「あれっ、どうしたんですか! 南雲君!」とハジメをガクガク揺さぶる愛子先生。あなたがトドメを刺したんですよ……。
「あらあら、愛ちゃんったら止め刺しちゃったわね……」
「な、南雲くん! 大丈夫!?」
反応がなくなったハジメを見て雫が苦笑いし、香織が心配そうに駆け寄ってきます。愛子先生は「あれぇ~?」と首を傾げて不思議がっていますね。相変わらず一生懸命ですが空回る愛子先生にほっこりするクラスメイト達。
クラスメイト達は切り替えが早いのか、話が(結果的にとはいえ)逸らされている事に気が付いていないのか……。まあ気付いてないんだろうなぁ、アホばっかだし。
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召喚されてから二週間が経ちました。
この二週間は訓練をしたり勉強をしたりしていましたが、正直あまり為にはなっていません。
我が神の力を使わずとも、大体のクラスメイトに勝てますし、勇者パーティーにもほぼ"負けた"事はありません。避けて防いで逸らして、時間か体力で引き分けに持っていってますからね。
体力が付く訳でもなく、技量が上がる訳でもなく、知識が増える訳でもない。うーん、無意味とは言いませんが成果というのかはありませんねぇ。
もっと知識を集めようとかしないんでしょうか?ハジメは「ステータス的に弱いから知識で貢献出来るようにする。」と言って、時間があれば王立図書館に行って勉強しているというのに。
やっぱりアレだろうか?自分が死なないと思っているんだろうか?今の訓練期間はチュートリアルで、迷宮に行ったら……、みたいに考えて?もしそうならアホだなぁ全く。
まあ勇者(笑)は無自覚ながらそう考えてるだろうけど。特にステータスが一番よかったから。
おや、ハジメが帰ってきましたね。そろそろ勉強も疲れてきたと言わんばかりの表情です。何か気晴らしをしてさせてあげたいところですが……。
あ、前にハジメが小悪党四人組と呼称していた
……直ぐに行きたいですが、今後のことを考えて証拠が出来てからボコリに行きましょう。
よし、ある程度痣がでてそうになりましたね。行きましょう。
「おいアホ共、誰の友達虐めてるんですか?アァ?」
「ゲホゲホッ、あ、ヴァン。」
「ええ、あなたの友達のヴァンですよ?此奴ら殺してもいいですかねぇ?」
「いや流石にダメだと思うよそれは。僕もそこまでやり返したいと思ってないし。……悔しかったけどね。」
「そうですか?じゃあ此奴らをハジメよりも酷い程度にボコって許しましょう。」
「ボコるのは確定事項なんだね。だから喋ってる間も殴り続けれるの?」
「いえ、これは殴り続けないと我慢できないぐらい私が怒っている証ですね。もうこのまま殺そうと思っていました。我が神も殺傷は特に禁止していません。むしろ原因がハッキリしているなら、推奨に近いですね。敵は殺す、はっきりわかんだね!です。」
「なるほどなー。」