次点で真紅
ローゼンメイデン等身大ドール欲しい
ドールは高い
暖かな樹 翠星石
まきますか まきませんか
私はこの言葉を幾度と無く目にしてきた。
一番初めは、ある日書店で買って来た本の間に挟まるチラシに紛れていた。
まきますか まきませんか、それだけが書かれた古い紙が挟まっていたのでチラシと一緒にゴミ箱に捨てた。
次に見かけたのはポストの中だった、またチラシと一緒に入っていたので、流行りのチラシかなとは思ったがゴミ箱に捨てた。
それからは色々な所で見かける。机の引き出しに入っていたり、買い物袋に紛れていたり、手帳に挟まっていたり。
酷い時は朝起きたら顔の上に置いあった、流石に驚いたが、意味が分からないのでまた捨てた。
そして今、私は何時も通り眠りについた筈だが…
目の前には見た事も無い、小さな女の子がご立腹な様子で仁王立ちしていた。
女の子は、地面につく程の長いブラウンの髪の毛で毛先が巻かれていた。
右目がルビー左目がエメラルドのオッドアイだ、珍しい瞳だが宝石の様に綺麗に輝いている。
緑色のドレスを着ていて、とても美しい少女だ。
この子は誰だろう、それに此処は何処だろう?
女の子の後ろには大きな木が見える、たくさんの実を着け、花を咲かせている。
地面には小さな花と芝生が広がり、とても日当たりの良い草原の様だ、所々に小動物達も見える。
キョロキョロしていると、女の子にビシッと指を指された。
「お前は、どうして答えないですか!」
「人を指差しては、いけないよ?」
「あっごめんなさい、じゃなくて!」
女の子は地団駄を踏んで怒り狂っている、素直に謝る所を見ると良い子なのだろう。
「なんで紙を捨てるのですか!」
「紙を?」
はて?紙を捨てた?
「何回も何回も渡した大切な紙です!」
「ああっ、あのチラシの!」
「チラシじゃ無いのです!」
何回もと言われて気が付いた、怪奇現象の正体はこの子だったのか、そろそろお祓いに行こうかと真剣に考え初めていた所だ。
友達には遅いと言われたが…
「あれはどう言う意味なのかな?確か…まきますか、まきませんか、だったっけ?」
「そうです、ちゃんと覚えてるじゃないですかぁ」
少しホッとした様に落ち着きだした。
「質問に答えて下さい、まきますか、まきませんか?ですぅ」
「意味は教えてくれないの?」
「駄目です、いいから答えるのです」
まきますか、まきませんか…か意味は分からないが少し考えてみる。
まきますかは何かをするのだろう、反対にまきませんかは何かをしないのだろう。
何もしたく無いなら、まきませんかを選べば良いのかな?
今の平和な生活に満足している、何も変えたくない。
「まきませんかの方で」
「何でですか!」
えぇ…選べと言われ、選ぶと怒られる、一体どうすれば正解なんだ。
「言われた通り、選んだけど」
「何でまきませんかを選ぶのですか!普通は好奇心で、まきますかを選ぶ物なのです!」
「私は平和が良いんだよ、無駄な好奇心は危険だよ?」
「そうですけどぉ…」
女の子は悔しそうにしている。
「答えたから、もう紙は送って来ない?」
「送るに決まってるのです!」
「何でかな?選んだんだけど…」
「まきますかを選ぶまで、送り続けるのです!」
なら私に選ばせた意味はあるの?
それなら仕方ない、まきますかを選ぼう
「分かったよ、まきますかを選ぶよ」
「本当ですか!…はっ、わっ分かれば良いのですよ」
嬉しそうに笑った後にハッとして、偉そうな表情を作る小さな子が頑張っているのが微笑ましい。
「なっ何を笑っているですか!さっさと契約するです」
「契約?よく分から無いけど、どうするの?」
しゃがんで視線を合わせ、話しやすくする。
上を見上げてばかりでは首を痛めてしまう、小さい子供と話す時はこうしている。
「…ありがとうです」
「どういたしまして」
小さな声でお礼を言われたので返事をする
「それじゃあ私の指輪に…キスをするです」
「えっと良いの?」
「うぅ…恥ずかしいですけど」
真っ赤な顔で俯きもじもじし始めた、やっぱり恥ずかしいのだろう。
だがいきなりばっと顔を上げたかと思えば、大声で叫んだ。
「えーい!女は度胸ですどーんと来やがるのです!」
手をぐいっと目の前に出された、やけくそ気味な行動だが勇気を出したみたいで、羞恥でぷるぷると震えている。
言われた通り、差し出された指輪にキスをする。
「あっ…」
小さく声がしたと思うと、目の前が光った。
女の子の指輪に光が集まる、私の指にも熱を感じて見ていると、同じ指輪が私にも…
「やっと…やっとですぅ」
女の子は自分の手ごと指輪を抱き締め、嬉しそうに呟いていた。
「やっと応えてくれたです、これからよろしくですマスター!」
「説明してくれるかな?」
嬉しそうなこの子には悪いが、全てが理解できない。
魔法の様なこの現象も、この場所もこの女の子も、そして私の周りを飛び回るこの丸い光も何もかもが分からない。
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「ごめんね、少し整理させてね」
「しょうがないから、待ってやるです」
少女改め、翠星石の説明によると
・翠星石はローゼンメイデンシリーズの第三ドール
・ドールは全部で七体いる
・ローザミスティカを集めて完璧な乙女、アリスになる
・アリスゲームで戦う
・光は人工精霊のスィドリームと言う
・双子の妹がいる、名前は蒼星石
・お父様を探している
・翠星石が力を使うと、指輪を通して私の体力が消費される
・ここは私の夢の中で心の樹の世界
私の頭で理解出来たのはこの位だ、間違っているかも知れないが
「私はこれから、何をすれば良いのかな?」
「翠星石と一緒に暮らすですぅ」
「普通に生活が出来るなら良いけど、食事とか大丈夫かな?」
「人間と同じで大丈夫です」
「なら良いよ、でもアリスゲームと言うのはどうするの?」
「まだ始まる気配は無いです、暫くは平和みたいです」
「分かったよ、これからよろしくね」
「よろしくお願いする…です」
手を差し出すと照れながらも握手をしてくれた、この子は良い子みたいだから、仲良く暮らして行けそうだ。
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翠星石はずっと見ていたのです
スィドリームと一緒にnのフィールドを漂い、人間の心の樹の様子を見ていた時の事
今の翠星石は蒼星石が一緒に居ないので、栄養を与える事しか出来ません。
でもその時は、今までに見た事が無い程の素晴らしい樹を見つけたんです
翠星石の栄養を必要としない生命力に満ちて、それでいて周りを包み込む暖かさを持つ、素晴らしい樹
こんな心の樹を持つ人間がどんな人か気になり、こっそり覗きに行く事にしました。
覗いた人間は、優しそうで暖かな心の樹とそっくりでした、一目見て好きになって
それからはずっとずっと見ていました。
初めはそれで満足でした、でも…心の樹に寄り添い彼を日々覗くだけでは物足りなくなり、心から彼を求めてどうしようも無くなりました。
だから翠星石は考えたんです、彼にマスターになって貰えばずっと一緒に居られる、例え契約が失われても繋がりは切れ無い、とっても良い考えです。
しかし彼との契約は上手くいきません、すぐに紙を捨ててしまうのです。
諦めずに何回も何回も送り続け、最終的に顔に乗せても駄目な時は頭を抱えました、それで翠星石は最終手段に出ました。
眠った彼を夢の世界に連れ込み、やっとマスターになって貰えました、長く険しい道のりでしたが翠星石は成し遂げたのです。
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現実の世界に戻り、ここはマスターの部屋ですね
何回もこっそり来たことがあります
「マスター?」
ベッドを見るとマスターは眠っている様でした
マスターの顔を見るたび胸がきゅっとします、ですがこれからは我慢しなくて良いのです。
「マスター大好きですぅ」
マスターの頬にキスをして、ベッドの横に鞄を置く
鞄に入りすぐそばで眠る、これからの生活を楽しみに眠りに着く、夢でもマスターと一緒が良いです。
「おやすみなさい、マスター」
ストーカーから始まる契約
翠星石はマスター大好き
割と素直、表面だけは取り繕いたがる
主人公はおおらか、動物に好かれる
好きな作品
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アイドルマスター
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ToLoveる
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ローゼンメイデン
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ひだまり×スケッチ
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その他