ネコ   作:ミーちゃん

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ミュウツーのレイドバトルにソロ(加入してない)で挑戦しましたが、ダメでした……。
強すぎませんか? ソロだと常にどろかけ回避を祈りながらNPCガチャを行わなければならないとか……ぼっちに当たり強すぎんよゲーフリ……

今回は閑話なので、あまり気にせず読んでいただけると幸いです。


閑話1

【猫から見た(クロ)

 

 我々が住んでいる町には、山があるためか多くの動物が住んでいる。猫を筆頭に犬、ウサギ、タヌキ、ネズミ、鳥等いろいろだ。猫はその愛くるしい姿のおかげか、町中では特に猫を見かけることが多い。クロ、ミイちゃん、たまちゃん、リアは猫の中でもさらに有名だ。

 ミイちゃん、たまちゃん、リアは前からこの町にいるため、知っている人が多いのはわかる。しかし、クロは先の三匹と違い、ここ最近になってから見かけるようになった新参者の猫だ。商店街から小学校までが縄張りなのか、その周辺でよく遭遇するらしい。そして、時々だが家政婦のような格好をした美しい女性が、クロと一緒に散歩している事もあるそうだ。もしかすると、クロはお金持ちの家で飼われているのかもしれない。

 そこで我々は、新しくこの町にやってきたクロに対する猫達の印象を聞いてみた。

 

①魚屋と神成さん家によく出没する猫……くろ。

 

 ——クロという猫は知っていますか?——

 

「ンニャーゴ。ニャンニャンニャー!(知ってるぞ。ニャーと同じ名前でよばれてるからな!)」

 

 ——クロについてどう思っていますか?——

 

「ニャンニャオ、オンニャー(そりゃ当然、いけ好かない奴だ)」

 

 ——それはなぜ?——

 

「ニャーゴ。ニャーニャ「こらぁ!! そこにいたか泥棒猫ォー!!」……ニャッ!(先輩であるニャーに貢ぎ物を持ってこなかったからにゃ。野良猫界のキングであるニャーに……さらばっ!)」

 

 残念ながら、自称野良猫界のキング(くろ)へのインタビューはここで途切れている。よく魚屋から鮮度のいい魚を盗んでは追っかけられているので、再度インタビューを行うのは難しいだろう。

 今度は別の猫に聞いてみた。

 

 ——クロという猫は知ってる?——

 

「ンニャン。ニャース?(知ってるわ。あの美しい毛並みの彼でしょう?)」

 

 ——クロについてどう思う——

 

「ニャーニャン……ナウ? ニャーニャンゴ(質問が曖昧ね……彼への印象ということでいいのかしら? 彼は不思議な雰囲気を纏っていてとてもミステリアスだわ)」

 

 ——魅力的?——

 

「ニャー……ニャン。ニャゴニャゴ(そうね……彼のような同族は中々みないから魅力的よ。でも、私の友達には負けちゃうわね)」

 

 ——友達というと?——

 

「ニャンニャンニャー。ニャオン(私の友達はね、見たことのない色んな物を出して私を楽しませてくれるの。青色の同族でドラえもんと言うのよ)」

 

 ぅ゙ぅ……ミイちゃん、ボクをそんな風に思ってくれたんだぁ!やったよのび太君!

 良かったねドラえもん。でも、うるさくて何言ってるのか聞こえないから静かにしてほしいな。

 よーし!もっと色んな道具を買って、もっともっとミイちゃんをたのしませるぞぉー!

 聞こえないってばあー!!

 

 

 

 この町に住む猫達にインタビューすることで、我々が知らないクロを知ることができた。今後もまた、調査を行うことがあるかもしれない。その時はよろしく頼む。……以上、謎の猫探偵より。

 

 

 

 

 

 

【娯楽】

 

 吾輩が拠点としているこの時代は20世紀に分類され、かつて吾輩がいた時代と比べると娯楽が少ない。とても。

 だから、吾輩は娯楽を作るためにとあるものを開発した。それはスマホだ。そう……21世紀になって登場する凄まじい数の機能を持った携帯……それがスマホ。だが、吾輩が開発したスマホはただのスマホではない。未来の技術を詰め込んだフューチャースマホなのだ。

 基本的な携帯機能は当然として、スマホ同士のインターネット作成機能、数秒だが過去と未来の写真も取れるカメラ、どんな環境でも決して壊れない本体等いろいろ詰め込んだ。このおかげで、21世紀のスマホと同等……いやそれ以上のことができるのだ!

 

「クロ様、この《ニャンチューブ》というアプリは一体……?」

 

『それは、カメラで撮った動画や《ニャン編集》アプリで編集した動画をアップロードして、みんなで共有するためのアプリだ』

 

 いわゆる◯ouTubeだな。しかし、この時代にはまだ存在しないのでセーフ。ギリ、セーフだ。他にもトークアプリの《にゃイン》とか呟きアプリの《つぶやくニャー》もセーフだ。

 

「なるほど…………しかし、これを売りに出すのは少々危険なのでは?」

 

 ふむ。冥の言うことはわかる。確かに、このスマホが悪人に渡ったりすると危ないだろう。だが、それも問題ない!ノー・プロブレムなのだっ!

 

『スマホには、吾輩が設定した以外での用途で使用を試そうとした場合、吾輩にしか解けないロックがかかるようにしてある 。だから、問題ない』

 

「その機能はクレームなどが発生しそうですが……」

 

『不特定多数に売るのであれば、文句を言う者も一人くらい出てくるだろう。それと一緒だ』

 

「そうですか…………」

 

 むむむ? 冥が何か言いたげそうな顔をしているな…………

 

『ふむ……何か気になることでもあるのか?』

 

「そう……ですね……、歴史改変にならないかが気になってしまいまして……」

 

『ああ……それは確かに気になるな』

 

 なるほど。冥が危惧することもわかる。本来。この時代にスマホなんていう高機能携帯はまだ存在しないからな。未だにダイヤル式の黒電話だし。

 もし、吾輩のやろうとしていることが歴史改変にあたるなら、タイムパトロールがすっ飛んでくることになるだろう。それは、吾輩の望むところではない。

 

『ドラえもんに聞いてみるか』

 

「その方がよろしいかと」

 

 ということでドラえもんに『糸なし糸電話』で電話して聞いてみた。……すると、ドラえもんからはこう返事が返ってきた。

 

「うーん……ギリギリアウトだね」

 

 人間数名程度ならアウトよりのセーフらしいが、吾輩がやろうとしたことは数名程度に収まらない。なんせ、販売しようとしたのだからな。だから、アウトらしい。

 

『無念…………』

 

「お労しやクロ様……」

 

 娯楽を生み出すための策が頓挫した吾輩は軽く伸びをした後、コテンッと横向きに倒れた。やる気が失せてしまった……。

 冥はポケットからハンカチを取り出して目元に当てて嘆いている。だが、涙とかは出ていないから、泣いているわけではないことがわかった。ハンカチを出すなら、せめて涙くらいは流すべきだと吾輩は思うぞ。

 

 とりあえず、スマホは吾輩達が考えるような悪用をしない人間……しずかちゃんとドラえもんにだけ渡した。のび太とジャイアン、スネ夫は普段がなぁ…………ちょっと信頼度と好感度が足りんな。

 

 

 

【外からの来訪者】

 

 宇宙は広大だ。何千何億もの星があり、星々を渡るのに光速が必要とされる程に。加えて、宇宙には生物が生きるための環境がない。空気がないから呼吸を必要とする生物は生存できず、熱もないから寒さに弱いと生存できない。宇宙とは、軟弱な生命では生きられない過酷な世界なのだ。

 そんな宇宙を、何の装備もせずに遊々と進む者がいた。その者の名は、通称「モング」。宇宙の平和を守るために活動している宇宙警察からは「宇宙害獣237号」とも呼ばれている生命体であった。……地球に住まう人からすればあり得ざる光景だろう。なんせ、宇宙空間において生身で活動できているのだから。

 

 宇宙を遊泳していたモングは、ふと視界に入った美しい緑と青の星に目をつけ、その星へと進路を変えた。美しき星へと向かうその顔には「たくさん食べられるかな?」と言うような期待に満ちた表情があった。

 星へと接近し、やがて空気の層に触れるとモングの体は赤く轟々と燃え上る。超高速による空気の圧縮と分子の運動が原因での発火だが、モングは気にしていなかった。今のモングには熱さや寒さを感じ取る機能がないからだ。

 そして、その特殊な体を保ったまま成層圏にまで突入し、凄まじい勢いで海に浮かぶ一つの島に落下した。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

『これは……一体何なのだ?』

 

「見た目は毒々しい液体ですが……生命反応を検知できます」

 

 宇宙での出来事から数時間後。地球では、クロと冥が拠点に落ちてきた謎の物質について話し合っていた。その物質は紫色の液体ではあるが……タヌキの尻尾のような部位があったり、目や口に似た部位が存在していて……拠点のセンサーからは生命反応すら出ていた。念動力で捕えていなければ、捕まえるのは困難だっただろう。

 

『つまり、これは液体型の生命ということか。バウワンコの生物といい風の村の生物といい、地球はわりと魔境すぎやしないか?』

 

「もんぐー」

 

『しかも、その姿で鳴き声を発せられるのか……』

 

「神秘ですね……」

 

 見た目は液体なのに生物のような鳴き声を発す。「これ本当に地球の生物なのか?」と考えるクロだが、冥の方は風の村のトンデモ生物達を思い出し、科学・生物の常識では測りきれない生命の神秘に遠い目をしていた。

 

『紫色の生物……鳴き声からとりあえず名は【もんぐ】とするが……危険性の把握を行ってからどこから来たのかを調べよう』

 

「かしこまりました」

 

 クロと冥はもんぐを蔵から取り出したビンに詰め込み、冥に抱っこされながら館へと向かった。そして、数分で館に着くと、もんぐを対象にして様々な調査・解析を行い始めた。

 【レーザー検査機】でビン越しにもんぐの構造や構成物質を分析し、【データ解せき機】で年齢等を解析した。その結果、驚きの事実が明らかになる。

 もんぐは地球外から来た液状の巨大な単細胞生物であり、動物などの細胞に触れるとその動物に寄生し、凄まじい勢いで増殖し浸食を始め、最終的には三日程でその動物をコントロール下における性質を持っていたのだ。しかも、増殖・浸食する際に大量のエネルギー消費を解消するためか強制的に宿主に食事を取らせるのだが、最終的には星一つを根こそぎ喰らい尽くせる程だという結果も出た。

 

『宇宙から来た星を喰らう寄生生物か……吾輩達が見つけてなかったら危なかったな』

 

「決して逃さないようにするべきですね」

 

 もんぐの性質が明らかになった後、クロと冥はもんぐを【カチンカチンライト】でカチンコチン……固体にして、クロの蔵に封印した。蔵の内部では時の概念が無く、物が劣化することがない。つまり、封印にももってこいなのだ。

 そして、もんぐから取ったデータを保存したクロは、改造した【自家用衛星】をいくつも打ち上げ、宇宙に到達した複数の自家用衛星同士で連結しながら地球を覆うように透明な膜を張った。この膜はセンサーであり、外から侵入してきたものを察知し、瞬時に解析してその情報をクロや冥に伝達させる機能がついている。今後、もんぐのような生物が地球へやって来る可能性を危惧したのだ。

 

 

 

 こうして、地球は突如降り立った宇宙の脅威から、未然に救われたのであった。

 

 

 




【謎の猫探偵】
 本作オリジナルキャラ。
 今後も登場するかは未定。

【フューチャースマホ】
 クロが開発した最新型のスマホ。今いる時代では明らかにオーバーテクノロジーであり、売り出すと歴史が変わってしまうのでアウト判定をもらった。21世紀になれば大丈夫。

【糸なし糸電話】
 その名の通り、糸のない糸電話である。見た目は鮮やかな模様が描かれた紙コップ。二つセットの道具で、距離や電波等を無視して話をすることが可能。これがあればスマホはいらなくね?と思うかもしれないが、この道具に電話以外の機能はついていない。

【レーザー検査機】
 レーザーを照射して対象の構造や素材などを調べる道具。大長編でも登場し、物に対して使用されていたが、生物に使用できるかは不明である。本作では使えることにした。

【データ解せき機】
 レーザー検査機と似た効果を持つ道具。ただし、こちらでは物の年齢や概要もわかる。

【自家用衛星】
 自家用衛生……を打ち上げる道具。本作ではクロが改造して、解析系の機能を追加した。自家用衛星は普通の衛星に比べると非常に小さく、スペースデブリと間違われるため複数打ち上げても問題ない。

【モング】
 ドラえもん誕生日スペシャルにて登場する宇宙害獣。見た目や鳴き声は可愛いのだが、その習性はとても恐ろしい。他者に寄生してコントロールし、星を喰らい尽くすまで成長するやべー奴。でも可愛い。
 ちなみに、アニメでは作画が細かいシーンが多く、同じ誕生日スペシャルの「アリガトデスからの大脱走」と並んでオススメ。

映画編の日常と戦闘描写についてなのだ

  • 戦闘シーンは省略するのだ
  • そのままでよいのだ
  • 戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
  • 早く新しい挿絵を追加するのだ
  • モンハンと人間以外にも変身するのだ
  • 冥との絡みを増やすべきなのだ
  • クロはもっと無双RTAしてよいのだ
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