ちなみに、作者はナンジャモが好きです。オハコンハロチャオ〜!
誤字報告感謝。誤字修正しました(2022年11月29日)
『これがバリヤーか……』
「あっという間に着いた……」
吾輩は今、エルと共に鬼岩城を囲うバリヤーの前に来ていた。
ドラえもん達との情報共有および作戦会議を終わらせた後、エルと二人でムー連邦の首相をおど……説得して鬼岩城に行く許可を得た。そして、転移を繰り返しながらムー連邦から移動し、ようやく到着したというわけだ。
『では、吾輩の策を早速試してみるとするか』
「気をつけて。この付近で大きな音を立てると、鬼岩城の武装した無人艇がやってきてしまうから」
『ああ』
念動力で人一人通れるくらいの穴を掘削する。吾輩によって掘り返された海底の土が舞っていき、吾輩とエルの視界を奪ってくが、千里眼を用いれば問題はない。
吾輩の策とは、穴を掘って地中からバリヤーを越えるというものだ。バリヤーは地面から伸びているが、地中には通っていないと考えたのだ。もし通っていた場合は次善策として宇宙から侵入する方法を考えている。エルから空まで伸びているという話は聞いてるが、宇宙までかはわからないらしいからな。万が一の場合は試してみる価値はあるだろう。
む……どうやら、吾輩の考えは正解していたらしい。ちょうど今、バリヤーの真下まで穴を掘り、何事もなく通過することができた。あとは、鬼岩城まで一直線に伸ばせばいい。
『ふむ……無事、バリヤーの真下を通過できたぞ』
「おお! ということは、クロさんの読み通りだったわけだ!」
『うむ。では、行こうか』
バリヤーの真下に穴を掘ることができたので、そのことをエルに伝え、次の行動に移ることにした。と言っても、掘った穴にダイブして地中から鬼岩城に向かうというだけだがな。吾輩から先に穴へと入り、その後ろからエルが入ってくる。そして、吾輩たちは地面の中で移動を始めた。
このバリヤーがある場所から鬼岩城まではそこそこ距離があるようで、地中を穴掘りしながら進むと大体2時間くらいかかる。できるだけ急ぐつもりではあるが、大きな音を立てるのはマズいらしいからな。中々もどかしい。
地中を進んで1時間くらい経った頃だろうか、吾輩達がいる場所に鬼岩城のロボットが5体やってきた。イルカに似た乗り物に乗っていて、三叉の槍を手に持ち、深海魚をイメージしたかのような姿をしている。エル曰く、鬼岩城がある神殿を守るロボット騎士団で、今来ているのはその一部だろうと。
「彼等は恐ろしく耳がいいと聞いています。一旦、止まりましょう」
『ああ……ッ!』
ドカンッ!!という轟音と共に爆発が起きる。
咄嗟の判断でエルを連れて外に転移したが、もう少し転移するのが遅かったら、吾輩達はロボット兵が放った攻撃によってできたクレーターの一部となっていただろう。
エルの小声での注意を聞き取ったのか、あるいは止まるのが遅く、念動力による掘削の音が聞こえてしまったのか……どちらかはわからないが、バレてしまったらしい。
『バレたのなら仕方ない。ここで蹴散らす』
槍を向けてきた5体のロボット兵の腕を念動力で切り落とし、蔵から石を射出して頭を破壊する。大体2秒程度で終わったな。石で頭を破壊したせいでそれなりに大きい音が響いてしまうが、ロボット兵の攻撃ですでに爆音が響いてるから今更だろう。他のロボット兵がここに近づいて来ているのも千里眼で捉えている。
「凄い……一瞬であの鉄騎隊を……」
『隠密重視だったが、バレてしまった以上仕方ない。鬼岩城に直接転移するぞ』
「わかった、準備はできてるよ」
破壊したロボット兵を蔵にしまい込み、一瞬でロボット兵を破壊したことに驚いているエルへと話しかけた。
意外にも、驚いていたエルは吾輩に話しかけられるとあっという間に意識を切り替え、鞘から剣を抜いて準備を完了させていた。伊達に兵士はやってないというわけか。
その後、鬼岩城内部に転移した吾輩とエルは、襲ってくる大量のロボット兵を打ち倒しながら、最奥へと向かった。鬼岩城内部はいたるところにパイプが通っていて、城と言うよりは機械室のような感じだな。パイプの上から、通路の奥から、本来の入口から無数のロボット兵が押し寄せて来るが、吾輩の敵ではない。吾輩が瞬きの間に物言わぬ骸に変えたからだ。まぁ、元々何も話さないようだが。倒したロボット兵を回収してると、エルから何か意を含んだ視線を感じたが努めて無視した。
倒したロボット兵を回収し終え、再び最奥へと向かうことにしたのだが、途中でさっきと同じようにロボット兵が無数に現れて襲ってくる。吾輩とエルで既に100近くは倒したのではないだろうか。それでも、襲ってくるロボット兵の量は変わらない。もしかすると、この鬼岩城にはロボット兵を大量生産する場所があるのかもしれないな。
「この扉の向こうにアトランティスと鬼岩城の管理しているコンピューター……ポセイドンがいるはずだ」
『大層な名前だが、その割には海底火山の噴火を他国の攻撃と勘違いしてるし、ポンコツなのでは?』
「アハハハ……」
無数のロボット兵を倒し、遂に大きな扉がある最奥へとたどり着いた吾輩とエルは、扉の向こうにいるであろう存在について話していた。
エルによると、この鬼岩城の管理も行ってるというコンピューターが扉の向こうにいて、その名前がポセイドンと言うらしい。この情報は吾輩が読み取った兵士の記憶には無かったから、少し驚いている。噴火と他国の攻撃を間違えるコンピューターがポセイドンって……名前負けしてないかと。
吾輩がそう言うと、エルは苦笑しながら扉に手をかけた。
『では行くか。さっさと終わらせよう』
「うん。じゃあ、開けるよ」
『うむ。これは……』
エルが扉を開けると、巨大な機械が四方に存在し、中央には兜を着けた頭のような機械が浮遊している光景が目に入ってきた。
部屋の中にはマントを着けたロボット兵が2体いて、そいつらは吾輩達が扉を開いて入ってきたと同時に襲ってきた。幸いというか、ロボットの性能は今まで襲ってきたやつらとそう大差なかったようで、一体はエルが剣で倒し、もう一体は吾輩が念動力で倒した。
「フンッ! 愚かな虫ケラがッ」
『ドラえもん達が心配なのでな、さっさと終わらせてもらう』
「よ、容赦がない…………当たり前だけど」
中央に浮いていたポセイドンであろう機械が話しかけてきたが、それを無視して粒機波形高速砲で真っ二つにした。敵の前でダラダラと話している暇があるなら攻撃するべきだろう。
真っ二つの残骸になったポセイドンを放置して、吾輩は千里眼でこの城にある兵器を探す。鬼角弾とか言う核兵器がこの城に大量にあるらしいからな。そのまま放置して噴火に巻き込まれたら、放射能がバリヤー内に撒き散らされ、侵入したものを殺す死の海になるだろう。…………ん? それって今と変わらなくないか? まぁいいか。
『よし。確認できた分は全て回収できた』
「なら早くここから出よう。そろそろッ!」
『噴火が近いようだな』
回収できたことをエルに報告すると、この海域から出ようと提案するエル。しかし、その途中で大地が揺れ始め、海底火山の噴火が近いことを知る。
『ひとまずムー連邦に戻ろう』
噴火に巻き込まれる前に鬼岩城からバリヤーの所までエルを伴って転移し、地中を通ってバリヤーを越える。そして、ムー連邦の首相官邸前まで連続で転移した。首相官邸前に人は誰もおらず、気になって千里眼で覗いてみると会議室のような場所に首相と他の大臣数名がいて、兵士のほとんどはムー連邦からいなくなっている。おそらく、人魚族の加勢に向かったのだろう。
「あっという間に戻ってきた……」
『ではエル、後は頼んだぞ』
「うん。本来は関係ない君達を巻き込んでしまったんだ、なんとしても説得してみせるよ」
吾輩の言葉に強い意思をもって頷くエル。鬼岩城の問題を解決したら、ドラえもん達の解放の許可を得ることをエルと約束してもらったのだ。エルが失敗したら意味ないが、そこはエルを信じるとしよう。
官邸の中へ入っていくエルを見送り、吾輩もドラえもん達がいる人魚族の都……アクアベースへと向かおう。位置は人魚族から記憶を読み取って把握してるから問題もない。
…………この問題を解決したら、しばらく海には行くのをやめようかな。
【ロボット騎士団】
魚人をイメージして作られたと思われるデザインをしたロボット。鉄騎隊とも呼ばれている。常に手に持っている三叉槍の先からはビームが発射可能。耳がとてもよく、地中の音も聞き取ることができる。なお、全てポセイドンが操作しているため、ポセイドンが倒されると自動的に停止する。
【ポセイドン】
既に滅んでいるアトランティスの防衛を行うAI。国が滅んでいることを知らず、噴火を他国からの攻撃だと勘違いし、間違いを認めようとしない頑固なポンコツ。自称「復讐の神」。漫画版だと10p以下しか出番がなく、映画版でも出番が多いとは言えず、しかも簡単に倒されてしまった。そのため、この小説でもおしゃべりの途中で倒された。
【鬼角弾】
アトランティスが開発した核兵器。地上も含めた全世界に発射できるほどの量があるらしい。既に滅んでいるとはいえ、同じ海底人がこんなん開発してる時点で地上人のこと言えなくね。
人魚大海鬼岩城編ナゲェ。次のアクアベースの話はクロの日記でダイジェストにしようかと考えていますが、皆さんはどう思います?
映画編の日常と戦闘描写についてなのだ
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戦闘シーンは省略するのだ
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そのままでよいのだ
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戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
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早く新しい挿絵を追加するのだ
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モンハンと人間以外にも変身するのだ
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冥との絡みを増やすべきなのだ
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クロはもっと無双RTAしてよいのだ