他に
谷口鈴はクラスのムードメーカーを務めてくれているので、いてくれると何かと便利です。
中村恵里さんは小学生の時に少しお節介をやいた所、我が神を信仰する同士になってくれたので、ハジメや雫さんと同じぐらい好きですね。
この三人に天之河と白崎さん、雫さんを合わせて、私は彼らを勇者パーティーと呼んでいます。だって
まあそんなことは置いておいて、どうも今日は胸騒ぎがしますねぇ。我が神は【直感】スキルは持っていないのですが·····。
もしかしたらという事があるので今日はできるだけハジメの近くにいるとしましょう。ついでに白崎さんがいますが、それも好都合。彼女がいるなら雫さんも一緒にいて、今は勇者パーティーが勢揃いしているので守りたい者を纏めて守りやすい。
しかしハジメは良くアレだけの食事で満足出来ますね。良く「十秒チャージだッ!」と言ってゲームの合間に飲んでいましたが……、まあ今日は二徹している様なのでいつもは注意している白崎さんを意識から外して寝始め様としまったようですね。そんな油断しては……。
ほら捕まった。
そして恒例の絡みですか。幾ら物事の負の面を教わる前に父親が死んでしまったとしても、あそこまで考え足らずになるでしょうか?ちなみにこの事は亡くなった彼の祖父に聞きました。
まあ私や私の友達に直接の被害を出さなければナニをしようとどうでもいいのですがね。
そうやって観察を続けていると、突然魔力を感じました。我が神やこの世界の人外の魔力とはだいぶ違うので、異世界の魔法でしょう。一応妨害は出来ますが、その場合発動せず残留した魔力がどんな影響を及ぼすか分からなかったので、迂闊に動けません。
とりあえずハジメに霊体を繋いで【超速思考】で現状を説明しておきましょう。
『ハジメ、聞こえますか?』
『ヴァ、ヴァンッ、何これどうなってるの動けないんだけど!?』
『どうやら異世界に召喚されているようです。後動けないのは思考のみ加速して話しているからですね。』
『あ、そうなんだ……、ってなるか!えぇ、異世界……えぇ?』
『まあ妨害したらどうなるか分からないのでそのまま召喚されようと考えまして、ハジメにはその事を言っておこうかと。』
『えっ、妨害とかできるの!?ヴァンって何者なの!?訳が分からないよ。』
『こんな時にネタに走るとは余裕ですね。』
『ネタに走らないとやってられないよ!?』
『まあ言うことは言ったので後は召喚されたあとに直で話しましょう。』
『分かったよ。』
そして【超速思考】を切った瞬間、世界は光に包まれた。