ヒロイン 恋愛集 ヤンデレ多め   作:黒猫黒

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少女終末旅行

ネタバレあり

幸せになって欲しかった
最終回捏造

主人公=コマロフ=コマ


色々
終わりから始まり チト ユーリ 少女終末旅行


体を刺すような寒さと、誰かに身を揺り動かされる感覚に目が覚めた

 

「…ここは?」

 

「お?目ー覚めたー!」

 

上から僕を覗き込む金髪の女の子と目が合った、女の子は目が合うと嬉しそうに笑い、叫びだした。

 

「おい、ユーうるさい」

 

この子金髪の女の子はユーと言うらしい、もう一人の女の子にヘルメットを叩かれていた。

 

「えっと確か、今日も誰かがこのモノリスまで辿り着いてないか見に来て…余りの寒さに寝ちゃったんだっけ」

 

そうだ、皆はもう誰も来ないだろうと決め付けているみたいだけど、僕はきっと誰かがまだ残っていて最上階を目指して頑張って居ると思いたかった。

まだ見ぬ誰かに出会いたかった。

 

「聞きたいことは沢山あるが。取り敢えず毛布に入れ、寒そうで見てられない」

 

「そうだよ、真ん中にどうぞ」

 

「ありがとう入らせてもらうよ」

 

二人の真ん中に入らせて貰うと、毛布の中は暖かかった。

 

「それで、なんでそんな薄着で雪の中で眠って居たんだ?」

 

「荷物は少しは有るみたいだけど、その服だけじゃ寒そうだよ?大丈夫?」

 

僕は人が辿り着いて居ないか見るために来ただけで、長居するつもりは無かった、彼女達が居なければ凍死していたかも知れない。

 

「僕は君達を案内しようと思って、待ってたんだよ」

 

「私達って?私達が誰か知っているのか?」

 

「名前は知らないけれど、多分地下の方から来た人だよね?僕はきっと誰かが辿り着いてくれると思って、ずっと前から待ってたんだよ」

 

もう日課になるほど長いこと待っていた、この頃は下の層で飛行機や爆発音がしていたから、誰かは居ると思っていた。

 

「だから正しくは誰かだね、新しい誰かを待っていたんだ」

 

「…もしかして」

 

「チーちゃん?」

 

「もしかして、まだ人が住める土地が何処かに有るのか!?」

 

「本当!」

 

「沢山の人が住める土地が有るよ、だけど分かりにくいみたいだから。僕が案内人に成ろうと思ったんだ」

 

「ユーリ!」

 

「チーちゃん!」

 

二人は感激したのか僕を間に挟んだまま、ぎゅうぎゅうと泣きながら抱き合い始めた。

今までどんな生活をしていたのか、体に骨が浮いている様に感じる

きっと大変な目に合って来たんだろう、ここに来る人は皆泣いていた。

 

「案内したいんだけど、その前にご飯にしても良いかな?」

 

「ああ、案内してもらえるならなんでも良いよ」

 

「寒そうだから毛布は着てなよ」

 

「ありがとう、えっと…?」

 

「私はユーリでこっちがチトちゃんだよ」

 

「よろしく」

 

金髪がユーリちゃんで黒髪がチトちゃんらしい

 

「僕はコマだよ、よろしくね」

 

「コマ…コマちゃん?コーくん?コーくん!」

 

「コマよろしくな」

 

「コーくんよろしく」

 

コーくんというあだ名を貰いながらもご飯を用意する、ポットからスープをコップに注ぎ、サンドイッチを取り出す簡単なご飯だ。

 

「いただきまー…?」

 

視線を感じて隣を見るとユーリがよだれを垂らして見ていた、そうだった配慮が足りなかった二人ともお腹がすいているだろう。

コップをそのままユーリに渡す。

 

「はいどうぞ」

 

「え?」

 

「おっおい」

 

「チトもサンドイッチどうぞ」

 

両手に有ったものをそれぞれに渡す

 

「わぁっ!良い匂い、ありがとうコーくん!」

 

「おいユー!」

 

「チーちゃん食べないの?なら私に頂戴!」

 

そう言って手を伸ばすユーリを、チトはひょいと体を捻ってかわす

 

「食べるに決まってるだろ!私も食べるが、お前は警戒心が足りないと言っているんだ」

 

「コーくんは良い人だよ、だってご飯くれたし。それにチーちゃんも食べるんじゃん」

 

「もう、良いよ…余計に腹が空いた」

 

はぁとため息を吐いたチトにも、スープを渡す

 

「はいチト、スープを飲めば体が暖まるよ」

 

「悪いな目の前で疑う様な事を言って、スープありがとう」

 

「別に良いよ、その位の警戒心が無くちゃ心配になるよ。」

 

「分かってくれるのか…!」

 

きっとユーリの自由さに苦労したのだろう、チトが感動に震えていた、寒さのせいかも知れないが。

 

「チーちゃん!これすごく美味しいよ!こんなに美味しい物おじいさんの所でも食べた事無いよ!」

 

「!本当だ凄く美味しいスープがこんなに美味しいなんて…今まで私達の食べていたスープとは一体何だったんだ…」

 

「スープもサンドイッチもおかわりが有るから沢山食べてよ、二人がこんなに喜んでくれるなら作って来たかいがあったよ」

 

コーンスープとハムサンドでこんなに喜んで貰えるなら、本当に作って来たかいがあった良かった。

 

「チーちゃん、もしかしてコーくんが神さまなんじゃないかな?」

 

「あぁそうだな、お腹が空いた時に食べ物をくれる。まさに神さまだな」

 

「大袈裟だよ二人も移住区に行けば、普通に暮らせるように成るよ」

 

 

二人の食事が終わるのを待ち移動を開始する。

 

 

大きな黒い岩こと、モノリスの表面を撫でると文字が浮かび上がる。

そのまま少し待つとモノリスの中を通れる様になる

チトとユーリを手招きしながら僕から通る、二人は恐る恐る後を着いてきた。

 

モノリスを抜けると、そこは一面の麦畑で二人は呆けた様に辺りを見回していた。

その顔が可笑しくてクスクス笑って居ると、二人もつられたのか一緒に笑い始めていた。

今日からは寒さや明日の不安からは解放されて、ここの移住区で一緒に暮らせば良いと伝えると。

二人は泣きながら笑っていた、これからは二人も幸せに暮らせると良いな。




黒い岩=モノリス

モノリスからワープして移住区へ
最終回で死んだと思いたくないなぁ

移住区からまた地下へ向かう旅も楽しそう

好きな作品

  • アイドルマスター
  • ToLoveる
  • ローゼンメイデン
  • ひだまり×スケッチ
  • その他
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