藤丸立夏は父親で、藤丸マシュが母親。 作:ジャーマンポテトin納豆
負けられない戦いが、ここにある!
なんか、朝からギル兄ちゃんとエミヤ兄ちゃんが大騒ぎしてる。
「雑種めぇぇぇ!!!一番はプリ○ツに決まっておろう!何を世迷言を吐かす!?」
「ふん、愚かなのは貴様だろう。ト○ポが一番だ」
あぁ……、なんとなく大騒ぎしてる理由が分かったよ。
兄ちゃん達って凄い頭良くてカッコイイんだけどしょっちゅうあぁやって大騒ぎするんだ。
この前は、きのこたけのこ戦争してたからね。
仲悪そうに見えるけどあれでなんだかんだ言いつつ仲良しなんだよ?
他の兄ちゃん達もお姉ちゃん達も、
「まーたやってる」
って顔で毎回見てるし。
「「春!(ハル!)」」
いきなり兄ちゃん達が僕の顔を見ながら勢いよく詰め寄ってきた。
「なに?」
「ハルはどの菓子がいちばん好きか!?」
「?おねえちゃんがつくってくれる、くっきーとかぷりんとかようかんとかだいふくとか!」
「「……」」
あれ?
好きなお菓子は?って聞かれたから答えたのに、兄ちゃん達固まっちゃった。
「いや、今のは我らの聞き方が悪い」
「確かに、春は厨房に立つメンバーが作ったおやつばかり食べておるからな……」
「あまり市販のものは食べないから仕方が無いが、作っている側としては嬉しいものだ」
兄ちゃん達は、なんかコソコソ話し始めた。
「春〜、嬉しい事言ってくれたからお姉ちゃん達今日のおやつおまけしてあげるねー」
「ほんとー!?」
コソコソ話し始めた兄ちゃん達を見てたらお昼ご飯の後片付けを終わらせたブーディカお姉ちゃんに膝の上に乗せられておやつおまけしてくれるって!
「ほんとほんと。何食べたい?」
「えっとね、えっとね!」
「うんうん」
今日のおやつはブーディカお姉ちゃんのクッキーと玉藻ちゃんが作ってくれるイチゴ大福が食べたいって言ったら作ってくれるって。
嬉しいなぁ!
「ハル」
「なに?」
「もう一度、質問するぞ」
「うん」
「ここに三つの菓子がある」
「うん」
「この三つの中だとどれが一番好きか?」
そう言いながら、僕の前に三種類のお菓子を並べる兄ちゃん達。
どれも一度は食べた事があるお菓子で、巴お姉ちゃんとかくろひげおじちゃん達のとこにゲームしに行くとよくあるやつ。
んー、どれが好きって聞かれてもなぁ。
好き嫌い無いから僕はどれでもいいって思うんだ。
全部美味しいし。
でもやっぱりお姉ちゃん達が作ってくれるお菓子が一番かなぁ。
「ぜんぶじゃだめ?」
なんとなく、全部美味しいからそう聞いたら兄ちゃん達は椅子から立ち上がった。
どこかに行っちゃった。
どうしたのかな?
暫くして、兄ちゃん達が戻ってきた。
「これよりッ!」
「どの棒状菓子が一番か春に決めてもらう為にプレゼンを我らで行う!」
「刮目せよ!一言たりとも聞き逃すな!」
なんかまたよく分かんない事が始まっちゃった。
「それでは私から行くとしよう。何せジャンケンで勝ったものでね」
「パーを出しておけばァァァ……!」
後ろの方でギル兄ちゃんが右手と頭を振り回しながら何か騒いでるけど、気にしない。
だって何時ものことなんだもん。
それから兄ちゃん達からの全力のぷれぜん?が始まった。
何時もは冷静なえみや兄ちゃんも、凄い気合いが入ってて。
「ト○ポは最後までチョコたっぷり!復唱!さんはい!」
「とっ○はさいごまでちょこたっぷり!」
「もう一度!」
「とっ○はさいごまでちょこたっぷり!」
えみや兄ちゃんが壊れた。
「よいか?プ○ッツは色んな味があるのだ。百種類ぐらいある。正直、何故それを?と言うやつも多いがそれを差し引いても種類が多く楽しめる」
「へー」
「ふん、テリヤキバーガー味なんて食べるぐらいならファストフード店に行けばよいではないか」
「オジマンディアス喧しいぞ!」
「その地域限定のものも多い」
ギル兄ちゃんが浮かぶ金庫の中から色んな味のプリッ○を取り出して僕の目の前に並べる。
鮭味とか、普通に鮭食べればいいんじゃ……。
そう思ったけど口に出さない。
だって変な事言ったらギル兄ちゃん、正直今回に限ってはめんどくさいからどうなるか分かんないし。
「ほら二人とも!ハルが疲れて見た事無い虚無の表情で虚空を見つめてるでしょ!」
「だがプリッ○の素晴らしさをまだ伝えきっておらん!」
「そうだ。幾らブーディカからと言えど、今回ばかりは譲れん」
「もう、そんなことだとハルに嫌われるよ!」
「ぬっ……」
「……仕方が無い、引き下がるとしよう」
「すまなかったな、ハル」
「だいじょぶ」
「悪かった。お詫びに明日の晩ご飯は春の好きな物にしよう」
兄ちゃん達はブーディカお姉ちゃんに止められて漸く、ぷれぜんが終わった。
もうね、朝から今の今までずーっとお昼ご飯を食べてる間もぷれぜんしてくるんだもん。
だんだん、さんぞーちゃんがよく言ってるさとり?を開きそうだったよ。
結局、僕はどっちでもいいかなって。
だってどっちも美味しいでしょ?
「クッ……!ハルに○リッツの素晴らしさを伝えきれぬとは!」
「何故だ?私のプレゼンが悪かったと言うのか……?いやしかし、伝えたい事はしっかりと春にも伝わるように噛み砕いて説明した筈……」
ぶつぶつ何か言いながら兄ちゃん達は考え込んでる。
その兄ちゃん達を見てると、ギル兄ちゃんはまだしもえみや兄ちゃんは今日お休みなんだからもっとこう、他にやる事無いの?って思っちゃう。
えみや兄ちゃんは釣り好きなんだからこういう時に行けばいいのに。
一緒に行こうって言ってくれればクー兄ちゃん達も誘って皆で行けるのに。
ギル兄ちゃんも他にやる事無いのかな。
でもあれだなぁ。
色んな味とか食べたけどお姉ちゃんが作ってくれるお菓子が一番美味しいな。
「はーい、玉藻特製苺大福ですよー!」
「やったー!」
たまもちゃんがお皿にいちごだいふくを乗せて持ってきてくれる。
このいちごもあんこもオモチも全部、クー兄ちゃん達が育てたのを使ってるんだ。
この前、稲刈りを手伝ったんだけど槍をぶんぶん振り回しながら収穫してた。
僕はハサミで切ったんだ。
本当はアナお姉ちゃんみたいに鎌とか使いたかったけど危ないからおっきくなったらね、って。
「何時もなら二つまでなんですけど、嬉しい事言ってくれたからお姉ちゃん、今日は特別に三つあげちゃいます!」
「ほんとー!?」
何時もはおやつは晩ご飯食べられなくなるからって少ないんだけど、今日はいつもより多い。
おっきいいちごだいふくが三つもあって、クッキーも食べられるって豪華だね!
「本当です!」
「ありがとー!たまもちゃんだいすきー!」
「お姉ちゃんもですよー。クッキーはもう少ししたら焼き上がるので待っててくださいね」
嬉しかったからぎゅーってたまもちゃんに抱きつくとぎゅーってしてくれた。
「いただきます!」
「召し上がれ」
「おいしー」
やっぱり一番はお姉ちゃん達の作ってくれたものだね。
一日中、兄ちゃん達のぷれぜんに付き合ってたから疲れちゃったよ。
たまもちゃんは僕の隣に座って、自分の分のいちごだいふくを食べてる。
そう言えば黒髭おじちゃん達は、トッ○と○リッツ、どっちが好きなのかな?
聞いてみたいけどさっきみたいな事になったら、すっごくすっごくめんどくさそうだから聞かない方がいいかな。
こんな事で大騒ぎする平和なカルデアがあっても良いはず。
因みに浮かぶ金庫はゲートオブバビロンです。
きのこたけのこ戦争ぐらいどれの一番か、って白熱するよね……。
作者はト○ポ派です。
他もいいけど手が汚れないのと最後までチョコギッシリでなんかお得感あるからですね。
味の種類の多さだったらプリ○ツがダントツなんですけど、ゲームやりながらとかだとどうしても手が汚れるのが嫌……。
ポテチ?箸で食えばよかろう?
因みにきのこたけのこ戦争にはその昔、すぎのこの村って言う勢力もあったんだけど、きのこたけのこ戦争に両側から挟まれていつの間にか消えていたって言う悲しい歴史があります……。
こっちはきのこ派。
きのこのチョコの部分だけ上手い具合に食べられるか、と言うチャレンジを一個一個やりながら食べるのが好きだからです。
新サバの卑弥呼さん、良いッ!最高!
横乳ッ!脇ッ!太ももッ!
あと明らかにパンツ履いてないッ!
あれは誰だって崇めて従っちゃうに決まってるじゃないかッ!
そりゃ勿論ガチャ引かせて頂きましたよ?
無(理の無い課金)ですとも。
まぁ結局、カード3枚分買って備えてたら単発呼符で来てくれたから良かったんだけどね……。
カード、どうすりゃええのん……?
次に備えなきゃ……(使命感)
因みに土方さんも引いたら爆死したので諦めました。
でも、卑弥呼さんのキャラが全くの想定外だった……。
ゆかりんが声優だったから、まぁまぁ納得出来るんだけども、やっぱり知的と言うか、クール系?とかその方向のキャラかなぁ、と思ってた分衝撃的でしたね。
バスター聖女もビックリのステゴロお姉ちゃんだった。
宝具とかアーツを予想してたのにまさかのバスター……。
その内、ステゴロ脳筋女鯖四天王の一角とか言われ始めちゃうんだろうか。
あぁ、でもいいお姉ちゃんしそうだなぁ、と思うから春君とどう絡ませようかなぁって滾ります。
そんな事よりサッサとクリプターズの続き書けよって話なんですけど。
その、あの、頑張るから勘弁してください……。
頑張ると言ったのにやる気が思いっきり削がれる事態が発生しております。
我が家のPC様がご機嫌斜めです。
何故か青画面と暗転を繰り返し続けてバッテリー切れで再起動しても直らない……。
と言う訳なのでスマホでの執筆となっております。
キーボード入力に慣れてるからスマホでの入力辛い……。
作者はフリック入力が出来ないタイプの人間だから余計面倒で辛い。
つきましては、それによって本文が短くなり他作品含め執筆速度が大幅に遅くなりますがどうか御容赦を頂けるよう、気長にお待ち頂けますよう、お願いします。
ついでに。
この小説を、春君の年齢や小学校、中学校、高校などによって章分けする事にします。
正直、順番づつに投稿していたら中学校や高校に通うまでどれだけ話数が掛かるか皆目検討も付かないので、それぞれの章を思い付いた話を書き進めて投稿していこうかな、と。
そんな訳ですので、読者の皆様に御理解頂けると幸いです。