主人公崇拝型
超遠距離の出会い(一方的)
私=わたくし
貴方様=あなたさま
僕が制止の声をかけると意外そうに答える。
「一体どうしてでしょうか?」
通りかかった路地の先から男女の争う様な声が聞こえ、慌てて駆けつける。
そこで見たのは意外な事に倒れている男達と平然としている女の子だった。
女の子は淡々とした様子で、男の頭を踏み潰そうと片足を上げ僕は彼女を急いで止めた。
「分かりました、貴方様がそう望むのなら止めます」
女の子は足を下ろし素直に僕の言う事を聞いてくれ、頭を踏み潰そうとするのはやり過ぎじゃ無いかと尋ねると、心底不思議そうに答える。
「貴方様以外に価値のある人なんて、この世に誰も居ないのですよ?」
不思議そうに首を傾げる彼女は、本気でそう思っている様だった。
「ほら、このゴミ達はこんなにも醜い。
貴方様以外は見る価値も、話す価値も関わる価値すら無い。」
彼女の足元に転がる男達は皆気絶しているのか、ピクリとも動かない。
転がる男達を見る彼女の目は何処までも冷たい。
「声をかけられたので、仕方なく相手をしていたらいきなり路地裏に連れ込まれたのです。」
ナンパだろう彼女はとても美人だから、声をかけるのも納得だ。
「ああ…なんておぞましい、貴方様以外に触れられるなんて。」
腕を掴まれたのか、鳥肌の立つ腕をずっと擦っている。
「貴方様以外に触れられました、こんな事…汚らわしい。
私は穢れてしまいましたが、まだ貴方様の側に居ても許されますか?お許しいただけますか?」
彼女は瞳に涙を浮かべながら、僕に懇願する様に尋ねる。
「貴方様の側に居られないなら…そんな人生に価値なんて有りません。
どうか…どうか許して、側に居る事をお許し下さいませ。」
祈る様に両手を重ねる彼女に、僕は漸く一言発する。
「えぇと…君はいったい誰かな?」
彼女は僕を知っている様だが、僕は彼女を全く知らない。
僕の言葉を聞いた彼女はキョトンとした後話し出す。
「ああそうでした、初めまして私は四条貴音と申します。
話が長くなりそうなので、そこのお店にでも入りませんか?
貴方様を立たせたままなんて…そんなの駄目に決まっています。」
彼女は「失礼します」と声をかけると宝石でも扱うように丁寧に僕の手を握る、何故か恍惚とした様子の彼女に導かれるまま僕はお店に向かった。
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空いている店内の奥の席を指定した彼女、席につき水を飲み一息ついた僕を見ると彼女は話し始めた。
「改めまして、私は四条貴音と申します。
正式には初めましてですね、貴方様は知らないでしょうけれど私は貴方様を昔から知って居ます」
「え?」
改めて彼女を見る、
銀色の波打つ美しい長い髪
怪しく輝く紅い瞳
ひどく整った顔に、長身で凹凸のはっきりした素晴らしい体型
まさに絶世の美女だ。
こんなに美しい人は初めて見た、やはり僕には見覚えは無い。
じっと見すぎたのか、彼女はもじもじとしはじめた。
「あっ貴方様、そんなに見つめられると照れてしまいます。
嬉しいのですがそれは是非二人きりの時に…」
赤い顔で照れている彼女は可愛らしいが、それよりも先ず謝罪からだ。
「ごめんなさい、女性をじろじろ見るのは失礼でした」
「いえ、貴方様なら大歓迎です」
僕の謝罪に食い気味に反論する
「貴方様、私の事は貴音とお呼び下さいませ」
「わっ分かりました、貴音さん」
貴音さんの勢いに少し引きながら返事をする。
「私が最初から説明致します」
貴音さんは微笑みながら話し始めた。
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私には生まれた時から決められた重要な使命がございました。
日々その使命に向け精進しその為だけに育てられていました、しかし私の後に産まれた妹がその役目に選ばれ…私はいらない者、もう必要とはされなくなりました。
そんな絶望の時貴方様を見つけたのです。
優しい瞳で月を見上げ穏やかに微笑むお顔を見た途端に、生まれて初めて胸が強く脈打ちました。
それから直ぐ様じいやに問いかけ、これは恋だと教えて貰いました。
それからは貴方様を見つめる日々でしたが、日々気持ちが強くなりとうとうある日決意しました。
『貴方様の所にくだる』と皆は驚きましたが、妹が居るので反対も出ず私も新しい使命を託されました。
私が居ると広く知らしめる事で故郷の民を救うのです、その為に私はアイドルになり今こうして貴方様と直接会うことが叶いました。
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此処は東京だしくだるって事は京都から来たのかな?
「それでえっと、さっき言ってた僕の側って?」
「それは私時間が少しでも有りましたら、貴方様を近くで護衛しておりました。
これでも護身術には少々の自信がございますので」
そうだろうね、さっきは男達が束になっても敵わなかったみたいだし。
話しは大体わかった、貴音さんが僕に一目惚れをして今も好きでいてくれる。
しかも貴音さんはアイドルらしい。
「貴方様をお慕い申しております」
僕の両手を握り潤んだ瞳で見上げる貴音さんは魅力的だが、やっていたことはストーカーじゃ…
その考えに至ると少し貴音さんが怖く感じる。
僕の恐怖を感じ取ったのか貴音さんが話す。
「お返事は結構です、貴方様の答えがどうであろうとも私のこの気持ちは変わりません」
儚い微笑みに不覚にも胸がときめき、顔が赤くなってしまった。
「おや?これは私にもちゃんすが有るのでしょうか?
私は貴方様の好みから外れない容姿の筈ですが、如何でしょうか?
少しでも貴方様の瞳に魅力的に写りますでしょうか?」
笑顔の貴音さんの姿にまたもや胸が高鳴る
「あ…大変に魅力的…です」
素直に答えるが照れてしまい、言葉が切れ切れになる
「貴方様…」
「貴音さん」
見つめあう距離が吐息がかかる距離まで近付くが、すこし引っ掛かりを感じた。
「あの…僕の好みって?」
距離を取って質問する、貴音さんが名残惜しそうにしている
「貴方様の好みは髪の長い、胸の大きな女性ではありませんか?」
「…それも知ってるの?」
「はい、貴方様の事なら何でも答えられると自負しております」
「そう…」
本物のストーカーじゃないか、好みはピタリと合っていた
「こちらをご覧下さい、貴方様は余りてれびをご覧にならない様ですが、こちらは如何でしょうか?」
紙を机の上に並べていく
我那覇響、星井美希、四条貴音と書いてあり、プロフィールも書いてある
「これは?」
「皆貴方様の好みではないですか?」
確かにその通りだ
「響も美希も貴方様に会いたいと申しておりました。
私の日々の布教の成果でしょう、今は私達三人でゆにっと活動をしていまして、765ぷろに要らして下さいませ」
「僕なんかが良いの?一般人だけど普通は駄目だよね」
「もう違います、私達の大切な人になりましたから。
そして、未来にも続くお付き合いになります
これが貴方様の通行証です、これからはご自由に出入りが出来ます。
勿論765しあたーの方にもどうぞ」
もうそこまで話が進んでいるのか、もしかして貴音さんは凄く有能な人なんじゃないのかな
「じゃあ折角だし有り難く貰います、有り難うございます」
テレビをあまり見ない僕だけど、765プロや765シアターの名前は知っているそんな所に行けるなんて、少しワクワクしてきた。
「では参りましょうか」
「え?何処に?」
「765ぷろです、善は急げと申します
外に迎えを用意しましたので、是非」
外をみると車の中からさっきのプロフィールの子達が手を振っていた。
貴音さんに手を握られ、誘導される。
「もう、逃がしませんよ。
私此処まで我慢致しましたので、これからは本気であたっくさせていただきます。」
「貴音さん?」
「もう…もう見ているばかりではない、手の届く存在なのです。
見上げる存在から手の届く存在に、決して離しはしません。」
貴音さんの瞳が怪しく輝く、その輝きは満月の様に怪しくけれども綺麗に光る
「愛しの貴方様。
末永くこの貴音を、よろしくお願いいたしますね」
主人公を信仰する系のヤンデレ
主人公第一主義、他の人や物に価値を見出せ無い。
他のアイドル達は友達として大切に思っている
好きな人を皆にも好きになって貰いたい
独占もしたいジレンマ
最初の男達も丁度よく利用されていたりして…
勘違い
貴音 月から地球にくだる
主人公 京都から東京にくだる
好きな作品
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アイドルマスター
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ToLoveる
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ローゼンメイデン
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ひだまり×スケッチ
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その他