藤丸立夏は父親で、藤丸マシュが母親。   作:ジャーマンポテトin納豆

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これで、この話は終わりです。
次は多分アンケートで集めた話になるかな?

連続して3人分を投稿すると言う訳ではございませんし、アンケートの票が多い順と言う訳でもありません。
順位は出来るだけ守りますが、思い付かない場合は思い付いたものから、という事なので悪しからず。


クルージングと海水浴とどんちゃん騒ぎ その4

 

 

 

 

 

 

 

なんだかんだで、この島にいられるのもあと明日だけ。

明日になったらまた船に乗って帰らなきゃいけないんだけど、なんだかちょっとだけ寂しいなぁ……。

 

今日の夜は最後だからって皆で花火をやるんだ。

 

 

 

 

 

 

「「「「行くぞー!」」」」

 

「こらー!花火持って走り回っちゃ駄目でしょ!」

 

ジャックお姉ちゃん達は花火を持ったまま走り回ってブーディカお姉ちゃんに怒られてる。

僕もやろうと思ったけどジャンヌお姉ちゃんに捕まっちゃったから出来なかったんだけどやらなくて正解だったかも。

 

 

 

 

「ハル、火傷しない様に気を付けるのだぞ」

 

「うん!」

 

スカディお姉ちゃんがアイス片手に花火を持って、僕の隣で花火に火を付ける。

赤だったり緑だったり青だったり。

 

暫くすると、段々と花火の数も少なくなってきた。

僕の所に残ってるのは、ひも?と言うかなんか物凄く細長い花火だけ。

 

「これ、どうやるの?」

 

「ん……マスター、これはどういう花火だ?」

 

「あぁ、線香花火のこと?これはね……」

 

スカディお姉ちゃんが父さんに聞くと、ロウソクを持って来て火を付けた。

 

「こうやって、火を付けた後はなるべく揺らしたりしない様にしてこの先っぽにある火の玉を持たせるんだ。長くなればなるほど持たせるのが難しいんだけどね」

 

そう言って父さんはパチパチ他の花火と比べると小さな音を鳴らしている線香花火を屈んで持つ。

 

「俺は線香花火が一番好きな花火かなぁ」

 

「なんで?」

 

「他の花火ほど派手じゃないし、大きな音とかも出たりしないけど多分一番綺麗な花火だと思うんだよね。あ、落ちちゃった」

 

そう言う父さんは嬉しそうに笑いながらそう話した。

 

「ほら、春もやってみ。マシュ、こっちに来て一緒にやろう」

 

「あ、はい」

 

母さんを呼んで、四人で線香花火に火を付ける。

 

「わぁ……!」

 

「どう?凄い綺麗でしょ?」

 

「うん!ぱちぱちしててきれい!」

 

父さんが言った通り、線香花火は凄く綺麗。

なんかね、本物の花みたいだった。

 

 

 

 

 

「流石スカディ、そんなに長く持たせるなんて線香花火歴二十年の俺でも無理」

 

「すかでぃおねえちゃんすごー」

 

「ふふん、そうだろうそうだろう」

 

スカディお姉ちゃんは凄いドヤ顔で胸を張ってふふん、とか言ったりしてる。

でも本当に凄く長く落とさないんだもん。

 

「どうやるの?」

 

「うぅむ、何と言うか、こう、パチパチする瞬間があるだろう?」

 

「うん」

 

「その時に火の玉が揺れるんだが、それを把握して、揺れを最小限にしてやるのだ。そうすると長く持たせられるぞ」

 

「スカディ、多分そんなこと俺達には無理だから」

 

「む、そうなのか」

 

聞いてみても、あんまり参考にならなかった。

やっぱりお姉ちゃん凄いや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、晩御飯の準備が整った。今夜はバーベキューだ」

 

「「「「「「「「よっしゃあぁ!」」」」」」」」

 

エミヤ兄ちゃんがそう言って、用意されてたバーベキューコンロの所に沢山のお肉と野菜を持って来てそう言った。

やっぱりみんな食べる事が大好きだから大盛り上がりで、網に片っ端からお肉も野菜も置いて行く。

 

鉄板のコンロじゃ焼きそばとかも作られてて、あちこちからいい匂いがしてくる。

 

「ほら、お肉ばっかりじゃ駄目でち!野菜もきちんと食べなければ駄目でちよ!」

 

「すずめおねえちゃん」

 

そう言いながら、キャベツとかナスとかピーマン、玉ねぎを乗せてくれる。

 

「全く、誰でちか?春のお皿にお肉ばかり盛るのは!」

 

すずめお姉ちゃんがそう聞くと、サッと顔を逸らす何人かの兄ちゃん達。

うん、僕もお肉大好きだよ?でも流石に野菜が一欠片も無くて茶色一色のお皿は駄目だと思うんだ。

 

おまけに焼きそばとお好み焼きも乗ってるんだから、もう本当に茶色一色だった。

 

ほっぺを膨らませてぷりぷり怒ってるすずめ姉ちゃんはそう言いつつもやっぱり優しい。

 

「春も自分で野菜を取らないと駄目でち。じゃないと、あそこに居るかえさる殿みたいになっちゃうでちよ」

 

「私のお腹には夢と希望が詰まっているのだ。その言い方は止めてもらおうか」

 

「よく言うでち。だったらくれおぱとら殿が悩むことも何も無い筈でちよ」

 

そう言われたカエサルおじさんは、何の事やらと言わんばかりに顔をプイっと何処かに向けて、自分のお皿に山盛りになってるお肉を食べ始めた。

 

「全く……それじゃぁ、沢山食べるでち」

 

「うん、ありがとー」

 

そう言って頭を撫でてからまたお肉を焼きに行った。

 

その後も、皆で大騒ぎしながらご飯を食べた。

やっぱりお酒が大好きな兄ちゃん達はもうべろんべろんになるまで飲み続けたらしい。

 

僕は途中で抜けてお風呂に入って寝ちゃったから最後までいなかったんだよね。

 

 

 

 

 

次の日のお昼ごろになって、帰る為に船に乗った。

船の上でも来るときみたいにまた皆でどんちゃん騒ぎで大盛り上がり。

やっぱりお酒臭いのはいやだけど楽しかったなぁ。

また来たいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー side マシュ ----

 

 

 

 

 

「いやー、久々の長期休暇で存分にリフレッシュ出来たなぁ」

 

「そうですね、春も海を存分に楽しんだみたいですし良かったです」

 

アロハシャツと短パンを着ている先輩と、同じくアロハシャツと短パンの春を膝の上に乗せて椅子に腰掛けている。

膝の上で、折り紙を折る息子は何やら鶴を折っているらしい。

 

隣に置いてある机の上には既に折った手裏剣などが幾つか置いてある。

 

 

普段の仕事で疲れた顔の先輩はどこへやら。

とてもリフレッシュした、英気を養ったとでも言えばいい程に活力に満ちた顔をしている。

 

山の中や海に繰り出して春とも散々遊び倒したはずなのに寧ろずっと元気になっている気がするのは気のせいではないでしょう。

 

確かに、人類史になんら影響与える事は無い特異点と呼べるかどうかも怪しい特異点に赴いて調査を行ったり、魔術協会、国連との渡り合いが春が生まれてからより激化していますし休みも返上で働き詰め。

休日も殆ど無い状況でしたし。

出張という名の特異点調査、魔術協会や国連との会議という名の牽制試合。

当然、精神的にも肉体的にも疲労が大きく成るのは当然でしょう。

 

 

毎月二、三日程しか取れないぐらい。

でもまだ休みがあるだけマシな方なんでしょうか。

休みと言っても疲れ果てて殆ど寝て居る事しか出来ないですし、春もそれを分かっているのか遊んでほしいなぁ、と言う顔はしつつも我慢して皆さんの所に遊びに行く。

 

やっぱりお父さんと遊んで欲しいんでしょうね。

でもそこで我慢出来る辺り、春はやっぱり良い子です。

 

膝の上で折り紙している春も久々にお父さんと遊べて嬉しかったらしくご機嫌ですし。

 

 

それにしても、本当に大きく成りました。

生まれた時なんて、本当に小さかったのに気が付いたらもう小学校に通い始めるぐらいに成長して。

でも小学校に通えるかどうか。

 

やはり周囲への影響を考えるとまだ通わせられると言う状況では無いのでどうしても慎重にならざるを得ないんです。

本当は同年代の子供と遊ばせてあげたいんですが……

 

ですがそれを考えても春は恵まれています。

沢山のお姉さんお兄さんに囲まれて、美味しいご飯を食べられて沢山遊べて学ぶことが出来る。

 

カルデアの中に籠っていても農園で好きなように走り回って泥だらけになる事も出来るし転移装置のお陰で世界中どこにでも一瞬で飛ぶことが出来る。

皆さんの英才教育のお陰で語学に関しては何か国語話せるのか数える事が出来ないぐらい堪能、今では日本語を始めとして主要言語に加えて多種多様な少数言語まで。

インドなどで使用されている複数の言語も話す事が出来る。

 

本当に数える事が大変な数。

しかもそこに今では誰も話さない死語となって久しいシュメール語なども混じってくるのですから滅茶苦茶。

象形文字を読んだり書いたりすることも出来るらしく……

と言うかそれ教えて何になるのか、と聞かれると本当にただの趣味みたいな感じになってしまうんですよね。

 

この前なんか、何かを歌っているな、と思ってどんな歌なのかを聞いてみたら

 

「ぎるにいちゃんにおしえてもらったんだ」

 

と言っていて、ギルガメッシュさんに聞いてみたらウルク王朝時代の歌らしく。

 

 

英語だって、基本はクイーンズ・イングリッシュを教えられています。

イギリスの上流階級、所謂貴族達が使用するのがクイーンズ・イングリッシュなんですが、ここには先生が沢山いますからどこで、とか疑問にすら思えない。

 

 

 

それでもやっぱり学校に通わせてあげたいと言う思いはある。

 

それでも叶わない事と言うのはやっぱりどうしてもある訳で。

 

まぁ、この話はここで終わりにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のんびりと、座って春が折り紙をする様子を先輩と一緒に見守る。

 

「今度は何を折ってるの?」

 

「えっとね、てぃらのさうるす」

 

「え、それ折れるの?」

 

「この前、刑部姫さんに教えて貰ったそうですから多分折れるかも」

 

「あー、刑部姫ってオタクのイメージあるけど結構面倒見良いからね」

 

 

どうやら次はティラノサウルスを折り紙で折るらしく、何やら折ったり戻したりと忙しなく手を動かしている。

 

 

 

生まれてから人理修復の旅の間まで一度として夢見ることが無かった幸せが今ここにある事が信じられない。

 

先輩とお付き合いを始めた頃からは、将来的には子供とか欲しいなー、とか思ったりしましたがそれでもやっぱり自分がこれほどの幸せを手に入れられたことが信じられない。

 

折り紙に飽きちゃったらしい春を抱き上げると不思議そうな顔をしながら首を傾げる。

それをみてぎゅっと抱き締めてあげると、嬉しそうにえへへ、と笑いながら春も抱き付いて来てくれる。

 

 

 

うちの息子は世界一可愛いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー side out ----

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 








すずめお姉ちゃん。

清姫さえも恐れる料理の師匠。
と言うか見た目小さいのに中身が一番オカン。

ロリオカンと言う言葉は彼女の為にあるようなもの。
エレナマッマ?あれはバブみでしょ。

カルデアキッチン元締め。
元締めだけど普段は閻魔亭に居るのでカルデアキッチンには居ない。
だけど週に一度か二度ほど出張してくる。

今回は最初、閻魔亭で女将として仕事があるからと断ったんだけど春君のお願いお姉ちゃん(上目遣い込み)が炸裂。
ちょっと渋ったけど、項垂れる春君を見ていくことに。
春君にはやっぱり勝てなかった。



作者は最初、紅閻魔お母さんの事をちゅん姉ちゃんって呼び方にしようかなって思ったけどすずめお姉ちゃんも良いなぁどうしようかなぁ、って迷った結果、すずめお姉ちゃんになりました、と言う裏話があったりする。




因みに打ち上げ花火の燃えカスなどはめっちゃ便利な魔術によって綺麗に回収したそうです。





なんか、挿絵の一つでも書いてみようかな、と思ったんですけどそう言えば作者って死ぬほど絵が下手糞だったんですよね。一応書いてみたは書いてみたんですが到底春君やそれぞれのサーヴァント達には見えない絵が出来上がったので諦めました。
クリーチャーしか書けんかった……

もうこうなったら皆さんの想像力にお任せします。





今回の話、なんか脈絡無い感じになっちゃった気がするのは気のせいじゃないはず。






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