ヒロイン 恋愛集 ヤンデレ多め   作:黒猫黒

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現地主人公

ジャンティ=やさしい人
渾名ジャン


ゼロの使い魔
ゼロの使い魔 幼なじみ ルイズ 図書館 タバサ


ルイズ

 

「ああもう!また今日も失敗じゃない!」

 

ドカン!と的に向かい魔法を爆発させ、本人は地団駄を踏んでヒステリックに怒鳴り散らしていた。

 

「おいおい、またゼロのルイズが爆発させたぞ」

 

「魔法だけじゃ無く本人も爆発してるじゃないか」

 

クラスメートがはははっと笑いだし皆がルイズを、ゼロのルイズと囃し立てる。

 

「くぅ!」

 

「ルイズ大丈夫?」

 

「これが大丈夫な訳無いじゃない!また失敗したのよ!」

 

「取り敢えず落ち着いて、周りの皆に余計に笑われるだけだよ」

 

「っ!わかったわよ!」

 

ルイズは深く深呼吸をしてから、こちらを向き直る

 

「わっ悪かったわね、あんたに八つ当たりして」

 

「良いよ、ルイズが全て悪いんじゃない」

 

そう言って周りを見回すと、途端に気まずい顔をして周りから人が居なくなる

 

「あんた…」

 

「他の人たちは居なくなっちゃったし、周りを片付けてから、話をしようよ」

 

「なんでそこまでしてくれるのよ…あんたには関係ないじゃない!」

 

「何でって幼なじみだからだよ、ルイズ事が大切だから手伝うんだよ」

 

「そうね、大切な…幼なじみよね」

 

ルイズははぁっとため息をつく

 

「その、ありがとさっさと片付けちゃいましょ」

 

「うん、そうだね」

 

壊れ果てた教室を見ながら、これは一苦労だぞと腕捲りをして気合いを入れた

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「いやーしかし、思ったよりも時間はかからなかったね」

 

「あんたの風の魔法で助けて貰ったからよ、お陰で夕方迄には帰れそうね」

 

体に付いた埃を落としながら話を続けていると、ルイズが振り返る

 

「ねぇ、何時もの事だけど…あんたって私の事をバカにしないわよね。

何でなの?いくら幼なじみだって呆れたり、嫌になったりするでしょ?」

 

俯きながら、ぼそぼそと自信無さげに話す

 

「ルイズ…」

 

「私は嫌なの!あんたがいつか私が嫌になって、私から離れちゃうのが!」

 

ルイズがぎゅっと抱き付いてくる、抱き締め返すと安心した様に肩の力が抜ける。

恐る恐るというように、顔を上げこちらを確認する様に見上げてくる。

 

「ジャン…」

 

「久しぶりに名前を呼んでくれたね」

 

嬉しくて微笑みながら、ルイズの頭を撫でる

 

「…!その今までは恥ずかしくて、それに今は二人きりだし…」

 

もじもじと尻すぼみになり、顔が赤くなっていた

 

「ジャンはどうなのよ、私の名前を呼ぶのは恥ずかしくないの?そっその皆の前なのに優しくしてくれて」

 

「言っただろう?ルイズは大切な幼なじみなんだって、他の皆よりもルイズの方が大切なんだから」

 

もじもじしていたルイズが一度俯く

 

「よしっ!」

 

何か覚悟を決めたルイズが顔を上げる。

 

「その大切って一体どういう意味なのよ!」

 

「ル、ルイズ?!」

 

「大切大切って、私はジャンの幼なじみだけなの?

幼なじみとしてしか見て貰えないの?

わっ私はまだジャンにとっては幼いルイズでしかないの…?」

 

一息で言いきったルイズは顔を赤くし、酸欠からか恥ずかしさからか、涙目になっていた。

 

「ルイズはそんな風に思っていたの?」

 

指で涙を拭いてやりながら話す。

 

「だっだってジャンは何時も優しいから、私の事なんかなんとも思って無いんじゃないかって」

 

「大丈夫だよ、僕が大切で大好きなのはルイズだけだよ」

 

その言葉を聞いたルイズは途端にボンッと赤くなると、僕の襟を両手で掴んで

 

「その大好きって言うのは…どういう意味!」

 

と凄い勢いで聞いてくる。

 

「落ち着いてよ、大好きって言うのは幼なじみとしてだけじゃなくて、その、異性として女性として好きって意味だよ」

 

「異性としてって本当に?」

 

「本当に」

 

「ジャンわっ私も、私もジャンが大好き!」

 

「ルイズ!」

 

力の限りルイズを抱き締める、ルイズも抱き締め返し

 

「両思いなんだったら、早く言いなさいよね!」

 

「ごめんねルイズ、異性として大好きだよ」

 

「ん!私も異性として、ジャンが大好きよ!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

タバサ

 

突然だがここの魔法学校の図書館は広い、その広い学校の中で偶然、毎回隣に座る確率はどの位だろう。

 

「………」

 

「………」

 

僕は本が好きで時間が有れば図書館に通う程の本好きだ、けれどそんな自分以上に図書館に何時も居る女の子が居る。

 

僕が図書館に着くとそこには既に何時も同じ女の子がいる。

大きな杖に小さな背、水色の髪の毛に眼鏡をかけた女の子だ。

その子が毎回隣に座るのである、姿が見えない日もいつの間にか隣に座っている。

 

そして今日もまた、

 

「………」

 

「………」

 

隣に座っているのである、どうしても気になる。

本を読もうと思っても知らない女の子が隣に居るので毎回集中して読めない、そして今日こそはと決めてここに来た。

 

「あの…」

 

図書館なので小声で話す、無口な子らしくこの子が話している所を見たことが無い。

答えてくれるだろうか?

 

「何?」

 

想像とは反対に女の子は直ぐに読んでいた本を閉じ、こちらに体ごと向き直っていた。

 

「えっえっと」

 

その事にこちらが面食らって、思わずどもってしまった。

それにも女の子は何も言わず、黙って待っていた。

 

「えっと、僕の名前はジャンティって言うんだ。

それで君の名前は教えて貰えないかな?」

 

「ジャンティ…私の名前はタバサ」

 

僕の名前を確認する様に呟いてから、名前を教えてくれた。無口な子だと思っていたが聞けば答えてくれる優しい子だと分かった。

 

「あのどうして何時も、僕の隣に座っているの?」

 

「?」

 

「え?」

 

質問に対し首を傾げられて、こちらも首を傾げる。

 

「図書館で何時も、隣に座って居るよね?」

 

「うん」

 

コクリと頷く

 

「何で?」

 

「…?」

 

また首を傾げられる、隣に座るのはうん、で理由には首を傾げられる意味が分からない。

 

「何故何時も、僕の隣に座って居るの?」

 

一文字ずつ分かり易いように、説明する様に話す。

 

「…好きだから」

 

「?」

 

今度はこちらが、首を傾げる番になってしまった。

 

「貴方が好きだから」

 

すっと僕を指差しながら、瞳をそらさず照れもせず告白されてしまった。

 

「僕が好きだから?」

 

「そう、貴方が好きだから隣に、側に居たの」

 

「話した事も無いのに?」

 

「そう、貴方が気が付かない頃からずっと見ていた。

図書館以外でもずっとなるべく側にいた」

 

「ずっと?」

 

「貴方がルイズを特別に思っている事も、知っている」

 

どきっとしたルイズが好きな事は誰にも、ルイズ本人にしか言っていない。

 

「私は貴方が好き」

 

「でも僕はルイズが…」

 

「関係無い、私が貴方を好きなだけ」

 

タバサは、僕のルイズへの気持ちは関係無くただ僕が好きだと言う。

 

「どうしよう?」

 

「どうもしなくて良い、私は貴方が好き覚えて居てくれれば良い」

 

「そうなの?」

 

「そう、私が好きなだけ側に居られるだけで良い」

 

そう言うタバサが何だか可愛くて、思わず頭を撫でていた、そうするとタバサは猫の様に撫でる手にすり寄って来る。

 

「…ん」

 

「あっごめん、嫌じゃ無い?」

 

「嫌じゃ無い、むしろ好きもっと撫でて」

 

服の袖を引かれもっともっとと、頭を手で撫でさせられる。

 

「こっこう?」

 

「うん、気持ち良い」

 

暫くそうして居ると、タバサが

 

「覚えていて私はジャンティが好き」

 

「…タバサ」

 

「私は何時でも側に居るから」

 

タバサから離れ様とすると、ジャンティの襟を両手で引っ張り、キスをした。

 

「っん」

 

「タバサ?!」

 

「好きだから」

 

「でも、そんな簡単に!」

 

「簡単じゃ無い、ほらドキドキしてる」

 

ジャンティの手を引きタバサの胸に当てさせる、その心臓はドキドキと早鐘を打っていた。

 

「ジャンティ私は貴方がルイズの事が好きでも、私は貴方を愛しているから」

 

好きな作品

  • アイドルマスター
  • ToLoveる
  • ローゼンメイデン
  • ひだまり×スケッチ
  • その他
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