孤独の大戦   作:COTOKITI JP

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彼の者達について 二式

●彼の者達の種類

彼の者というのは皆が皆エルメサス達のように艤装を用いて戦うのではない。

彼等は主に二種類に分けられる。

 

一つはエルメサスやレスタリオスのような艤装を装備し、使用する事が出来る『有艤種』と呼ばれる者達。

 

もう一つは肌色以外は人と大して変わらない『通常種』だ。

 

有艤種というのは数百万いる彼らの中でもとても希少であり、その数は一万にも満たない。

 

有艤種は対艦娘や、敵戦力の掃討を主任務としており、通常種は普通の歩兵だけでなく、整備士から軍の指揮までその仕事は多彩。

 

因みに通常種は有艤種と違い、近代の軍と同じような階級制度が存在する。

 

●通常種の装備

 

一式の方で前述した通り、彼の者は人間の作る全ての物を真似て来た為、文明レベルは"殆ど"人間と同じである。

 

大戦開戦時の連合軍の報告書には、『黒塗りのIII号戦車M型』や『黒塗りの九七式中戦車(新砲塔搭載型)』と交戦したと記されていたという。

 

しかし、彼の者達の技術には未だ謎に包まれているのだ。

 

1943年の東ヨーロッパ戦線でのソ連陸軍の報告書によれば、ソ連軍の機甲師団が"未知"の重戦車、駆逐戦車によって壊滅したというのだ。

 

そして終戦後、撮影されたそれらの写真を解析するとその戦車が何なのか直ぐに分かった。

 

それらは1943年には実戦に参加どころか完成すらしていなかった筈のARL-44と試作のみで結局東ヨーロッパ戦線に送られる事のなかった筈のT34とまだ未完成だった日本軍の駆逐戦車、試製五式砲戦車だった。

 

それだけではない、終戦が間近に迫っていた1945年の太平洋戦線では、米海軍の何百機もの四発爆撃機、B-29で構成された爆撃隊が作戦区域上空に向かっている最中に『レーザー』によって攻撃を受けたという。

 

結果は二百機余りのB-29が撃墜され、爆撃隊は撤退している。

 

レーザーを除くこれらの兵器に言えることは一つだ。

 

これらは全て試作段階か、実戦にすら参加していないということだ。

 

最終的には艦娘の力によって勝利を得る事が出来たが、未だ彼の者達は驚異となりうる力を持っている。

 

●『有艤種化』

 

嘗ての大戦で、通常種が突然、なんの前触れもなく有艤種に変異するという現象が起きた。

 

その後の観察では、有艤種へと変異した通常種は一般的な有艤種のように艤装を扱えるようになり、身体能力も増大していることが分かった。

 

この有艤種への変異の原因は大戦時の戦局の悪化もあり、未だ不明である。

 

変異した者は複数おり、エルメサスはその変異現象の前例の一人である。

 

 

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