機動戦士ガンダムUC【蒼き運命の改修機】 作:604技術開発隊
ドズルとは俺が士官学校にいたときに世話になったオッサンで、なんと校長だ。
それを知らずにこのオッサンいちいち変な人だなと思って卒業式まで過ごしていたのは秘密だ。
え?何で知らなかったのかって?
そりゃお前、早く兄さんと戦いたかったもんだからそんなのにかまけてなかったんだよ
これでも全成績オールSSだぜ?
は?似合わない?……俺も思ってる
「さて、そうこうしてマリーダと……あ~……誰だったっけ?」
「……姫様だ」
「そうそう姫様姫様……を探しに出たわけだが……どんな容姿なんだ?」
「写真があっただろ」
「ああ……ふむふむ」
写真を確認しつつ近くにある電子端末をエグザムでクラッキングする
目的は監視カメラ……ついでに記録も見ておくとしよう
…………お、いた
「居たぜ~……てかこの少年誰よ」
カメラのログに写っていたのはその姫様とやらとエグザムに似た……恐らくハロを抱えた少年の二人
護衛にしては若い気がするが……まぁ俺もこの頃はギラ・ドーガで暴れてたしな。
「いや……知らないな」
「てことは即席の案内役ってこったな………こりゃいよいよ姫様ってやつのやろうとしてることが明確になってきたな」
恐らく箱の受け渡し阻止か……まぁ、そのくらい親父も知ってるだろうからこうして俺達を寄越したんだろうな
………ん?何だこのログ
ロンドベルの幕僚?
ビストの奴………ロンドベルの動向を探っているのか
「おいマリーダ、こいつは胡散臭くなってきたぞ……周囲に注意するよう親父に伝えといてくれ……ギラ・ズールのやつにもな」
「わかった…………マスター、マリーダです」
さて、姫様んところに行くかな……
さっさと箱持って帰って休暇を再開させたいんだ
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「マリーダ……」
「姫様」
「へぇ」
場所はコロニービルダーのリフト付近
俺とマリーダは早速姫様ってやつを待ち伏せすることにした
で、見事やってきた姫様ってやつとその案内人と対峙してるわけなんだが……
「ん………似てないな」
はっきり言ってドズルに似てない
これはあいつの奥さんの方だな
ドズルの遺伝子が貧弱貧弱だったのか……
「姫様、帰りましょう」
説得はマリーダがしている
俺はとりあえず案内人のやっていることが気になっている
「手を」
案内人がハロをこちらに転がすと姫様の手を取りリフトの下降ボタンを押す
「……………!?」
突然ハロから大音量でブザーが鳴る
「今だっ」
案内人と姫様が下降するリフトから足場へと移動する
こりゃあ…………なかなかにやるな
「マリーダ」
「ああ」
マリーダと俺の身体能力は人のそれではない
マリーダは強化されているし俺はアクトを乗りこなすために色々やっている。
リフトは結構下降したが、それでも足場まで跳ぶ事くらい楽勝だ
「いくぞマリーダ」
「」コクリ
危なげなく足場へと着地し、全力でダッシュする
追い詰めるものの二人は更に上へ向かうリフトに乗り込み移動し始めたので仕方がなく
「マリーダロケットゴーーー」ヒョイッ
マリーダを上へぶん投げた
無駄にキリッとした無表情のまま飛んでいくマリーダは少しツボに入った……
が、マリーダが突然落ちてきたので笑うこともできずに受け止めることになった……
「マリーダおも……否、何でもない」
ギルボア殿から聞いたが女性に体重、歳、体格の話はタブーなんだとか……
つまりマリーダに女性の心芽生えてるってことで嬉しいことこの上ないが……如何せん重いモノは重いのだ
マリーダも俺からしてみればそりゃ軽いさ
それでも高いところから落ちてきたら………重い
「てか降りろ……腕が痺れてきたぞ」
マリーダに話しかけつつ親父への報告を忘れない
「マリーダ、一旦戻るぞ」
【ヒメギミ ホカク ナラズ シジヲ マツ】
「わかった」
『そうか……マリーダを艦に戻して警戒をさせることにする……先のお前の報告も気になるからな』
「ほら、キビキビ歩く!!」
【リョウカイ デ オレハ ?】
「マスターに何と言えば……」トボトボ
『お前は私と来てもらう……中央ポート付近で待っているぞ』
「俺が何とかしてやるから気にすんな」
【リョウカイ マリーダガ オチコンデイル ヤサシク セッシテヤレヨ?】
「でも……」トボトボ
『わかっている、マリーダに責任はない。それは艦でも言っている筈だ……この仕事が終わったらマリーダも休暇に連れて行ってやってくれ』
「さ、これが終わったら俺と休暇だ……休暇は良いもんだ」
【オーケー アウト】
「お前と休暇……」ニヘラ
「お、おう……」
何これ……
毎回『何これ……』で終わっている気がしなくもない……