藤丸立夏は父親で、藤丸マシュが母親。 作:ジャーマンポテトin納豆
お姉ちゃん暴走回。
今回結構短いけど許してね。
え?授乳がエロい行為だと?
馬っ鹿野郎!赤ちゃんを育てる為の神聖な行為なんだぞ!寝言は寝てから言え!
心が綺麗な読者の皆なら問題無いだろ!?
これはまだ、春君が産まれたばかりの頃のお話。
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ーーーー side ランサー・アルトリア ーーーー
カルデアで、我がマスターとマシュの子が産声を上げると言う余りにも嬉しい日から早くも一週間。
毎日赤ん坊の元へ皆が押し掛けて静かであった試しがない。
それほどまでに、皆に愛されているという事に他ならないのは言わずとも分かる話。
斯く言う私も、朝会いに行き、昼会いに行き、夜会いに行くと言う毎日のルーティンができているし、農園での仕事が無い日を見つけては一日中入り浸るのが当たり前になっていた。
だって可愛いんですから仕方がありませんよね?
今日は少しずつマスターの秘書業に戻る為にマシュが一日春から離れてしまうから、私がお守りをする。
まともに赤子の世話や相手をするのは初めてだから少しばかり不安ですが、なんとかなるでしょう。
「それではアルトリアさん、春のこと宜しくお願いしますね」
「任せて下さい」
ぺこり、と頭を下げてマシュが出て行く。
今は私とこの子の二人きりですが、多分数分もしない内に誰かしらが訪ねてくる事でしょう。
腕の中ですやすやと眠っている赤子を抱き抱えながら椅子に座る。
本当に気持ち良さそうに、なんの警戒心も無く私の腕に抱かれている姿は愛らしいの一言に尽きる。
未だ目が開いていなくて、髪の毛も生え揃っていなくて、歯も無くて、名前もまだ決まっていない本当に産まれたばかりの子。
こんなに小さくて、力も何も無くて何かあったら直ぐに死んでしまいそうなほどなのに、私達を笑顔にする力だけは何者よりも勝っている。
人理修復の後、色々な事があって心身共に疲れていた私達が、たったの一週間ほどでこんなにも元気になって笑ってばかり居られるのは、本当は色々と問題があって笑ってばかりいられないのが現状なのですが、それでも笑って幸せでいられるのは、心に癒しを与えてくれたのはこの子。
顔を近付けて、頬擦りをする。
赤ん坊特有のなんと言うか、ミルクのような甘くて優しい匂いが鼻腔を擽る。
何時迄もこの子のことだけを見ていられる。
暫くすると、お腹が空いたのか、
「ん〜……」
そんな風に訴え始めた。
それを見て、教えられた通りにミルクを作る。
本当はお母さんから授乳を2〜3時間ほどの間隔で行うのですが、お母さんが今日は居ないから渡されている粉ミルクで我慢して下さいね。
哺乳瓶の吸口部分を口元に持っていくと、吸い付いて飲み始めた。
少しづつ、少しづつ。
それでも確かに力強く飲んでいる。大きくなろうとしている。
暫くすると、口を離した。
どうやらお腹一杯らしい。
哺乳瓶を置いて、そっと抱き上げて背中を優しく、優しく叩いてげっぷを促してあげる。
「けふっ」
「ちゃんと出来ましたね。良い子良い子」
ベッドに寝かせて、後片付けを済ませてしまう。
暫くすると、何やら大きな声で、と言うほどでは無いけれどぐずり始めた。
どうしたのか、と抱き上げてみるとなるほど、排泄をしたらしい。
素早く綺麗に拭いておむつを取り替えてあげるとまた気持ち良さそうに寝始めた。
赤子は食べて泣いて寝るのが仕事ですからね。
そしてまた、抱いているとふと思った。
「……母乳が出るとしたら、私のでも飲んでくれるのでしょうか」
私の時代では貴族などでは乳母が授乳させる、と言うのが普通でしたし、この子に私があげても問題無いのでは?
粉ミルクよりもそっちの方が良いような気もする。
しかし、私は出ませんし、どうしましょう。
……そうだ、スカサハや女神スカディ辺りならなんとかしてくれるかも。
自分の霊基を弄ってクラスを変えたりするほどのルーン魔術の使い手ですから母乳が出るようにするぐらい造作も無いはず。
そうと決まれば早速頼みに行きましょう。
「なに?霊基を弄って欲しいとな?」
「はい」
「何故だ?別に問題がある訳でもなかろうに」
「いえ、大ありです。私ではこの子に母乳を飲ませてあげられません」
「…………なるほど」
「ですから、霊基を弄って母乳が出るようにして頂きたく」
相変わらずアイスを頬張ってご満悦な女神スカディは、私の話を聞いて直ぐに霊基を母乳が出るよう施してくれました。
「さてと、対価だが」
「えぇ、アイスですね?」
「違う。私にもその子に与える権利を寄越せ」
「……………嫌だと言ったら?」
「その時は皆に教える。そしてマスターにも教える。どうなるだろうな?」
「くっ、そう来ましたか……!」
てっきりアイスを寄越せと言うものだとばかり思っていたので衝撃が大きい。
いや、確かに彼女もこの子の事をそれはもう溺愛していますから予想出来なかった訳では無い。
しかし私だけ、と思っていたのに……、しかし皆に知られてはそれこそどうなるか。
「……良いでしょう。ですが、私が一番ですよ」
「不本意だがそれは譲ってやろう」
「でしたら、次の授乳時間まで待っていて下さい。連絡しますので」
「まぁ、仕方が無い。ついでに部屋に人払いのルーンも掛けておいてやろう」
「ありがとうございます」
母乳が出るようになったら、あとは戻るだけ。
多分、もうあと一時間ほどでまたご飯の時間ですからそれまでは今まで通り。
一時間と少し過ぎた後。
お腹が空いたと訴える声で、いざ。
マシュは母親ですから当然飲んでくれるでしょうが、私はどうだろう。
そもそも霊基を弄ったとて本当に母乳が出るのだろうか。
少しだけ不安に感じながら、胸を出して赤ん坊の口元へ持っていくと不安なんて無意味、とでも言うように飲んでくれた。
「わっ、わっ……!」
初めて子に乳を与えると言う行為で、少しだけ慌てる。
それでもこの子が驚いたりしないように、怪我したりしないように細心の注意を払いながら。
あぁ、なるほど。
私は母ではないけれど、それでもこれが子を持つ母親の気持ちなのですね。
今まで以上にこの子が愛おしく、この世の全てありとあらゆる何物よりも、大切に思えてくる。
もうなんと言うか、愛が溢れる、と言う言葉でも足りないくらいに愛情が溢れて仕方がない。
「ふふっ、可愛い可愛い私の弟……」
思わずそう口から言葉が漏れてしまう。
口元が緩んで自然と笑みが溢れてしまう。
暫くすると、お腹一杯になって口を離す。
汚れた口元を拭いてあげて、自分の胸も拭く。
また背中を優しく叩いてげっぷをさせる。
そうしたら後片付けをして。
お腹いっぱいになってすやすやとまた寝息を立て始めた可愛い我が弟を抱き上げる。
その寝顔を見ながら。
「どうかこの子の人生が幸あるものになりますように」
そう、願った。
何やら外が騒がしい。
ドアを開けて外を覗いてみると。
「えっ」
何故か捕まった女神スカディの姿が。
「すまん、ばれた」
「あっ」
その後は、当然とでも言うべき授乳させる権利を巡って熾烈な争いが繰り広げられたのは言うまでもない。
しかしそんな大騒ぎの中で、特に泣いたりもせずぐっすりと寝たままのこの子は将来、大物になる事は間違いなさそうですね。
騒ぎを眺めながら、そう思った。
当然、マスター達にバレて全員揃って怒られたのは言うまでも無い。
ランサーアルトリアさん
お姉ちゃん達が春君におっぱい飲ませ始めた原因の人。
春君が超人みたいになった大元の原因はこの人。
春君のせいでこの人に限らず、主にお姉ちゃん達はノンストップブレーキフルアクセル状態に。
……そもそもブレーキ積んでなかったな。
まぁ、他に飲ませたのが女神様だったりするからね、普通じゃ無いよね。
ヘラクレスみたいに女神ヘラの母乳飲んだら、とかそんな感じ。まぁ、経緯が全く違うけど。
乳母とかが普通の価値観の人だから、別にお守りを任されている乳母みたいなものですから自分があげても問題無い。
赤ちゃんにおっぱいあげられるのは母の特権?確かにそうでしょう。
ですが弟におっぱいあげるのも姉たる私の特権です。
と言うマジの暴論を展開したらしい。
割と常識人っぽいけどこの話を見たら分かる、宇宙くらいまでなら余裕でぶっ飛んでらっしゃる。
そもそも自分の母乳飲ませようなんて考える時点でぶっ飛んでる証拠。
と言うかお姉ちゃん達の中でまともなのがメディアとかダヴィンチちゃん達。
ダヴィンチちゃんがまともな部類に入る時点で末期。
スカディ
ルーンで母乳が出る様にした人。
ランサーアルトリアの話を聞いて、キュピーン!と閃いた。閃いちゃった。
当然、マスターに怒られて暫くアイス禁止になった。
一週間の接近禁止令が出た。
スカディは二番目。
三番目が羨ましがった、と言うかバトルに勝ったスカサハ。
次がマリー。やっぱりヴィヴラ・フランス!
その次にまさかの皇女様。まぁ感情抑えられないというか抑える気が無いからね、仕方ないね。
そこからはエウロペとかもう無茶苦茶。
頼光達は出遅れた。
予約投稿初めてやった。