ヒロイン 恋愛集 ヤンデレ多め   作:黒猫黒

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素直系ヤンデレ
自分の心に素直に行動する
勿論主人公にも包み隠さず好意を伝える

かなさんどー=愛してる
でーじしちゅっさー=大好きだよ


素直にかなさんどー 響

「ねえねえ!もう一回言ってみて、せーの!」

 

「響かなさんどー」

 

「うぎゃー照れるー」

 

そう言って向かい側のソファーで悶えているのは、我那覇響

初めから距離感が無かった響とは、直ぐに打ち解ける事が出来た。

 

「つぎはねぇ、でーじしちゅっさーって言ってみて?!」

 

「でーじしちゅっさー」

 

先程から響の望むままに言葉を紡ぐも、僕にはさっぱり意味が分からない

赤い顔で「こっちも良いぞ…」と呟く響に質問する

 

「響これはどういう意味なの?さっきからよく分からないんだけど…」

 

「ん?これはね~うちなーぐちって言って、所謂沖縄弁ってやつさー」

 

質問に答えられたのが誇らしいのか、フフンと胸を張る響についでにもう一つ質問する

というか、こちらが本題だ

 

「へーそうなんだ。でもこのかなさんどーとか、でーじしちゅっさーとかって何?」

 

「ちょっ!そんなに軽々しく言っちゃだめだぞ!

言うときはもっとこう…心を込めてその…気持ちも大切で…」

 

ええっ!今まで散々言わせておいて酷い話だ

響は急に恥ずかしくなったのか、指同士をつつき合わせて耳まで赤い顔を反らしている。

 

そんなに恥ずかしい言葉を僕にずっと言わせていたのか…?でも響は決してそんな悪い子では無い筈

 

「えーっと響が言いにくいなら、他の人に聞いて…」

 

「それは駄目だぞ」

 

急に冷たい声が向けられてヒヤッとした空気が漂う

響を見ると瞳が鋭く猫の様に成っていた、軽く瞳孔が開いている気が…

そのまま両手を顔に添えられる、柔らかい力だが決して瞳をそらせない

 

「言って良いのは、自分にだけだぞ

どれだけお願いされても、何を貰っても絶対に自分以外に言っちゃだめさ」

 

「あ…ああ分かったよ、響以外には言わないよ」

 

「約束してくれるの?」

 

顔から両手が離れ小指同士をきつく結ぶ

 

「約束するよ」

 

ガッチリときつく結んだ小指にほっとしたのか、何時もの響に戻り始め手が離れていく

 

「他の人に聞くぐらいなら恥ずかしいけど…自分が説明するさー」

 

「恥ずかしいなら別に…」

 

「仕方ないなぁ自分は完璧だし、未来の旦那様にそこまで言われちゃしかたないなぁ」

 

誰が旦那様になるのかとツッコミたいが、話が又ややこしく成りそうなので黙って置く

 

「かなさんどーは愛してるで、でーじしちゅっさーは大好きって意味さー」

 

「そんな恥ずかしい事を言わされてたの!」

 

「あんなに何回も瞳を見つめて、情熱的に言われたのは自分初めてだぞ。その…照れるけど嬉しかったり…」

 

そりゃそうだ最初にそらさずに瞳を見てと指示があったから

情熱的は全て棒読みだった筈だけど、どうやら響の耳は都合が良く変換される機能が付いている様だ。

 

「プロポーズも済ませたし後は、式を済ませてしまえばもう立派な夫婦さ!」

 

「いやいやいや!プロポーズってさっきの、かなさんどーってヤツ?!」

 

「ううぅ…そんなに言われると恥ずかしいぞ、でも…その…自分もかなさっさー」

 

「待ってちょっとストップ、一回落ち着いて!」

 

キョトンとしている響に深呼吸を指示する

 

「自分家族は沢山欲しいから、早めに子供を産まないと大家族に成れないぞ?

でもでも、二人っきりの時間も欲しいから…やっぱり急がないと駄目だぞ!」

 

指折り数えて何かを計算していた響は、ふと何かに気付いたらしく少し焦り気味に話し出す

 

「あなたを自分だけの者にしたいけど…直ぐには無理なら。

私を…響を、自分だけの者にしてくれて構わないさー」

 

「本気なのか?」

 

「本気でしかこんな事言えないし、言わないぞ!」

 

確かにこんな大切な事を軽はずみに言うような子ではない。

しかし自分だけの者にしたいとは…

 

「もし結婚が不安なら大丈夫さ!自分完璧だから絶対に幸せにして見せるぞ!家事も仕事も子育ても全部全部おまかせだぞ!」

 

いや、それは待って貰いたい男として産まれたからには、お嫁さんも子供もも養いたいし笑顔も見たい

お嫁さん一人に負担を負わせたく無い

 

「僕だって自分の家族位養いたいし、家事も結構得意だよ?」

 

「おお!それなら尚更完璧さ、二人の完璧が合わされば不安なんてなんくるないさー!」

 

「待ってって!一体何がそこまで僕を気に入ったの?」

 

「それは…」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

何時もの公園何時もの追いかけっこ、何時もの様に自分がいぬ美のご飯をつまみ食いした事から始まった追いかけっこ。

 

「いぬ美ー!ごめん自分が悪かったぞ、だから帰ってきて欲しいぞ!」

 

もうそろそろ夕日が陰ってきた、暗くなる前に何とか見つけて帰りたい。

そう思っていた時の事、前方にいぬ美の姿と知らない男の人が見えてしゃがみながらいぬ美と何かを話していた。

 

「君はどうしたの?名前は…いぬ美ちゃんで良いのかな?」

 

「わふ」

 

首輪のタグを見ながら名前を確かめている様で、いぬ美も素直に返事をしているので悪い人では無さそう。

 

「いぬ美ちゃんはひとり?家族は?」

 

「ヴゥゥウ!バゥ!」

 

「ごめんね、喧嘩でもしたのかな?悪い事を聞いたみたいだね」

 

「わふん」

 

まるで謝罪を受け入れる様に男の人の手にすり寄り、許すと態度で示していた。

自分の事はまだ許してくれないのに…

 

「でももう暗いよ?きっと君の家族も心配してるんじゃ無いのかな?」

 

「…わぅ」

 

「家族が居なくなって心配しないなんてあり得ないんじゃ無いのかな?君の首輪からも愛情を沢山感じるよ」

 

確かに自分の家族の首輪は全て手作りで、沢山愛情を込めて作る自分からの初めての贈り物だから。

 

それを分かってくれた事も嬉しいが何よりも、いぬ美の事を家族と言ってくれた。

他の人は良くてペット、酷い人はそれなんて呼ぶ人もいた。

 

あの人は家族と呼んでくれるのか…ああいう人とならきっと憧れの大家族も夢じゃ無いんだろうなぁ

そう思うと途端に心臓がドキドキして止まらなくなってきた。

自分はなんて都合の良い奴なんだろう、こんなに惚れっぽくは無かった筈だぞ…

 

「ワン!」

 

「ん?あの子が君の家族か行ってあげてよ。あんになるまで必死に君を探してくれていた様だし」

 

あんなに?改めて自分の姿を見ると頭はボサボサ、所々に葉っぱがくっつき汗だくにもなっていた。

今更ながらこの姿を彼に見られたのは恥ずかしい。

 

「キューン」

 

「うん、またねいぬ美ちゃん又会えたら遊ぼうね」

 

「ワン!」

 

いぬ美はそのまま自分の前まで走ってきて咥えたリードを渡してくれた、どうやら許してくれる様だ。

男の人にお礼を言おうとすると既に居なくなっており、それから家族と追いかけっこをする度に皆を見つけてくれるとっても良い人。

 

ハム蔵やいぬ美達に笑いかける姿には、いつの間にか心が惹かれる様になっていた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

「それはいいんさ!ただ貴方は自分からの愛を受け取って幸せに成ってくれれば、二人とも幸せになれるんさ!」

 

「そんな無茶苦茶な」

 

「無茶苦茶だけど…でもいつまでもかなさんどー、だぞ!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

でも寂しくならない様に家族を沢山増やしたけれど、結婚して子供を産んでもこの寂しさは消えるのかな?

今は寂しくなる度に家族を増やして心の穴を埋めているけれど…もしももしもこの寂しさがずっと続く物なら…

 

今は彼に出会えて初めての心の穴が塞がって、暖かい気持ちで胸がいっぱいだぞ

でも…もしも彼が他の人を選んでも自分が彼の近くに勝手に居る事は許される…よね?

それこそ彼の近くに居させて貰えたら自分は満足さー




純真素直な響可愛い、昔から一番好きです
spのプロジェクトフェアリーで一目惚れしました

大家族に憧れる響可愛い

自分が選ばれなくても近くに居れるだけで幸せ

好きな作品

  • アイドルマスター
  • ToLoveる
  • ローゼンメイデン
  • ひだまり×スケッチ
  • その他
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