我が神を讃えよ!   作:AZAZERU

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まだトータスには行かんぜよ。


3話 物語の始まりの1

 スラムに捨てられてから十数年、私は高校生になることが出来ています。戸籍に関しては七歳ぐらいの時に、旅行に来ていた老夫婦を助けた所、養子にしてもらうことが出来ました。

 正直、とても御都合主義な展開だとは思いましたが、自身が転生した事から現実は小説より奇なり、と思い気にしないようにしています。

 

 それはさておき老夫婦と共に帰国した後、地元の小学校に編入したのですが、まあこの見た目ですので基本的に気味悪がられまして。私は気にしないのですが、周りが可哀想だったので先生に相談したところ「特に何もしなくていいよ」と言われましたので、そのまま放置していると、何故か普通になりました。何故なのでしょうか?やったことと言えば、勇気を出して勉強を教えて貰いに来た子に教えたり、効率のいい身体の動かし方を簡単ながら説明したり、病弱なことを気にしていた子に【殺菌】を付与したマジックアイテムを上げたりしたぐらいなんですがねぇ。

 まあ人に好かれることはいいことです。布教には人脈も多少必要でしょうし。

 

 それはさておき、初めは気味悪がられ、何故か普通になり、たまに布教に成功する。そんな生活をしていると、すんなり高校に入ることが出来ました。まあ【完全記憶術】を持っているので勉強は得意だったんです。

 高校に入ってからは仲のいい友達が出来ました。彼の名前は南雲ハジメと言うんですが、彼はとても知識が豊富で、しかも将来の事も明確に決めているようなのです。もちろん私も布教をしていくつもりですが、そこまで具体的には考えていないので。

 

 そんな風に考えながら彼と楽しく過ごしていると、彼に明らかな好意を向けている人が近寄ってくるんですよ。その人は白崎香織さんというのですが、学校で二大女神と言われるほど人気の美少女で、彼女が近づいてくる事をハジメはだいぶ迷惑しているようです。彼女に話しかけられる彼への嫉妬で周りが騒ぐからですね。

 あと、このクラスで気に入らない人がいます。彼は天之河光輝というのですが、彼は我が神の敵である【蒼炎剣】のハインツを劣化させた様な奴なので、どうしても敵意を僅かながら持ってしまいます。しかも彼は現実を見ていない様な発言を良くするので、端的に言えば見ていてイラつきます。

 そんな彼のストッパーである八重垣雫さんはとても常識人で助かっています。ただ、彼女は可愛いものが好きなのですが、その事を周りに知られるのが恥ずかしいのかあまりそういう物を持っているところを見たことがありません。たまに私の従魔にしている猫型の魔物を触らせてあげています。その関係で彼女とはハジメの次に仲がいいですね。

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