ネコ   作:ミーちゃん

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遅いうえに短くてすまない……スマナイ……。
それもこれもプロットを作らない作者のせいなのだ。いつも1話ごとに脳内作成してるせいなのだ。(ずんだ餅の妖精)

……地球交響曲……見に行こうかな?


57話 ネコとサベールとタイムマシン

 

 ドラえもん達が犬猫の国で出会ったハチ達の話を聞いている頃。

 ネコジャーランドと呼ばれる遊園地の中央塔、その執務室で二人の猫族がある人物について話していた。

 一人はふくよかな体型の男。そしてもう一人はフードを深く被り全身を覆うコートを着ている。その声は女性のものだった。

 

「ほほう……それは本当か?」

 

 椅子に座っていたそう言って男は立ち上がり、目の前の人物を見つめて返事を待つ。その目はギンギラと怪しげに光っていた。

 

「はい。不思議なポケットから様々な物を取り出して、ロボットだと……」

 

「であれば、この闇の黙示録に載る機械猫に間違いなかろう」

 

 男は執務机の後ろにある壁に掛けられていた、古い黒地の本を手にとってそう言った。目を細め、悪戯が成功した時のようにニヤリとほくそ笑んでいる。

 

「機械猫の力が闇の黙示録通りならば……人間世界を占領することなどわけもないことだ!よいか、その機械猫から目を離すでないぞ!!」

 

「はっ!」

 

 人間世界の占領を企む男は、フードを被った人物に機械猫……ドラえもんの監視を命じた。ドラえもんの持つ力を利用するために…………。

 

「あと次から上司が話してる時にフードは被るな。普通に失礼だぞ」

 

「すみません……」

 

 

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

『むぅ……どうしたものか』

 

 吾輩はお座りの姿勢で首を傾げてそう呟いた。

 拠点にて複製したストームのタイムマシンを改造してたのだが、突然虫の知らせアラームが鳴り出したのだ。アラームが鳴る時はのび太達が危険な目にあっている時。だから、のび太達の現状を知るためにタイムテレビを見ていたのだが…………

 

「映らんな」

 

『ああ』

 

 ザァーザァーとチャンネルが繫がっていない昔のテレビのような状態だった。

 こんなことは初めてだ。タイムテレビが故障しているか、時空間が乱れているかのどちらかが原因だと予想はしている。

 

 

「それで、どうするつもりだ?」

 

『のび太の部屋に行く。過去を知る術は一つだけじゃない』

 

「ほう……?」

 

 サベールが興味深そうに吾輩を見てくる。

 そういえば、サベールには教えたことはなかったな。

 

『サイコメトリーと言ってな……触れた対象の記憶を読み取ることができるのだ。以前は対象が生物でなければ読み取れなかったが、最近になって生物以外でもできるようになった』

 

「なるほどな」

 

『では行ってくる』

 

「待て、私も連れて行け」

 

『何……?』

 

 サベールの意外な言葉に驚いてしまった。この拠点に来てから剣術の鍛錬バカとなったサベールがついてきたいだと……?いったい何が……?

 

「そう驚くな。少し、気になるだけだ」

 

『気になる? 何が気になるのだ?』

 

「私の勘がついて行けと言っている。その理由がな……」

 

『………………』

 

 ふむ……勘、か。今は人手が多くても損はない。それに、サベールもこれまで叛意を抱くことはなかったし、のび太達の交流の甲斐あってある程度人間社会についても知っている。

 サベールを連れて行くことに大した問題はない。

 

『わかった。ただし、吾輩の言う事には従ってもらうぞ』

 

「了解した」

 

 そうと決まればさっさと行くとしよう。

 サベールと共にのび太の部屋に転移する。景色が拠点からのび太の部屋へと一瞬で切り替わり、目の前に引き出しが開いたままの机が現れた。

 

 それを見ただけで、のび太達がどこに行ったのかは大体察せられたが……念の為、サイコメトリーを使って読み取ることにする。

 

「この感覚……二度目でも、やはり面白いな」

 

『あまり動き回るなよ』

 

 少しソワソワしているサベールに注意して、記憶を読み取ることに集中する。すると、この部屋が記憶しているのび太達の姿が見え始めた。

 

 いつものメンバーに冥と怒ったドラえもん。なにやら、のび太達に対して怒っているようだ。

 

 ……ふむ、なるほど。のび太がスペアポケットを勝手に持ち出したことに怒っているのか。

 

 一方で、のび太はドラえもんを宥めながら、スネ夫にジャイアン、しずかちゃんを引き出しに入るよう促している。あまりドラえもんの怒りが響いているようには見えない。やがて、部屋にはドラえもんと冥の二人だけになり、少し言葉を交わすと二人とも同じように引き出しへと入っていった。

 

 やはり、別の時代へと行ったようだな。問題は……どの場所でどの時代に向かったか……だ。

 

「行き先はわかったのか?」

 

『……いや、わかったのはこの時代にいないという事だけだ』

 

「ならどうする」

 

『これを使って調べる』

 

 蔵からひみつ道具を取り寄せる。それは、モニターとボタンがついた機械に小さい気球のような物が繋がってる。22世紀のバイトで稼いだ金を使って購入した『時空震カウンター』だ。

 

「それは?」

 

『時空間の乱れを調べる道具だ。本来なら、タイムホールの漂流物をどこから来たのか調べるための道具だが、応用すればのび太達が乗ったタイムマシンの行き先を調べられる』

 

 サベールの疑問に答えながら、吾輩は時空震カウンターの気球を机の引き出しに繋がっているタイムホールへと浮かべ、調査を開始した。この道具の使い方は購入時に店員から聞いてるため問題ない。まぁ、結果が出るのに時間がかかるのが難点か?

 吾輩の調査が終わるまで、サベールにはのび太のママがやってこないか警戒するよう頼んだ。普通に不法侵入してるからな、バレたらマズい。

 

「…………」

 

 カタカタカタカタカタカタと、ボタンを肉球で叩く音が部屋で静かに鳴り響く。

 

「…………」

 

 ピーッ! ピーピーピー……ピッ、ピッと、時空震カウンターから音が鳴る。

 

「………………まだ、かかるのか?」

 

『いや、もう終わる』

 

 最後にガーガーと耳障りな音を立てながら、時空震カウンターから調査結果が記された紙が出てきた。その紙を念動力で引き寄せて、結果を読み解く。

 …………なるほど、そういうことか。

 

『のび太達の行き先と、虫の知らせアラームが鳴った理由がわかったぞ』

 

「なんだったんだ?」

 

『どうやらのび太達は3億年前の日本に向かったらしい。だが、途中でねじれゾーンに入って1000年後の時代に出たようだ』

 

「ねじれゾーン……?」

 

『時空の中に別の時空がねじれ混み、歪んだ空間のことだ。そのせいで、タイムマシンの時空移動機能に障害が発生したのだろう』

 

「ふむ……なるほど、よくわかった。それで、私達はどの時代に向かう?」

 

『決まっている。のび太達のいる2億9999万9000年前の時代だ』

 

「桁が凄まじいな」

 

 場所がわかったのなら、あとは向かうだけだ。

 サベールと吾輩自身を念動力で浮かせて、目の前にある机の引き出しに繋がっているタイムホールへと移動する。そして、蔵から改造したある乗り物を取り出した。

 

『よもや、早速これを使うことになるとはな……』

 

「これは……何だ?」

 

『改造したタイムマシンだ』

 

 そう……ついさっきまで改造していたストームのタイムマシン(複製)だ。その名もタイムマシン改! そのまんまな名前だが、わかりやすくて良い。

 戦闘機型の形状はそのままに、武装とエンジン、システム、内装を変えた。

 

 武装は元々、時空ミサイルがついていたがそれを取っ払った。代わりに、ショック砲やハイパー空気砲、水圧砲、原子核破壊砲、ジャンボガン、ウルトラクラッシャー、etc……。大魔王デマオンを仮想敵として組み上げた。正直、これでもまだ足りなさそうではあるが。一応、外装には安全カバーに使われているウルトラスーパーポリマーと超硬質ゲルを塗装して、機体の強度を上げている。また、透明マントを薄く貼ってもいるから、隠密性もある。

 

 エンジンはマイクロブラックホールエンジンを主にして、予備に太陽エンジン、感情エネルギーエンジンを追加した。これで以前よりも馬力が上がる。

 

 システムに関して、ストームが意味のわからん古代語でできたシステムを組んでいたので、それを削除した。精霊呼び出し腕輪で召喚した雷の精霊をAI代わりに組み込んだ。ちなみに、エンジン室には整備士の代わりとして闇、太陽の精霊を置いている。精霊は余計なことをしやすいので、皆『十戒石板』で行動を制限している。

 

 内装は、最初に古代遺物風デザインの装飾物を捨てた。その後、『引き伸ばしローラー』で空間を広げて生命維持環境シートを貼り、様々な家具をセットした。タイムテレビを設置したから外の状況を知ることができるし、『交通安全お守り』も用意したから事故が起きても問題ない。

 

「ここがさっきの乗り物の中だと……?」

 

『ああ。素晴らしいだろう?』

 

 タイムマシン正面入口を精霊に開けさせ、内部に入ったサベールが驚愕していた。ふふふ……存分に驚くと良い。

 おっと、そんな場合ではなかったな。

 

『さて、では行くとしよう。のび太達を救いに』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




【昔のテレビ】
 ブリキの迷宮の序盤でのび助が見ていた感じ。ザァーザァー音が鳴っている状態は砂嵐やスノーノイズとも言う。

【サベール】
 一人称が迷子になる人。ちなみに、イメージはずっと小栗旬が声を担当したイケメンの方である。度重なる鍛錬の末、大魔王デマオンとマフーガ以外になら勝てる強さを手に入れた。鬼滅式呼吸法と波紋の呼吸をマスターしている。斬撃も飛ばせる。つよい(確信)

【時空震カウンター】
 時空間の乱れを調べる道具。一応、ひみつ道具の分類だが……子どもには難しいのでは? 未来の子どもはレベルが高いのかもしれない……。
???「のび太おじいちゃんが特別悪いだけだと思うよ?」

【タイムマシン改】
 複製したストームのタイムマシンを改造したもの。いい名前が思い浮かばなかった。作者に命名センスはない。わかりやすければそれでいいのだ! でもBLEACHみたいにオサレな名前も好きです。

【精霊】
 精霊呼び出し腕輪で召喚された精霊は、その属性に性格が左右される。基本的に召喚者の言うことは聞くのだが……暴走しがち。雪の精霊はカワイイ。なので、雷と闇と太陽の精霊は同タイプのイメージ。

【十戒石板】
 石板に書いた十戒を強制させる道具。対象を絞ることができるので、割と応用ができる。

【引き伸ばしローラー】
 場所や物を引き伸ばすことができるローラー。空間や物体の拡張が可能。新魔界大冒険で登場した魔法の絨毯内部みたいに、外観以上の空間を作れる。欲しい。

映画編の日常と戦闘描写についてなのだ

  • 戦闘シーンは省略するのだ
  • そのままでよいのだ
  • 戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
  • 早く新しい挿絵を追加するのだ
  • モンハンと人間以外にも変身するのだ
  • 冥との絡みを増やすべきなのだ
  • クロはもっと無双RTAしてよいのだ
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