お休みの暇つぶしになれば幸いです。
※しのぶさんが、二人いて混乱するので、一応以下の形で区別をお願い致します。
「」:裏金しのぶ
『』:裏金カエデ ※外伝:裏金カナエ~afterstory~ でお持ち帰りされた、胡蝶忍の同一存在。
日本流行語大賞に選ばれた『童貞は、悪ですよ』。
【胡蝶しのぶは、認めない!!第一章 ~ 童貞は、悪ですよ ~】が、世間に与えた影響は大きかった。興行収入もうなぎ登りで、NHK大河ドラマが海外の劇場で初めて公開されるという快挙を成し遂げた。
『童貞は、悪ですよ』という所だけは、日本語版が使われるという徹底ぶり。おかげで、「こんにちは」の次に有名な言葉が「童貞は、悪ですよ」となってしまう。
胡蝶しのぶのwikiに新たな伝説が刻まれた瞬間であった。
そして、この大河ドラマで胡蝶しのぶ役を演じた
「シノアさん、流行語大賞受賞おめでとうございます。将来は、ハリウッド女優ですか?」
「雰囲気未亡人のしのぶさんですか。今の私の気持ちなんて誰にも分からないですよ。どいつも、こいつも……馬鹿じゃないの」
アイドルとして成功したと言っても過言でない状況なのに、竈門シノアは憂鬱であった。女として、こんなことで大成はしたくなかったのだ。それに、胡蝶しのぶ役なら、目の前にいる同級生…裏金しのぶの方が100倍似合うとすら思っていた。
「未亡人って、酷い。次回作も楽しみにしています。カナエも次回作を楽しみに待っていますと伝言を頼まれました」
「……あれ?年齢指定ありませんでしたっけ」
竈門シノアは、常識的に考えて下手なAVよりエロイあの作品を一家で見に行く裏金家を信じられないとおもった。そもそも、五歳児の娘を連れて見に行くような作品ではなかった。
人妻子持ち女子高生とその双子の妹を愛人にしている家庭は、一味違うなと考えるのを竈門シノアは止めた。
「(実年齢的に)大丈夫ですよ」
「深くは追求しません。しかし、しのぶさんの旦那さんって裏金銀治郎さんでしたよね? 大河ドラマを演じて知りましたが、胡蝶しのぶの夫も裏金銀治郎さんなんですよね~。もしかして、同一人物だったりして」
竈門シノアは、冗談を口にした。
だが、その冗談が考えれば考えるほど、真実であると心が訴える。
裏金しのぶのメイド服姿なんて、NHK特番で公開された写真の人物とソックリ。更には、大河ドラマの最後に胡蝶しのぶの肉声が公開されたが、裏金しのぶとソックリ。名前的にもビンゴであった。
「良く言われます。シノアさん、アイドル活動を応援していますね」
*****
鉄は熱いうちに打てとあるように、NHKの快進撃は止まらなかった。すぐさま、劇場版のNHK大河ドラマ第二章が公開される。
【胡蝶しのぶは認めない 第二章~くっ殺せ!鬼になんて屈しない~】
当然、第二章の試写会にも参加する裏金一家。コーラとポップコーンを片手に、映画を楽しむ姿は、休日の親子の絵面だ。
だが、第二章のタイトルを見ただけで、コーラを吹き出す裏金しのぶ。十二鬼月ですら、与えられなかったダメージをコーラが成し遂げた。これだけで、ギネス登録が叶うだろう。
「おやおやおやおや、ダメですよ。大丈夫ですか、慌てなくても取ったりしませんよ」
「ごっほごほ、なんで勇治郎君が出演しているんですか!!」
いきなり、背中の背筋を見せ付ける大男が登場すれば吹き出したくもなる。だが、鬼に彼以上に相応しい人物もいない。実際、裏の界隈では
「ちょっと、ママ静かにして」
『きっと、十二鬼月役なんでしょうけど……これって、私の製薬に関する逸話がメインじゃなかったのかしら。なぜか、前評判通り必殺仕事人になっているんですが』
「そのご心配は尤もです。ですが、しのぶさんの才能は、製薬に留まるほど小さくはありません。製薬については、知られすぎていてつまらない。だから、武の側面に重きを置いています」
胡蝶しのぶは、新しい呼吸を開発した天才だ。その派生の呼吸を日本に…いいや、世界に浸透させた程だ。
「蟲の呼吸の事ですか……結局、私以外使い手は居ないままで終わりましたが」
世界に浸透したのは、誘い受けの呼吸やメスガキの呼吸の方だ。その事を、未だに認めない彼女である。
「消力の方ですよ。中国に旅行した際には、武術家の人に大変好評を受けていたじゃありませんか」
裏金しのぶ、那谷蜘蛛山では重力を無視したかのような軽やかな動きを見せていた。あれは、蟲の呼吸なんて甘い物ではなかった。無意識に、中国武術の奥義である消力を使いこなしていた。
そのお陰で、地下闘技場では高齢の海皇が疑死した際、代打で出場をした事もある。
………
……
…
胡蝶しのぶは、『くの一』として身につけた知識を用いて、一般でも利用可能なバイアグラとコンドームを作成し、一財産を築き上げる。それを、吉原に浸透させる事で当時の性産業に革命を起こした。
また、同年にローションという潤滑油まで発明し、男達に夢を与える。近藤さんを加えて誘うポーズやローションの正しい使い方などを吉原に広めたお陰で、今の日本がある。本当に尊敬に値する女性である。日本の男性は、胡蝶しのぶが住む方向に足を向けて寝るのは失礼にあたる。
『鬼を討伐しなさいよ!!夜の道具なんて、作っている暇があるなら他にやる事なかったの?』
「こっちの世界じゃ、お館様が極貧で破産の危険があったのよ。私だって、ちゃんと闘ってましたよ。実際、十二鬼月の殆どを倒したのって私と銀治郎さんです」
世界が違えば、それに至るまでの過程も違う。だが、そんなやり取りの最中でも大河ドラマは進んでいく。
【銀治郎さんを返して貰います】
「……うーーん、銀治郎さん。こんな事件ありましたっけ?」
「これは、童磨の時のアレですよ。それを少しアレンジした形です」
史実では、胡蝶しのぶが裏金銀治郎を囮に童磨が呼び出されていた。だが、大河ドラマでは逆だ。童磨ポジションの
【おっと、それ以上近付くとコイツの命はねーぞ】
【酷い怪我、銀治郎さんに拷問をするなんて。恨みがあるのは私でしょ】
裏金銀治郎は、当時のプレイを思い出した。大正時代の人間に出来るプレイではなかったよなと……。ちなみに、そんな事情を知らない裏金カエデは本気で心配をしてくれていた。後ほど、真実を知った際に自分に呆れる事になる。
【武器を捨てな。いいね~、その親の敵を見るような目。そそられるぜ。後で、たっぷり可愛がってやる】
【くっ殺せ!鬼になんて屈しない】
武術家ポジションの
「言ってない!!言ってない!!こんな台詞言ってないでしょ!!」
「えぇ~、本当?パパ、実際のところは?」
「その直前の拷問プレイでは、確かに言ってましたよ」
姉の仇を討つ前になんて事をしていると、白い目で見つめられる。だが、許してあげて欲しい。それも彼女の持ち味なのだから。
そして、勘違いしていたことを理解し、顔を真っ赤にした胡蝶しのぶ役により、
裏金一家が席を立つ。そして、映画館を後にした。劇場公開版では、NHKの粋な計らいで、実際の地下闘技場での胡蝶しのぶとオーガの戦いが一部上映された。胡蝶しのぶは、仮面を被っていたが、その若々しい雰囲気が伝わってくる。
つまり、胡蝶しのぶは、中国拳法を極めた仙人で老化を抑制する術を身につけていると新たな情報が追加される。
リハビリでしのぶさんを弄る。
竈門炭治郎の乱も頑張ってみようかと思うこの頃。
アニメ第二期で長男ががんばるから、コッチでも頑張って貰おうかなと。