ホントは墓の所まで進めたかったのですが……そうすると長くなるんですよね。できるだけ描写は省きたくないので悩みどころです。
ところで、グラクロではムッチムチのスクルド、fgoでは珍しいバトグラの彦斎が実装されましたね。か、金が……消えるッ!
「すぅー…………、フッ……ッ!」
ブーッッ!!
「「「「プッ! ウハハハハ!!」」」」
「下品ね……」
「も、もう一度だ!」
思いきり息を吸い、勢いよくチューバへ吐き出すジャイアン。顔が真っ赤になるほど力んでいるが、チューバから相応の音は出なかった。まぁ、その代わりにジャイアンのお尻からオナラが発射されたが。
のび太、スネ夫、ドラえもん、ミッカが大爆笑し、リルルとしずかちゃんは数歩離れた。
「ジャイアンさん、いいですか? 力を入れ過ぎてはいけませんよ……ほほ笑むように吹くのです」
「ほほ笑む?」
「はい!」
「う〜ん? うぉっ!?」
ヴォヴォ! ブーヴォ!
「お? いっぱい吸っていっぱい吐く?」
ジャイアンへモーツェルがアドバイスを行う。チューバを吹くには肺活量も大事だが、唇の動きも重要なのだ。吹きやすいようにすれば、自然とほほ笑むような表情になる。
そして、ジャイアンの持つチューバも、音を鳴らしながら自身の相棒へとアドバイスしていた。どう聞いても、チューバがひとりでに音を鳴らしているだけだが、ジャイアンにはその意思がしっかりと分かるらしい。これも、ドラえもんが渡した音楽家ライセンスの効果なのだろう。すごい。
ヴォ〜ヴェ〜ヴィ〜ヴァ〜ヴゥ〜♪
「やったぜ!」
「素晴らしい!」
「その調子ですよジャイアンさん!」
ジャイアンが2人のアドバイスに従ってチューバを吹くと、チューバからファーレが発生し、皆の目の前にあるファーレ鉱石へと吸い込まれていった。
ドレミファ……と段階を刻むだけではあったが、初めてチューバを吹くことができたのを見てモーツェルと冥がジャイアンを褒める。褒められたジャイアンは、へへっ……と嬉しそうに鼻の下を指でこすっていた。
しかし、ファーレ鉱石にファーレを注いだのに水が流れるような様子はなかった。よくよく見れば、ファーレ鉱石に刻まれた模様が一部のみ光っていた。
「まだエネルギーが足りないみたいね……」
「なら、わたしもやってみようかしら」
「僕も!」
「ぼ、ぼくだって……!」
「のび太くん……ッ!」
模様を見たリルルが呟き、ジャイアンに触発されてやる気が増していたしずかちゃん、スネ夫、のび太がファーレ鉱石の近くへと進んでいく。
のび太が自分からやってみようと動いたことに、ドラえもんは感動してちょっぴり涙を流していた。
(リコーダーを上手く吹けないからと苦手になっていたのに、またリコーダーを吹こうとしている!河川敷の時とは違う……苦手なことに、自分から挑戦しようとしているんだッ!)
ドラえもんは、いつの間にか温かい目になっていた。
「で、出た……けど消えちゃった」
トタタットタタッ! トットッ!
「体を使って踊るように?」
「打楽器は本能的な感情を表すもの。恥ずかしがらず心のままに!」
しずかちゃんは一発目からファーレを出すことに成功するが、微弱すぎてすぐに消えてしまう。モーツェルや相棒のボンゴから伝えられた内容から察するに、しずかちゃんが恥ずかしがってリズムよく鳴らせなかったのが原因だろう。初心者にはありがちだ。
「あ、あれ?」
キィーキィーギィー!
「え、もっと優しく?」
「スネ夫さん、指でつまむように弓を持つと弾きやすいですよ」
一方で、バイオリンでしずかちゃんよりはマシな酷い音を奏でたスネ夫。誰も気を失わないのは素晴らしいが、ファーレは発生しなかった。こちらも、相棒のバイオリンと見守っていた冥からアドバイスをもらう。
「できた、きもちぃ〜!」
「マリンバって奥が深いのね」
アドバイスを受け取った2人は、見事リベンジに成功し、ファーレ鉱石にエネルギーを注ぐことができた。だが、あと少し足りない。おそらく、あと1回分だ。
この流れだと、次はのび太が成功させるか……?
そう思ってのび太を見るジャイアン、スネ夫、しずかちゃん。だが、のび太はまだ成功できていなかった。
「何回言ったらわかるんだ!指がズレてるピヨ!」
ポーポー! ピーポー!
「なんて言ってんの? ねぇドラえもん、このリコーダー壊れてるよ……「話を聞けっピヨ!」あいてっ!」
いつの間にか目を覚ましたジュドが顔を赤く膨らませながら、のび太のミスを指摘し、のび太のリコーダーがアドバイスをしているのだが……今ののび太に楽器の意思を感じ取ることはできないようだ。先の3人と違って、苦手意識のあるリコーダーが相棒になっているから、絆レベルが足りないのだろう。
集中しきれていないのび太を、跳び上がったジュドがはたいている。
ぽ〜ペ〜ぴゅる〜ぷるピュイ♪
「アハハハ!」
「……のび太に音楽は早いピヨ」
改めてリコーダーを吹くのび太。
だが、奏でられるのは独特な震えのある音で、皆のようにファーレを出すことはできなかった。のび太による3度の演奏を聴いたミッカは腹を抱えて笑い、ジュドは匙を投げてしまった。
結局、残りはジャイアン、スネ夫、しずかちゃんの3人がファーレを注ぐことに。
エネルギーが満たされたファーレ鉱石は眩い光を放ち、殿堂の振動と共に水が離れた場所から、モーツェルが指した空っぽの川へと流れ出した。
水は常に流れ出ており、巨大な湖も作れそうな程だ。殿堂が貯めていた水を流しているのか……それとも水を生み出しているのか、気になる所である。
「うん?やったぁ、レベルが上がったぜ!」
「わたしも!」
「ぼくは?」
全員が驚きの光景に唖然として見つめていると、ジャイアン達の持つライセンスから愉快な音が鳴った。どうやらレベルが上がったらしい。なお、のび太のライセンスに変化はなかった。
ジャイアン達がレベルが変化したライセンスに一喜一憂していると、端のほうに行っていたチャペックが声を掛けてくる。
「みなさ〜ん、あれを見てください!今のファーレで森が目覚めたようです!」
「そうなの?なら、早く行こ!」
「どうやって行くつもりピヨ?」
「ファーレで飛んでいくの! ジ……ジュ……ヒヨコ?」
「なんで諦めた!?ヒヨコじゃなくてジュドだピヨ!」
チャペックの言葉を聞いてワクワクが止まらなくなるミッカ。そんなミッカにジュドが疑問をぶつけると、ミッカは元気に答えた。この場所に来るまででそこそこイベントがあったこと、ジュドが途中で気絶してあまり会話できていなかったことで、名前の定着がイマイチになってしまったようだ。
「思い描いてください……自由に空を飛ぶ様を!」
「おお!?」
「今度はできた!」
「ファーレって凄い!!」
モーツェルの的確な助言により、楽器を演奏してファーレで空を飛ぶことができるようになったジャイアン達3人。
ミッカはペガサスを形作ってチャペックを乗せた。
ジャイアンは大人サイズのカブトムシに抱えられて空を飛んだ。
スネ夫も大人サイズの蝶に抱えられ、しずかちゃんはでっかいぴーちゃんの背に乗っている。
そんな4人を羨ましそうに見つめながら森へと向かうのび太は、ドラえもんや冥と同じようにタケコプターを着けていた。リルルはジュドを抱きしめて浮遊しいる。
「なんでぼくだけ……頑張ったのに……」
「まぁまぁ。今回は、のび太くんのライセンスに変化はなかったけど、ライセンスが全てじゃない。のび太くんはちゃんと成長してるよ」
「ホント〜?」
「ほんとほんと」
移動しながら不貞腐れるのび太を精一杯励ますドラえもん。
とある音楽家はこう残している……努力が必ずしも報われるわけではない。だが、成功する者は必ず努力している(諸説あり)……と。挑戦しなければ、可能性はゼロのままなのだ。
やらなくてもわかる……と言い訳をして諦める者も多い中、のび太は挑戦する勇気を持っている。苦手でも努力ができている。クロと出会ったばかりの頃であれば、簡単に諦めていただろう。そう考えれば、ドラえもんの言う通り……のび太はしっかりと成長している。まぁ、のび太はドラえもんの言葉を軽く疑ってるが。
「お気をつけて〜!そういえば先程、懐かしい音を聞きましたねバッチ先生」
♪…♪♫
「ええ……のび太さん?は意図していないと思いますが、再びあの音色を聴けるとは思いませんでした」
♬〜♫〜!
「そうですね。のび太さんが意識してあの音を出せるようになったら、ミッカ様にも教えていただきたいですね」
【音楽家ライセンス】
持ち主の習熟速度アップ、楽器のサイズ調整、意思の付与だけでなく……意思を持った楽器の言葉(音)がわかるようになるトンデモ道具。できることが多い……多くない?
【チューバ】
一般的な小学5年生に持たすのは怖いサイズの金管楽器。特に、チューバは一定時間持ち続ける筋力と肺活量が必要。息の吹き方は金管楽器共通である。この楽器を演奏できるジャイアンはやっぱりスゴイ。
【マリンバ】
ノリが重要になる楽器。恥はそこらの犬にでも食わせておくとよい。
???「ほ〜らペロ、ごはんの時間よ?」
【バイオリン】
作中では弾く人によって音響兵器にもなり得る楽器。一番擬音語表現に困った。なぜ君はハープにならなかったのだ(憤怒)
映画編の日常と戦闘描写についてなのだ
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戦闘シーンは省略するのだ
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そのままでよいのだ
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戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
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早く新しい挿絵を追加するのだ
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モンハンと人間以外にも変身するのだ
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冥との絡みを増やすべきなのだ
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クロはもっと無双RTAしてよいのだ