ネコ   作:ミーちゃん

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同時にやることにしたはいいものの、導入が中々思いつきませんでした。
なので、決して……ルナルガかっこいい! とか 金銀夫婦の装備作るぞー! となっていたわけではありません。


人魚大海戦+海底鬼岩城
34話 キャンプと宿題


 

 『速報です。本日、バーミューダ諸島の沖で宝を積んだ沈没船が発見されました。沈没船は海底資源を調査中に、偶然発見されたもので、金の王冠や装飾品などおよそ二十兆円の宝が積み込まれていると予想されています。また……』

 

 ——まずいことになったぞ。あの船を発見された——

 

——それは問題だ! もし、奴らがこの辺りをうろついて暗黒海域に踏み込んだりしようものなら、世界は……——

 

——くそっ! 怪魚族と名乗る奴らが海を荒らして面倒なことになっているというのに——

 

——とにかく、早急に手をうたねば——

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 太陽が真上に差し掛かる頃、冥とクロはのび太の家に来ていた。夏休みのキャンプにどこへ行くか決まったと、ドラえもんから連絡があったのだ。

 

『それで、結局どこに行くことになったのだ?』

 

「海底!」

 

『ふむ……だが、昨日は反対していなかったか?』

 

 昨日はドラえもんが提案した海底でのキャンプをのび太達四人は反対して、一時解散になったのだ。しかし、一日経って連絡を受けてみれば、意見をくるりと翻している。クロが疑問に思うのも仕方がないだろう。

 

「ボクが一度海底に連れて行ってあげたのさ! 深海の暗さとか水圧の問題はテキオー灯で解決できるしね!」

 

「しずかちゃんにも伝えたら、しずかちゃんも行きたいって!」

 

「なるほど……」

 

『ちなみに、親からキャンプの許可は取ってあるのか?』

 

「えっと、それは…………」

 

 のび太が海底に行く案に賛成した理由を理解したクロと冥。しかし、クロが昨日から疑問に思っていたことを聞くと、声をすぼめて俯くのび太。そんなのび太の代わりに、ドラえもんが説明した。

 全員、キャンプの計画から先に始めていたので許可は得ていなかったが、しずかちゃんの方はドラえもんがついていくと知ると許可を得ることができた。しかし、のび太の方は夏休みの宿題が全て片付くまではダメだと言われてしまった。そのため、出発自体は明日にする予定である。

 ドラえもんの説明を要約すると、このようなものだった。

 

『ジャイアンとスネ夫はどうするのだ?』

 

「一応僕が電話してみたんだけど、二人の意思は昨日と変わらないみたい」

 

「そうなのですか……」

 

『そう残念がることはないぞ、冥。出発は明日なのだから、明日までに二人の意見が変わるかもしれないだろう?』

 

「確かに……そうですね」

 

 ジャイアンとスネ夫は今のところ反対しているままだが、賛成多数となっている以上、明日までに意見が変わる可能性は高いだろう。しかし、のび太の宿題が全て終わらない限り、出発は叶わない。詰まるところ、夏休みのキャンプは全てのび太にかかっているということだ。

 

「とりあえず、全員が行くって決まったわけじゃないけど、ボクとのび太君としずかちゃんは海底行きに賛成したからね。一応、伝えておきたかったんだ」

 

『わかった。ならば、明日までにキャンプに必要そうな物を準備をしておこう。冥もいいな?』

 

「了解しました。しかし、海底にはどのような手段で行くのですか?」

 

 ドラえもんが連絡してきた理由を知って了解したクロと冥。だが、了解すると同時に、どのようにして海底に行くのか不思議に思った冥がドラえもんに問いかける。

 

「最初はボクの『水中バギー』で行こうかなって考えてたんだけど……二人乗りだから定員オーバーになっちゃうんだよね……」

 

「つまり?」

 

「決まってないんだ……」

 

『ふむ…………ならば、吾輩が以前作ったシン・ヴィマーナに乗ってみないか? あれならば、定員が6名故に問題ないはずだ』

 

「シン・ヴィマーナってあの黒いやつのこと?」

 

『そうだ』

 

 行く方法が決まっていないことがわかったため、クロは自身が作った乗り物……シン・ヴィマーナで行くことを提案する。シン・ヴィマーナは、以前にクロが見せたことがある。そのため、ドラえもんとのび太はシン・ヴィマーナについて思い返し、あれなら大丈夫じゃない? と頷くのであった。

 

「行く方法は決まりましたね」

 

「そうだね」

 

『うむ。では、吾輩たちも戻ろう』

 

「はい。また明日来ますね」

 

 海底に行く方法も決まったため、クロ達は鏡の世界の空き地へと戻ることにし、のび太の家を後にした。

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

「姫様はまだ見つからないのか!」

 

 パラオ諸島の近海にて、人間の上半身と魚の尾をもつ人魚のような者達が姫と呼ばれる人物を探していた。

 

 そして、黄色いハリセンボンのような人魚が、鎧を着た一人の人魚に叱っていた。

 

「申し訳ございません……あらゆる手を用いて捜索しているのですが、それでも見つからず……」

 

「むむむ……、姫様も姫様です! もし地上人に捕まったらどうするつもりですか! それに、万が一にも、あの恐ろしい怪魚族にでも捕まってしまったら…………!! 一刻も早く、姫様を保護するのです!!」

 

「はっ!!」

 

 鎧を着た複数の人魚達は、黄色いハリセンボンのような人魚の命令によって、再び捜索を開始した。

 しかし、彼らは気づかなかった。捜索をしている彼らを監視している者がいたことに。

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 次の日の朝、クロと冥は再びのび太の家に来ていた。出発の予定は今日になっているが、のび太の宿題の進行状況によっては延期する可能性もあるため、のび太の現状を確認するためだ。

 

『それで、宿題はどのくらい終わったのだ?』

 

「それが……」

 

 部屋に入ると、部屋の中央でのび太が寝ていたため、どの程度宿題が終わったのかをドラえもんに確認するクロ。しかし、クロに質問されたドラえもんは言いづらそうにしながらも、現状を説明する。

 

『は? 三分の一も終わっていない?』

 

「かなり時間があったと思うのですが……それでもまだ?」

 

「終わってないんだ…………」

 

『つまり、今のび太が寝ているのは宿題が終わったからではなく、宿題があまりにも進まないから不貞寝しているのか?』

 

「うん……」

 

「えぇ…………」

 

 寝ている理由が思いの外くだらない理由だったため、クロと冥は呆れてしまった。しかし、のび太はまだ小学生だし、仕方がないことなのかもしれない。苦手なものに向き合うというのは小学生では難しいだろう。

 

『こうなったら、吾輩と冥でのび太の宿題を手伝うか?』

 

「そうしたいですけれど……」

 

『そうなると、のび太のためにならないか』

 

「のび太君……ん? ちょっと見てくる」

 

 のび太の宿題について三人が考えていると、ピンポーンとチャイムの音が家に鳴り響く。どうやら、誰かが訪ねてきたようだ。誰が来たのかを確認しに、下へ降りていくドラえもん。

 一階の玄関に来たドラえもんは、扉を開けて誰が訪ねてきたのかを確認した。

 

「ジャイアンにスネ夫じゃないか! どうしたの?」

 

「よう、ドラえもん。昨日はあんなこと言ってごめんな」

 

「僕達も海に連れて行って欲しいんだ」

 

 扉の向こうにはジャイアンとスネ夫が来ており、出迎えたドラえもんに謝罪と要望を伝えてきた。スネ夫の要望を聞いたドラえもんは、昨日のニュースを思い出し、もしかして……と考える。

 

「二人とも昨日のニュースを見てとんできたの? 一応言っておくけどね、ボクらが行くのは太平洋。バーミューダ沖は大西洋だ。地球の裏表だからね!」

 

「何!? なら、大西洋に「ちょっと、ジャイアン!」 もがっ……!」

 

 ドラえもんの推測が当たっていたのか、忠告を聞いたジャイアンはドラえもんへと掴みかかり、行き先を大西洋へと変更させようとする。だが、その直前でスネ夫がジャイアンの口を塞ぐことで、行動を阻止した。ドラえもんはいきなり首輪を掴まれたので不機嫌になった。

 

「ジャイアン、ドラえもんは怒らせたらまずいよ。行き先は後でなんとか言いくるめるからさ」

 

「わかった」

 

 ドラえもんがいないと海底には容易に行くことができない。そのため、ドラえもんを怒らせたくないスネ夫は、ジャイアンがドラえもんを殴る前に説得する。

 

「僕らは宝なんてどうでもいいんだ。みんなでキャンプがしたいんだよ」

 

「そうそう」

 

「うーん……」

 

 取り繕った笑顔でドラえもんへと向き直るジャイアンとスネ夫。そして、宝なんてどうでもいいとドラえもんを説得するスネ夫。だが、その内心はバーミューダ沖の沈没船とその宝のことで溢れている。

 

「あら? 武さんにスネ夫さん、どうしたの?」

 

「しずかちゃんこそ……」

 

「私はのび太さんの宿題が進んでいるか気になって……」

 

「「のび太の宿題?」」

 

 ジャイアンとスネ夫が二人してドラえもんを説得していると、後ろの方からしずかちゃんがやってきた。のび太の宿題の進歩を確認するために来たようだ。だが、生憎のび太の宿題はほとんど進んでいない。ドラえもんは現在の状況を、出発に必要な条件のことも一緒に三人に説明をした。

 しずかちゃんは条件については既に知っていたが、ジャイアンとスネ夫は知らなかったから大変驚いていた。ドラえもんの許可さえあれば、自分達はいつでも行くことができるのに、のび太が宿題を終わらせないと永遠に行けないかもしれないからだ。

 

「おい、スネ夫」

 

「わかってるよ、ジャイアン」

 

「「ドラえもん、のび太の宿題を進めるのに力を貸すよ!」」

 

「本当かい!?」

 

「なら、私も力を貸すわ」

 

「ありがとう、助かるよ!」

 

 自分達がキャンプに行くために、力を貸すことを決めた三人。一人でのび太に宿題をやるよう応援するのはとてもキツいとドラえもんは思っていたため、その提案をしてくれた三人に涙を流して喜ぶ。

 これが友情なんだね……! と思っているドラえもんだが、実際は友情かどうかは怪しい。まぁ、ある意味でのび太には絶大な信用があるので、これを友情と呼んでもいいのかもしれないが。

 

 力を貸してくれると言ってくれたジャイアンとスネ夫、しずかちゃんをのび太の部屋に案内するドラえもん。そして、ドラえもんが部屋の扉を開けると、そこにはクロの念動力によって椅子に貼り付けられ、冥によって強制的に宿題をさせられているのび太がいた。

 

 

 




【バーミューダ諸島】
 バミューダという名前が有名だが、バーミューダと呼ぶこともある。様々な作品で利用される、魔の三角海域が近くにあることで有名。
 ちなみに、作者はバーミューダという呼び方もあることを原作読んで初めて知った。

【水中バギー】
 原作において最後の最後で大活躍したバギー。今作での登場は今回のみになる予定。

【シン・ヴィマーナ】
 クロがFateのギルガメッシュが所有するヴィマーナを基礎にして作り上げた乗り物。クロが武装や加速装置を追加したため、本来のものより性能が上になっている。パクリとか言ってはいけない。

【黄色いハリセンボンのような人魚】
 他の人魚に比べて明らかに異質な人魚。人……魚? 

映画編の日常と戦闘描写についてなのだ

  • 戦闘シーンは省略するのだ
  • そのままでよいのだ
  • 戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
  • 早く新しい挿絵を追加するのだ
  • モンハンと人間以外にも変身するのだ
  • 冥との絡みを増やすべきなのだ
  • クロはもっと無双RTAしてよいのだ
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