。背景の血はいったい誰の血なのか……
映画編の日常と戦闘描写についてなのだ
-
戦闘シーンは省略するのだ
-
そのままでよいのだ
-
戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
-
早く新しい挿絵を追加するのだ
-
モンハンと人間以外にも変身するのだ
-
冥との絡みを増やすべきなのだ
-
クロはもっと無双RTAしてよいのだ