覚悟……睡眠時間を削る覚悟をッ!
短いです。許して……許して……(震え声)
Θ月○日
吾輩がアクアベースに駆けつけ、怪魚族の王ブイキンを倒してから3日経ってようやく帰ってこれた。
ブイキンが倒されると、次々と残りの怪魚族達が降伏していったから、少し休んだらさっさと帰ろうと思っていたのだが……結局帰れなかった。
ドラえもん達がアクアベースの復興を手伝いたいと言い出したのだ。「友達であるソフィアの住む場所が酷いことになっているのに、そのまま帰るわけにはいかない」とか。それで、ドラえもん達はひみつ道具を使い、吾輩と冥も各々の力を用いて復興を手伝うことになったのだ。瓦礫を念動力で持ち上げて片付けたり、家を新しく複数建築したり、いろいろだな。
そして、2日間の復興も終わってさあ帰ろうとなったのだが、人魚族の女王が剣と鎧を渡して欲しいと言い出したのだ。そう言われた皆は「まさか……」というような表情をして一斉に吾輩の方へと顔を向けてきた。ヒドい誤解だ!……と思ったが、間違ってはいないので、大人しく蔵から出して返した。「椅子型タイムマシンのこともあるし、こっそり回収してそうだと思ってたけど……」とドラえもんは言ってたが、吾輩のことを一体どう思っているのだろうか?
まぁそういうこともあり、しぶしぶ剣と鎧(修復済み)を返したのだが、その際に少し問題が発生した。受け取りはソフィアがしたのだが、ソフィアが剣に触れた途端、剣の柄についている赤い宝石から光が溢れ、上に向かって光が伸びていったのだ。この光の指す向こうにラピュタが……と言いたくなるような光景だった。
結局、光が何を指していたのかだが……おおいぬ座のシリウスを指していた。なぜシリウスを指していたのかについては、ドラえもんが考えを披露してくれた。ドラえもん曰く、シリウスがソフィア達人魚族の故郷だからじゃないかと。ソフィア達の故郷であるアクア星は、周囲の衛星を結ぶと五角形になると言っていた。シリウスは結び方を変えれば五角形になるし、シュメール文明に残っている人魚伝説にも、人魚がやってきたのはシリウスを指すような記述があるそうだ。
まぁ、そういうわけで、ちょっとした問題がありながらも、日本に帰ってくることができたのだ。
しばらくは海にいかん。
Θ月△日
人魚の剣と鎧、実はこっそり修復して複製していたから、今日はそれの使い心地を試してみた。
剣の方は、地上だと頑丈で豪華なだけの剣になってしまうが、水中だとその真価を発揮する。まぁ、これはブイキンが実践していたからある程度はわかっていたが、想像以上にできることが多かった。激流や渦潮の発生、ウォータージェット並の斬撃、水弾以外にも、赤い宝石の過剰発光による目潰し、汚れた水の清浄化、清浄化させる力を刃に溜めて放ち、相手を昇天させる疑似エクスカリバーとかが使えた。
鎧の方は、剣程できることは多くなかった。ダメージを減衰させる力、ヘソについてる赤い宝石の過剰発光くらいだな。傷の治癒とか、毒の無効化、温度変化の耐性とかいろいろついてたら便利だったのにな。
剣は今後使う機会があるかもしれないが、鎧はサイズも合わないし使うことはないだろう。完全にコレクション用だな…………いや待てよ? 改造すれば使えるかもしれんな。
Θ月●日
思い立ったが吉日ということで、昨日思いついた改造を鎧に施してみた。ひみつ道具と美夜子さんから習った魔法を用いて改造したから、性能は折り紙付きだ。
まず、見た目を変えた。そもそも吾輩のサイズに合わないからな。サイズの自動調整機能を加えて、『日輪よ、具足となれ』風にした。その方がカッコイイし。
次に、毒や病気を含んだ傷の治癒と再生をさせる機能、環境適応機能、鎧自体の修復機能も加えた。これで万が一ダメージを受けても大丈夫だし、宇宙だろうがマグマの中だろうが問題なく過ごせる状態になった。まぁ、吾輩はどれも素でできるから、他の奴が使ったら得する機能だな。
そして最後に、ダメージの減衰度合いを改善させた。前は、貫通力や殺傷力が高い攻撃は減衰してもダメージが通ってしまっていたが、今度は通らなくなった。吾輩が持ちうる最強の攻撃でやっとだろう。
改造した鎧は剣と一緒に、蔵にしまった。普段使いはしないからな。
Θ月▲日
今日は魔法世界へ行ってきた。攻撃力とか手数の不足を感じたから、また魔法を習いたかったのだ。結局、問題があって魔法を習うことはできなかったが。
向こう世界に着いてから、美夜子さん家を訪れたのだが、残念ながら美夜子さんはいなかった。魔界星ごと滅んだはずの悪魔が街中に現れたので、それを討伐しに出かけたらしい。日を改めて出直そうかと思ったが、嫌な予感がして、満月牧師から聞き出した現場へと行くことにした。
そうして念動力で空を飛びながら向かった現場には、巨漢の悪魔に苦戦している美夜子さんがいた。何度か攻撃を受けたのだろう。腕や足、頬などにいくつか切り傷ができていた。それを見た吾輩は「美しき乙女の肌に傷をつけるとは何事か!」と思い、巨漢の悪魔へ衝撃波を放った。突然、自分以外からの攻撃を受けて吹き飛ぶ悪魔に驚いていた美夜子さんだが、近くにいた吾輩を認識すると更に驚いていたな。ここに来た経緯を美夜子さんに話すと、「心配かけちゃったみたいでごめんなさい、来てくれてありがとう」と笑顔で言ってくれた。
その後、巨漢の悪魔を難なく討伐した吾輩は、美夜子さんの傷を癒やし、後始末を任せて帰ってきたわけだ。
ちなみにあの悪魔は、魔界星が滅ぶ前に地球にて封印されていた悪魔だったらしい。その封印が偶然解けてしまったせいで、街中に現れたらしい。
Θ月◆日
『クロマキーセット』は面白いな。
ドラえもんとのび太が、吾輩と冥を遊びに誘うから何かと思えば、『クロマキーセット』というひみつ道具での遊びだった。最近は碌なことがなかったからな。疑うのも仕方ないと思う。
『クロマキーセット』は、簡単に言えばクロマキーで撮った映像を3次元の立体映像として出力することができる道具だ。動画撮影程度なら現代の道具でも十分可能だが、立体映像に関しては『スパイ衛星』を用いる必要がある。というか、未来要素は『スパイ衛星』くらいじゃないか? まぁ、ドラえもんが出したにしては珍しい、小学生には良い勉強になる道具だから別にいいか。
そういうわけで、今日は『クロマキーセット』で特撮ヒーローものを撮って遊んだ。吾輩が怪獣役で、冥とドラえもんが一般市民兼ヒーロー応援役、のび太はヒーロー役だった。のび太マンは名前が安直すぎると思うがな。
Θ月■日
昨日までに比べて少し肌寒くなっていて、葉っぱが一部紅くなりつつあった。秋の訪れを感じる。
今日は、魔法でカルナ(fate)に変身して、カルナごっこをしながら鏡の世界で修業していた。冥に相手を務めてもらったが、中々いい勝負になって面白かったな。流石に街一つ燃やしてしまうのはやりすぎたと思ったが、それくらい白熱したのだ。そのおかげか、パイロキネシスの操作性が上達した。以前は炎の弾や火炎放射、熱線を放つくらいが限界だったが、今は炎を槍や剣、弓矢、鞭などの武器から、鳥とか犬のような生物の形態まで変化させられるようになった。
どんな形であれ、修業は欠かさないようしなければな。
Θ月□日
拠点作成の続きを再開し……ようとしたのだが、デザインが決まらなくて、止まっている。デザインというのは拠点の外観のことだ。拠点内部に作る部屋の内装とかは大体決めたのだが、外観はまだだった。
最初はラピュタ風にしようかと思っていたのだが、島に擬態できないから止めたのだ。ブリキン島を見てから「一見普通の島にしか見えないが、実は戦闘可能な巨大宇宙船」というのは捨てがたいと思うようになったのだ。いや、前からかだったな。だが、ラピュタも捨てがたい…………
今のところは「ラピュタ」か「メルヴィユ」っぽくしたいと吾輩は考えているのだが、冥は「設計図通り作ってしまわれてはどうでしょう?」と言っている。冥の考えも悪くはないのだが、やっぱり吾輩の個性を出したいのだ。まぁ、「ラピュタ」も「メルヴィユ」も吾輩のオリジナルではないが。
うーむ…………何か他に良いデザインはないだろうか?
【ラピュタ】
ジ○リの有名作品に登場する空飛ぶ城。グラサンかけた20代の男も有名。「読める、読めるぞぉ!」とか「見ろ!人がまるでゴミのようだ!」有名なセリフが多数。
【メルヴィユ】
ワンピースの映画『ストロングワールド』に登場する、金獅子が拠点にしていた島々。ワンピースの映画の中で一際印象に残っている。スカイピア?知らない子ですね……
【カルナ(fate)】
インドのヤベー奴。眼力で対象を焼き尽くしたり、核兵器クラスの炎を放つ。施しの英雄と呼ばれていて、カルナが関わる話は大体感動する。
映画編の日常と戦闘描写についてなのだ
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戦闘シーンは省略するのだ
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そのままでよいのだ
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戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
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早く新しい挿絵を追加するのだ
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モンハンと人間以外にも変身するのだ
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冥との絡みを増やすべきなのだ
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クロはもっと無双RTAしてよいのだ