ネコ   作:ミーちゃん

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展開が……展開が……思いつかないッ!
誰だよ、オリジナル展開したやつ。でも、原作の展開をただなぞってたら二次創作にならんしなぁ……。


ということで、かなり時間がかかってしまいました。視点がコロコロ変わるので読みづらいかも。


61話 ネコジャラ

 地球脱出プロジェクトが発表されて、多くの国民が驚きと不安を抱いている中。

 

 ワンニャン国内のノラジウム貯蔵所では、保管されていたノラジウム、その全てが奪われるという事件が発生していた。犯人は大型の車両にノラジウムを載せて逃走したとされている。

 幸にも、その情報はすぐに大統領の下へと届いたため、国を揺るがす大事件を起こした犯人の捜索が始まった。

 

「急いで見つけ出すのだ! こんな時に、このような大事件を起こした犯人を絶対に許してはならない‼︎」

 

 普段は穏やかな大統領も、この時だけは感情を抑えきれずにいた。怒り、悲しみ、嘆き……様々な感情が大統領の中で渦巻いていたのだ。

 

 そんな大統領の指示を受けた警察は、ワンニャン国の歴史上最も大規模な捜査を実施。あらゆる所に警察官が立ち、不審な車両がないか、ノラジウムを積んだ車は何処に消えたのかを調べた。

 しかし、奪われたノラジウムや犯人の行方は一向に分からなかった。警察の幹部がネコジャラと癒着関係にあったからだ。莫大な資金を受け取り、計画から出る利益を約束された警察幹部達。あらかじめ聞いていた計画に支障が出ないよう、捜査の妨害を行うのは彼らにとって当然であった。

 

 だが、その妨害も長くは続かなかった。

 

「大統領! どうかお聞きください!」

 

「あなた方は一体……⁉︎」

 

 大統領の下に、研究員のような衣服に身を包んだ大人達と子供が駆け込んできたからだ。当然、彼等は入り口の警備に捕まり止められていた。この厳戒態勢の中、怪しい奴を通す道理はない。しかし、騒ぎを聞きつけた大統領が自らやってきたことで、彼等は大統領へと直接話す機会を得ることができた。

 

 彼等から話を聞いた大統領は困惑を隠せなかった。親しい仲であり、今回のプロジェクトにも快く協力してくれた人物の名が挙がったからだ。

 

「Mr.ネコジャラ……なぜ……」

 

 

⭐️⭐️

 

 

 大統領が犯人の名を知り困惑している頃。

 ネコジャーランドの中心にあるネコジャラタワー、その中にあるオーナー用の執務室。

 そこでは、ネコジャラと従者であるニャーゴに、地下の警備部代表が報告を行なっていた。

 

「何っ⁉︎ 労働者達が逃げ出しただと‼︎」

 

「はっ! 申し訳ございません‼︎ 一度追い詰めることはできたのですが、まるで魔法のように消えてしまい……」

 

「ぐぬぬ……チッ、仕方あるまい。急ぎ、強奪したノラジウムの積み込みを行うのだ!」

 

「はっ‼︎ 」

 

 ネコジャラの指示を受けて、警備部代表は執務室を駆け足で出て行く。その姿を見送ったネコジャラは机の上に置いた黒い本ーー闇の黙示録ーーを手に取った。

 従者であるニャーゴはネコジャラへと問いかける。

 

「ネコジャラ様、よろしいのですか?」

 

「ああ。十分な量のノラジウムが手に入った今、我々がすべき事は一刻でも早く時の方舟で未来へと旅立ち、人間共を支配することだ。労働者のことは捨ておけ」

 

「なるほど……かしこまりました」

 

『ほう…………そういうことか』

 

「「っ誰だ⁉︎」」

 

 ネコジャラとニャーゴしかいないはずの執務室。そこに突如響く、知らない声。

 

 ネコジャラは立ち上がり、ニャーゴは伸ばしたロッドソードを手に持ち、周囲を警戒する。部屋の中はいつもと変わりなく、いるのはネコジャラとニャーゴの2人のみ。しかし、何者かの気配を感じ取ることはできた。

 

「なっ!」

 

「これは……‼︎」

 

 声が響いて何秒経っただろうか。

 執務室のドア前の空間がグニャリと歪んだかと思うと、先ほどまでは誰もいなかった場所に人が10人も立っていた。

 ネコジャラは彼等の顔に見覚えがなく、報告も上がっていない。先の現れ方からしても、不法侵入者であることは明白であった。

 

 彼等の姿を認識した瞬間、ニャーゴは疾風のように駆け出した。ネコジャラに最も近い位置に立っている犬族……ハチへとロッドソードを振り下ろす。1秒にも満たないその素早い動きに、ハチは反応できていない。

 まず1人目……そうニャーゴが考えた時、なぜか振り下ろされロッドソードはハチに当たることなく地面を叩いた。

 

(バカな……オレはこの小僧の頭めがけて振り下ろしたはず……。なのに、なぜオレは地面を叩いている?)

 

「フンッ!」

 

 ニャーゴは僅かな時の中で考える。だが、その答えが出ることはなかった。

 困惑するニャーゴの首に、サベールのロッドソードが叩きつけられたからだ。ロッドソードから電流が走り、ニャーゴの意識を奪う。

 

「うわぁ!?」

 

「ハチ!?」

 

「い、いつの間に……」

 

 ハチはようやく、眼の前にいきなり気を失ったニャーゴが倒れ込んだことに気がついた。そして、ハチの声にのび太が反応し、倒れているニャーゴの側でロッドソードを携えたサベールが立っていることに驚く。

 

「なっ……ニャーゴ!?」

 

「いきなり攻撃してくるとは……(サベールが反応できてなかったら、危なかったな)」

 

 ニャーゴが返り討ちに遭い驚愕するネコジャラ。

 そんなネコジャラと気絶しているニャーゴを見ながら、クロは予測していなかった敵の行動に冷や汗を流していた。そして、クロは蔵から縄を取り出し、ニャーゴを縛りあげて部屋の隅っこに移動させる。

 

「さて……改めて、さっきの話を詳しく聞かせてもらおうか」

 

 クロの言葉が、動揺しているネコジャラへと向けられた。

 

 

⭐️⭐️

 

 

 あの広場でボク達は話し合って、大統領に報告しに行く大人組とネコジャラの計画を暴くボクら、二手に分かれて行動することになった。クロから未来に帰ろうって提案もされたけど、どうしてタイムマシンを造っていたのか気になるし……シャミーちゃんからももう少しだけ居てほしいって言われちゃったから、断っちゃった。でも、のび太君達も一緒に残るって言ってくれたから、とっても嬉しかったな。

 

 その後、クロの力で再び侵入したボク達は、ネコジャーランドのオーナーであるネコジャラと対面していた。

 

「どう……いう……こと……?」

 

「ん? 貴様は……」

 

「先程話していたノラジウムについて、一体何処から強奪したものなんですか?」

 

 ネコジャラのやり取りを透明化して見ていたんだけど、ノラジウムの話が出たあたりから、シャミーちゃんの様子がおかしい。今も、すごく困惑してるみたいだ。

 

 ネコジャラがそんなシャミーちゃん反応していたけど、冥さんが質問をしてこっちに視線を戻した。そして、ニヤリと笑みを浮かべながら、意外にも素直にネコジャラは冥さんの質問に答えた。

 

「フフフ……お前達も見ただろう? 少し前に放送された大統領の演説を。我々が手に入れたのは、地球脱出用宇宙船に積み込み予定だったノラジウムだ……」

 

「「「「「なんだって⁉︎」」」」」

 

「どうしてそんなことをっ‼︎」

 

「時の方舟を動かし、未来へ行くためには莫大なエネルギーが必要なんだ!」

 

「そんなことをしたら、国民が脱出できなくなってしまいます! いくらエネルギーが必要だからといって、そんな……」

 

「シャミーちゃん?」

 

 シャミーちゃんが大声をあげてネコジャラを非難する。でも、なんだか上司に対する話し方のようで変だ。どういうことだろう……?

 

「フッフッフ……! その機械猫を監視する役目を忠実に果たしているようだな、シャミー。お前も我が一族の者ならば……逆らうことは許さん。」

 

「なっ、なんだって……⁉︎ シャミーちゃん、どういうことなの……?」

 

「それは……」

 

 シャ、シャ、シャミーちゃんがネコジャラの仲間!?!?

 そんなはずない! シャミーちゃんは、シャミーちゃんは……ッ!!

 

「落ち着けドラえもん。シャミーと言ったか、君もだ」

 

「く、クロ……」

 

「……」

 

 慌てるボク、俯いているシャミーちゃんに、ネコジャラをひと睨みで拘束したクロが声をかけた。

 

「シャミー、焦らず答えてくれ。君はネコジャラの計画を知っていたのか?」

 

「……いいえ、私は未来に旅立つとしか聞いていなかったわ。ドラちゃんの監視も、闇の黙示録に載っていて重要だからと……」

 

「闇の黙示録? その中二びょ……んんッ!! それはどのような物なのだ?」

 

「ネコジャラ様が持っている黒い本のことよ。代々、一族に受け継がれてきた本らしいのだけど、内容は分からないわ」

 

「そうか……最後に聞いておかねばならんのだが、まだネコジャラの下で働く気はあるのか?」

 

「……」

 

 クロがその質問をした瞬間、シャミーちゃんの表情が変わった……。シャミーちゃんは何か葛藤しているようで、その姿を見たネコジャラは睨み付けるような表情をしていた。

 

「奴のことは気にしなくていい。君の気持ちを、そのまま教えてほしい」

 

「……わ、私は、私を支えてくれた人達を……応援してくれた人達を見捨てることはできない……ッ!」

 

「シャミーちゃん……ッ!」

 

「それが、君の答えだな」

 

 葛藤し、涙を流しながらも、一族……ネコジャラの命令に逆らうことをシャミーちゃんは選んだ。

 

 

 

 

 

 

 




【ニャーゴ】
 白毛に麻呂眉猫族の男性。本作では「従者やってんだから、少しは戦えるっしょ」という作者の思いつきによって、1秒未満で動ける強者になった。なお、より強いサベールやクロがいるために活躍ならず。

【大統領】
 高齢の犬族。結構寛容なイメージがあるキャラ。どこの誰とも知らない人の話でも、真剣な眼差しをしていれば聞いてくれる……と妄想した。まぁ、映画でも描写されてないだけで報告は受けてたみたいだし、イケるイケる。

【シャミー】
 オリ展開に入ったせいでフェードアウトできなくなった子。フェードアウトする必要はないんですけどね。だって、ネコジャラから受けてる命令って「機械猫から目を離すな」ですからね。むしろ、映画版はなんで勝手に行動したのかワカラナイ。

【ネコジャラ】
 デブ……ぽっちゃり……ふくよかな体型だが、ズブという猫にどことなく似ている。ニャーゴがやられたので、シャミーを使って自分が動く隙を作ろうとした。何やら、人間世界の支配を企んでいるらしい。

映画編の日常と戦闘描写についてなのだ

  • 戦闘シーンは省略するのだ
  • そのままでよいのだ
  • 戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
  • 早く新しい挿絵を追加するのだ
  • モンハンと人間以外にも変身するのだ
  • 冥との絡みを増やすべきなのだ
  • クロはもっと無双RTAしてよいのだ
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