「皆、ここでイシュタルさんに文句を言っても意味がない。彼にだってどうしようもないんだ。……俺は、俺は戦おうと思う。この世界の人達が滅亡の危機にあるのは事実なんだ。それを知って、放っておくなんて俺にはできない。それに、人間を救うために召喚されたのなら、救済さえ終われば帰してくれるかもしれない。……イシュタルさん? どうですか?」
あ、勇者(笑)がアホな事言い出した。もうダメだお終いだぁ(棒)。
「そうですな。エヒト様も救世主の願いを無下にはしますまい」
「俺達には大きな力があるんですよね? ここに来てから妙に力が漲っている感じがします」
「ええ、そうです。ざっと、この世界の者と比べると数倍から数十倍の力を持っていると考えていいでしょうな」
「うん、なら大丈夫。俺は戦う。人々を救い、皆が家に帰れるように。俺が世界も皆も救ってみせる!!」
……とりあえず勇者(笑)は何かあっても見捨てましょう。魔人族を打倒してとか言われた時点で殺す事を考えないといけませんが、彼がそんな事を考えているとは思えませんし。
というか私が助けるとすればハジメ、雫さん、白崎さん、恵里さん、愛子先生ぐらいですね。あ、あと遠藤くん。他は余裕があったり、その6人が助けて欲しいと言ってきたりすれば助けます。
まあ理由は、そもそもそんなに交流が無かった事と、今の勇者(笑)のセリフに感化されて盛り上がり始めているからですね。
こういう人達は自分の思い通りにならなかったり、自分の失敗でピンチになった時に自力で抗わずに人を頼りますからね。異論は認めて、自力で抗う人がいればその人には謝ります。
「へっ、お前ならそう言うと思ったぜ。お前一人じゃ心配だからな。……俺もやるぜ?」
「龍太郎……。」
「今のところ、それしかないわよね。……気に食わないけど……私もやるわ。」
「雫……。」
「え、えっと、雫ちゃんがやるなら私も頑張るよ!」
「香織……。」
あ、不味い。
……後で我が神のように使い魔王を作っておきましょう。それかテイムしている魔物を護衛役に渡しておきましょう。
あと、イシュタルは早めに排除しないと悪影響がありそうなんですよねぇ。でも結構上のポストにいるっぽいですし……【老化】ではバレそうです。いいタイミングを探して【死弾】で殺しておきましょう。
まあそれも後の方でよさそうですから放置しましょう。タイミングがあれば、です。