論文の提出まで一ヶ月もないッ!
どうして(電話猫)
もうちょっとだけ続きます。
次回からは日記形式に戻ります。
クロ達が鬼岩城でポセイドンを倒し、無事にムー連邦まで戻ってきた頃。
ソフィアと冥を含むドラえもん達は怪魚族とその王ブイキンと戦っていた。
なぜ、クロに謎解きを頼まれたドラえもん達も戦っているのか。
ドラえもん達がアクアベースに到着した際に、襲撃していた怪魚族は全て冥によって撃退され、一時的にではあるが平和な時間を得たのだ。その間にドラえもん達は復活したのび太と共にソフィアと協力し、どうにかヒントの謎を解くことができたのだが…………なんと、ヒントが解けたタイミングでブイキン率いる怪魚族が再び攻めてきたのだ。
人魚族はもちろん応戦したのだが、多勢に無勢。怪魚族は圧倒的な人数差で人魚族を追い詰めていった。加えて、ブイキンが奪っていた伝説の鎧を装備していたのも、人魚族が追い詰められていった要因の一つだろう。
このあまりに酷い惨状を見てしまったドラえもん達は、人魚族と共に怪魚族と戦うことを決意。ドラえもんの出すひみつ道具で怪魚族を惑わすことで、敗北必至の状態からどうにか形勢有利な状態までもっていくことができた。しかし運悪く、ヒントが解けた際に出現した人魚の剣を……ブイキンが手にしてしまったのだ!
ブイキンが手にした人魚の剣の力は凄まじかった。突けばドラえもんの水圧砲を大きく上回る水の弾が放たれ、平打ちの状態で軽く横なぎに振るえば、巨大な渦潮を誕生させるほどの激流が発生する。刃を真っ直ぐに振れば水圧の斬撃が放たれ、大地や建造物を豆腐のように切り裂く。海中で剣を振るえば無敵かもしれない。
人魚族はブイキンの攻撃によって死屍累々だが、ドラえもん達は無事だった。しかし、ドラえもん達は戦闘に参加する際に四次元若葉マークを外してしまっていたから、冥が安全膜を使用していなければ範囲外で力なく倒れている人魚族達のようになっていただろう。
「フハハハハハ! この剣さえあれば、俺様は全宇宙を支配できる!!」
人魚の剣を掲げ、その圧倒的な力に酔いしれるブイキン。全宇宙を支配できるとまで言い出している。海中なら確かに脅威だが、水がない場所ではただの頑丈で豪華な剣になるのだが……ブイキンはそのことを知らない。
「いけませんソフィアさん!」
「冥さん、離してください! 私がブイキンを倒さなければッ!!」
「姫様、無茶です! 悔しいですが……人魚の剣を手にしたブイキンには誰にも勝てません!」
レイピアのような細い剣を手に持ち、安全膜から飛び出そうとしたソフィアの腕を冥が掴んで止める。
人魚族の兵士達がブイキンの攻撃によって次々倒れていくのを、安全圏からただ見守るだけしかできないのは、ソフィアにはとても耐えられなかったのだろう。だが、クロの信頼する冥でも剣を手にしたブイキンを海中で倒すことはできない以上、ソフィアが出ていっても無駄死になってしまう。ハリ坊もソフィアの前に出て手を広げ、説得しようとしている。まぁ、ハリ坊はブイキンが手にしてしまった力に恐れを抱いてしまったが故のようだが。
「消え失せるがいいッ!…………なんだこれは!?」
さらに渦潮を発生させようと剣を平打ちの状態で振るうブイキン。しかし、渦潮が発生することはなかった。なぜなら、宙に浮かぶ金色の波紋から飛び出た鎖が剣もろともブイキンを拘束し、最後まで振るわせなかったからだ。
この光景を見た者達の反応は2つに分かれていた。驚愕と希望である。驚愕しているのは、まだ無事な人魚族の兵士達。突然現れた金色の波紋、その中から飛び出てブイキンを拘束している鎖、彼等からすれば非現実的で驚くことしかできていない光景だ。その前の状況が絶望的だったことも関係しているだろう。では希望を抱いたのは誰なのか。それは、この光景を何度も見たことがあるドラえもん達と冥だ。今までに何度もこの鎖の持ち主に助けられてきたドラえもん、のび太、スネ夫、ジャイアン、しずかちゃんの5人とメイドである冥は一瞬で理解し、三度目の光景となるソフィアはドラえもん達の数秒後に、ハリ坊はさらにその十数秒後に理解し希望を抱いた。
『またギリギリセーフだったな……』
「「「「「クロ!!」」」」」
「クロ様!」
ドラえもん達が抱いた希望は、拘束されたブイキンの前に転移で現れ、そう呟いた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「おのれぇ……なんだこの鎖は!? 全く動けぬうえに斬れん!」
さて……拘束したはいいがどうしようか。この男、怪魚族の王らしいし、こうして捕えた時点で戦争には勝ったも同然だとは思うんだがな。…………それにしても、黄金の鎧に剣とはどっかの金ピカ王をリスペクトでもしているのか?
とりあえず気絶させるか。
『ッ!』
「む? 何かしようとしたようだが無駄だ!この鎧の前ではあらゆる攻撃が無力よ!」
念動力で気絶させようとしたら無効化された…………こんなことは初めてだ。念動力で空気の弾や水圧弾をつくって当てても一切のダメージを与えることなく霧散している。直接男の体に干渉しようともしてみたが、干渉前に弾かれてしまった。
「無駄だッ!何度やってもッ!何をッ!しようともッ!!」
『むぅ…………』
「そんな……クロさんの攻撃が効かないなんて……」
「でも攻撃の内容とか密度とか容赦ないね」
電撃、転移、念動力による操作で大地を槍状に尖らせて投擲、人ぐらい軽く押しつぶせる大きさの岩を男の頭上に転移させ落下、蔵から瓦礫や岩などを射出、いろいろできることを試してみたがどれも傷一つ付けることができなかった。どうやら本当に攻撃が通じないらしい。搦手はまだ試してないからわからないが、それも無効化されるのだろうか?
というかスネ夫よ、敵の首魁に容赦してやる必要はどこにもないと吾輩は思うぞ。
「ウグッ!! 貴様ァ……!!」
『ふむ……』
「えっ!? 今、攻撃が通じた……?」
「じゃあ、クロの攻撃は効いてないわけじゃないんだ!」
「さすがクロだぜ!」
搦手を試す前にさっきとは違う攻撃をしたのだが、この攻撃は少し効果があったようで、奴が着ている鎧に浅い傷が出来上がった。傷がついた衝撃で奴は少し呻いていたが、大したダメージにはなっていないからか、すぐに原因たる我輩に怒りを露にした。
むむむ…………?
吾輩が鎧に傷をつけた攻撃は、念動力で再現した超高水圧ウォータージェットだ。高水圧ウォータージェットに切断できないものはないとされていたからな、それを思い出して擬似的に再現してみたのだが、傷がついたのは予想外だった。
だが、これでわかったことがある。奴の鎧は攻撃を無効化しているのではなく、攻撃の衝撃やエネルギーとかを減衰させているのだろう。素肌の部分を狙っても同じようになっていたところを考えるに、鎧が奴の体を覆うように薄いバリアのよう何かを発生させていて、それに触れると攻撃の威力が減衰させられるのかもしれん。だが、減衰しきれない程の攻撃であればダメージを与えることができるとわかった。ならば、あとは簡単だ。
さっきよりも高威力かつ殺傷力の高い攻撃を浴びせる。まぁ、さっきはさっきで十分人を殺せる攻撃だったんだがな。巨大な船とかを相手にするつもりで攻撃しよう。
「ガハッ! ゴハッ! ブヘッ! やめッ……!!」
「「「「「うわぁ……」」」」」
超高水圧ウォータージェットを鞭のようにして何度も奴に振るい、鎧と奴の体に傷をつけていく。この調子だと、少し時間がかかりそうだ。鎖に拘束された男がビシバシ打たれているのを見ると、Mをしつける女王の絵面を思い浮かべてしまった。汚い……最悪だ……うっかり殺ってしまいそうで使わなかったが、これを長く見るくらいなら使おう。
「ウグアアアアアアアアアッ!!」
バスケットボールくらいの大きさの粒機波形高速砲を放ち、それと同時に鎖による拘束を解いた。本来なら何の抵抗もなく貫通して背後の建物も貫いてしまうような攻撃だが、鎧によって減衰されてしまい、それ程の威力は出なかった。鎧を粉々に砕きながら奴を15メートルくらい吹き飛ばし、気絶させる程度に収まっていた。
だがまぁ、目的は果たせたのでヨシッ。…………砕けた鎧と奴が持っていた剣は後でこっそり回収しておくか。
【ブイキン】
漫画版と映画版で見た目のスッキリ度合いが変わる人。漫画版は魚の要素が強い。後、奪った鎧を着込んで活躍させている。映画版の鎧とティアラはどこに消えたんですかね?
【ハリ坊】
漫画版だと読者からヘイトを集める行為しかしてない人。今回は出番が少ないため、ハリ〜とは言えなかった。
【伝説の鎧】
人魚族に伝わる伝説の鎧。人魚族の武具なのに敵に奪われ、あまつさえ着用されていた。それで不機嫌になっていたところを粉々にされてアビャァァァァァ!!となった……哀れ。
【伝説の剣】
人魚族に伝わる伝説の剣。最後以外は鎧と同じようになってしまう。粉々に砕かれた鎧を見て、恐怖で光を漏らしたとかしていないとか。
映画編の日常と戦闘描写についてなのだ
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戦闘シーンは省略するのだ
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そのままでよいのだ
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戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
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早く新しい挿絵を追加するのだ
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モンハンと人間以外にも変身するのだ
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冥との絡みを増やすべきなのだ
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クロはもっと無双RTAしてよいのだ