南賀ノ神社の白巫女   作:T・P・R

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おかしい。
筆が乗らないわけでも、
ネタが尽きたわけでもないのに、
ストーリーが遅々として進まない…


15話

『封印の書』

二代目火影・千手扉間が開発した木ノ葉の術の全てが記されているという巻物。

以前の私がこれを欲したのは単なる好奇心と探究心でした。

ですが、今は違います。

一族復興という希望を得て、そして『マダラの書』を読み込んだ今の私は明確な目的があるのですよ。

 

「多重影分身の術~? いきなり俺の苦手な術かよ~」

 

ナルト君がボヤキながら印を組んで唸ってます。

十字架を模したような独特の形状の印が印象的です。

 

そんなナルト君を後目に、私は高速で『封印の書』を読み進めていきました。

影分身に興味がないわけではありませんが、私の目的は術が使えるようになることではなく、術の理論を読み解くことなのですから。

理論さえ熟知していれば練習は後でいくらでもできますしね。

 

「影分身、分身大爆破、千年殺し、八門遁甲、八卦封印、飛雷神…」

 

さすが『封印の書』です。

そこにされている術はどれもこれも禁術クラスの超高等忍術なのです……なぜか時折思い出したかのようにフザけた術が混じってるのが気になりますが。

何ですか千年殺し(ものすごいカンチョウ)って。

『体術奥義・超火遁幻術斬り大手裏剣二段おとしの術』に至っては忍・幻・体のどれに該当するのかすらイメージできないのです…

 

ま、まあ里の全ての術が記されているわけですから?

中には変な忍術も含まれるのでしょう。

というか、これどう考えても扉間様の発想じゃないですね。

ひょっとして『封印の書』って複数の忍びの合作なのでしょうか?

確かに著者は初代火影・柱間様になってますけど…

 

それはともかく。

 

これの執筆に携わった歴代火影様方は紛れもなく最高の忍びだったのでしょう。

忍術の才能に愛された英雄だったのでしょう。

 

でも私は考えてしまうのです。

彼らは忍術の才能はあっても、忍術()()()才能はなかったのではないかと。

 

以前はともかく、『マダラの書』を読んでからはそう考えてしまうのです。

 

初代様の血継限界『木遁』は素晴らしい力です。

私が札を使って疑似的に再現した木遁(『マダラの書』のおかげで最近それが木遁であることに気づきました)などとは比べ物にならないほどの規模。

『マダラの書』にもその凄まじさが克明に記されていました。

でも私は木遁の使い方を盛大に間違えてると思うのです。

何ゆえ生命を創造する力を破壊に使うんですか。

風の国で砂漠の緑化にでも活用していれば、砂隠れの里とは今以上に親密で強固な同盟が結べていたかもしれないのに。

それどころか、吸収合併もありえたかもなのです。

戦時中という時代のニーズもあったのでしょうけど…もう少し何とかならなかったのでしょうか?

私も拙いながら木遁を行使できるからこそ思うのですが、ぶっちゃけ戦いには使いにくい忍術だと思うんですよ。

「わざわざ木を育てて攻撃に使うくらいだったら、素直に土遁で岩でもぶつけた方が威力が高いんじゃないの?」とはカナタの言葉です。

全くもってその通りだと思います。

 

そして術の使い方を間違えている大賞は二代目火影の扉間様なのです。

 

人手を一気に増やす影分身、はるか彼方に物理的距離を無視して瞬間移動できる飛雷神。

これだけ便利な術を開発できるのに何で…

 

偵察用に作ったらしい影分身の術。

どう考えても偵察以上の使い道があるでしょう。

敵を逃がさず追跡するための飛雷神の術にしてもそうです。

物資の運搬に使うという発想はなかったのでしょうか?

下手に禁術指定なんかしないで広く公布して離れた里や国との取引に活用していれば、物流事情に革命を起こすのも不可能じゃなかったはずなんですが…

 

まあこのあたりは良いでしょう。

便利だということはそれだけ悪用された時の被害も絶大だということですし。

争いが絶えない時代で平和利用は机上の空論だったのかもしれません。

 

しかし、そのあたりを考慮したとしても“この使い方”はあんまりだと思うのですよ。

生命を蘇生するという奇跡の忍術をよりにもよってこの人は……

 

「敵の忍びを生贄に、敵の仲間の忍びを甦らせて仲間同士で戦わせるなんて…」

 

恋人や息子を甦らせてけしかけ、起爆札を貼り付けて突貫させての共倒れ。

しかも貼り付けられた起爆札は口寄せの術式も重ねあわされていて、起爆札を口寄せし続けて際限なく爆破し続けるという正気を疑うような魔改造を施された一品。

容赦ないにも程があるでしょう。

 

さらにはワザと意識を残したまま身体の制御だけ奪い取り、「仲間と戦いたくない殺したくない!」と泣き叫ぶ死者に容赦なく仲間を殺させてみたり…

仲間同士の結束が固いうちは一族には特に効果抜群だったようです。

命を捨てて仲間を守っても、無理やり生き返らせられた挙句守ったはずの仲間を殺させられる……鬼です、鬼の所業です。

かつて千手とうちはが戦っていたとき、千手側に何度もこの鬼畜戦法をとられ、うちは一族は血の涙を流しながら戦ったそうな。

 

戦争末期には、もはや抵抗する気も消え失せて「もう止めてくれ」と懇願し降伏するうちは一族が後を絶たなかったとのこと。

おかげで拮抗していたはずの両者の一族は徐々に千手側に傾いていったのでした―――

 

―――全ては『マダラの書』に記されていたことです。

 

千手一族の相手側であるうちはマダラの視点から記されていることを抜きにしても、この使い方はあまりに凶悪すぎなのです。

 

合理的と言えば合理的なのでしょうけど。

写輪眼擁するうちは一族に対抗するために、同じうちは一族をぶつけるのは戦略的には何も間違っていません。

むしろ最良の選択と言えるかもなのです。

味方の被害を最小限に抑えつつ相手の戦力に対抗でき、なおかつ士気を削ぐことも出来て一石三鳥……それでも私はこんな使い方を正しい使用法とは断じて認めません。

ですから示すのです。

 

死者を召喚する禁断の口寄せ・穢土転生の正しい使い方を!

 

かつてうちは一族を苦しめ敗退に追いやったこの術を応用することで、私はうちは復興を実現するのです!

 

術の理論は『飛雷神の術』まで読破しました。

この瞬間移動術が口寄せの術と同じ理論がベースになっていることを鑑みれば、おそらく同じ口寄せの亜種である穢土転生はこの次の項目のはず。

さあ、いよいよですよ。

 

これが私の希望の第一歩―――

 

「―――ってなんでここだけ塗り潰されてるんですかぁあああぁああ!?」

 

私はだぁっとその場に崩れ落ちました。

 

なんで!?

なんでよりにもよってこの最後の項目だけ真っ黒に…って考えるまでもなく火影様の仕業ですよねこれ!

貴重な歴史的財産に何してくれてるんですか!

そうまでして私の邪魔をしたいのですか!

したいのでしょうね!

 

……やっぱり、火影様のこれは私の行動を読んでの事なのでしょうね…うう、またなのです。

 

「火影様はいつもいつでも私の先を往くのですよ……」

 

「おっしゃああああああ成功だってばよ! コトちゃん、今の俺見ててくれて……コトちゃん?」

 

何やらやりきった様子のナルト君が訝しげに声をかけてきました。

ずいぶん泥だらけですが、表情を見るに多重影分身の習得に成功したのでしょう。

良かったですね…こっちは収穫なしですが。

これまでの日々はいったい何だったんでしょう…

 

「とりあえずおめでとうございます…」

 

「それはそれとしてコトちゃんはいったいどうしたんだってばよ?」

 

「ああ、聞いてくださいよ―――」

 

私は失意のまま、心の中の思いのたけを全部ぶちまけてしまいそうになり

 

「―――っ!」

 

寸前のところで踏みとどまりました。

そういえば、私はナルト君にうちは復興の話はしましたけど、その具体的な方法までは話していませんでした。

もちろんカナタにもです。

 

いえ、白状すると意図して誰にも話さないようにしていました。

おそらく気づいていると思われる火影様が言いふらしてさえいなければ、私の希望は私だけしか知らないはずなのです。

 

誓って言いますが、私は決して後悔していません。

例え“それ”が目を背けるような邪道の行いでも、それがうちは復興に繋がるのであれば躊躇なく実行すると断言できます。

それでも、私は話せませんでした。

なんだかんだ言っても、それが正しいことじゃないのは理解できていますし。

正しい使い方とか大見得切っといてこんなこと思ってしまうのもなんですけど、死者の蘇生は何処までいこうが邪道、正しいも何もあったもんじゃないのです。

 

要するに私は結局のところ、ナルト君に拒絶されるのが怖かったんですよ。

 

サスケ君に避けられ、カナタにも異常だと指摘されてしまった私ですが、一般的な常識が消えたわけでも、ましてや罪悪感を感じていないわけではないのです。

異常なほどに、普通。

だからこそ、私はナルト君に避けられることが普通に怖い…

 

ナルト君はどう思うでしょうか?

 

どうしようもなく歪で、

 

おおよそ正しいとは言えない目論見を抱えていて、

 

私がそんな狂った存在だと知ったら……

 

 

急に固まった私をナルト君が不思議そうな目で見つめてきます。

 

今、私の中では2つの感情が渦巻いているのです。

洗いざらい全部吐き出してしまいたい、でも話してその結果避けられるのは怖い。

 

ナルト君にまでサスケ君みたいな目で私を見られたらいよいよもって()()()()なってしまうんじゃないかという予感がします。

でも、だからと言ってこれ以上隠し通すのは辛いです。

かつてナルト君は一楽で私に心の内(ハラワタ)を見せてくれました。

その一方で私は全てをさらけ出していないというのは友達としてとても不誠実に感じるのです。

 

私はナルト君と対等になりたい、対等でありたい……でも

 

「私は――――――」

 

 

 

 

 

 

気が付けば、私とナルト君がこの場所に来てから半日近い時間が過ぎていました。

どうやらずいぶんと話し込んでいたようです。

 

「そろそろ『封印の書』も元に戻さないとですね。」

 

「ええ~もう? まだ俺一個しか覚えてないのに」

 

「一個で十分ですって」

 

火影様もいい加減鼻血も止まってるでしょうし(今の今まで止まらなかったらいろんな意味で大惨事なのです)他の大人達もいずれ気づかれるでしょう。

 

「悪戯で許してくれるうちに申し出ましょう。これ以上欲張ったら本当に犯罪に………っ!? 大変です!」

 

ふとこの場に近づいてくる誰かの気配。

この身のこなしは中忍以上!

 

「見つけたぞコラ!!」

 

慌てて逃げるようにナルト君に言おうとしましたけど、それより前に見つかってしまいました…ああ、オシオキ確定。

下手すれば卒業取り消しかも…まあ、ナルト君と一緒ならそれも悪くないかもですね。

カナタと離れてしまうのは残念ですが……はて卒業? 何かを忘れているような?

 

「あ、鼻血ブー見っけ!」

 

「バカモノ! 見つけたのはこっちの方だ!」

 

突然現れたイルカ先生に、余裕の態度で応じるナルト君。

なんというか、度胸が違いますね。

私とはえらい違いです。

 

「へへへ、見つかっちまったか。まだ術一個しか覚えてねーのに」

 

「術? ひょっとしてお前等今までずっと術の練習を? こんなになるまで…」

 

「おう!! あのさ! あのさ! これからすっげー術見せっから!! それができたら、卒業させてくれよな!!」

 

びっくりしたように私たちを見るイルカ先生。

練習してたのはナルト君だけで私は特にしてませんが…あれ?

 

私は何か違和感を感じました。

 

「その背中の巻物はどうしたんだ?」

 

「ああこれ? ミズキ先生が教えてくれたんだってばよ! コトちゃんがずっと読みたがってた物凄い術が書かれてる巻物だってさ! これに書いてある術を見せれば、俺も卒業間違いなしなんだろ!?」

 

「……ミズキがそんなことを? 怪しいな」

 

何か考え込んでいる様子の先生。

確かにその話は妙です。

 

私も疑問に思っていました……今の今まで頭からスッ飛んでいただけで。

というか、ナルト君はそういう経緯で『封印の書』を持ち出したのですね。

何というか、その目的にこの手段は盛大に間違ってると言わざるを得ないのですよ。

 

でも、今は“それ以上に”妙なことがあるのです。

 

「とりあえず、話は後だ。その『封印の書』を俺に渡して「あ、その前に1つ良いですか?」……なんだコト?」

 

私はやや警戒するように後ろに下がりながら

 

 

 

「いや、なんでイルカ先生に化けてるんですか()()()先生?」

 

 

 

―――瞬間、私は宙を舞いました。

 

 

 

大きな放物線を描いて樹に激突し、そのまま力なく地面に墜落して、ようやく私は殴られたのだと気づきました。

 

「コトちゃん! え? イルカ先生?? ……じゃない?」

 

「いつ気づいた?」

 

混乱するナルト君を無視して、先生は変化の術を解除しました。

イルカ先生の姿がドロンと消えて、現れたのは優男風の風貌の男性教師。

やっぱりミズキ先生でしたか。

 

「ひょっとしてそれがどんな術でも見抜くっていう写輪眼の力か? サスケと違って落ちこぼれだと聞いていたが…」

 

ニヤニヤと下卑た笑いを浮かべながら私を観察するように見つめてくるミズキ先生。

生憎とその推測はハズレですね。

私はまだ写輪眼を開眼していないのです。

 

「…気づいて当然なのですよ。こちとら、アカデミーに通ってる間ずっと水を自分に変化させ続けてきたのですから」

 

気づけたのは単なる年季の差です。

教室から抜け出すため、教師すら見抜けないようなハイクオリティな分身を作ることに情熱を燃やし続けた、日々の研鑽の賜物なのですよ。

 

「なるほど。腐ってもうちはだったってことか」

 

「い、いったい何がどういう? …なんでミズキ先生がイルカ先生に化けてコトちゃんが」

 

「落ち着いてくださいなのですナルト君」

 

というか、ここはナルト君も変化に気づいてしかるべき場面なのでは?

頭にくっ付いてる私特製ゴーグル(それ)は飾りですかそうですか…そういえば、落描きの時もやけに早く捕まったと思ったら……全く使いこなしてくれてない(泣)

 

それはともかく私は激痛を堪えつつヨロヨロと立ち上がりながら

 

「ナルト君はミズキ先生に騙されたんですよ。おそらく目的は…」

 

「『封印の書』。ご名答だ」

 

ミズキ先生はそういうが早いが私を拳で再び地面に叩きつけました。

 

「きゃっ!」

 

「コトちゃん!」

 

「おっと動くなよ?」

 

うつぶせに倒れた私の背中を踏みつけて、首筋に大きな手裏剣『風魔手裏剣』を突き詰けるミズキ先生。

 

「っく! …なんでこんなことを? 『封印の書』が欲しいなら素直に自分でやればよかったのに」

 

話の流れから推測するに、ナルト君を唆して『封印の書』を持ち出させたのはミズキ先生でしょう。

そして、そんな風にナルト君を手引きできたのであれば、当然変更された保管場所を知っていたということなのです。

それならばわざわざこんな回りくどい方法を取らずとも…

 

「いえむしろ私に言ってくれれば喜んで協力したのに」

 

ミズキ先生はそんな私の言葉を受けて呆けたような表情をしました。

 

「お前、この状況で…大したお人よしだなおい。まあいい、ナルト、おとなしく『封印の書』を寄こせ」

 

「渡しちゃダメですよナルト君」

 

私は極力落ち着いた声でナルト君を制します。

ずっと盗み出そうとしていた私が言うのもなんですが、こんなあからさまに悪用しますと顔に書かれている人の手に渡ったらエライ事にぐにゃぁっ!?

 

「俺の許可なく勝手にしゃべってんじゃねえよ餓鬼が!」

 

私の背中をグリグリ踏みつけながら「状況分かってんのか?」とさらに手裏剣の刃を近づけてくるミズキ先生。

え、ええ、分かっていますよ。

 

「けほっ、むしろ分かってないのはそっちの方なのです」

 

 

忍法・分身回しの術!

 

 

「何っ!?」

 

次の瞬間、私はミズキ先生を離れてナルト君の隣に出現しました。

しかし、ミズキ先生は私を踏みつけたまま。

つまりは片方は分身でもう片方は本物。

もちろん踏みつけられている方が分身です。

 

これぞ、分身と変わり身の複合応用忍術。

本体と分身を一瞬で入れ替える『分身回しの術』です。

 

私としては珍しい札を使わない忍術なのですよ。

もともとは教室で先生に気づかれずに水分身と入れ替わるために編み出した忍術だったのですが、思わぬ場面で大活躍です。

 

「おおお! 良かった! コトちゃん無事だってば…」

 

ナルト君が興奮したように叫びます。

ふっふっふ、驚くのはまだ早いですよ~

 

同じように驚いて固まっているミズキ先生の隙をついて、踏みつけられていた()分身が飛びあがって抱き着きます。

 

「……っただの分身じゃない!?」

 

「その通り影分身なのです!」

 

原理こそ単純なので、割とあっさり習得できたのです。

もっとも、練習量とか情熱とか根性とかチャクラ量とかの要因で、ナルト君みたいな多重影分身は無理でしたけど。

 

でも今は普通の影分身で十分なのです!

 

「そして影分身からの~」

 

分身大爆破の術!

 

 

―――刹那、私の影分身がミズキ先生を巻き込んで爆発、炸裂しました。

 




コト「扉間様は忍術の使い方がなってないのです!」

カナタ「お前が言うな」

この先祖にしてこの子孫あり。
性格とかは全然似てませんが、なんだかんだで血縁です。

卑劣卑劣と言われてしまう扉間様ですが、原作で彼を卑劣と称したのは二代目土影ムウさんが穢土転生に対して言っただけです。(あくまで僕の知る限りですが、他にもいたら指摘よろしくです)

歴代影の中でも一際合理主義者で、思考そのものは扉間に近い人物であると思われる彼をして卑劣と言わしめるって余程のことだと思います。

あとコトが木遁について言及していますが、一概に非戦闘向きというわけではない模様。
というのもあの世界の生命には肉体活性という万能の恩恵があるので。

肉体活性された生命体(人、樹など)>硬い岩>ただの人、樹

ということなのだと。
君麻呂の骨がチャクラ刀を余裕で受け止められるのと似たような理屈ですかね。

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