ヒロイン 恋愛集 ヤンデレ多め   作:黒猫黒

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水銀燈がメイン

アニメ一期の水銀燈大きくない?
原作と違いすぎて違和感が凄い、でもあれはあれで好き
薔薇水晶も可愛かった


大切なお人形 水銀燈

体の上にふわっとした重さを感じて目が覚める

部屋はまだ薄暗く、時計を見ると午前3時を示していた

 

久しぶりの重さに懐かしさを感じる。

 

「お帰りなさい、水銀燈。

今回は何時もより長かったね、怪我はしてないかな?」

 

私の体の上に寝転び、私の寝顔を眺めて居た水銀に声を掛ける

この子は外出から帰ってくると何時も私の上に居る、多分帰って来た事を教えてくれているんだ

 

「ただいまマスター、私は平気よ。

それよりも聞きたい事があるんだけど」

 

「何かな?」

 

「それは一体、どういう事なのかしら?」

 

それと言いつつベッドの横の鞄を指差す、翠星石の鞄だ

水銀燈が居ない間に契約したから、当然ここに居るのを知らない

 

「この間翠星石と契約したんだよ、ほらこの指輪もある」

 

私が指輪を見せると、水銀燈は恐ろしい目で指輪を睨み付ける

 

「何ですって?私が少しマスターから目を離した隙に、よくも…!」

 

怒りを爆発させた水銀燈が私の上から飛び降り、鞄をこじ開けて中から翠星石を引きずり出した。

 

「なっ何事ですか!」

 

「よくも私のマスターと契約してくれたわね!」

 

「水銀燈!どうしてここに居るんです!」

 

「貴女をジャンクにして、契約を解除させてあげる!」

 

水銀燈が翠星石に掴み掛かり、翠星石は寝起きでパニックになっている

水銀燈が背中から羽根を出したのを見て、流石に止めに入る

 

「水銀燈止めなさい」

 

「でも!勝手に私のマスターと契約を!」

 

「落ち着いて、こっちに来て」

 

「はい…マスター」

 

私が両手を広げ受け入れる体制を取ると、背中の羽根をしまい大人しく私の腕の中に来る

納得のいかない表情で、翠星石をいまだに睨み付けている

 

「あの水銀燈が大人しく言うことを聞くなんて…マスターは猛獣使いなのですか?」

 

「本当に失礼ね!本気でジャンクにするわよ」

 

「二人共、落ち着いて」

 

水銀燈の頭を撫でて落ち着かせる。

危険は無いと判断したのか、翠星石もベッドによじ登り私の隣に座る。

 

「マスター、どうして水銀燈がここに居るんですか?」

 

「私の方が先に居たのよ」

 

「でも翠星石が見ている間は、居ませんでしたよ?」

 

「用事で少し、マスターの側を離れてただけ」

 

「そんなぁ…翠星石だけのマスターが良いですぅ」

 

私の服の裾を掴む、水銀燈の説明をしていなかった私が悪い。

 

「ごめんね、私が水銀燈の事を話しておけば良かったね」

 

「マスターは悪くないです!大体指輪だってしていなかったじゃないですか!」

 

「契約だけが繋がりではないでしょう?」

 

確かに契約をしていなくても、水銀燈と私は一緒に暮らして来た。

 

「どうして水銀燈は契約しなかったんですか?」

 

「本当におバカさんね、私と契約すればマスターの生命力を奪ってしまうでしょ?

だからギリギリまで、契約を我慢しているのよ。

勿論アリスゲームの説明もまだだったのに…貴女に先を越されるなんて思いもしなかったわ、本当に悔しい…」

 

「マスターの事を気にするなんて、本当に水銀燈ですか?今までは、人間なんてただの養分だって言ってたです」

 

「マスターだけは特別なのよ。貴女にだって分かるから、マスターを選んだのでしょう?」

 

「…納得したです」

 

取り敢えず二人が和解した様で良かったが、なにやら姉妹だけの話し合いをしたいそうで私は先に寝る事にする。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

水銀燈はベッドのすぐ側に立ち、微笑みながらマスターを覗き込む。

 

「マスターは眠ったみたいね」

 

優しい手つきでマスターの事を撫でる水銀燈は、今までと別人の様に見える。

 

「本当に水銀燈ですか?」

 

「また喧嘩になりたいの?」

 

「ごめんなさいです」

 

先ほどマスターに止められた事を思い出した水銀燈は、素直に謝った翠星石を見て、話を流してやる事にした。

 

「まあ良いわ…それよりも、ややこしい問題が有るのよ」

 

「何ですか?」

 

「マスターにストーカーがいるのよ、本当にしつこいんだから」

 

「なっなんですか!翠星石はもうストーカーじゃないですよ」

 

「はぁ…貴女もストーカーだったの?

でも貴女じゃないわ、違うドールが居るのよ」

 

呆れた表情でため息を吐く水銀燈に、翠星石は慌てて話題を変える

 

「そっ、そのストーカーって、誰ですか?」

 

「貴女が一番詳しいでしょうに、そこの彼女よ」

 

水銀燈が指差す先の鏡が光り、誰かが出て来た

ボーイッシュな少女の正体は…

 

「僕だよ翠星石、久しぶり」

 

「…蒼星石?蒼星石!」

 

翠星石が蒼星石に走り寄り抱き付く

 

「やっと会えたです、ずっと会いたくて会いたくて…」

 

「もう翠星石は泣き虫だね」

 

「うぅぅ…蒼星石~」

 

・・・・・・・・・・・

 

「翠星石、落ち着いたかい?」

 

「はい、もう大丈夫ですぅ。

久しぶりの再会に、少し取り乱しただけですから」

 

「話を進めていいかしら?」

 

律儀に翠星石が落ち着くまで待っていた水銀燈、蒼星石が話を進める

 

「それで、僕に用事があるんだよね?」

 

「そうよ、何時も何時もちょこまかと逃げて、マスターに付きまとって鬱陶しいのよ!」

 

「ストーカーって蒼星石だったんですか!」

 

「ストーカーじゃないよ。僕は彼が心配だから、こっそりと影から見守って居たんだよ?」

 

「世間じゃそれをストーカーって言うのよ!」

 

「なんで蒼星石は、マスターの前に出ていかないのですか?影からじゃ無くて、隣で守ればいいのです」

 

「そっそれは…その恥ずかしいじゃないか」

 

帽子を深く被り直し照れる蒼星石を見て、水銀燈はとうとうキレた

 

「貴女今まであんなに付きまとっておいて、なにを今さら恥ずかしがる事があるのよ!

貴女がこそこそするせいで、マスターの側を離れて探しに行く私に、どれだけの迷惑をかけたと思ってるのよ!」

 

「それで、マスターの側に居なかったのですね」

 

「翠星石貴女もよ!双子で揃ってストーカーってどういう事よ!なんで二人とも、私のマスターに目を着けるのよ!」

 

怒鳴る水銀燈の声が聞こえたのか、マスターの部屋の扉が開く。

急いで逃げようとした蒼星石は、翠星石が抱きついている為逃げられない。

 

「水銀燈?どうかしたの?」

 

「マスター…もう疲れたのよ」

 

水銀燈がマスターに抱き付き、マスターは優しく抱き上げる

その時に蒼星石に気付いて声をかける

 

「あれ、その子は誰かな?初めて会う子だね、はじめまして」

 

「あぅ…あ、はっはじめまして」

 

アワアワとしたあと、帽子を脱ぎ何とかマスターに挨拶だけを返して俯く

 

「マスターこの子は妹です!翠星石の妹です!」

 

「そうなのかい?蒼星石はボーイッシュで…」

 

蒼星石は何時もの言葉が続くのを覚悟した

何時も蒼星石だけ可愛いでは無く格好良い、王子様みたい、そんな風に褒められる。

嬉しいけれど複雑な、蒼星石の思いには誰も気が付かない。

 

「可愛いね、ショートカットが良く似合っているよ」

 

「…え?僕が可愛い?」

 

「そうだよ、可愛いよ」

 

蒼星石は脱いだ帽子を握りしめ、照れつつも喜びを噛み締めている

面白く無いのは水銀燈と翠星石だ。

 

「マスター、翠星石はどうですか?可愛いですか!」

 

「マスター私は勿論美しいわよね?ねぇ?」

 

二人はマスターに詰め寄り、我先にと質問をする。

 

「二人とも可愛いし綺麗だよ、心配しなくても君達は皆美しいよ」

 

マスターの一言で三人の心が撃ち抜かれた。

 

「それで、蒼星石も此処に住むのかい?」

 

「僕は…僕は貴方が許可してくれるのなら、僕は貴方にマスターになって欲しいです。

…ダメ、ですか?」

 

上目遣いに蒼星石は恐る恐るお願いする、緊張から帽子が握り締めた手に力が入る。

 

「ちょっと待ちなさいよ!これ以上私のマスターに、他のドールが増えるなんて絶対嫌よ!」

 

「翠星石と蒼星石が、同じマスターのドールになれるなんて…!

今までの長い時間の中でも初めての事です、こんな日が来るなんて翠星石は感激です!」

 

「私は許さないって言ってるのよ!」

 

水銀燈が大声で話を流す遮る、その表情は必死で何時もの様子とは全く違っていた。

 

「水銀燈、私は構わないよ姉妹なんでしょ?

一緒に居られるのなら、一緒に居た方が良いよ」

 

「それは…そう…でしょうけど、でも私のマスターなのに…私だけのマスターだったのに」

 

「私は今でも水銀燈のマスターだよ、ただ一緒に住む家族が増えただけだよ」

 

取り乱した水銀燈を抱き上げ、しっかりと目線を合わせて話をする

 

「マスターは私のマスターよ…ずっと私の大切なマスターなのよ」

 

「そうだよ私は君のマスターで、水銀燈は私の大切なドールだよ」

 

水銀燈はマスターに抱き付くと、そのまま動かなくなった。

 

「ごめんね蒼星石、契約はまた後で良いかな?今は少し水銀燈と二人で居たいんだ」

 

「はっはい、契約して頂けるのなら、幾らでも待ちます」

 

「蒼星石…」

 

「今は水銀燈と一緒に居るから、またあとでね。

翠星石は蒼星石と一緒に居てあげてね、おやすみ二人とも」

 

「マスターおやすみなさいです」

 

「おやすみなさい」

 

それぞれに挨拶をして、マスターと水銀燈は部屋に戻った。

 

「水銀燈に悪い事しちゃったかな…」

 

「そうですね…まさかあの水銀燈が、あそこまでマスターを特別視してるなんて思わなかったです」

 

何時もの水銀燈ならマスターなんて要らない、人間なんてただの媒介に過ぎないと言っている。

 

「僕、水銀燈が起きてきたら謝るよ」

 

「翠星石も一緒に謝るです」

 

「ありがとう翠星石」

 

「当たり前ですよ蒼星石」

 

二人は鞄に戻り眠りについた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「マスター…私のマスター」

 

「はいはい、此処に居るよ今日は一緒に寝ようね。

疲れたのなら、もう寝てしまいなさい」

 

「ずっと一緒に居て…ずっとマスターだけのドールでいさせて、お願いよ…」

 

「ずっと水銀燈と一緒に居るよ、水銀燈は私の大切なドールだ」

 

「マスター大好きよ…ずっと離さないで」

 

水銀燈はマスターに抱き付き、泣きながら眠った

マスターは水銀燈をあやし、宥めている

 

「水銀燈大丈夫だからね、ずっと離さないから」

 

泣いていた水銀燈はマスターの声が届いたのか、涙が止まり安らかな寝息に変わる、安心したマスターも眠りについた。




水銀燈と金糸雀の組み合わせも好き
あの姉妹同士のやり取りが良い

ヤンデレな水銀燈を、でろでろに甘やかしたい

好きな作品

  • アイドルマスター
  • ToLoveる
  • ローゼンメイデン
  • ひだまり×スケッチ
  • その他
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