シトナイといっしょ!   作:龍翠

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壁|w・)アンケート。昨日の夜の時点で、冗談で入れたもふもふがまさかの一位でした。
マジか。マジでか。マジっすか。
てなわけで、番外編、シロウ視点です。
先に言っておきますが、シロウ視点は今回限りです。本当だよ!


シロウ

 朝。シロウはいつもの時間に起きました。ふと背中に重みを感じるので首を動かして見てみると、シロウの大好きなご主人様がすやすや眠っています。

 ご主人様のシトナイは普段はちゃんとお布団で眠っているのですが、時折こうしてシロウと一緒に眠ってくれます。シロウとしてはそれはとても嬉しいことなので、否やはありません。

 体を大きく動かして、シトナイを起こします。シトナイは小さく吐息を漏らして、すぐに起きました。目をこしこしこすって、シロウへと笑いかけてくれます。

 

「おはよう、シロウ」

 

 そう言って、頭を撫でてくれます。その手がとても心地良くて、毎朝の楽しみになっています。

 シロウから下りたシトナイはぐっと伸びをして、顔を洗いに行きました。この後は食堂で朝ご飯の予定です。

 

 シトナイと一緒に食堂にたどり着きます。今日の料理当番はエミヤのようです。

 シトナイはエミヤを見ると、いつも複雑な表情をしています。一度シロウにこっそり教えてくれましたが、シトナイの依り代となった女の子に関わることなのだそうです。

 シトナイ本人とは関係ない、けれど無視することも難しい、ちょっと言葉にしにくい感情、なのだとか。ただ、お互いに相手を嫌っているわけではないとのことで、会話などは普通にしています。

 

 エミヤはシトナイにご飯を渡した後は、シロウにもちゃんとご飯をくれます。今のシロウは普通の動物とはまた違うので、ちゃんとしたご飯です。

 お箸とかはさすがに使えないので、大きなお椀に盛った炊き込みご飯とかですけど。

 シトナイの隣に座るシロウの前に、エミヤがそのご飯を置いてくれます。シロウがお礼をこめて一鳴きすると、エミヤは薄く笑いながら撫でてくれました。

 

 ご飯を食べ終わったら、食堂を後にします。この後は特に決まっていません。

 特異点が発生していてそれを修復しに行く場合は、マスターと、数人のサーヴァントが出かけていきます。けれどそれがなければ、自由な時間なのです。

 

 サーヴァントによっては職員さんのお手伝いをしているようですが、シトナイは今のところはそういったことはしていません。なので一日のほとんどをシトナイと一緒に過ごすシロウも、のんびりとしたものです。

 今日もシトナイを背中に乗せて、シロウはカルデア内をのんびり歩きます。さて、どこに行きましょう。シトナイが何も言わないので、行き先はシロウに任せられています。

 

「んー……。どうしようかな……」

 

 おや。シトナイは何かを悩んでいる様子。なるほどとシロウは内心で頷きました。

 最近のシトナイは、こうして何かを悩むことが多いです。そういった時は、決まってある人に会いたがっているのだと、シロウは知っています。

 シトナイの性格が依り代に引っ張られていても、それでも長い付き合いです。シトナイのことはなんだって分かるのです。

 だからシロウは行き先を決めました。目指すはマスターの部屋……。

 

「シロウちゃんはっけーん!」

「はっけーん!」

 

 幼くて騒がしい声。その声が聞こえた瞬間、シトナイが薄く笑いました。柔らかい優しい笑顔です。

 ぱたぱたと駆け寄ってきたのは、ジャックやナーサリーたち子供組です。

 

「おはよう。シロウと遊びたいの?」

 

 シトナイがシロウから下りてジャックたちに聞きます。

 

「うん! だめ?」

「だめじゃないよ」

「シトナイさんも一緒に遊びましょう!」

 

 にこにこ笑顔での遊びのお誘いです。シトナイが頷こうとしたので、それを止めるためにシトナイに鼻を押しつけました。

 

「ん……。どうしたの、シロウ?」

 

 ジャックたちに気が行っているようなのでシトナイは気付いていないみたいです。シロウはシトナイを押します。廊下の向こうへ。よいしょ、よいしょ。

 

「な、何? 本当にどうしちゃったの?」

 

 困惑するシトナイに、シロウは一鳴き。するとシトナイは不思議そうにしながらも、小さくため息をつきました。

 

「あっちに行けばいいの?」

 

 シロウが頷くと、分かった、とシトナイは頷きます。

 

「シロウのこと、よろしくね」

「うん!」

「はーい!」

 

 ジャックたちに引っ張られて、シロウはシトナイが向かう方とは反対側へと歩きます。最後に振り返ると、シトナイがマスターと鉢合わせするところでした。

 

 

 

 子供の体力というのは侮れません。いえ、分かっています。子供といえどもサーヴァント。無尽蔵の体力は分かりきっています。それはシロウも同じことで、結局夕方前まで遊ぶことになってしまいました。

 

「シロウもふもふー」

「ふわふわー」

「やわらかー」

 

 ちょっと休憩で、子供たちがシロウの周りに集まってます。抱きついたり乗ったりと、いろいろです。微笑ましいです。

 

「シロウ、お待たせ」

 

 そうしていると、シトナイが戻ってきました。ちょっとだけ、顔が赤くなっています。

 

「おかえりー!」

「ただいま」

 

 楽しそうなジャックたちに、シトナイもふんわり笑います。やっぱり笑顔が一番です。

 

「シロウを連れて行ってもいい?」

「うん!」

 

 子供たちは満足してくれていたようで、あっさりと解放してくれました。

 手を振る子供たちにシロウも手を振ってから、シトナイと歩きます。

 

「ねえ、シロウ」

 

 顔を上げると、シトナイがじとっとこちらを睨み付けていました。怖い。

 間違い無く朝のことでしょう。怒られるかな。ちょっと緊張しつつ待っていると、シトナイは小さくため息をついて頭を撫でてくれました。

 

「心配かけちゃったね」

 

 なでなでと。心地良いです。シロウが目を細めると、シトナイは優しく笑ってくれます。

 

「ありがとう、シロウ」

 

 シトナイが嬉しそうで満足です。シトナイが幸せなら、シロウも幸せなのです。

 

「さ、晩ご飯に行きましょう」

 

 一鳴きして、シロウはシトナイを背中に乗せます。美味しいご飯を求めて、食堂へと向かうのでした。

 




壁|w・)シロウが一位に君臨するとは思わなかったよ!
なのでさくっと書いてみたよ! これでいいかな! 文句は受け付けぬ!

いちゃいちゃの方が上なので、早めにくっつけるよ!
具体的に言えばマスター視点、シトナイ視点を挟んでからくっつくよ!
その後はいちゃいちゃだ! ブラックコーヒーを用意しな!

でももうしばらくアンケートは続行しておくよ!
もにょもにょも多いようなら、番外編で過去話とか入れるかもね!
もふもふはこれ以上増えてももう何もしないからね!
……いや、マジでしないから。疲れたから。ほんとだってば。

感想とかもらえると燃料になるよ! みんなの熱いシトナイ愛を私にぶつけておくれ!
ではさらばだー! 

さっさとくっついていちゃいちゃか、なかなか素直になれないもにょもにょする関係を継続か、どっちがいい?

  • いちゃいちゃ(砂糖増量)
  • もにょもにょ(砂糖据え置き)
  • もふもふ(シロウ増量)
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