藤丸立夏は父親で、藤丸マシュが母親。 作:ジャーマンポテトin納豆
今日は僕の初めての誕生日。
ちょっと心配したりしたけど、何となくその心配をする必要は無かったみたい。
だって連れて来られた食堂には沢山の飾りつけがしてあったりするけど何処にも変な物は無いし。
それで、始まった誕生日会。なんだけど……
「ワハハハハハ!!!」
「なんだと!?こんな目出度いのに酒が無いだと!!?」
「当たり前でしょ!ハルに悪影響与えるから今日は無し!」
「今日の飯はいつも以上にうめぇなぁおい!!」
「ハンバーガーは何処だ?何?無いだと?コックよ急ぎ作れ」
「むぐむぐむぐ……ぬ、こちらも美味しそうですね」
なんか僕を置いて完全に出来上がってるよ……
えぇ、なにこれ。皆すっごい大騒ぎしてるよ?何時も静かなお姉ちゃんお兄ちゃんもドタバタドタバタしてるし。
でもそんな感じでも皆は僕の所に来て嬉しそうに笑いながら
「誕生日おめでとう!!」
って言ってくれるんだ。
頭を撫でたり抱き締めてくれたりもするんだ。
でもテンションが上がりすぎて僕をぶん回すのは止めて欲しい……
多分始まってからニ十分ぐらいなのにもうぐったりして疲れちゃったよ……
いやもう周りに付いて行けなくて振り回されっぱなしだからだと思うんだけど。
珍しく父さんと母さんも騒いでるし、普段物静かなお兄さんとお姉さん達も騒いでる。
最初は父さんと母さんは僕の傍に居たんだけどおじさんとかお兄さんお姉さん達に連れて行かれちゃった。
そんな僕の傍には誰も居ないなんて事は無くて、代わる代わる色んな人が来てくれるからなんだかんだで一番賑やかなのかもしれない。
何時もはお部屋に居る薄紫の髪の大きなお姉さんも今日は来てくれておめでとうって言ってくれた。あのお姉さんなんで皆の前だと怖い顔するんだろう?僕と二人きりの時はニコニコしてるのに。
司書さんも今日は図書室じゃなくて食堂に来てくれてるし畑に何時も居るお兄さん達も来てくれてるし。でも格好そのままって凄いよね。麦藁帽子被ってそのままだし。
クワ持って来て怒られないの?……あ、やっぱり怒られてる。
これって勢揃いなのかな?見た感じ居ない人が居ないみたいだし。
美味しい物だったり、よきょう?やってたり。色んな芸をしてて面白くて楽しい。
お酒は僕が居るから今日は飲まないんだって。
なのにこれだけ大騒ぎしているからただ単にお祭り騒ぎが大好きなだけなのかも。そこにお酒があればもっと良いって感じかな。
そう言えばドラゴン肉が出て来てたな。ステーキになっててスッゴイ美味しそうだったけど食べられないのが残念。
そんな感じでかなり長い時間大騒ぎしてたんだけど、そこからさらに大騒ぎが始まった。
理由は僕に誰が一番最初にプレゼントを渡すか。
なんでこの人達って直ぐに喧嘩になるのかな?
母さんは何時の間にか僕の所に戻って来ててこうなったらどうしようもないって顔してる。父さんは最初止めようとしたけど寧ろ巻き込まれちゃったし。
他にもそう言う事に巻き込まれたくない皆が僕の周りでのんびりしてる。
何時もなんかごちゃごちゃした変な物が沢山置いてある部屋にいるお姉さんも僕の所に逃げて来ているし。
「あっはっはっはっはっ!!!いやー、全くハルってばモテモテだねー。サーヴァント特攻でも付いてるんじゃないかい?あー、相変わらずモチモチスベスベのほっぺだねー。んー良い匂いもするし。あー羨ましいなー」
「ダヴィンチちゃんも随分と入れ込んでますからね」
「そりゃねー」
なんか話してるけどそろそろ皆の事止めた方が良いんじゃないの?
さっきまでは言い合いだったけど(いや、言い合いも良くないんだけどさ)いま掴み掛かってたよ?
あ、父さんが飛んでった。
「んー?どうしたのー?…………あー、まぁあそこまでが何時も通りなんだよー。大丈夫大丈夫、そのうち勝手に収まるからさー。ってこんなこと言っても分からないかな?」
「でも理由が春にプレゼントを一番にあげるか、ですから案外理解しているかもしれませんね」
「そうだね。ハルはみーんなに愛されてるもんねー」
なんか皆で話してるけど大丈夫らしい?
んー、でも母さん達が大丈夫って言うんだから問題無いとは思うんだけど。
抱き上げてぎゅーってしてくれるからいいや。
でもこのお姉さん、ダヴィンチちゃんって呼ばれてるけど本にお爺ちゃんみたいな人が乗ってたんだけど同じ名前ってすごい。
暫くすると決着が着いた?のか何なのか分かんないけど収まったらしい。
なんか色んなプレゼント?を持って来始めた。
え?これってなに?
槍?あのお兄さん達が持ってる赤い槍みたいな感じなんだけど。しかも普通に同じサイズ……これ持て無いよ?重そうだし。
あとこれUFO?それと、ハンバーガー……僕食べれないんだけど……
うん?こっちは僕の洋服かな。セットみたいになってるけど多分髭のおじさんとかかな?
こっちは綺麗な石。これは、瓶に入った何か。なんか危険な気がする。
これは、札束!?なんでこんなものが……これはおっきな袋?どう使うんだろう?
こっちはナイフだし。あ、こっちは船のおもちゃだ。
飛行機のおもちゃにロボットのおもちゃ。
……これなんだろう?何かの機械?
こんな感じでなんか色々なプレゼントを貰った。
変な、って言うのは悪いけど少なくとも今すぐに僕がどうこう出来ないプレゼントも結構な数があったりしたけどどれも僕の為にってくれたものだからとても嬉しかった。ちょっと戸惑ったりもしたけど。
それからも暫くお祭り騒ぎ(僕の誕生日会)が続いてた。でも僕も楽しくてはしゃいでたから疲れちゃって眠くなっちゃったんだ。
それからどうなったのかよく分からないけど部屋に戻ってお風呂に入って気が付いたら寝ちゃってた。
本当に楽しくてあったかくて最高だった。
ーーーーーーーーーー
今日は初めての息子の誕生日。
かなり前から皆で準備を進めてきていた。
多分魔術協会のお偉いさんじゃなくても聞いただけで卒倒するレベルだと思うけどカルデアじゃ日常茶飯事だし今更驚かないよ。
事あるごとに、特にイベントとかになると無駄に皆張り切るから。
今回は春の誕生日って事でいつも以上に張り切ってる。あっちこっちに出掛けて行ってなんか色々と買い込んできたり、
「祝い事には肉だろ!!」
っていって農園の方に出て来るワイバーンとかドラゴンを狩って来たりしてるし、
「酒も重要だな!」
って言って何処からか見た事も無いような、明らかに高級ってレベルじゃないワインとか持ち出してくるし。
王様、宝物庫から色々と持ち出して来たな……カルデアバーにも色々と寄贈したりしてるし。でもそんな事をすると呑兵衛共が大変な事になるし、何より今回はお酒禁止だからね?
プレゼントも色んなものを用意しているらしいし。
マシュは色々と手伝っているんだけど残念ながら俺は仕事であまり関われなかった。
そんなこんなで春のお誕生日会が始まった。
そりゃもう色々な意味で大騒ぎ。
お酒を飲んでないのに何故だか出来上がってる荊軻を筆頭とした呑兵衛達が最初に騒ぎ始めてそれにつられて段々と周りがその騒ぎに飛び込んでいくor巻き込まれていくでしっちゃかめっちゃか。
余興だなんだで腹踊りし始めるどっかの王様とかが居てそりゃもう酷い有様だったとだけ言っておこう。
普段は部屋で本を読んでるゴルゴーンなんかも来て料理を食べていたし。
メデューサとゴルゴーンは本好きもあってか春と仲が良いし。メデューサは普通に良いお姉さんって感じだったけど、まさかあのゴルゴーンがこんなに変わるなんて思ってなかった。
春が生まれた当初はピリピリしてたんだけど、それから暫くすると百八十度なんてレベルじゃないぐらいに態度が変わった。マシュ曰く、
「ちょっと預かって貰ったんです。そしたらあの通り」
って言ってたけど多分ゴルゴーンの態度を見かねて周りと共謀したんだと思う。これで態度が変わらなかったら諦めましょうって感じかな?
で、見事その策に嵌ったゴルゴーンは今の状況に至るという訳だ。
変わったと言えばジャンヌオルタもなのかな?でもあれはただ単に素直じゃないってだけか。春と一緒に居て素直になったって言った方がしっくりくるし。
そう考えるとこのカルデアに大きな変化を春はもたらしたんだな。いい意味でも悪い意味でも。
最近思うのは皆が春に対して物凄い英才教育を施そうとしている事にちょっとドン引きを隠せない事かな?
いやぁ、少なくとも俺だったら絶対に御免だね。逃げ出してると思う。
なのにも関わらず春自身はまだ一歳って言う年齢の事も当然あるんだろうけど嫌がったりしない。偶に見る事があるけど普通に楽しそうに聞いてるし、何だったら多分聞き分ける事が出来てる?我が息子は一歳にしてマルチリンガルになってるらしいというのは普通に驚きだ。
話が逸れたけど、誕生日会も今や春にプレゼントを渡す、という段階まで来ている。居るんだけど、これまた名前の時と同様に誰が一番最初にプレゼントを渡すかという事で大いに揉めていた。流石に止めに入ったんだけど寧ろ巻き込まれて何時の間にか俺が一番に決まってんだろ!と中心で吠えてた。
で、結局よく分からなくなってまぁ適当に渡して行こうって事になった。
驚きなのはそのプレゼントの内容。でもみんなの性格上、結構変なもの渡したりするかも?とか考えてたんだけどそれが大当たり。
具体的に言うと、
ケルトズはなんで赤ちゃんに槍なのさ。
エレナは空飛ぶUFOだし、アルトリアオルタ(剣)はハンバーガー詰め合わせだし。
パラケルススは怪しい薬。本人は飲めば一発で怪我も病気も治るとかなんとか言ってるけど怪しさしかない。
シバはおっきくなってからでも使えるとか言って札束を渡すし、ジャックはお揃いのナイフでいいのかな?だしエジソンとテスラはそれぞれよく分からない機械をプレゼントするし。
これは普通赤ん坊にプレゼントするか?ってものの一例に過ぎない。
他にもぶっ飛んだものが多かった。意外だったのはオジマンディアスとかかな。スフィンクスをプレゼントするんじゃないかと思ったけど人形だった。スフィンクスのだけど。
ニトクリスはメジェド様の人形だったし。
ギルガメッシュもかなーりぶっ飛んだプレゼントかと思ってたら幼児向けのおもちゃだったし。でも自作でしかも物凄く難しそうなやつだけど。
あとはアステリオスは綺麗な赤い色の石。……これ本物のルビーじゃない?イシュタルが騒いでたし。
メディアは何かのお守り。多分普通じゃ考えられないぐらいのお呪いが込めてあるんだと思う。
バベッジ先生はロボットのおもちゃだったり皆結構常識的で安心した。
多かったのは本とかかな?元々本が好きだって言うのもあるからかな。
でも一つ言わせてほしい。
滅茶苦茶貴重な本とか叙事詩の原本とかを渡そうとするのは本当にやめて。
まぁ結局渡しちゃったんだけど。でも見た目普通の本と変わらないしなぁ。中の内容が全部日本語じゃなくて書かれた当時の言葉そのままってだけで。
……丁寧に扱えば問題無いか。
まぁそれ以外の問題ありなプレゼントは大きくなるまで俺とマシュで預かっておくけど。
それからもまぁ大騒ぎだった。
あんまり騒がしいのを好まない面々もその騒ぎの輪に入ることは無いけど春の傍で楽しそうに笑っていたし。
春も随分と嬉しそうに楽しそうにしてはしゃいでたし。
多分そんな感じで疲れたのか何時の間にかうつらうつらし始めてそこでお開き。まぁ騒ぎたりない面々は勝手に騒ぎ始めてたけど。
春をお風呂に入れて寝かしつけて。
今考えると本当に早い一年だった。
今までの人生の中で一番の早さだったって言っても間違い無いぐらい。
春も定期的な健康診断でも超健康優良児で元気にすくすくと育っているし。
眠っている春の顔を見ながら、そんな事を考えながらマシュと話した。
「お休み、春。また明日」
気持ちよさそうに眠っている春の顔を見ながら思った。
どうか我が息子がこれからも元気に、幸せに育ってくれますように。
ーーーーーーーーーー
薄紫の髪のお姉さん
蛇でお姉さん二人が怖い人。
結構怖そうだけど姉二人に比べれば全然マシ。腹黒さが全く違う。
姉二人はどす黒いなんてものじゃなけどこの人は何の因果か普通。眼鏡掛けてる似たようなお姉さんよりは怖いけど。
因みに普段は蛇の尻尾とかを見えない普通の人間の姿で居る。
理由はあの体だと重くて動きづらいし、部屋が狭いから。
とは言ってるけど本当は春君を少しでも怯えさせないようにする為だったりする。皆にはバレバレだけど本人はバレてないと思ってる。
だけどあまり部屋から出ない。だって出て行くと姉二人に何されるか分からないし……
春君の所に行くのは別物だよ。
蛇?で羽が生えてるときの姿を春君に見られたこともあるけど春君はそんなのお構いなし。寧ろもっと構ってと寄って来る。マジックか何かだと思ってるから。
でも多分本物だって分かっても態度は変わらない。
春君と二人きりの時だけ別人のような顔をする。
春君以外がその顔を見るとあとで吊るされます(物理)
最近は春君と一緒に撮ったツーショット写真がお気に入り。
写真立てに入れてある。
他にも幾つか写真はあるけど全部春君関連。というか確実に春君しか映って無い物かツーショットだけ。
中々に春君に染まってもう手遅れ。
プレゼントの内容に関しては文句言われてもしょうがないと思う。
後悔はしてないけど。
感想くれたりすると嬉しい……
ツイッター始めました。
ジャーマンポテトin納豆
@potatoes_natto
Aチームで登場させるとしたら誰が良い?
-
ぺぺさん
-
カドック
-
オフェリア