ネコ   作:ミーちゃん

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すまない……すまない……投稿が遅れてすまない……内容も短くてすまない……口述試験や卒展、発表などで忙しかったんや……



46話 風の子と村

 吾輩と冥は今、アスールを連れてのび太の家に来ていた。アスールと同じ性質を持った球が日本にも飛んで行った事は把握していたのだが、今日改めて調べたらのび太の家からその反応が出てきたのだ。アスールと同じように人懐っこいなら別にいいのだが、そうでなかった場合が怖いからな。のび太の家から反応が出たなら尚更だ。というか、むしろのび太が何かイタズラとかに利用している可能性があるか?

 のび太のママに許可をもらってのび太の部屋に行くと、そこにはのび太とドラえもん、しずかちゃんがいた。そして……

 

「この子はフー子って言うんだ!」

 

「フー♪」

 

 そう言うのび太の横にはドラコッコのぬいぐるみが浮いていた。なんの偶然か、アスールが入ってるぬいぐるみと同じ種類だ。色はオレンジで青色のアスールとは違うがな。

 

「フー?」

 

「スー?」

 

 フー子を見たアスールは何かを感じ取ったのか、ゆっくりとフー子と同じ高さまで浮かぶと、鏡合わせのように見つめ合って動かなくなった。

 

「フーフー♪」

 

「スッ♪」

 

「そうだ!今からフー子がのびのびと遊べる場所に連れて行こうと思うんだけど、クロ達もどう?」

 

『ふむ……断る理由もないし、行くとしよう』

 

 鏡合わせの状態から一転して楽しそうに飛び回るフー子とアスールを見ながら、のび太が吾輩に提案してきた。特に断る理由も必要もないから提案に乗ることにした。

 

「よーし、そうと決まれば早速行こう!『どこでもドア』どこでもいいから広ーい原っぱへ!」

 

 ドラえもんがポケットからどこでもドアを取り出し、ノブを握りながらそう言って扉を開くと、扉の向こうにはドラえもんの言葉通り広ーい原っぱがあった。風が吹いて原っぱの草がなびいている。

 

「わあ!」

 

「すごぉい!」

 

「フー!」

 

「スー!」

 

 のび太としずかちゃん、フー子、アスールが広い原っぱを見て感嘆の声を上げる。吾輩と冥も、声こそ発してはいないが驚いている。このような美しい風景がまだ地球に残っていたとは……ッ!

 

「うわあっ!?」

 

「きゃあ!?」

 

「なんだぁ!?」

 

「これはッ!」

 

 五人と二匹が風景に感動していると、突然何かに吸い込まれるように強い風が吹き始め、その場にいた全員を吹き飛ばした。人を吹き飛ばす程の強い風が、クロ達の背後にあった洞窟の中を通り、クロ達がどこでもドアから出てきた場所のちょうど反対側に位置する所……洞窟の外である空中へと全員を運んだ。どうやら、クロ達は高台にいたらしい。

 

『何だったんだ今のは……』

 

 空中に投げ出され、危うく地面にいくつかの赤い華が咲くところだったのを、クロが念動力で浮遊させることで防いだ。アスールとフー子は流石風の子と言うべきか、さっきの状況をまるでジェットコースターに乗ったかのように楽しんでいる。

 

「ありがとうクロ、助かったよ」

 

「助かりました」

 

「「ありがとう」」

 

『どういたしまして。……そういえば、冥は飛べたよな?』

 

「…………」

 

 クロの指摘に顔を背ける冥。油断してたのだろうか。クロも呆気なく風に吹き飛ばされているので、深くは追求しなかった。

 

「タヌキ!」

 

「「『!!』」」

 

 突然、しずかちゃんが大きな声でタヌキと言いだして、その言葉を聞いた三人は驚いた。急にどうしたのかと。自分が言われたと勘違いしたドラえもんは、しずかちゃんに対して猫型ロボットだと訂正しようとしていた。

 

「あのねしずかちゃん、ボクは……」

 

「違うわ、あそこにタヌキちゃんがいるのよ」

 

「ええッ?」

 

 そう言ってしずかちゃんが指し示す先には、二頭身の体をしたタヌキが数匹まとまってこっちを見ていた。いや、よく見てみるとタヌキにしては体が少し小さいような…………

 

「クロに冥、どうしてこっちを見るんだい?」

 

『なんでもない』

 

「ええ、気にしないでください」

 

 どうやら冥も吾輩と同じことを考えていたらしい。ドラえもんが問いかけてきたタイミングで同時に視線を逸らした。別によくタヌキに間違われるドラえもんと見比べていたわけではない。……わけではないぞ!

 

「フー?」

 

「スー!」

 

 フー子とアスールがタヌキに近づくと、タヌキ達は驚くべき生態を見せた。大きく息を吸ったかと思うと体がみるみる膨張していき、最終的に吸った空気を吐き出すとまるで割れた風船のように吹き飛んでいってしまったのだ。吾輩の知っているタヌキにあんなことは出来ないはず……であれば、あれはタヌキに似ているだけの違う動物なのだろう。

 

「イヤアァァァ!」

 

 吹き飛んでいったタヌキを見て少し和んでいたクロ達は、遠くからあげられた甲高い悲鳴を聞き取り即座に臨戦態勢へ移る。悲鳴の発生源はクロが千里眼で探すまでもなく向こうから現れた。円形の棒に布を貼っただけの物の上に乗りながら空中を移動する幼女と、その幼女を追いかける黒づくめのおっさん二人組。おっさん達も幼女と同じように空中を移動している。状況を見るに、悲鳴をあげたのはおそらく追いかけられている幼女の方だろう。

 しかし…………三人ともぱっと見ただけでは、どのような原理でもって浮遊し宙を移動する力を発しているのか全くわからない。魔法か何かを使っているのだろうか?

 

「キャァッ!!」

 

「危ないっ!」

 

 おっさん二人に挟まれた幼女は恐怖故かバランスを崩して謎の乗り物から落ちてしまい、それを見たドラえもんが叫ぶ。ポケットに手を入れて道具を取り出そうとしているが、焦っているせいで目的の道具を取り出せていない。このままでは、幼女は地面の赤い染みとなってしまうだろう。地面まで残り5m……4m……3m……2m……そして、地面に赤い花が咲くと思われたその時、幼女の体は地面まで残り1m手前の位置で停止し浮遊していた。

 

 その光景を見た一同は、安堵の息を吐いて胸を撫で下ろす。

 

「「「ふぅー……よかったー……」」」

 

『ギリギリだったな……』

 

 いつの間にか縄で縛り上げられたおっさん二人の片方の頭に乗ったクロがそう呟く。その傍には冥もおり、二人とも幼女の救出をドラえもんに任せて怪しげなおっさん達を先に倒していたのだ。

 幼女を地面にそっと降ろし、傷がないかを確認しようとするクロと冥。しかし、三人の少年が幼女がやってきた方角から声を上げながらこちらに向かってきたことで、後回しにせざるをえなくなった。

 

「スン!!」

 

「テムジン!!」

 

 やってきた三人の少年の内、真ん中の赤い服を着た少年に幼女は駆け寄り、抱きついた。抱きつかれた少年の方も幼女を優しく受け止めている。

 

「兄妹なのかな?」

 

「家族なのかもしれないわね」

 

『ドラえもんはまだ食べ終わらんのか?』

 

モウフォイ(もうちょい)!」

 

 のび太としずかちゃんは抱き合う二人を見て関係性を考え、クロはほんやくコンニャクをリスみたいに頬張っているドラえもんに問いかけていた。

 

 

 

 




【アスール】
 自分と似たような存在に出会って不思議気持ちを抱いた。原作とは性格と性質が異なる。

【フー子】
 のび太が名付けた台風の子。なお、発見者はスネ夫である。

映画編の日常と戦闘描写についてなのだ

  • 戦闘シーンは省略するのだ
  • そのままでよいのだ
  • 戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
  • 早く新しい挿絵を追加するのだ
  • モンハンと人間以外にも変身するのだ
  • 冥との絡みを増やすべきなのだ
  • クロはもっと無双RTAしてよいのだ
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