ネコ   作:ミーちゃん

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最近、フリーレン(アニメ)を観直したのですが……ハリポタとかとも相性良さそうですよね。でも、二次小説は少ないんですよね。お客様の中に、小説を書いてくださる勇者様はいませんかー!?




79話 帰還と予感

 

 新たに復活した住居エリア。

 そのエリアの施設を次々と再起動させていくのび太達。このエリアにいたロボット達に誘われ、リルルとジュドの2人も一緒に歌ってファーレエネルギーを充填させていた。

 

 そして、住居エリアのエネルギーを全て充填させると、のび太達はバッチ先生の家へと戻ってきていた。

 

「皆さんのおかげで、残すところはあと一つのみです!」

 

「長かったわ……」

 

「疲れたピヨ……「がんばれ、ツンデレヒヨコ♪」グエッ!?」

 

「ミッカちゃんはまだ大丈夫そうね」

 

 ミッカに抱きしめられ、しわチュウのようになるジュド。そんなジュドに憐れみの目を向けながら、チャペックは話を続ける。

 

「最後のスイッチを入れれば、殿堂は復活します!」

 

「最後のスイッチ? それって、どこにあるの?」

 

「それは……マエストロ・ヴェントーがご存知のハズですが……」

 

「その名前……何回か聞いたけど、マエストロって?」

 

「マエストロ・ヴェントーはチャペックのお師匠なんでしょ?」

 

「はい!」

 

「へぇ〜」

 

「…………」

 

 何度か話に出てきていたマエストロ・ヴェントー。チャペックの師匠のようだが、墓場での反応を見るに何かあった可能性が高そうだ。最後のスイッチの在り処を知っているのは彼だけなので、何かあったのなら殿堂の復活は無理かもしれない。

 

 殿堂の復活は厳しそうだと考え、冥は目を閉じた。

 

 チャペックの話を側で聞いていたモーツェルが、マエストロについてより説明を引き継ぎ補足する。

 

「マエストロ・ヴェントーは、この殿堂を統べる総支配人で偉大なファーレの語り部です。また、この殿堂が惑星ムシーカより飛び出した頃からいます。ワタシも気になることがあるのでお会いしたいのですが……」

 

「気になること?」

 

「バッチ先生が、先程からああして宇宙を見つめ続けているのです……嫌な予感がします。ワタシの杞憂だといいのですが……」

 

「嫌な予感……?」

 

 家の屋上に立ち、頭頂部にある音叉を回転させながら宇宙を見つめ続けるバッチ先生。遠く離れた先で起きたクロ達の戦いを感知したのだろうか。

 

 モーツェルの嫌な予感というのが気になるが、それはそれとして、しずかちゃんは眉をひそめて困った顔で話を変えた。

 

「でも、そろそろ帰らないと……」

 

「えっ!? 帰っちゃうのですか!?」

 

「明日は終業式なんだよね」

 

「あっ」

 

 のび太達は小学生。

 つまり、明日も学校があるのだ。のび太達が殿堂に着いたのは大体10時頃……それから3時間くらいは経っている。本来、のび太達の年齢ならとっくに寝てる時間なのだが……チャペックの招待によって寝ることができていない。早めに帰らないと、明日の学校生活に影響してしまうのだ。幸い、明日以降は夏休みに入るので、明日以降ならしばらく帰れなくとも問題ない。

 

「よし! 一旦、地球に戻って出直そう!」

 

「「「「うん!」」」」

 

「ねぇ、私達も地球に行っていい?」

 

「もちろん!」

 

「歓迎いたしますよ(前から地球に降りていたのでは……?)」

 

 地球に戻ることにしたドラえもん達。

 ミッカとチャペックも、ドラえもん達に便乗して地球へ降りることにした。

 

「 ミッカさんとチャペックさんは、私と一緒に行きましょうか」

 

「わかりました!」

 

「うん!」

 

「それじゃ、また明日〜」

 

「またね、ミッカちゃん」

 

 ドラえもんが取り出したどこでもドアを通り、静まり返った小学校の校門前に出るのび太達。その場で解散し、各々の家へと歩みを進めた。ミッカとチャペックはリルルとジュド同様、冥と共にクロの拠点に泊まることに。

 

「こちらへどうぞ」

 

「ドラえもんさんのとは違って青色なんですね」

 

「わわっ! もふもふ〜ッ!」

 

 冥の出したどこでもドアでクロの拠点にやってきたミッカ達。拠点に残っていたぬいぐるみ達がドアを通してやってきたミッカ達へと群がり、黄色い作業用ヘルメットを被った猫のぬいぐるみが冥に視線をよこす。

 問題ありません……と冥は静かに頷くことで伝え、それを理解したぬいぐるみが独特なポージング*1をとり、ミッカとチャペック、リルル、ジュドに群がっていたぬいぐるみ達を解散させた。

 

「か、彼らは一体……」

 

「暑苦しかったピヨ」

 

「ロボットではないのね」

 

「もふもふ…………」

 

「クロ様の拠点を守る、命を宿したぬいぐるみ達です」

 

 クロによって、地球防衛のために待機を命じられたぬいぐるみ達。それぞれが異なる道具を身に着けており、それら全てが『グレードアップライト』で強化されている。例えば、冥とアイコンタクトしたぬいぐるみの被っていたヘルメットは、象がタップダンスしても一切凹むことのない耐久性になっている。まぁ、彼は『ESP訓練ボックス』でエスパー能力を獲得し、六式使い*2のような動きができるので必要ないかもしれないが。

 

 閑話休題。

 

 冥の案内で拠点中央の館に到着したミッカ達は、各々割り振られた部屋で過ごすこととなった。ちなみに、ミッカとチャペックで一部屋、リルルとジュドで一部屋である。捕虜扱いだった自分達にもちゃんとした部屋が割り振られると思っていなかったのか、リルル達は軽く驚いていたが。

 

 4人が部屋に入るのを確認した冥は監視室へと向かい、その中で剣の整備をしていたサベールへと話しかけた。

 

「サベールさん」

 

「冥か……」

 

「はい。クロ様から何か連絡は……」

 

「何もなし、だ。しかし、妙に嫌な予感がする」

 

「嫌な予感……ですか?」

 

「ああ。何かあったのかもしれん」

 

「クロ様…………」

 

 モーツェルだけでなく勘の鋭いサベールも嫌な予感がすると言ったことに、冥は胸の内から出てくる不安を抑えきれなかった。

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 モーツェル、サベールの嫌な予感は当たっていた。

 冥達が地球に戻ろうとしていた頃、宇宙では新たな戦いが発生していたのだ。

 

「くっ! なんなのだこの生物は……光線、熱線、爆撃、雷撃、氷結……その一切がダメージにならんとは」

 

 鉄人兵団を蹴散らし、総司令の乗る宇宙船を拿捕したクロ。

 船内にクロが侵入した直後、どこからともなく扉を突き破り、司令室に入ってきた軟体状の生命体が見境なく襲ってきたのだ。

 ロボット達もこの生物について知らなかったのか動揺が激しく、数体は飲み込まれてしまった。総司令及び副司令と生き残ったロボット達はクロが転移させた事で難を逃れたが、この生物はまだ船内にいたクロを飲み込まんとしてきた。

 

 当然、クロがただ飲み込まれるわけもない。

 

 超能力と道具で様々な攻撃を撃ち込んだ。だが、衝撃で後退させることはできてもダメージにはならなかった。仕方なく、船ごと爆破したのだが、それでもダメージを負っている様子もなく生き残っていた。

 

「むぅ……コピージュド改達の攻撃も効果なしか。念動力であれば、動きくらいは止められるようだが……」

 

 半透明でスライムのような軟体状の生物。妙に不快な波長の電磁波を放出していて、思考のノイズになってしまう。空間を捻じったりして引き裂くことはできても、体積が大きい方に集まり元に戻ってしまう。やはり、ダメージにならない。オーラを纏った攻撃も同様の結果であった。

 

「もしや、魔王デマオンやマフーガのように特殊な条件を満たさなければ倒せないタイプか?」

 

 魔王デマオンはドラえもん曰く攻撃が効かず、銀のダーツを心臓に放つ以外に倒す方法は無かった。この方法をナルニアデスはどうやって発見したのだろうか……。

 

 また、マフーガはアスールによって倒されたが、恐らくは台風を消した上でマフーガを消滅させるのが正規の手順だろう。ノアジンは封印の剣で精神を分断して弱体化させていたが、この生物に試しても効果がなかった。

 

 核が別の場所にあるのか、それとも何かしら特定のエネルギーが必要なのか。

 

「今の吾輩では倒せんな……」

 

 現状、持ちうる攻撃手段が全てダメージなしである以上、倒すことができない敵だ。しかも、宇宙空間内でなんなくこちらに向かって進むことができてるので、宇宙に適応した生物だろう。放っていおいても、いずれ地球に襲来してくる可能性もある。

 

 クロはこの生物を撃破・撃退ではなく、封印して調べる事方向に切り替えた。

 

 

 

 

 

 

*1
ヨシッ!

*2
ワンピースの超人体技




【マエストロ・ヴェントー】
 少なくとも数万年前には起動しているロボット。殿堂もそうだが、数万年経過してても大して壊れていないのが凄い。ドラえもん世界で2番目に長生きかもしれない。

【どこでもドア】
 どこでも行けるドア……なのだが、実際は制限がある道具。映画では行けない所が多い。22世紀の人達は慢心しすぎ。もっと探しましょう。

【グレードアップライト】
 ライトの光を浴びた物は、たとえおもちゃでも本物同様の機能を得る。おもちゃやコスプレじゃない……普通の物の場合は効果が上がると当小説では解釈した。

【ESP訓練ボックス】
 エスパー帽子と違って、訓練すれば道具がなくとも超能力が使用できるようになる道具。鍛えられる超能力はエスパー帽子と一緒。

【ナルニアデス】
 魔王の弱点を把握して書物に残せたのに、魔王を倒せなかった伝説の人。月すら作れるのに、なぜ倒せなかったのか……その謎を解明すべく、我々はアマゾンの奥地へと向かった。

【スライムのような宇宙生物】
 たぶん、本来はウルトラマンに出勤してもらうべき怪獣。でも、ウルトラマンでも倒せなさそう……。呪術廻戦の真人のように、条件を満たさないとダメージを与えられないクソボス。地球人全員がシンフォギア纏って倒せるかどうか……かなと思う。

映画編の日常と戦闘描写についてなのだ

  • 戦闘シーンは省略するのだ
  • そのままでよいのだ
  • 戦闘シーンはいくらあっても困らないのだ
  • 早く新しい挿絵を追加するのだ
  • モンハンと人間以外にも変身するのだ
  • 冥との絡みを増やすべきなのだ
  • クロはもっと無双RTAしてよいのだ
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